2.12. Webアプリケーションのデプロイ

2.12.1. 統合運用管理ツールを利用したデプロイ

統合運用管理ツールの詳細については、 [ 構築・運用 > 統合運用管理ツール(WebOTX Administrator) ] を参照してください。

Memo
『統合運用管理ツール』はオプション製品です。ご利用の際は、『WebOTX Administrator』を別途ご購入下さい。

2.12.1.1. WARファイルの作成
プロジェクト・エクスプローラーでプロジェクトの右クリックメニューで、 エクスポート > WARファイル を選択します。


図2.2.12.1-1

宛先にWARファイルの出力先を入力した状態で 完了 をクリックします。


図2.2.12.1-2

2.12.1.2. 統合運用管理ツールを起動します。

スタートメニューから プログラムWebOTX統合運用管理ツールを選択します。


図2.2.12.1-3

Memo
配備操作を行うにはテスト用サーバーが動作している必要があります。

統合運用管理ツールを起動します。


図2.2.12.1-4

接続ダイアログでホストlocalhostを入力して、ドメインdomain1を入力して、ポート番号6212を設定して、パスワードを入力して、接続をクリックします。


図2.2.12.1-5

WebOTX管理ドメインでdomain1に接続されていることを確認します。


図2.2.12.1-6

ツリーでアプリケーションの右クリックメニュー コンポーネントの配備 をクリックします。


図2.2.12.1-7

コンポーネントの配備ダイアログでコンポーネントタイプにWebコンポーネントを選択します。


図2.2.12.1-8

ファイルの参照をクリックして、先に生成したwarファイルを選択して、 開く をクリックします。


図2.2.12.1-9

配備 をクリックして、確認ダイアログが表示されます。


図2.2.12.1-10

はいをクリックしてから情報ダイアログでコンポーネントの配備が正常終了しましたというメッセージを確認します。


図2.2.12.1-11

Webモジュールにデプロイしたアプリケーションが存在することを確認します。


図2.2.12.1-12

2.12.2. 「サーバで実行」機能を利用したデプロイ

サーバーで実行 でのデプロイについては、 [ サーバツール > サーバで実行 ] をご覧ください。

2.12.3. 運用管理コマンド(otxadmin)を利用したデプロイ

  1. 統合運用管理ツールを利用したデプロイ の、「WARファイルの作成」の手順で、WAR ファイルを作成し、 適当なディレクトリに保存します。
  2. otxadminを起動し、ログインします。
  3. deployコマンドで WARファイルを配備します。
    WebOTX AS Express、もしくはWebOTX AS Standard/Enterpriseのスタンダードモードの場合は以下を実行します。
    otxadmin> deploy <WAR ファイルへのパス>
    WebOTX AS Standard/Enterpriseのアドバンスドモードの場合は、
    アプリケーショングループとプロセスグループを指定する必要があるため以下を実行します。
    otxadmin> deploy --apgroup <アプリケーショングループ名> --pgroup <プロセスグループ名> <WAR ファイルへのパス>

2.12.4. web.xmlデプロイメント記述子

2.12.4.1. 新規web.xmlとnec-web.xmlの作成
新しいweb.xmlとnec-web.xmlファイルは以下の手順で作成することができます。 作成方法は同じなので、ここでは web.xml の場合について説明します。
  1. Developer's Studioを起動します。
  2. メニュー ファイル新規その他 を選択して、新規 ウィザードを起動します。


    図2.2.12.4-1

  3. 新規 ウィザードのXMLからXML ファイルを選択して、次へ をクリックします。
  4. 新規web.xmlウィザードの親フォルダーを入力または選択にweb.xmlファイルの格納先( Webアプリケーションのルートフォルダ /WEB-INF)を設定します。


    図2.2.12.4-2

  5. ファイル名にweb.xmlファイル名(web.xml)を設定して、完了 をクリックします。
  6. 新規web.xmlファイルができて、web.xmlエディタが開きます。
2.12.4.2. web.xmlファイルの要素
Java Servlet 3.0仕様でweb.xmlファイルに使用できる要素をすべてサポートします。

サポートする要素の一覧を以下に示します。
表2.2.12.4-1
要素
説明
<?xml version="1.0"encoding="UTF-8"?>
このweb.xmlファイルの文字コードを指定します。この値は、XML宣言のエンコーディング宣言に設定します。
<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>
エンコーディングを以下から選択します。

