4. データベースとの連携

4.1. この章の目的

この章ではWebOTX ASとデータベースを連携させるための設定について説明します。なお、本ガイドではデータベース自身のインストール手順等については説明しません。また、連携にはJDBCドライバを用意する必要があります。Oracle DatabaseをインストールするとJDBCドライバもインストールされます。

4.2. JDBCドライバの準備

WebOTX ASとデータベースを連携させるためJDBCドライバを準備します。WebOTX ASではJDBCドライバはJava拡張パッケージとしてロードされる必要があるため、以下のフォルダ配下に配置してください。

今回はOracle Database 12cと連携するため、ojdbc8.jarを配置してください。

ドライバのロードには再起動が必要となります。[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス](services.msc)からWebOTX ASの再起動を選択してください。

4.3. JDBCデータソースの登録

JDBCデータソースの登録を運用管理コンソールから行います。あらかじめ [運用管理コンソールからドメインに接続する] の手順により運用管理コンソールからドメインに接続します。

「リソース」-「JDBCデータソース」を左クリックし、右画面の操作リストから「JDBCデータソースの登録」を選択します。

JDBCデータソース登録画面1

右画面に表示された各設定項目に以下の値を設定し、「実行」を押します。その他の設定をカスタマイズする場合は、 [ リファレンス > 設定 > JDBCデータソース > JDBCデータソース設定項目一覧 ] を参照してください。

(*)2フェーズコミットを実行しない場合は、データソース種別として「JDBC API」を選択してください。

JDBCデータソース登録画面2

JDBCデータソースの登録に成功すると、操作結果に成功のメッセージが出力されます。

JDBCデータソース登録画面3

運用管理コンソールのツリー画面に、作成したJDBCデータソース「jdbc/employee」が登録されていることを確認してください。

JDBCデータソース登録画面4

正しく設定できたかどうかを確かめるには、「リソース」-「JDBCデータソース」にある「jdbc/employee」を左クリックし、右画面の「操作」タブを選択します。

JDBCデータソース登録画面5

表示された操作リストから「テスト」を選択し、以下の値を設定して「実行」を押してください。

JDBCデータソース登録画面7

操作結果に、テストの実行結果が表示されます。

JDBCデータソース登録画面8

接続テストについては下記の記載も合わせて参照してください。

 [ 構築・運用 > ドメインの構築 > リソース作成・削除 > JDBCデータソース > JDBCコネクションプールの管理 > 接続テスト]