| 4. インストール |
本章では、WebOTX Object Broker JavaTM のインストール方法について説明します。
| 4.1. Windows版のインストール |
| 4.1.1. インストール前の作業 |
Windows版のWebOTX Object Broker JavaTM をインストールする前に以下の作業を行ってください。
| 4.1.2. インストール作業 |
| 4.1.2.1. WebOTX Object Broker JavaTM のインストール |





リストにある各アイコンの意味は次のとおりです。
| アイコン | 説明 | |
| CORBA通信基盤 | Object Broker Javaの実行環境をインストールします。 | |
| Object Broker Applet Proxy | Object Brokerのアプレットプロキシ機能をインストールします。 | |


| 4.1.2.2. WebOTX Object Broker JavaTM 追加 CU のインストール |
CUライセンスは利用するマシンのCPU数にあわせて追加インストールします。
インストール対象のマシンがマルチコアCPUと呼ばれるプロセッサを搭載している場合の補足説明をします。
2つ以上のプロセッサコアを1個のパッケージに集積したマイクロプロセッサをマルチコアと呼びます。 WebOTX Object Broker JavaTMでは、デュアルコアのCPUは「1CPUコア = 1 CPU」として、クアッドコアについては、「1CPUコア = 1/2 CPU」としてCPU数をカウントします。
(例1) 対象マシンがデュアルコアCPUを2個搭載
「(1プロセッサ当たり) 2 CPUコア x 1.0 (乗率) x 2 (個) = 4 CPU」(例2) 対象マシンがクアッドコアCPUを1個搭載
「(1プロセッサ当たり) 4 CPUコア x 0.5 (乗率) x 1 (個) = 2 CPU」
CPU数と追加CU数の対応については次のとおりです。
| 乗率後の総プロセッサ数 | 1 | 2 | 3〜 4 | 5〜 6 | 7〜 8 | 9〜16 | 17〜32 | 33〜64 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 追加するCUライセンス数 | 0 | 1 | 2 | 4 | 6 | 8 | 16 | 32 |
以上で WebOTX Object Broker JavaTM 追加 CUのインストールは完了です。
| 4.1.3. インストール後の作業 |
WebOTX Object Brokerの起動前に、 「oadjに関する設定項目」 を参照の上、OadJJdkRoot/OadJJdkVer、 もしくは OadJJreRoot/OadJJreVer の設定を行ってください。既に起動している場合には 再起動をします。 起動/終了については、 「Object Brokerの起動/終了について」を参照してください。
| 4.2. HP-UX版のインストール |
| 4.2.1. インストール前の作業 |
OTXUTILのインストールの手順については、WebOTX セットアップ編を参照してください。
WebOTX Object Broker JavaTM をインストールする前にライセンス登録を行います。
rootユーザでログインし次の手順のとおりライセンスの登録作業を行ってください。
複数 CPU のマシンで使用する場合は、マシンの CPU 数にあわせて CU ライセンスの追加が必要です。
インストール対象のマシンがマルチコアCPUと呼ばれるプロセッサを搭載している場合の補足説明をします。
2つ以上のプロセッサコアを1個のパッケージに集積したマイクロプロセッサをマルチコアと呼びます。 WebOTX Object Broker JavaTMでは、デュアルコアのCPUは「1CPUコア = 1 CPU」として、クアッドコアについては、「1CPUコア = 1/2 CPU」としてCPU数をカウントします。
(例1) 対象マシンがデュアルコアCPUを2個搭載
「(1プロセッサ当たり) 2 CPUコア x 1.0 (乗率) x 2 (個) = 4 CPU」(例2) 対象マシンがクアッドコアCPUを1個搭載
「(1プロセッサ当たり) 4 CPUコア x 0.5 (乗率) x 1 (個) = 2 CPU」
CPU数と追加CU数の対応については次のとおりです。
| 乗率後の総プロセッサ数 | 1 | 2 | 3〜 4 | 5〜 6 | 7〜 8 | 9〜16 | 17〜32 | 33〜64 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 追加するCUライセンス数 | 0 | 1 | 2 | 4 | 6 | 8 | 16 | 32 |
/opt/share.nec/bin/OTXLAdd
/opt/share.nec/bin/OTXLChk
ライセンス登録を行ったのにライセンス情報が表示されない
場合は、ライセンス登録作業が失敗している可能性があります。
次の点に注意しながら再度ライセンス登録を行ってください。
・rootユーザでログインしていること
・ライセンスキーを正しく入力していること
| 4.2.2. インストール作業 |
| login : root |
| root> cd / root> mount -F cdfs -r /dev/dsk/c1t2d0 /SD_CDROM |
| (注) | 上記の"mount"コマンドで指定したスペシャルファイル名は、CD-ROMドライブのSCSI IDによって異なります。マシンの設定にあわせて指定してください。 |