UTF-8
UTF-16
ISO-8859-1
EUC-JP
Shift_JIS
ISO-2022-JP
BIG5
GB2312
既定値:ISO-8859-1
必須(1個)
<web-app xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/javaee" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/javaee http://java.sun.com/xml/ns/javaee/web-app_3_0.xsd" version="3.0" metadata-complete="true">
メタデータを指定します。
必須(1個)
任意(0-1個)
サブ要素:
description
display-name
icon
distributable
context-param
filter
filter-mapping
listener
servlet
servlet-mapping
session-config
mime-mapping
welcome-file-list
error-page
jsp-config
security-constraint
login-config
security-role
env-entry
ejb-refまたはejb-local-ref
service-ref
resource-ref
resource-env-ref
message-destination-ref
message-destination
locale-encoding-mapping-list
persistence-context-ref
persistence-unit-ref
post-construct
pre-destroy
・ description Webアプリケーションの説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ display-name Webアプリケーションの表示名を設定します。
任意(0個以上)*1
・ icon アイコンを設定します。
任意(0個以上)*1
サブ要素:
small-icon
large-icon
・ ・ small-icon 小さいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ large-icon 大きいアイコン
任意(0-1個)
・ distributable 配布可能かどうか指定します。
任意(0個以上)*2
・ context-param コンテキストパラメータを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
description
param-name
param-value
・ ・ description アイコンをクリックして、説明ダイアログを表示し、コンテキストパラメータの説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ param-name WebアプリケーションのServletコンテキスト初期化パラメータ名を設定します。
必須(1個)
・ ・ param-value パラメータの値を設定します。
必須(1個)
・ filter サーブレットフィルタリスト。
任意(0個以上)
サブ要素:
description
display-name
icon
filter-name
filter-class
init-param
・ ・ description フィルタの説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ display-name フィルタの表示名を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ icon アイコンを設定します。
任意(0個以上)*1
サブ要素:
small-icon
large-icon
・ ・ ・ small-icon 小さいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ ・ large-icon 大きいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ filter-name フィルタの表示名を設定します。
必須(1個)
・ ・ filter-class フィルタのクラス名を設定します。
必須(1個)
・ ・ init-param 初期化パラメータ
任意(0個以上)
サブ要素:
description
param-name
param-value
・ ・ ・ description 初期化パラメータの説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ ・ param-name 初期化パラメータ名を設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ param-value 初期化パラメータの値を設定します。
必須(1個)
・ filter-mapping サーブレットフィルタマッピングを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
filter-name
url-pattern
servlet-name
dispatcher
・ ・ filter-name フィルタ名を設定します。
必須(1個)
・ ・ url-pattern URLパターンを設定します。
url-patternまたはservlet-nameが必須(1個以上)
・ ・ async-supported 非同期処理を有効にするかどうか指定します。
true: 非同期処理を有効
false: 非同期処理を無効
任意(0個-1個)
・ ・ dispatcher ディスパッチャを設定します。  
FORWARD
REQUEST
INCLUDE
ERROR
ASYNC
[任意(0個-4個)
・ listener リスナを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
description
display-name
icon
listener-class
・ ・ description リスナの説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ display-name リスナの表示名を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ icon リスナのアイコンを設定します。
任意(0個以上)*1
サブ要素:
small-icon
large-icon
・ ・ ・ small-icon 小さいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ ・ large-icon 大きいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ listener-class リスナのクラス名を設定します。
必須(1個)
・ servlet サーブレットリストを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
description
display-name
icon
servlet-name
servlet-class
jsp-file
init-param
load-on-startup
run-as
security-role-ref
・ ・ description サーブレット説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ display-name サーブレットの表示名を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ icon アイコンを設定します。
任意(0個以上)*1
サブ要素:
small-icon
large-icon
・ ・ ・ small-icon 小さいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ ・ large-icon 大きいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ servlet-name サーブレット名を設定します。
必須(1個)
・ ・ servlet-class ターゲット(サーブレットクラス名またはJSPファイル)を設定します。
servlet-classまたはjsp-fileが必須(1個)
・ ・ jsp-file Webアプリケーション内のJSPへのパスを設定します。パスは"/"で始まります。
・ ・ init-param 初期化パラメータを一覧を設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
description
param-name
param-value
・ ・ ・ description 初期化パラメータの説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ ・ param-name 初期化パラメータ名を設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ param-value 初期化パラメータの値を設定します。
必須(1個)
・ ・ load-on-startup サーブレットのロード順をと整数値で設定します。
任意(0-1個)
・ ・ async-supported 非同期処理を有効にするかどうか指定します。
true: 非同期処理を有効
false: 非同期処理を無効
任意(0個-1個)
・ ・ run-as 実行タイプ
任意(0-1個)
サブ要素:
description
role-name
・ ・ ・ description 実行タイプの説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ ・ role-name セキュリティロール名のリストから、使用するロールを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ security-role-ref サーブレットリストから選択したサーブレットに対して、Webアプリケーション内で使用するロール参照名と、 ロールで定義したセキュリティロール名をマッピングします。
任意(0個以上)
サブ要素:
description
role-name
role-link
・ ・ ・ description ロール参照の説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ ・ role-name Webアプリケーション内で使用するロール参照名を設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ role-link ロール名で設定したロール参照名で参照するロールを、 ロールで定義したセキュリティロール名のリストから選択して設定します。
任意(0-1個)
・ servlet-mapping サーブレットにマッピングするURLパターンを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
servlet-name
url-pattern
・ ・ servlet-name サーブレット名
必須(1個)
・ ・ url-pattern マッピングするURLパターンを設定します。
必須(1個以上)
・ session-config セッションの設定です。
任意(0個以上)*3
サブ要素:
session-timeout
・ ・ session-timeout セッションタイムアウト間隔を分単位で設定します。
任意(0-1個)
※整数値でなければなりません。
※0以下の数値を指定するとタイムアウトのチェックを行いません。 セッションタイムアウトのチェックを行わないと時間経過によるセッションオブジェクトの解放が行われません。 この場合、不要になったセッションオブジェクトがメモリ上に残存する事になり、 結果 OutOfMemoryError が発生する可能性がありますので注意してください。 なお、OutOfMemoryError が発生した場合や意図的にセッションオブジェクトを解放するにはドメインを再起動してください。
・ ・ tracking-mode セッション生成時のセッションIDの扱いを設定します。
任意(0-2個)
"COOKIE"もしくは"URL"を設定します。"COOKIE"を設定した場合はセッション生成時セッションIDを格納したCOOKIEが発行されます。 "URL"を設定した場合はHttpServletResponseのencodeURL()を実施した際、URLにセッションIDが付加されます。 設定が無い場合の既定値は"COOKIE,URL"両方の指定となります。
・ mime-mapping マッピングする拡張子とMIMEタイプを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
extension
mime-type
・ ・ extension 拡張子("txt"など)を設定します。
必須(1個)
・ ・ mime-type MIMEタイプ("txt/plain"など)を設定します。
必須(1個)
・ welcome-file-list デフォルトWelcomeファイルとして使用するファイル名を設定します。
任意(0個以上)*4
サブ要素:
welcome-file
・ ・ welcome-file デフォルトWelcomeファイルとして使用するファイル名を指定します。
必須(1個以上)
・ error-page エラーマッピングを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
error-code
exception-type
location
・ ・ error-code エラーコードを設定します。
error-codeまたはexception-typeが必須(1個)
・ ・ exception-type 例外の型を設定します。
・ ・ location Webアプリケーションのルートからの相対でWebアプリケーション内のリソースの場所を設定します。
必須(1個)
※先頭は"/"で始まらなければなりません。
・ jsp-config タグライブラリ リスト。
任意(0個以上)*3
サブ要素:
taglib
jsp-property-group
・ ・ taglib JSPタグライブラリを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
taglib-uri
taglib-location
・ ・ ・ taglib-uri JSPタグライブラリリストの1行:「URI」
必須(1個)
・ ・ ・ taglib-location タグライブラリ記述ファイルの場所をWebアプリケーションのルートからの相対パスで設定します。
必須(1個)
・ ・ jsp-property-group JSPプロパティグループを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
description
display-name
icon
url-pattern
el-ignored
page-encoding
scripting-invalid
is-xml
include-prelude
include-coda
・ ・ ・ description JSPプロパティグループの説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ ・ display-name グループ名を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ ・ icon アイコンを設定します。
任意(0個以上)*1
サブ要素:
small-icon
large-icon
・ ・ ・ ・ small-icon 小さいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ ・ ・ large-icon 大きいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ ・ url-pattern JSPプロパティグループに含まれるJSPのURLパターンを設定します。
任意(1個以上)
・ ・ ・ el-ignored ELを無効にするかどうか指定します。
true: ELが無効
false: ELが有効

