パブリッククラウド基盤で共通的に利用できる機能について説明します。
SigmaSystemCenterでは、パブリッククラウド基盤に対するマシン作成時に、接続先のネットワークとして各パブリッククラウド基盤のネットワーク環境を指定することができます。
通常、マシン作成時のネットワーク指定には、パブリッククラウド基盤側のネットワーク名を指定する必要がありますが、論理ネットワーク機能を利用することで、これらネットワーク環境を直接意識せず、管理マシンと接続先ネットワークの関係を定義することができます。
なお、論理ネットワーク機能をパブリッククラウド基盤において利用する場合、論理ネットワーク機能のうちポートグループ(ネットワーク環境)指定の機能のみが利用できます。
論理ネットワーク機能の詳細については、「5.5 論理ネットワークへの追加と削除 - 概要」を確認してください。
WebSAM vDC Automationでは、パブリッククラウド基盤の管理においてリソースプールを定義する必要があります。
パブリッククラウド基盤のリソースプールについては、各パブリッククラウド基盤のサブシステムに対して1つ定義することが可能です。
パブリッククラウド基盤に対するリソースプールの作成/削除はsscコマンド(ssc resourcepool)から行います。
コマンドの詳細については、「ssc コマンドリファレンス」の「3.6 リソースプール」を確認してください。
なお、SigmaSystemCenterでは、現在のところパブリッククラウド基盤に対する、リソースプールによるリソース管理に対応していません。
このため、本機能はSigmaSystemCenterのみを利用する場合には、利用する必要はありません。
次節以降では、各パブリッククラウド環境の機能詳細について、説明します。