9. 注意制限事項

9.1. 注意事項

9.1.1. UAC対象のディレクトリにインストールした場合に、起動に失敗する

エラーを回避するには,次のディレクトリを削除後、再起動してください。
 ユーザディレクトリ\.eclipse
※ 「ユーザディレクトリ」は、ユーザ毎の "C:\Documents and Settings\" 配下を意味します。

9.1.2. UAC対象のディレクトリにワークスペースを設定した場合の動作

ワークスペースの実体は、ユーザー固有の領域へ作成されます。

9.1.3. サーバの操作に失敗する

以下の環境でのご利用の際に、「Run On Server」に失敗する場合があります。 そのような場合、 [インストールガイド(Windows) >WebOTX Developer V11.1 ] の、「インストール後の作業」-「権限の設定」の設定を行ってください。

9.1.4. Developer's Studioの日本語表記について

Developer's Studioに適用している日本語化言語パックは、基盤となるEclipseのバージョンにより異なる関係で、既存のバージョンと比べて日本語の表現が一部異なる場合や、英語表記の場合があります。

9.1.5. Eclipse 上からの Ant 実行エラーについて

ターゲット "unit.test.report" を含む Ant ビルドを Eclipse 上で実行すると、エラーが発生する事があります。
その場合、以下の手順でコマンドラインから Ant を実行して下さい。
  1. 環境変数を設定します。
    なお、既に Apache Ant を構築済みの環境では、以下の内容に合わせて環境変数を変更する必要はありません。
    表1.4.1.5-1
    環境変数

    ANT_HOME WebOTX のインストールフォルダ\Developer\Studio\plugins\org.apache.ant_1.10.8.v20200515-1239
    JAVA_HOME JDK のインストールフォルダ
    (例. C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_333など)
    Path 既存の Path に追加
    WebOTX のインストールフォルダ\Developer\Studio\plugins\org.apache.ant_1.10.8.v20200515-1239\bin
  2. コマンドプロンプトを起動し、実行する build.xml が存在するフォルダに移動します。
    > cd "build.xml が存在するフォルダ"
    
  3. 以下のコマンドを実行します。
    > ant unit.test.report
    

9.1.6. テスト用サーバ

テスト用サーバには以下の注意事項があります。

Memo
WebOTX Developer(with Developer's Studio) V11.1 では、WebOTX Portalの機能は提供していません。

9.2. 制限事項

9.2.1. Developer's Studio から WebOTX の運用操作

Developer's Studio から WebOTXに対して運用操作(起動・停止・配備・配備解除)を繰り返すと、ヒープメモリが圧迫され、Developer's Studio の動作が遅くなる場合があります。そのような場合には、Developer's Studio を再起動してください。

9.2.2. Developer's Studioとテスト用サーバのJDKが一致しない

JDKが複数インストールされている環境に、Developer's Studioとテスト用サーバをインストールした場合、Developer's Studioとテスト用サーバで使用されるJDKが異なる場合があります。そのような場合には、Developer's Studio起動ショートカットのプロパティを開き、-vmオプションで指定されているJDKインストールフォルダを修正してください。
なお、本制限事項はWebOTX Media V10 Release 1からインストールした場合のみ該当します。

9.2.3. 指定できるJavaコンパイラバージョン

V11.1 Developer's Studioで指定できるjavaコンパイラー準拠レベルはjavaバージョン14までとなります。
Java15〜Java17までの記法はコンパイルエラーとなります。 コンパイルエラーが表示された場合、javaコンパイラー準拠レベルを14に設定してください。
プロジェクトのjavaコンパイラーは [プロジェクトを選択して右クリック] > [プロパティ] > [Javaコンパイラー] > [コンパイラー準拠レベル] から変更可能です。


Caution
javaのビルド・パスにJDK17ライブラリを指定することで、Java15〜Java17で提供されているAPIを使用可能です。


プロジェクトのjavaのビルド・パスは [プロジェクトを選択して右クリック] > [プロパティ] > [Javaのビルド・パス] > [ライブラリを追加] の手順で変更可能です。
ただしこの場合も、指定できるjavaコンパイラー準拠レベルはjavaバージョン14までとなります。
Java17準拠のアプリケーションを開発する場合は、Eclipse 2021-09(4.21) 以降のEclipseを使用してください。
アプリケーションの配備方法は、コマンドを利用した配備、 または 運用管理コンソールを利用した配備 を参照してください。

9.2.4. Javaコンパイラー・レベルがインストールされたJavaプロジェクト・ファセットのバージョンと一致しない

V11.1 Developer's StudioでJava17を使用してプロジェクトを作成した場合、以下のエラーメッセージが出力される場合があります。


このエラーメッセージが出力された場合、プロジェクト・ファセットのjavaバージョンを14に設定してください。
プロジェクト・ファセットは [プロジェクトを選択して右クリック] > [プロパティ] > [プロジェクト・ファセット] > [Java] の手順で変更可能です。


またプロジェクトのjavaコンパイラー準拠レベルを14に設定してください。
javaコンパイラー準拠レベルの変更方補は、指定できるJavaコンパイラバージョンを参照して下さい。