任意(0-1個)
・ ・ ・ page-encoding ページエンコーディングの文字コードを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ ・ scripting-invalid スクリプトを無効にするかどうか指定します。 true: スクリプトが無効
false: スクリプトが有効
任意(0-1個)
・ ・ ・ is-xml</is-xml> URLパターンに一致するリソースが、XMLドキュメントかどうか指定します。
true : XMLドキュメントである
false : XMLドキュメントでない
任意(0-1個)
・ ・ ・ include-prelude 先頭にインクルードするファイルを設定します。
任意(0個以上)
・ ・ ・ include-coda 末尾にインクルードするファイルを設定します。
任意(0個以上)
・ security-constraint セキュリティ制約リスト
任意(0個以上)
サブ要素:
display-name
web-resource-collection
auth-constraint
user-data-constraint
・ ・ display-name セキュリティ制約の表示名を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ web-resource-collection セキュリティ制約リストで選択したセキュリティ制約を適用するWebリソースコレクションを設定します。
任意(1個以上)
サブ要素:
web-resource-name
description
url-pattern
http-method
・ ・ ・ web-resource-name Webリソースコレクションの名前を設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ description Webリソースコレクションリスト説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ ・ url-pattern セキュリティ制約を適用するリソースのURLパターンを設定します。
任意(1個以上)
・ ・ ・ http-method セキュリティ制約を適用するHTTPメソッドを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ auth-constraint セキュリティ制約リストの1行:「認定ロール」
任意(0-1個)
サブ要素:
description
role-name
・ ・ ・ description 認定ロールの説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ ・ role-name Webリソースコレクションへのアクセスを許可するロールを選択します。
任意(0個以上)
・ ・ user-data-constraint セキュリティ制約リストの転送保証の設定。
任意(0-1個)
サブ要素:
description
transport-guarantee
・ ・ ・ description 転送保証の説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ ・ transport-guarantee セキュリティ制約リストで選択したセキュリティ制約に対して、通信データの保証レベルを設定します。
必須(1個)
・ login-config ユーザ認証方法。
任意(0個以上)*3
サブ要素:
auth-method
realm-name
form-login-config
・ ・ auth-method 使用する認証方法を設定します。
任意(0-1個)
・ ・ realm-name 使用するレルム名を設定します。
任意(0-1個)
・ ・ form-login-config ユーザ認証方法
任意(0-1個)
サブ要素:
form-login-page
form-error-page
・ ・ ・ form-login-page ログインに使用するページの場所を設定します。
必須(1個)
※先頭は"/"で始まらなければなりません。
・ ・ ・ form-error-page ログイン失敗時に表示するエラーページの場所を設定します。
必須(1個)
※先頭は"/"で始まらなければなりません。
・ security-role セキュリティロール
任意(0個以上)
サブ要素:
description
role-name
・ ・ description セキュリティロールの説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ role-name セキュリティロール名を設定します。
必須(1個)
・ env-entry 環境エントリ
任意(0個以上)
サブ要素:
description
env-entry-name
env-entry-type
env-entry-value
mapped-name
injection-target
・ ・ description 環境エントリの説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ env-entry-name Webアプリケーションの環境エントリ名を設定します。JNDI名です。
必須(1個)
・ ・ env-entry-type 環境エントリ値の型を以下から指定します。
“”
java.lang.Boolean
java.lang.Byte
java.lang.Character
java.lang.String
java.lang.Short
java.lang.Integer
java.lang.Long
java.lang.Float
java.lang.Double
任意(0-1個)
・ ・ env-entry-value 環境エントリ値を設定します。選択した型として適当な値でなければなりません。 型でBooleanを選択した場合は、trueかfalseを選択します。
任意(0-1個)
・ ・ mapped-name マップ名。環境エントリのリソースグループを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ injection-target インジェクションターゲット。環境エントリのリソースグループを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
injection-target-class
injection-target-name
・ ・ ・ injection-target-class インジェクションターゲットクラスを設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ injection-target-name インジェクションターゲット名を設定します。
必須(1個)
・ ejb-ref または ejb-local-ref EJB参照
任意(0個以上)
サブ要素:
description
ejb-ref-name
ejb-ref-type
home</home>
remote</remote>
ejb-link
mapped-name
injection-target
・ ・ description EJB参照の説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ ejb-ref-name Webアプリケーションのコードで使うEJB参照名を設定します。
必須(1個)
・ ・ ejb-ref-type 参照するエンタプライズBeanのタイプを以下から選択します。
Entity
Session
任意(0-1個)
・ ・ home</home> 参照するエンタプライズBeanのホームインタフェースを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ remote</remote> 参照するエンタプライズBeanのローカルインタフェースまたはリモートインタフェース(インタフェースでの設定による)を設定します。
任意(0-1個)
・ ・ ejb-link 参照対象のエンタプライズBeanを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ mapped-name マップ名。EJB参照のリソースグループを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ injection-target インジェクションターゲット。EJB参照のリソースグループを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
injection-target-class
injection-target-name
・ ・ ・ injection-target-class インジェクションターゲットクラスを設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ injection-target-name インジェクションターゲット名を設定します。
必須(1個)
・ service-ref Webサービス参照を設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
description
display-name
icon
service-ref-name
service-interface
wsdl-file
jaxrpc-mapping-file
service-qname
port-component-ref
handler
・ ・ description Webサービス参照の説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ display-name Webサービスの表示名を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ icon アイコンを設定します。
任意(0個以上)*1
サブ要素:
small-icon
large-icon
・ ・ ・ small-icon 小さいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ ・ large-icon 大きいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ service-ref-name Webサービスの参照名を設定します。
必須(1個)
・ ・ service-interface インタフェースを設定します。
必須(1個)
・ ・ wsdl-file WSDLファイルを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ jaxrpc-mapping-file JAX-RPCマッピングを記述しているファイルを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ service-qname サービスのQNameを設定します。
任意(0-1個)
※「WSDLファイル」を設定した場合のみ有効です。
※QNameの形式は、<service-qname xmlns:service_qname_ns__="ネームスペース">service_qname_ns__: ローカルパート</service-qname>です。
・ ・ port-component-ref ポートコンポーネント参照を設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
service-endpoint-interface
port-component-link
・ ・ ・ service-endpoint-interface WSDLポートのサービスエンドポイントインターフェースのJavaクラス名を設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ port-component-link サービスエンドポイントインターフェースと結びつけて参照するポートコンポーネントの名前を設定します。
任意(0-1個)
・ ・ handler ポートコンポーネントのためのハンドラを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
description
display-name
icon
handler-name
handler-class
init-param
soap-header
soap-role
port-name
・ ・ ・ description ハンドラの説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ ・ display-name ハンドラの表示名を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ ・ icon アイコンを設定します。
任意(0個以上)*1
サブ要素:
small-icon
large-icon
・ ・ ・ ・ small-icon 小さいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ ・ ・ large-icon 大きいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ ・ handler-name ハンドラ名を設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ handler-class ハンドラ実装クラスのクラス名を設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ init-param ハンドラの初期化パラメータを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
description
param-name
param-value
・ ・ ・ ・ description 期化パラメータの説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ ・ ・ param-name 初期化パラメータ名を設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ ・ param-value 初期化パラメータの値を設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ soap-header ハンドラリストで選択したハンドラで処理するSOAPヘッダのQNameを設定します。
任意(0個以上)
※QNameの形式は、<service-qnamexmlns:service_qname_ns__=" ネームスペース">service_qname_ns__:ローカルパート</service-qname>です。
・ ・ ・ soap-role SOAPロールを設定します。
任意(0個以上)
・ ・ ・ port-name ハンドラリストで選択したハンドラが連携すべきWSDLポート名を設定します。
任意(0個以上)
・ resource-ref Webアプリケーションの外部リソースへの参照を設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
description
res-ref-name
res-type
res-auth
res-sharing-scope
mapped-name
injection-target
・ ・ description リソース参照の説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ res-ref-name リソースマネージャ接続ファクトリ参照の名前を設定します。JNDI名です。
必須(1個)
・ ・ res-type データソースの型を指定します。 データソースのJavaクラス名かデータソースで実装しているインタフェース名です。
任意(0-1個)
・ ・ res-auth リソースマネージャにサインオンするのがWebアプリケーションかコンテナか指定します。選択肢は以下の通りです。
Application
Container
任意(0-1個)
・ ・ res-sharing-scope リソースマネージャ接続ファクトリ参照から取得したコネクションを共有できるかどうか指定します。
既定値:共有可能
任意(0-1個)
・ ・ mapped-name マップ名。リソースマネージャ接続ファクトリ参照のリソースグループを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ injection-target インジェクションターゲット。リソースマネージャ接続ファクトリ参照のリソースグループを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
injection-target-class
injection-target-name
・ ・ ・ injection-target-class インジェクションターゲットのクラスを設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ injection-target-name インジェクションターゲット名を設定します。
必須(1個)
・ resource-env-ref リソース環境参照を設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
description
resource-env-ref-name
resource-env-ref-type
mapped-name
injection-target
・ ・ description リソース環境参照の説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ resource-env-ref-name リソース環境参照の名前を設定します。JNDI名です。
必須(1個)
・ ・ resource-env-ref-type リソース環境参照の型を設定します。Javaクラス名かインタフェース名です。
任意(0-1個)
・ ・ mapped-name マップ名。リソース環境参照のリソースグループを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ injection-target インジェクションターゲット。リソース環境参照のリソースグループを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
injection-target-class
injection-target-name
・ ・ ・ injection-target-class インジェクションターゲットクラスを設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ injection-target-name インジェクションターゲット名を設定します。
必須(1個)
・ message-destination-ref メッセージ宛先参照を設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
description
message-destination-ref-name
message-destination-type
message-destination-usage
message-destination-link
mapped-name
injection-target
・ ・ description メッセージ宛先参照の説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ message-destination-ref-name メッセージ宛先参照の参照名を設定します。
必須(1個)
・ ・ message-destination-type メッセージ宛先参照の型を設定します。
任意(0-1個)
・ ・ message-destination-usage メッセージ宛先参照の使用法を設定します。
任意(0-1個)
・ ・ message-destination-link メッセージ宛先参照のターゲット宛先名を設定します。
任意(0-1個)
・ ・ mapped-name マップ名。メッセージ宛先参照のリソースグループを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ injection-target インジェクションターゲット。メッセージ宛先参照のリソースグループを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
injection-target-class
injection-target-name
・ ・ ・ injection-target-class インジェクションターゲットクラスを設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ injection-target-name インジェクションターゲット名を設定します。
必須(1個)
・ message-destination メッセージ宛先
任意(0個以上)
サブ要素:
description
display-name
icon
message-destination-name
mapped-name
・ ・ description メッセージ宛先の説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ display-name メッセージ宛先の表示名を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ icon アイコンを設定します。
任意(0個以上)*1
サブ要素:
small-icon
large-icon
・ ・ ・ small-icon 小さいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ ・ large-icon 大きいアイコン
任意(0-1個)
・ ・ message-destination-name メッセージ宛先の名前を設定します。
必須(1個)
・ ・ mapped-name メッセージ宛先のマップ名を設定します。
任意(0-1個)
・ locale-encoding-mapping-list ロケールエンコーディングマッピングリストを設定します。
任意(0個以上)*4
サブ要素:
locale-encoding-mapping
・ ・ locale-encoding-mapping ロケールエンコーディングマッピングを設定します。
任意(1個以上)
サブ要素:
locale
encoding
・ ・ ・ locale ロケールを設定します。
必須(1個)
※ ISO-639-1で定義されている"Language-code"("ja"など)か、 "Language-code_Country-code"("ja_JP"など)でなければなりません。
・ ・ ・ encoding エンコーディングを設定します。
必須(1個)
※ IANAキャラクターセットでなければなりません。
・ persistence-context-ref 永続コンテキスト参照リスト
任意(0個以上)
サブ要素:
description
persistence-context-ref-name
persistence-unit-name
persistence-context-type
persistence-property
mapped-name
injection-target
・ ・ description 永続コンテキスト参照の説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ persistence-context-ref-name 永続コンテキスト参照名を設定します。
必須(1個)
・ ・ persistence-unit-name 永続結合名を設定します。
任意(0-1個)
・ ・ persistence-context-type 永続コンテキストタイプを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ persistence-property 永続コンテキスト参照の永続プロパティを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
name
value
・ ・ ・ name 永続プロパティの名前を設定します。
必須(1個)
・ ・ ・ value 永続プロパティの値を設定します。
必須(1個)
・ ・ mapped-name マップ名。永続コンテキスト参照のリソースグループを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ injection-target インジェクションターゲット。永続コンテキスト参照のリソースグループを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
injection-target-class
injection-target-name
・ ・ ・ injection-target-class インジェクションターゲットクラス
必須(1個)
・ ・ ・ injection-target-name インジェクションターゲット名
必須(1個)
・ persistence-unit-ref 永続結合参照
任意(0個以上)
サブ要素:
description
persistence-unit-ref-name
persistence-unit-name
mapped-name
injection-target
・ ・ description 永続結合参照の説明を設定します。
任意(0個以上)*1
・ ・ persistence-unit-ref-name 永続結合参照名を設定します。
必須(1個)
・ ・ persistence-unit-name 永続結合名を設定します。
任意(0-1個)
・ ・ mapped-name マップ名。永続結合参照のリソースグループを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ injection-target インジェクションターゲット。永続結合参照のリソースグループを設定します。
任意(0個以上)
サブ要素:
injection-target-class
injection-target-name
・ ・ ・ injection-target-class インジェクションターゲットクラス
必須(1個)
・ ・ ・ injection-target-name インジェクションターゲット名
必須(1個)
・ post-construct ポストコンストラクト
任意(0個以上)
サブ要素:
lifecycle-callback-class
lifecycle-callback-method
・ ・ lifecycle-callback-class ライフサイクルコールバッククラスを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ lifecycle-callback-method ライフサイクルコールバックメソッドを設定します。
必須(1個)
・ pre-destroy 破棄直前イベント
任意(0個以上)
サブ要素:
lifecycle-callback-class
lifecycle-callback-method
・ ・ lifecycle-callback-class ライフサイクルコールバッククラスを設定します。
任意(0-1個)
・ ・ lifecycle-callback-method ライフサイクルコールバックメソッドを設定します。
必須(1個)
2.12.4.3. nec-web.xmlファイルの要素
nec-web.xmlファイルで定義できる要素の一覧を以下に示します。
web.xmlエディタのGUIページでサポートしていない要素は、nec-web.xmlファイルをテキストエディタで開いて定義してください。
表2.2.12.4-2
要素
説明
nec-web-app
Webアプリケーションに対してWebOTX固有の設定を定義するnec-web.xmlファイルのルート要素です。
error-url とhttpservlet-security-providerを属性にもつnec-web-appを指定します。
[1個]
サブ要素:
context-root
security-role-mapping
servlet
idempotent-url-pattern
session-config
ejb-ref
resource-ref
resource-env-ref
service-ref
message-destination-ref
cache
class-loader
jsp-config
locale-charset-info
parameter-encoding
property
message-destination
webservice-description
・ context-root
Webアプリケーションのコンテキストルートを指定します。
[0-1個]