| root> cd /SD_CDROM/OBJBRO/HP_UX root> ./OSPIJIN.SH |
## Executing WebOTX Object Broker Java(TM) Install script. You may install Object Broker Java(TM) AppletProxy your computer. Would you like to install? [y,n] (default n)AppletProxyをインストールする場合は y を入力してください。インストールしない場合は n を入力してください。
続いて、インストール開始画面が表示されます。
******************************************************************* * Installation of WebOTX Object Broker Java(TM) on your computer. * * The package which shows it in the following is installed. * * OSPIRUN OSPIJRUN (OSPIJPRX) * * These may be already installed by other WebOTX products. * * * * To continue, input y. * * Input q to exit the installation. [y, q](default y) * *******************************************************************インストールを開始するには y を入力してください。キャンセルするには q を入力してください。キャンセルした場合はインストールスクリプトは終了します。継続するには 3. からやり直してください。
WebOTX Object Broker JavaTM がインストールされます。正常終了するとインストールは完了です。
| root> umount /SD_CDROM |
引き続き他のソフトウェアをインストールする場合は、本作業を省略して次のインストールを行ってください。
| 4.2.3. インストール後の作業 |
WebOTX Object Broker JavaTM を利用するためには、次の製品がインストールされている必要があります。
JavaVM が認識する classpath に次のファイルを登録してください。
WebOTX Object Brokerの起動前に、 「oadjに関する設定項目」 を参照の上、OadJJdkRoot/OadJJdkVer、 もしくは OadJJreRoot/OadJJreVer の設定を行ってください。既に起動している場合には 再起動をします。 起動/終了については、 「Object Brokerの起動/終了について」を参照してください。
| 4.3. Solaris版のインストール |
| 4.3.1. インストール前の作業 |
OTXUTILのインストールの手順については、WebOTX セットアップ編を参照してください。
WebOTX Object Broker JavaTM をインストールする前にライセンス登録を行います。
rootユーザでログインし次の手順のとおりライセンスの登録作業を行ってください。
複数 CPU のマシンで使用する場合は、マシンの CPU 数にあわせて CU ライセンスの追加が必要です。
インストール対象のマシンがマルチコアCPUと呼ばれるプロセッサを搭載している場合の補足説明をします。
2つ以上のプロセッサコアを1個のパッケージに集積したマイクロプロセッサをマルチコアと呼びます。 WebOTX Object Broker JavaTMでは、デュアルコアのCPUは「1CPUコア = 1 CPU」として、クアッドコアについては、「1CPUコア = 1/2 CPU」としてCPU数をカウントします。
(例1) 対象マシンがデュアルコアCPUを2個搭載
「(1プロセッサ当たり) 2 CPUコア x 1.0 (乗率) x 2 (個) = 4 CPU」(例2) 対象マシンがクアッドコアCPUを1個搭載
「(1プロセッサ当たり) 4 CPUコア x 0.5 (乗率) x 1 (個) = 2 CPU」
CPU数と追加CU数の対応については次のとおりです。
| 乗率後の総プロセッサ数 | 1 | 2 | 3〜 4 | 5〜 6 | 7〜 8 | 9〜16 | 17〜32 | 33〜64 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 追加するCUライセンス数 | 0 | 1 | 2 | 4 | 6 | 8 | 16 | 32 |
/opt/share.nec/bin/OTXLAdd
/opt/share.nec/bin/OTXLChk
ライセンス登録を行ったのにライセンス情報が表示されない
場合は、ライセンス登録作業が失敗している可能性があります。
次の点に注意しながら再度ライセンス登録を行ってください。
・rootユーザでログインしていること
・ライセンスキーを正しく入力していること
| 4.3.2. インストール作業 |
| login : root |
| root> cd / root> mount -F cdfs -r /dev/dsk/c1t2d0 /cdrom |
| (注) | 上記の"/dev/dsk/c1t2d0"はCD-ROMドライブのデバイスファイル名の例です。 |
| root> cd /cdrom/otx_s5_10j/OBJBRO/SUN root> ./OSPIJIN.SH |
