バックエンドへのデバイス、エッジのメタデータ登録¶
エッジサーバ上でICEが扱うICE Core、デバイス、Device Adapter、Edge Applicationに関する情報を収集し、バックエンドに送信します。

- Edge Profile
エッジIDやICE Coreの設定、コンテキスト情報を含みます。 - Device Adapter Profile
Device AdapterのオブジェクトIDやプロファイル情報を含みます。 - Device Profile
デバイスのオブジェクトIDやプロファイル情報を含みます。 - Edge Application Profile
Edge ApplicationのオブジェクトIDやプロファイル情報を含みます。
エッジID (edge_id)¶
ICEを利用する上で個々のICE Coreやエッジを識別するためのIDがエッジIDです。
ICEによって構成するIoTシステムの中で一意な文字列である必要があります。このIDはICE Coreを稼働させるエッジサーバの製造番号などを利用してICE Coreに対して事前設定する必要があります。
ICE Coreに設定されたエッジIDは、ICE Coreの設定情報とともにバックエンドに送信されます。
オブジェクトID (object_id)¶
ICE Coreが扱うデバイス、Device Adapter、Edge Applicationはそれぞれ「オブジェクト」として情報を管理しています。
ここのオブジェクトはオブジェクトID(object_id)によって識別し、そのIDはICE Coreが一意なIDを割り振ります。
オブジェクトはedge_id, object_id の組合せによって、IoTシステム内の中で一意に識別され、このedge_idとobject_idを指定することで対象のオブジェクトに対するデータ参照や制御を行う事が出来ます。
ICE Core の設定¶
ICE Coreの設定(core_config.json)がICE Coreの起動時と設定に従ったランダムなタイミングでバックエンドに情報が送信されます。
このデータがハートビートのように定期的に送信されるので、エッジサーバのおおよその稼働状況を把握できます。
Device Adapter のプロファイル¶
Device Adapter自身に対する設定等のプロファイル情報等のメタデータを収集します。
デバイス のプロファイル¶
DeviceAdapterによってセンサデータを収集するデバイスのプロファイル情報等のメタデータを収集します。 DeviceAdapterでデバイスを管理する場合は、DeviceAdapterにより自動でメタデータが収集されます。
Node-REDノードと接続するデバイスのメタデータ登録¶
ice device adapterを利用することで、Device Adapterを介さずNode-REDノードと直接接続するデバイスのメタデータをICEで管理することが可能となります。
Device Adapterとice device in、ice device outを組み合わせてデバイスを接続する場合、メタデータ登録はDevice Adapterで行います。
ユースケース¶

任意の入力ノードと接続するデバイスのメタデータを登録するためには、入力ノードとice device adapterを結線します。
ice device adapterがDevice Adapterの役割を果たし、入力ノードと接続するデバイスのメタデータ登録を行います。
また、デバイスから取得したデータをice device adapterを介して送信することで、データタイプ(data_type)等のプロパティを補完することができます。
ice device adapterの使い方については、ice device adapterを参照してください。
ice device inを入力ノードとして、Device Adapterとデバイスが接続するケースでは、ice device adapterを使用する必要はありません。
Edge Application のプロファイル¶
Edge Applicationに対する設定等のプロファイル情報等のメタデータを収集します。
エッジサーバのコンテキスト¶
ICE Coreに設定したコンテキスト情報を収集します。
このコンテキストにエッジサーバが配置された場所・所在地の情報や用途などの情報を埋め込んでおくことで、edge_idと他の情報との紐付が可能になります。