※コンテキストパスに "/" を含めると一部機能が利用できなくなります。詳しくは [注意制限事項 > 機能ごとの注意制限事項 > Webコンテナ > 注意事項] を参照してください。
・ security-role-mapping
現在のアクティブレルムに存在するユーザやグループにロールを割り当てます。
[0個以上]
サブ要素:
role-name
principal-name
group-name
・ ・ role-name
web.xmlファイルのsecurity-role要素で定義しているロール名を指定します。
[1個]
・ ・ principal-name
ロールを割り当てるユーザ名を指定します。
class-nameを属性にもつprincipal-nameを指定します。
[0個以上 ただしgroup-nameがなければ1個以上]
・ ・ group-name
ロールを割り当てるグループ名を指定します。
[0個以上 ただしprincipal-nameがなければ1個以上]
・ servlet
サーブレットのユーザを指定します。
web.xmlファイルのservlet-nameが同じservlet要素で定義しているrun-asロールに使用します。
[0個以上]
サブ要素:
servlet-name
principal-name
webservice-endpoint
・ ・ servlet-name
web.xmlファイルのservlet要素のservlet-nameで定義しているサーブレット名を指定します。
[1個]
・ ・ principal-name
現在のレルムに存在するユーザ名を指定します。
class-nameを属性にもつprincipal-nameを指定します。
[0-1個]
・ ・ webservice-endpoint
Webサービスエンドポイントに関する情報を指定します。
[0個以上]
サブ要素:
port-component-name
endpoint-address-uri
login-config
transport-guarantee
service-qname
tie-class
servlet-impl-class
・ ・ ・ port-component-name
ポートコンポーネントに対する一意な名前を指定します。WSDLポートの内部名です。
[1個]
・ ・ ・ endpoint-address-uri
Webサービスエンドポイントのアドレスを相対URIで指定します。
サーブレットエンドポイントの場合は、Webアプリケーションのコンテキストルートからの相対で、EJBエンドポイントの場合は、Webサーバのルートからの相対です。
[0-1個]
・ ・ ・ login-config
EJB Webサービスエンドポイントに対する認証設定を指定します。サーブレットWebサービスエンドポイントの場合は、web.xmlファイルで定義するので必要ありません。
[0-1個]
サブ要素:
auth-method
・ ・ ・ ・ auth-method
認証方法を指定します。
[1個]
・ ・ ・ transport-guarantee
クライアントとサーバの通信の種類をNONE, INTEGRAL, CONFIDENTIALで指定します。
[0-1個]
・ ・ ・ service-qname
参照するWSDLサービス要素をQNameで指定します。
[0-1個]
サブ要素:
namespaceURI
localpart
・ ・ ・ ・ namespaceURI
QNameのネームスペースのURIを指定します。
[1個]
・ ・ ・ ・ localpart
QNameのローカルパートを指定します。
[1個]
・ ・ ・ tie-class
ポートコンポーネントのためのtie実装クラスの名前を指定します。
[0-1個]
・ ・ ・ servlet-impl-class
サーブレット実装クラスの名前を指定します。
[0-1個]
・ idempotent-url-pattern
url-patternとnum-of-retriesを属性にもつidempotent-url-patternを指定します。
[0個以上]
・ session-config
セッションの設定情報を指定します。
[0-1個]
サブ要素:
session-manager
session-properties
cookie-properties
・ ・ session-manager
セッションマネージャの設定情報を指定します。
[0-1個]
表2.2.12.4-3
属性
説明
persistence-type
セッション永続化の方法を指定します。
指定できる値はmemory、 とfileです。 ※アドバンスドモードではfileは利用できません。
[省略可]
既定値:memory
※fileを指定する場合は、web.xmlに”<distributable />”の設定が必要です。
 
サブ要素:
manager-properties
store-properties
・ ・ ・ manager-properties
セッションマネージャのプロパティを指定します。
[0-1個]
サブ要素:
property
・ ・ ・ ・ property
nameとvalueを属性にもつプロパティを指定します。
[0個以上]
表2.2.12.4-4
プロパティ
説明
reapIntervalSeconds
バックグラウンドスレッド周期です。 Webアプリケーションがバックグラウンドスレッドを実行する周期を秒単位で指定します。
有効な値は、1〜2147483647です。
既定値:60

バックグラウンドスレッドでは、セッションのタイムアウトチェック処理及びサーブレットのクラスファイルの更新チェック処理が実行されます。セッションのタイムアウトチェック処理は、さらにタイムアウトチェック頻度との組み合わせで実行周期を決定します。
タイムアウトチェック頻度については、processExpiresFrequencyプロパティを参照してください。
processExpiresFrequency
タイムアウトチェック頻度です。セッションのタイムアウトチェックをバックグラウンドスレッドの実行周期で何回おきに実行するかを指定します。
有効な値は、1〜2147483647です。
既定値:1(回)

