2. プログラミング・開発ガイド

本節には、以下の内容が含まれています。

2.1. EJBアプリケーションの作成

2.1.1. EJB作成ウィザード

EJB プロジェクト 画面の説明
下図が EJB プロジェクト 画面です。


図3.2.1.1-1

入力内容について、以下に記述します。
表3.2.1.1-1
オプション 説明 デフォルト
プロジェクト名 新規に作成するプロジェクト名を入力します。 空白
ディレクトリー(Y) プロジェクトの格納パスを入力します。 利用不可です。「デフォルトの使用」がOFFの場合は利用可能です。
EJB モジュールパージョン 1.1、2.0、2.1、3.0、3.1と3.2の選択肢があります。 3.1
ターゲット・ランタイム 作成したランタイムを選択します。 作成したランタイムがない場合はデフォルト値が<なし>です。作成したランタイムがある場合は作成したものが表示されます。
構成 <カスタム>と<最小構成>と<デフォルト構成>という三つの値が選択可能です。 デフォルト構成
EAR プロジェクト名 作成したEARを選択します。EARプロジェクト名はデフォルト「プロジェクト名+EAR」です。 利用不可です。 EAR にプロジェクトを追加 がONの場合は利用可能です。
プロジェクト・ファセット画面の説明
下図が プロジェクト・ファセット 画面です。


図3.2.1.1-2


図3.2.1.1-3

入力内容について、以下に記述します。
表3.2.1.1-2
オプション 説明 デフォルト
構成 「構成」の設定です。 デフォルト構成
プロジェクト・ファセット ターゲット・ランタイムがサポートするモジュールのタイプです。 ターゲット・ランタイムのサポートするモジュールのタイプが表示されます。
パージョン ターゲット・ランタイムがサポートするモジュールのバージョンです。 ターゲッ・ランタイムのサポートするモジュールのバージョンが表示されます。
詳細 作成するプロジェクトの説明を表示します。 EJB モジュール 3.2の説明文が表示されます。
ランタイム WebOTXに作成されたサーバーランタイムのリストです。 アプリケーションクライアント設定ページに選択されたランタイムが選択されます。
Java 画面の説明
下図が Java 画面です。


図3.2.1.1-4

入力内容について、以下に記述します。
表3.2.1.1-3
オプション 説明 デフォルト
ソース・フォルダー ビルド・パス上のソースフォルダ名。 ejbModule
デフォルト出力フォルダー デフォルト出力フォルダー名を入力します。 build\classes
EJB モジュール画面の説明
下図が EJB モジュール 画面です。


図3.2.1.1-5

入力内容について、以下に記述します。
表3.2.1.1-4
オプション 説明 デフォルト
名前 クライアントプロジェクト名です。 プロジェクト名+Client
クライアント JAR URI クライアントJAR URIを設定します。 プロジェクト名+Client.jar
ejb-jar.xmlデプロイメント記述子の生成  プロジェクトに配備記述子を作成します。 OFF

Caution
プロジェクト・ファセット 画面で EJB モジュール のバージョンが「2.1」以下の場合、デプロイメント記述子の生成 チェックボックスは表示されません。

2.2. セッションBeanの作成

EJB 3.x セッション Bean の作成 画面の説明
下図が EJB 3.x セッション Bean の作成 画面です。


図3.2.2-1

入力内容について、以下に記述します。
表3.2.2-1
オプション 説明 デフォルト
EJB プロジェクト 新規作成したプロジェクトを選択します。 選択されたプロジェクト名です。
ソース・フォルダー ソースフォルダを指定します。 選択されたプロジェクトのソースフォルダです。
Java パッケージ パッケージ名を入力します。 空白、あるいは選択されたパッケージ名です。
クラス名 クラス名を入力します。 空白
スーパークラス スーパークラスを入力します。 空白
状態タイプ ステートのタイプを選択します。  ステートレス、ステートフルとSingletonの三つの選択肢があります。 ステートレス
ビジネス・インタフェースの作成 作成するビジネス・インタフェースを選択します。また、インタフェース名を入力します。 ローカルを選択されている状態です。 インタフェース名は空白です。
EJB 3.x セッション Bean の作成 画面の説明
下図が EJB 3.x セッション Bean の作成 画面です。


