3. プロセス監視

外部ツールなどを用いて、WebOTXのプロセス監視を行ないたい場合、監視を行なうべきプロセスおよび復旧方法について説明します。実際にプロセス監視を行なう場合は、以下を参考に必要に応じて監視プロセスの選択を行なってください。

なお、WebOTX上で動作するプロセス一覧については、 [ 動作プロセス ] を参照ください。

3.1. 運用管理エージェント

監視プロセス
java -cp /opt/WebOTX/modules/webotx.jar ... -Dwebotx.funcid=agent ... -Ddomain.name=domain1 ...
監視を行なう場合の注意点
javaプロセスであるため引数まで識別してプロセスを特定する必要があります。運用管理エージェントのJavaプロセス(エージェントプロセス)は、-Dwebotx.funcid=agent のシステムプロパティにより識別可能です。ドメインは、-Ddomain.nameシステムプロパティにより識別可能です。
異常検出時の復旧方法
<Windowsの場合>

エージェントプロセスの監視で異常を検出した場合は該当ドメインの再起動が必要です。
(停止) otxadmin> stop-domain --remote --user <管理ドメインの管理ユーザ名> --password <管理ドメインの管理ユーザパスワード> --port <管理ドメインの管理ポート番号> domain1
(起動) otxadmin> start-domain  --remote --user <管理ドメインの管理ユーザ名> --password <管理ドメインの管理ユーザパスワード> --port <管理ドメインの管理ポート番号> domain1

(注1) 上記のコマンドを実行すると、管理ドメインを経由してユーザドメインを起動・停止します。そのため、管理ユーザ名、管理ユーザパスワード、管理ポート番号は全て管理ドメインに対する値を入力してください。
(注2) 管理ドメインが起動していない場合、上記のコマンドを実行すると管理ドメインへの接続エラーが発生します。その場合は、管理ドメインを起動するか、管理ドメインを起動できない場合は「remote」「user」「password」「port」の全てのオプションを指定せずに実行してください。

[例]
(停止) otxadmin > stop-domain domain1
(起動) otxadmin > start-domain domain1
ただし、この場合、[ ドメイン > ドメインの起動・停止 > サービスでの運用とコマンドでの運用の違い ] で説明しているように、復旧対象ドメインのプロセスユーザがコマンドを実行したユーザとなります。普段サービスから起動停止して運用しているような場合、ドメインプロセスのユーザが異なることで、アクセス権が変わり、業務アプリケーションに影響が出る可能性がありますのでご注意ください。


<UNIXの場合>
エージェントプロセスの監視で異常を検出した場合は該当ドメインの再起動が必要です。
(停止) otxadmin> stop-domain domain1
(起動) otxadmin> start-domain domain1