セッションのタイムアウトチェックの周期=「バックグラウンドスレッド周期」×「タイムアウトチェック頻度」となります。
バックグラウンドスレッド周期については、reapIntervalSecondsプロパティを参照してください。
sessionIdLength
生成されるセッションIDのバイト数を指定します。
(セッションIDの文字列長は、指定した値×2になります。)
有効な値は、8〜512です。
既定値:16
例)16を指定した場合のセッションID
D076CCDA5EFF2167B860A9C75FD558BB
maxSessions
最大セッション数です。読み出し/書き込み頻度(レプリケーションモード)が同期、即時同期モードの場合、アクティブセッションの最大数を指定します。非同期モードの場合、メモリ上で管理するセッション(活性化状態セッション)の最大数を指定します。
有効な値は、-1、0〜2147483647です。
-1が指定された場合、無制限となります。
既定値:-1
sessionFilename
Webアプリケーション停止時にセッション情報を保存するファイル名を指定します。
ファイルは、${INSTANCE_ROOT}/generated/jsp/の対応Webアプリケーションディレクトリに作成されます。
既定値:なし
algorithm
セッションIDを計算するアルゴリズムを指定します。
Java.security.MessageDigestでサポートされている必要があります。
既定値:MD5
entropy
セッションIDの生成時に用いられる乱数生成メソッドに渡す文字列を指定します。
既定値:なし
minIdleSwap
スワップ最小アイドル時間です。セッション情報を非活性化するまでの時間を指定します。
最大セッション数が指定されている場合に参照されます。非活性化されていないセッションの数が最大セッション数を超えている場合、セッションへの最終1つ前のアクセスからminIdleSwap時間を越えているセッションを非活性化します。
最大セッション数が指定され、minIdleSwapにOFF(-1)が設定された場合、最大セッション数を超えた分のセッションは検索順に非活性化されます。ただし、minIdleSwap時間は最大セッション数が指定された場合に有効になります。
非活性化されていないセッションが最大セッション数を越えている、かつ、セッションへの最終1つ前のアクセスからminIdleSwap時間が経過している場合、セッション情報を非活性化します。 minIdleSwapは最大セッション数が定義されない場合もmaxIdleSwapのスイッチとして機能します。
有効な値は、-1、1〜2147483647です。
既定値:-1(秒)
※本プロパティには、maxIdleSwapプロパティと同じか短い値を指定してください。
※本プロパティは、replicationModeプロパティに"AS"が指定されている場合にのみ有効です。
maxIdleSwap
スワップ時間です。セッション情報を非活性化するまでの時間を指定してください。
セッションへの最終1つ前のアクセスからmaxIdleSwap時間が経過している場合、セッション情報を非活性化します。
maxIdleSwapは、minIdleSwapがOFF(-1)設定されている場合は使用されません。
有効な値は、-1、1〜2147483647です。
既定値:-1(秒)
※本プロパティには、minIdleSwapプロパティと同じか長い時間を設定してください。
※本プロパティは、replicationModeプロパティに"AS"が指定されている場合にのみ有効です。
maxIdleBackup
書き込み(バックアップ)間隔です。セッション情報を格納先に保存(バックアップ)するまでの時間を指定します。
セッションへの最終1つ前のアクセスからmaxIdleBackup時間が経過している場合、セッション情報を格納先に保存します。
有効な値は、-1、0〜2147483647です。
-1が指定された場合、機能OFFとなります。
既定値:-1(秒)
※本プロパティは、replicationModeプロパティに"AS"が指定されている場合にのみ有効です。
replicationMode
読み出し/書き込み頻度(レプリケーションモード)を指定します。
有効な値は、"RS"、"SS"、"AS"です。
RS:即時同期モード(RealtimeSynchro)
SS:同期モード(StandardSynchro)
AS:非同期モード(Asynchro)
既定値:RS
skipStaticFileSessionUpd
静的ファイルセッション更新スキップフラグです。
動的ファイル(Servlet/Jsp)以外のリクエストに対し、 Webコンテナが行うセッション時間情報の更新をスキップするかどうかを指定します。
true:スキップする
false:スキップしない
既定値:false
saveSkip
セッション情報更新スキップフラグです。
true:スキップする
false:スキップしない
既定値:true
※この設定は、replicationModeプロパティに"SS"または"AS"が指定されている場合にのみ有効です。
changeSessionId
スティッキーセッション情報更新スイッチです。
リクエストのセッションIDに自身と異なるJVMRoute、プロセスIDが付加されている場合、自身のプロセスで生成したセッションに置き換えるかどうかを指定します。
true:置き換える
false:置き換えない
既定値:false
storageType
保存先タイプを指定します。
有効な値は、"JNDI"、"DB"、"FILE"です。
既定値:JNDI
※"FILE"値は、replicationModeプロパティに"AS"が指定されている場合にのみ有効です。
datasourceName
DB接続のデータソース名を指定します。
既定値:なし
※この設定は、storageTypeに"DB"が指定されている場合にのみ有効です。
sqlfilePath
SQL拡張ファイルパスを指定します。
絶対パスでの指定と相対パスでの指定が可能です。
相対パスで指定する場合、WebアプリケーションのdocBaseを基点としてください。
既定値:なし
domain.xmlのsqlfile-path属性でSQL拡張ファイルパスを指定している場合、nec-web.xmlの指定が有効になります。
※この設定は、storage-type属性に"DB"が指定されている場合にのみ有効です。
sessionDoubleReading
同一セッションに対する複数のリクエストが同時期に処理された場合、 重複する格納先からのセッション情報取り込み及び書き込み処理を行うかを指定します。
falseが指定された場合、重複処理を抑制します。
既定値:true
※本プロパティは、replicationModeプロパティに"SS"が指定されている場合にのみ有効です。
backupInterval
バックアップ処理を実行する間隔。非同期モードのみ有効。セッション情報を格納先に保存する処理を呼び出すまでの時間(秒単位)です。
実際にセッション情報を保存(バックアップ)するかどうかはmaxIdleBackupの設定で判定されます。
有効な値は、0〜2147483647です。
0が指定された場合、バックアップは行われません。
既定値:60(秒)
※本プロパティは、replicationModeプロパティに"AS"が指定されている場合にのみ有効です。
storageTimeoutCheckOnce
格納先にあるセッション情報のタイムアウトチェックを起動時に一度のみ行うかどうかを設定します。
既定値(false)では、格納先にあるセッション情報のタイムアウトチェックはバックグラウンドスレッドで定期的に実行されます。一度のみ実行(true)を指定した場合は、Webアプリケーションが起動した後、一度だけ格納先セッションのタイムアウトチェックが実行されます。
セッションをスワップアウトする、かつ本設定を一度のみ実行(true)とした場合、スワップアウトされたセッションはタイムアウトチェックされなくなる事に注意してください。
既定値:false
※本プロパティは、replicationModeプロパティに"AS"が指定されている場合にのみ有効です。
storageTimeoutAccessWait
タイムアウトチェック処理において格納先への連続アクセスによる高負荷状態を回避するために、格納先にアクセスする直前に処理をsleepする時間(ミリ秒単位)を指定します。
有効な値は、-1、1〜9223372036854775807です。
-1が指定された場合、sleepは行われません。
既定値:5(ミリ秒)
※本プロパティは、replicationModeプロパティに"AS"が指定されている場合にのみ有効です。
notReplicationAttributes_<数値>
セッションレプリケーション設定のWebアプリケーションで、格納先に保存を行わないセッションアトリビュート名を指定します。
アトリビュート名は前方一致検索で対象のアトリビュートを判定します。
アトリビュート名はプロパティ名の数値部分を変更することで複数指定することができます。数値はプロパティ名が一意になれば連番でなくてもかまいません。
アトリビュート名には英数字に加えて次の文字を使用することができます。
. , ! # $ % & ' ( ) = ~ | [ ] { } ; : ? * @ _ - +
※本プロパティは、replicationModeプロパティに"RS"が指定されている場合にのみ有効です。
 
サブ要素:
description
・ ・ ・ ・ ・ description
プロパティの説明を指定します。
[0-1個]
・ ・ ・ store-properties
セッション永続化のプロパティを指定します。
[0-1個]
サブ要素:
property
・ ・ ・ ・ property
nameとvalueを属性にもつプロパティを指定します。
[0個以上]
表2.2.12.4-5
プロパティ
説明
directory
セッションごとのセッションファイルを保存するディレクトリを相対パスまたは絶対パスで指定します。
相対パスの場合は、このWebアプリケーションのテンポラリディレクトリからの相対になります。
session-manager要素のpersistence-type属性がfileの場合のみ有効です。
既定値:<domain_dir>/generated/jsp
/<appname>
 
サブ要素:
description
・ ・ ・ ・ ・ description
プロパティの説明を指定します。
 [0-1個]
・ ・ session-properties
セッションのプロパティを指定します。
[0-1個]
サブ要素:
property
・ ・ ・ property
nameとvalueを属性にもつプロパティを指定します。
[0個以上]
表2.2.12.4-6
プロパティ
説明
timeoutSeconds
アクセスのない状態のセッションのタイムアウト時間を秒単位で指定します。0以下を指定するとこのWebアプリケーションのセッションは期限切れになりません。
既定値:1800
enableCookies
セッションIDの格納にcookieを使用するかどうかを指定します。
既定値:true
enableURLRewriting
セッションIDの格納にURLを使用するかどうかを指定します。
既定値:true
enableSession
falseを指定すると、セッションを強制的に無効にすることができます。
既定値:true
 
