config.json

ネイティブプロセス管理用の設定ファイルです。

${ICE_HOME}/navive/user配下のディレクトリにconfig.jsonファイルがあれば、そのファイルに指示された通り、ネイティブアプリケーションの起動を試みます。ネイティブアプリケーションのカレントディレクトリはconfig.jsonのあるディレクトリになります。config.jsonファイルの仕様は以下。

env

環境変数をプロパティ形式で設定します。

  • env.LD_LIBRARY_PATH:
    LD_LIBRARY_PATH環境変数。この設定値の後ろにcore_config.jsonのnative_app.env.LD_LIBRARY_PATH_suffixで指定したものが追加されます。
command

実行するコマンドを指定します。

args

引数を配列で指定します。

respawn

プロセスを起動失敗、あるいはなんらかの原因で終了したときに再起動を試みる回数を指定します。

priority

起動順序。0から9まで順番に起動します。同じpriorityの複数のアプリケーションは順不同。10を指定するとICE Coreによる自動起動を行いません。

stderr

標準エラーをファイル出力するか否か。"file"を指定するとカレントディレクトリに"stderr"というファイル名で出力します。”ignore”だと捨てます。既定値ignore

stdout

標準出力をファイル出力するか否か。"file"を指定するとカレントディレクトリに"stdout"というファイル名で出力します。”ignore”だと捨てます。既定値ignore

killSignal

Coreを正常終了するときに各プロセスに送るシグナルを指定。"SIGINT", "SIGTERM"。"NONE”だとシグナルを送らない。既定値SIGINT

pid_file

trueだとカレントディレクトリにpidという名前でプロセスIDが書かれたファイルを作成。このファイルは正常終了時に削除されます。何らかの原因でCoreが異常終了しプロセスが残存した場合、pidファイルをもとに手動でプロセスを終了させます。既定値true。

uid

ネイティブプロセスの起動ユーザのUIDを指定。無指定の場合はrootで起動します。

gid

ネイティブプロセスの起動グループのGIDを指定。無指定の場合はrootで起動します。

wait_for_shutdown

trueの場合、Coreの停止処理中にこのアプリケーションの停止を待ち合わせます。

bind_in_startup

trueの場合、トポロジに記述しなくともCoreがアプリケーション名でnanomsgのソケットをbindします。