図3.2.2-2

入力内容について、以下に記述します。
表3.2.2-2
オプション 説明 デフォルト
Bean 名 Bean名を入力します。 前出のページで入力したクラス名。
マップされた名前 マップされる名を入力します。 空白
トランザクション・タイプ トランザクションのタイプを選択します、  コンテナーとBean二つの選択肢があります。 コンテナーを選択しています 。
インタフェース ビジネス・インタフェースを新規追加します。 前出のページで選択した「ビジネス・インタフェースの作成」の内容
どのメソッド・スタブを作成しますか?  自動的に作成するメソッドを選択します。 ON

2.3. メッセージ駆動型Beanの作成

EJB 3.x メッセージ駆動型 Bean の作成 画面の説明
下図が EJB 3.x メッセージ駆動型 Bean の作成 画面です。


図3.2.3-1

入力内容について、以下に記述します。
表3.2.3-1
オプション 説明 デフォルト
EJB プロジェクト 新規作成するプロジェクトを選択します。 選択されたプロジェクト名です。
ソース・フォルダー ソースフォルダを指定します。 選択されたプロジェクトのソースフォルダです。
Java パッケージ パッケージ名を入力します。 空白、あるいは選択されたパッケージ名です。
クラス名 クラス名を入力します。 空白
スーパークラス スーパークラスを入力します。 空白
宛先名 デスティネーション名を入力します。 空白
JMS JMSのプロトコルの選択の指定。 ON
宛先タイプ デスティネーションのタイプを選択します。 キュー
EJB 3.x メッセージ駆動型 Bean の作成 画面の説明
下図が EJB 3.x メッセージ駆動型 Bean の作成 画面です。


図3.2.3-2

入力内容について、以下に記述します。
表3.2.3-2
オプション 説明 デフォルト
Bean 名 Bean名を入力します。 前出のページで入力したクラス名
トランザクション・タイプ トランザクションのタイプを選択します、  コンテナーとBean二つの選択肢があります コンテナー
インタフェース ビジネス・インタフェースを追加します。 Javax.jms.MessageListener
どのメソッド・スタブを作成しますか?  自動的に作成するメソッドを選択します。 ON

2.4. EJB Application Bundle

EJB Application Bundle プロジェクトの作成
  1. EJBアプリケーションを作成します。
  2. マニフェストファイル(WebContent/META-INF/MANIFEST.MF)に次の記述を追加します。
記述を追加したマニフェストファイルの例を以下に示します。
Manifest-Version: 1.0
Bundle-ManifestVersion: 2
Bundle-Name: EJB_OSGi_Proj002
Bundle-SymbolicName: EJB_OSGi_Proj002
Bundle-Version: 1.0.0.qualifier
Bundle-Vendor: NEC
Bundle-RequiredExecutionEnvironment: JavaSE-1.6
Import-Package: javax.ejb
Export-EJB: ALL
EJB Application Bundle プロジェクトの配備
配備コマンド実行時に "--type osgi" オプションを指定します。
「サーバで実行」機能を用いた配備での "--type osgi" オプションの指定方法については、 [ サーバツール > サーバで実行 > WebOTXの設定 ] の、コマンドの設定をご覧ください。

2.5. EJB アノテーション

EJB カテゴリに所属するアノテーションについては、 [ アノテーション定義支援ツール > サポートするアノテーション > EJBアノテーション ] をご覧ください。

2.6. JPAアノテーション

JPA カテゴリに所属するアノテーションについては、 [ アノテーション定義支援ツール > サポートするアノテーション > JPAアノテーション ] をご覧ください。

2.7. EJBコンポーネントのデプロイ

2.7.1. 統合運用管理ツールを利用したデプロイ

EJBコンポーネントの配備には「統合運用管理ツール」を使用することができます。WebOTX Developerのパースペクティブとして組み込まれます。統合運用管理ツールの使用方法についての詳細は、 「統合運用管理ツール(WebOTX Administrator) 」を参照してください。

2.7.2. 「サーバで実行」機能を利用したデプロイ

アーカイブ、デプロイは「サーバで実行」により自動的に行われるため、特別な操作は不要です。

Memo
「サーバで実行」に失敗する場合、 [ サーバツール > 注意制限事項 > 制限事項 > 「サーバで実行」に失敗する (For input string: "m") ] をご覧ください。

2.7.3. 運用管理コマンド(otxadmin)を利用したデプロイ

EJBコンポーネントの配備には「運用管理コマンド(otxadmin)」を使用することができます。運用管理コマンド(otxadmin)の使用方法についての詳細は、「リファレンス集 運用管理・設定編」- 「コマンドリファレンス」を参照してください。