サブ要素:
description

設定の詳細は [ リファレンス > 設定 > Webコンテナ > Webコンテナ設定項目・設定方法 > HTTPセッション管理について ]を参照してください。
・ ・ ・ ・ description
プロパティの説明を指定します。
 [0-1個]
・ ・ cookie-properties
セッションIDを格納するcookieのプロパティを指定します。
[0-1個]
サブ要素:
property
・ ・ ・ property
nameとvalueを属性にもつプロパティを指定します。
[0個以上]
表2.2.12.4-7
プロパティ
説明
cookiePath
ブラウザからcookieを送信するURLを制限する場合に指定します。
既定値:コンテキストパス
cookieMaxAgeSeconds
cookieの有効期限を秒単位で指定します。
既定値:-1(無期限)
cookieDomain
cookieが有効となるドメインを指定します。
既定値:なし
cookieComment
cookieファイル内でセッションIDのcookieを識別するためのコメントを指定します。
 
サブ要素:
description
・ ・ ・ ・ description
プロパティの説明を指定します。
 [0-1個]
・ ejb-ref
EJB参照にEJBのJNDI名を割り当てます。
[0個以上]
サブ要素:
ejb-ref-name
jndi-name
・ ・ ejb-ref-name
EJBの参照名を指定します。
[1個]
・ ・ jndi-name
JNDIに登録されているEJBのJNDI絶対名を指定します。
文字列 java:comp/envで始まる必要があります。
[1個]
・ resource-ref
リソース参照にリソースのJNDI名を割り当てます。
[0個以上]
サブ要素:
res-ref-name
jndi-name
default-resource-principal
・ ・ res-ref-name
リソースの参照名を指定します。
[1個]
・ ・ jndi-name
JNDIに登録されているリソースのJNDI絶対名を指定します。
文字列 java:comp/envで始まる必要があります。
[1個]
・ ・ default-resource-principal
リソースのデフォルトのユーザを指定します。
[0-1個]
サブ要素:
name
password
・ ・ ・ name
ユーザの名前を指定します。
[1個]
・ ・ ・ password
ユーザのパスワードを指定します。
[1個]
・ resource-env-ref
リソース環境参照にリソース環境のJNDI名を割り当てます。
[0個以上]
サブ要素:
resource-env-ref-name
jndi-name
・ ・ resource-env-ref-name
リソース環境の参照名を指定します。
[1個]
・ ・ jndi-name
JNDIに登録されているリソース環境のJNDI絶対名を指定します。
文字列 java:comp/envで始まる必要があります。
[1個]
・ service-ref
Webサービス参照のランタイム設定を指定します。
[0個以上]
サブ要素:
service-ref-name
port-info
call-property
wsdl-override
service-impl-class
service-qname
・ ・ service-ref-name
Webサービス参照名を指定します。
[1個]
・ ・ port-info
Webサービス参照のポートの情報を指定します。
[0個以上]
サブ要素:
service-endpoint-interface
wsdl-port
stub-property
call-property
・ ・ ・ service-endpoint-interface
Webサービス参照名を指定します。
[0-1個]
・ ・ ・ wsdl-port
WSDLポートを指定します。
[0-1個]
サブ要素:
namespaceURI
localpart
・ ・ ・ ・ namespaceURI
WSDLポートのネームスペースのURIを指定します。
[1個]
・ ・ ・ ・ localpart
WSDLポートのローカルパートを指定します。
[1個]
・ ・ ・ stub-property
Webサービスクライアントに戻る前にjavax.xml.rpc.Stubオブジェクトに設定するJAX-RPCプロパティ値を指定します。
[0個以上]
サブ要素:
name
value
・ ・ ・ ・ name
プロパティの名前を指定します。
[1個]
・ ・ ・ ・ value
プロパティの値を指定します。
[1個]
・ ・ ・ call-property
Webサービスクライアントに戻る前にjavax.xml.rpc.Callオブジェクトに設定するJAX-RPCプロパティ値を指定します。
[0個以上]
サブ要素:
name
value
・ ・ ・ ・ name
プロパティの名前を指定します。
[1個]
・ ・ ・ ・ value
プロパティの値を指定します。
[1個]
・ ・ call-property
Webサービスクライアントに戻る前にjavax.xml.rpc.Callオブジェクトに設定するJAX-RPCプロパティ値を指定します。
[0個以上]
サブ要素:
name
value
・ ・ ・ name
プロパティの名前を指定します。
[1個]
・ ・ ・ value
プロパティの値を指定します。
[1個]
・ ・ wsdl-override
WSDLドキュメントの有効なURLを指定します。
[0-1個]
・ ・ service-impl-class
サービス実装クラスの名前を指定します。
[0-1個]
・ ・ service-qname
参照するWSDLサービス要素をQNameで指定します。
[0-1個]
サブ要素:
namespaceURI
localpart
・ ・ ・ namespaceURI
QNameのネームスペースのURIを指定します。
[1個]
・ ・ ・ localpart
QNameのローカルパートを指定します。
[1個]
・ message-destination-ref
アプリケーションの中で定義された論理メッセージ宛先参照の名前を指定します。
[0個以上]
サブ要素:
message-destination-ref-name
jndi-name
・ ・ message-destination-ref-name
論理メッセージ宛先参照の名前を指定します。
[1個]
・ ・ jndi-name
論理メッセージ宛先参照のJNDI絶対名を指定します。
文字列 java:comp/envで始まる必要があります。
[1個]
・ cache
キャッシュ機能を設定します。
[0-1個]
表2.2.12.4-8
属性
説明
max-entries
キャッシュに格納できるエントリの最大数を指定します。正の整数でなければなりません。
[省略可]
既定値:4096
timeout-in-seconds
エントリを生成、更新してからキャッシュ内に保持する最大時間を秒単位で指定します。
timeout要素で上書きできます。
[省略可]
既定値:30
enabled
サーブレットとJSPのキャッシュを有効にするかどうかを指定します。
[省略可]
既定値:true
 
サブ要素:
cache-helper
default-helper
property
cache-mapping
・ ・ cache-helper
CacheHelperインタフェースを実装しているカスタムクラスを指定します。
[0個以上]
表2.2.12.4-9
属性
説明
name
ヘルパークラスの一意の名前を指定します。cache-mapping要素で参照する名前です。
[省略不可]
既定値:default
class-name
キャッシュヘルパークラスの完全修飾クラス名を指定します。
[省略不可]
既定値:なし
 
サブ要素:
property
・ ・ ・ property
nameとvalueを属性にもつプロパティを指定します。
カスタムのキャッシュヘルパークラスで使用できるプロパティを指定します。
[0個以上]
サブ要素:
description
・ ・ ・ ・ description
プロパティの説明を指定します。
[0-1個]
・ ・ default-helper
内蔵のデフォルトキャッシュヘルパークラスのプロパティを変更します。
[0-1個]
サブ要素:
property
・ ・ ・ property
nameとvalueを属性にもつプロパティを指定します。
[0個以上]
表2.2.12.4-10
プロパティ
説明
cacheKeyGeneratorAttrName
カスタムのキージェネレータを設定しているServletContextの属性名を指定します。
既定値:のデフォルトキャッシュヘルパーのキー生成を使用
 
サブ要素:
description
・ ・ ・ ・ description
プロパティの説明を指定します。
[0-1個]
・ ・ property
キャッシュのプロパティを指定します。
nameとvalueを属性にもつプロパティを指定します。
[0個以上]
表2.2.12.4-11
プロパティ
説明
cacheClassName
キャッシュ機能を実装するクラスの完全修飾クラス名を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
com.nec.webotx.appserv. util.cache.LruCache
com.nec.webotx.appserv. util.cache.BaseCache
com.nec.webotx.appserv. util.cache.MultiLruCache
com.nec.webotx.appserv. util.cache.BoundedMultiLruCache
既定値:com.nec.webotx.appserv. util.cache.LruCache
MultiLRUSegmentSize
独自のLRUリストを持つキャッシュテーブルの1セグメントのエントリ数を指定します。
cacheClassNameプロパティでcom.nec.webotx.appserv. util.cache.MultiLruCacheを指定した場合のみ有効です。
既定値:4096
MaxSize
キャッシュのメモリサイズの上限値をKBまたMB単位で指定します。
cacheClassNameプロパティでcom.nec.webotx.appserv. util.cache.BoundedMultiLruCacheを指定した場合のみ有効です。
既定値:無制限(Long.MAX_VALUE)
 
サブ要素:
description
・ ・ ・ description
プロパティの説明を指定します。
[0-1個]
・ ・ cache-mapping
サーブレット名またはURLパターンにキャッシュの条件を割り当てます。
[0個以上]
サブ要素:
servlet-name
url-pattern
cache-helper-ref
timeout
refresh-field
dispatcher
http-method
key-field
constraint-field
・ ・ ・ servlet-name
キャッシュを有効にするサーブレットの名前を指定します。
web.xmlファイルのservlet要素のservlet-nameで定義しているサーブレット名でなければなりません。
[servlet-nameまたはurl-patternが1個]
・ ・ ・ url-pattern
キャッシュを有効にするサーブレットのURLパターンを指定します。
[servlet-nameまたはurl-patternが1個]
・ ・ ・ cache-helper-ref
使用するキャッシュヘルパークラスをcache-helper要素のname属性で定義している名前で指定します。
[timeout, refresh-field,http-method, key-field, constraint-fieldを使用しない場合に1個]
・ ・ ・ timeout
エントリを生成、更新してからキャッシュ内に保持する最大時間を秒単位で指定します。cache-mappingごとの値です。
指定しない場合は、cache要素のtimeout-in-seconds属性の値を使用します。
[cache-helper-refを使用しない場合に0-1個]
表2.2.12.4-12
属性
説明
name
このタイムアウト値のパラメータ名を指定します。
[省略不可]
scope
このパラメータの有効範囲を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
context.attribute
request.header
request.parameter
request.cookie
request.attribute
session.attribute
[省略可]
既定値:request.attribute
・ ・ ・ refresh-field
アプリケーションコンポーネントのプログラムでキャッシュエントリのリフレッシュができるようにするフィールドを指定します。
[cache-helper-refを使用しない場合に0-1個]
表2.2.12.4-13
属性
説明
name
このリフレッシュフィールドのパラメータ名を指定します。
[省略不可]
scope
このパラメータの有効範囲を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
context.attribute
request.header
request.parameter
request.cookie
session.id
session.attribute
[省略可]
既定値:request.parameter
・ ・ ・ dispatcher
キャッシュ対象のdispatcherを指定します。
[cache-helper-refを使用しない場合に0個以上]
既定値:REQUEST
・ ・ ・ http-method
キャッシュ対象のHTTPメソッドを指定します。
[cache-helper-refを使用しない場合に0個以上]
既定値:GET
・ ・ ・ key-field
キャッシュエントリの検索や抽出に使用するキーのコンポーネントを指定します。
この要素が存在しない場合は、サーブレットパスを使用します。
[cache-helper-refを使用しない場合に0個以上]
表2.2.12.4-14
属性
説明
name
このキーフィールドのパラメータ名を指定します。
[省略不可]
scope
このパラメータの有効範囲を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
context.attribute
request.header
request.parameter
request.cookie
session.id
session.attribute
[省略可]
既定値:request.parameter
・ ・ ・ constraint-field
指定したurl-patternあるいはservlet-nameに対するキャッシュ制約条件を指定します。
[cache-helper-refを使用しない場合に0個以上]
表2.2.12.4-15
属性
説明
name
この制約条件フィールドのパラメータ名を指定します。
[省略不可]
scope
このパラメータの有効範囲を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
context.attribute
request.header
request.parameter
request.cookie
request.attribute
session.attribute
[省略可]
既定値:request.parameter
cache-on-match
条件に一致する応答をキャッシュするかどうか指定します。constraint-field-valueサブ要素の属性より優先します。
[省略可]
既定値:true
cache-on-match-failure
条件に一致しない応答をキャッシュするかどうか指定します。
constraint-field-valueサブ要素の属性より優先します。
[省略可]
既定値:false
 
サブ要素:
constraint-field-value
・ ・ ・ ・ constraint-field-value
パラメータの値と比較する制約条件を指定します。比較では大文字、小文字は区別します。
[0個以上]
表2.2.12.4-16
属性
説明
match-expr
使用する比較の種類を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
equals
greater
lesser
not-equals
in-range
[省略可]
既定値:equals
cache-on-match
条件に一致する応答をキャッシュするかどうか指定します。
[省略可]
既定値:true
cache-on-match-failure
条件に一致しない応答をキャッシュするかどうか指定します。
[省略可]
既定値:false
・ class-loader
Webアプリケーションのクラスローダを設定します。
[0-1個]
表2.2.12.4-17
属性
説明
extra-class-path
このWebアプリケーションに追加するクラスパスを指定します。
[省略可]
既定値:なし
delegate
親のクラスローダを優先する(true)か、ローカルのクラスローダを優先する(false)かを指定します。
[省略可]
既定値:true
 
サブ要素:
property
・ ・ property
nameとvalueを属性にもつプロパティを指定します。
[0個以上]
表2.2.12.4-18
プロパティ
説明
loaderName
Web アプリケーションのクラスローダに、ユーザ独自のクラスローダを使用するための設定です。Tomcat の "org.apache.catalina.loader.WebappLoader"クラスを継承した独自のクラス名を指定してください。

既定値:無し
classLoaderName
Web アプリケーションのクラスローダに、ユーザ独自のクラスローダを使用するための設定です。Tomcat の "org.apache.catalina.loader.WebappClassLoader"クラスを継承した独自のクラス名を指定してください。

既定値:無し
overrideablejavaxpackages
Web アプリケーション内に配置したクラスのうちパッケージ名がjavax、sun、org 等で始まるクラス は参照することができません。参照を許可するパッケージを指定します。複数設定する場合はカンマで区切って指定します。 ("javax.sub,org.sub"等)

既定値:無し
resourceSearchWithoutPackage
リソースファイルのクラスパス指定において、リソースファイルをファイル配置したパスのみで指定する場合(true)に設定してください。 デフォルト(false)の場合は、パッケージ名を含めてパス指定します。

既定値:false
 
サブ要素:
description
・ ・ ・ description
プロパティの説明を指定します。
[0-1個]
・ jsp-config
JSPを事前コンパイルするとき、またはprecompilejspオプションを指定してアプリケーションを配備するときに使用するJSPの設定情報を指定します。
[0-1個]
サブ要素:
property
・ ・ property
nameとvalueを属性にもつプロパティを指定します。
[0個以上]
表2.2.12.4-19
プロパティ
説明
compiler
JSPのコンパイラを指定します。
既定値:javac
classdebuginfo
生成したJavaサーブレットをコンパイルするときにデバッグオプションをつけるかどうかを指定します。
既定値:true
classpath
生成したJavaサーブレットをコンパイルするときに使用するクラスパスを指定します。
既定値:Webアプリケーションに基づいて動的に生成
enablePooling
タグハンドラのプーイングを有効にするかどうかを指定します。
既定値:true
javaEncoding
生成するJavaサーブレットのエンコーディングを指定します。Javaコンパイラにも渡ります。
既定値:UTF8
genStrAsCharArray
文字列をchar配列として生成するかどうかを指定します。
既定値:false
errorOnUseBeanInvalidClassAttribute
useBeanのclass属性値がbeanクラスとして有効でない場合にエラーにするかどうかを指定します。
既定値:false
scratchdir
生成コードを格納する作業ディレクトリを指定します。
既定値:Webアプリケーションのデフォルト作業ディレクトリ
xpoweredBy
生成するJavaサーブレットでX-Powered-Byレスポンスヘッダを追加するかどうかを指定します。
既定値:true
precompileDefaultEncoding
JSPの事前コンパイルをするときに使用するレスポンスのデフォルトエンコードを指定します。
JSPにエンコーディング指定(Content-typeのcharsetとpageEncoding)がない場合に使用します。
既定値:なし
precompileDefaultBufferSize
JSPの事前コンパイルをするときに使用するレスポンスのバッファサイズを指定します。
JSPのpageディレクティブでbuffer属性の指定がない場合に使用します。
kb単位で指定しなければなりません。小文字の”kb”のみ有効です。
既定値:なし
priorityJspInEncoding
JSPファイルをコンパイルする際、どの文字コードを読み込むか        Webアプリケーションの指定より高い優先度で文字コードを        指定することができます。
既定値: なし
priorityJspOutEncoding
コンパイルしたJSPファイルのコードでHTTPレスポンスに    setContentTypeで指定される文字コードをWebアプリケーションの指定より高い優先度で指定することができます。
既定値: なし
priorityJspOutEncoding-map:<ロケール名(ja等)>
コンパイルしたJSPファイルのコードでHTTPレスポンスに
setContentTypeで指定される文字コードをWebアプリケーションの指定より高い優先度で指定することができます。HTTPレスポンスのロケールとマッピングさせて指定し、複数指定することができます。
既定値: なし
サブ要素:
description
・ ・ ・ description
プロパティの説明を指定します。
[0-1個]
・ locale-charset-info
アプリケーションの国際化設定を指定します。
[0-1個]
表2.2.12.4-20
属性
説明
default-locale
デフォルトのロケールを指定します。
[省略可]
※この属性は現在利用できません
 
サブ要素:
locale-charset-map
parameter-encoding
・ ・ locale-charset-map
文字エンコーディングにロケールとエージェントを割り当てます。
[1個以上]
表2.2.12.4-21
属性
説明
locale
ロケールを指定します。
[省略不可]
agent
リクエストを送ってくるクライアントの種類を指定します。クライアントが送信するHTTPリクエストヘッダのuser-agentの値と一致する値でなければなりません。
[省略可]
charset
ロケールを割り当てる文字エンコーディングを指定します。
[省略不可]
 
サブ要素:
description
・ ・ ・ description
マッピングの説明を指定します。
[0-1個]
・ ・ parameter-encoding
リクエストヘッダのcontent-typeにcharsetが設定されていない場合に、Webコンテナが使用する文字エンコードを決定する隠しフィールドとデフォルトの文字エンコードを指定します。
[0-1個]
表2.2.12.4-22
属性
説明
form-hint-field
文字エンコードを指定するフォーム内の隠しフィールドの名前を指定します。
[省略可]
default-charset
リクエストのデフォルト文字エンコードを指定します。
[省略可]
・ parameter-encoding
form-hint-fieldとdefault-charsetを属性にもつparameter-encodingを指定します。
 [0-1個]
・ property
nameとvalueを属性にもつプロパティを指定します。
[0個以上]
表2.2.12.4-23
プロパティ
説明
crossContextAllowed
WebアプリケーションがServletContext.getContext()メソッドを使ってほかのWebアプリケーションのコンテキストにアクセスすることを許可するかどうかを指定します。
既定値:なし
tempdir
このWebアプリケーションで使用する作業ディレクトリを指定します。コンパイルしたJSPもこのディレクトリに格納します。
既定値:<domain_dir>/generated/jsp
/<appname>
singleThreadedServletPoolSize
Webアプリケーション内の個々のSingleThreadModelサーブレットに割り当てられるサーブレットインスタンスの最大数を指定します。
既定値:5
reuseSessionID
リクエストに含まれているセッションIDが期限切れになっている場合に、同じセッションIDでセッションを生成するかどうかを指定します。
そのセッションIDがすでに使用されている場合は、セッションの生成に失敗し、nullが返ります。
既定値:false
priorityResponseEncoding
HTTPレスポンスにデータをどの文字コードとして出力するか、Webアプリケーションの指定より高い優先度で文字コードを指定することができます。
既定値:なし
priorityResponseEncoding-map:<ロケール名(ja等)>
HTTPレスポンスにデータをどの文字コードとして出力するか、Webアプリケーションの指定より高い優先度で文字コードを指定することができます。HTTPレスポンスのロケールとマッピングさせて指定し、複数指定することができます。
既定値:なし
useBundledJsf
アプリケーションにバンドルされているJSFを使用するかどうかを指定します。falseの場合、WebOTXが持っているJSFの実装を使用します。
既定値:false
forwardResponseFlush
RequestDispatcherクラスの forward メソッドを利用してリクエストの別のサーブレットに転送した場合にforward元のリクエストが終了してからレスポンスをflushするのか(false:V7.x動作)、forward先の処理が終了した時点でレスポンスをflushするのか(true:V8.x動作)を指定します。
既定値:true
※本設定はスタンダードモードでのみ有効です。アドバンスドモードでは常に V7.x の動作となります。
auth_<認証種別>_<属性名>
Authenticatorの属性に値を設定します。
<認証種別> basic = BASIC認証
client = クライアント認証
form = FORM認証
digest = DIGEST認証
all = 全ての認証
<属性名> 値を設定する属性名
既定値:なし

<属性名>詳細
<属性名>説明
changeSessionIdOnAuthentication セッション固定攻撃を回避するために、認証時にWebアプリケーションがセッションIDを変更できるようにします。
デフォルト値はfalseです。
cnonceCacheSize ※DIGEST認証のみ

リプレイ攻撃を防ぐために、ダイジェスト認証は、クライアントのノンス(cnonce)とノンスカウント(nc)値を追跡します。
この属性は、そのためのキャッシュのサイズを指定します。
指定されていない場合、デフォルト値の1000が使用されます。
key ※DIGEST認証のみ

ダイジェスト認証で使用される秘密鍵を指定します。
これは通常、サーバーの再起動前後やクラスタ全体でキーの値を一定に保つ必要がある場合に設定する必要があります。
指定されていない場合は、セキュリティで保護された乱数値が生成されます。
nonceValidity ※DIGEST認証のみ

生成されたnonce値が認証で使用するために有効とみなされる時間を指定します。
指定されていない場合は、300000(5分)のデフォルト値が使用されます。
単位はミリ秒です。
opaque ※DIGEST認証のみ

ダイジェスト認証で使用されるサーバ"opaque"文字列を指定します。
これは通常、サーバーの再起動前後やクラスタ全体で "opaque"値を一定に保つ必要がある場合に設定する必要があります。
指定されていない場合は乱数値が生成されます。
validateUri ※DIGEST認証のみ

これは通常、WebコンテナがリバースProxyの後ろに位置し、そのProxyがWebコンテナにURIを変更して渡し、その結果DIGEST認証に常に失敗する場合のみfalseを指定します。
指定されていない場合、デフォルト値のtrueが使用されます。
alternatedocroot_<N>
Webアプリケーションの特定のリクエストに対して、 別のディレクトリを参照する(仮想ディレクトリ)ために使用します。
複数指定でき、<N>の値が小さいものから順にマッチングが行われます。
<N>には一意な正数を指定してください。値は次のように指定します。

"from=<pattern> dir=<directory>"

指定したパタン(from)がパスにマッチした場合、そのパスを指定したディレクトリ(dir)にあるとして扱います。

<pattern>:"/" から始まるパスか、"*.jpg" のように拡張子を指定します。
  • "/"から始まるパスの場合、末尾にはワイルドカード("/*")が使用できます。
  • "/*" を使用しない場合、パスはパターンに完全一致する必要がありますが、"/*" を使用する場合、"*"の前までが一致していればマッチしているとして扱います。
<directory>:存在するディレクトリを指定します。

既定値:なし

設定例:
Windowsの場合
<property name="alternatedocroot_1" value="from=*.jpg dir=c:/docroot/images"/>
上記の場合、*.jpgにアクセスした場合、c:/docroot/images/*.jpgが参照されます。
<property name="alternatedocroot_2" value="from=/static/* dir=c:/docroot"/>
上記の場合、/staticにアクセスした場合、c:/docroot/static/*が参照されます。
UNIXの場合
<property name="alternatedocroot_1" value="from=*.jpg dir=/docroot/images"/>
上記の場合、*.jpgにアクセスした場合、/docroot/images/*.jpgが参照されます。
<property name="alternatedocroot_2" value="from=/static/* dir=/docroot"/>
上記の場合、/staticにアクセスした場合、/docroot/static/*が参照されます。
 
サブ要素:
description
・ ・ description
プロパティの説明を指定します。
[0-1個]
・ message-destination
アプリケーションの中で定義された論理メッセージ宛先の名前を指定します。
[0個以上]
サブ要素:
message-destination-name
jndi-name
・ ・ message-destination-name
論理メッセージ宛先の名前を指定します。
[1個]
・ ・ jndi-name
論理メッセージ宛先のJNDI絶対名を指定します。
文字列 java:comp/envで始まる必要があります。
[1個]
・ webservice-description
Webサービスの名前と配備中にWebサービスのWSDLをパブリッシュするディレクトリを指定します。
[0個以上]
サブ要素:
webservice-description-name
wsdl-publish-location
・ ・ webservice-description-name
Webサービスの名前を指定します。
[1個]
・ ・ wsdl-publish-location
配備中にWebサービスのWSDLをパブリッシュするディレクトリのURLを指定します。
1 [0-1個]