| (注) | 上記の"otx_s5_10j"はCD-ROM媒体のラベル名です。ラベル名はlsコマンドなどで確認できます。 |
| root> /cdrom/OBJBRO/SUN root> ./OSPIJIN.SH |
## Executing WebOTX Object Broker Java(TM) Install script. You may install Object Broker Java(TM) AppletProxy your computer. Would you like to install? [y,n] (default n)AppletProxyをインストールする場合は y を入力してください。インストールしない場合は n を入力してください。
続いて、インストール開始画面が表示されます。
******************************************************************* * Installation of WebOTX Object Broker Java(TM) on your computer. * * The package which shows it in the following is installed. * * OSPIRUN OSPIJRUN (OSPIJPRX) * * These may be already installed by other WebOTX products. * * * * To continue, input y. * * Input q to exit the installation. [y, q](default y) * *******************************************************************インストールを開始するには y を入力してください。キャンセルするには q を入力してください。キャンセルした場合はインストールスクリプトは終了します。継続するには 3. からやり直してください。
WebOTX Object Broker JavaTM がインストールされます。正常終了するとインストールは完了です。
| root> eject |
| root> umount /cdrom |
引き続き他のソフトウェアをインストールする場合は、本作業を省略して次のインストールを行ってください。
| 4.3.3. インストール後の作業 |
WebOTX Object Broker JavaTM を利用するためには、次の製品がインストールされている必要があります。
JavaVM が認識する classpath に次のファイルを登録してください。
WebOTX Object Brokerの起動前に、 「oadjに関する設定項目」 を参照の上、OadJJdkRoot/OadJJdkVer、 もしくは OadJJreRoot/OadJJreVer の設定を行ってください。既に起動している場合には 再起動をします。 起動/終了については、 「Object Brokerの起動/終了について」を参照してください。
| 4.4. Linux版のインストール |
| 4.4.1. インストール前の作業 |
OTXUTILのインストールの手順については、WebOTX セットアップ編を参照してください。
WebOTX Object Broker JavaTM をインストールする前にライセンス登録を行います。
rootユーザでログインし次の手順のとおりライセンスの登録作業を行ってください。
複数 CPU のマシンで使用する場合は、マシンの CPU 数にあわせて CU ライセンスの追加が必要です。
インストール対象のマシンがマルチコアCPUと呼ばれるプロセッサを搭載している場合の補足説明をします。
2つ以上のプロセッサコアを1個のパッケージに集積したマイクロプロセッサをマルチコアと呼びます。 WebOTX Object Broker JavaTMでは、デュアルコアのCPUは「1CPUコア = 1 CPU」として、クアッドコアについては、「1CPUコア = 1/2 CPU」としてCPU数をカウントします。
(例1) 対象マシンがデュアルコアCPUを2個搭載
「(1プロセッサ当たり) 2 CPUコア x 1.0 (乗率) x 2 (個) = 4 CPU」(例2) 対象マシンがクアッドコアCPUを1個搭載
「(1プロセッサ当たり) 4 CPUコア x 0.5 (乗率) x 1 (個) = 2 CPU」
CPU数と追加CU数の対応については次のとおりです。
| 乗率後の総プロセッサ数 | 1 | 2 | 3〜 4 | 5〜 6 | 7〜 8 | 9〜16 | 17〜32 | 33〜64 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 追加するCUライセンス数 | 0 | 1 | 2 | 4 | 6 | 8 | 16 | 32 |
/opt/share.nec/bin/OTXLAdd
/opt/share.nec/bin/OTXLChk
ライセンス登録を行ったのにライセンス情報が表示されない
場合は、ライセンス登録作業が失敗している可能性があります。
次の点に注意しながら再度ライセンス登録を行ってください。
・rootユーザでログインしていること
・ライセンスキーを正しく入力していること
| 4.4.2. インストール作業 |
| login : root |
| root> cd / root> mount -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom |
| root> cd /mnt/cdrom/OBJBRO/LINUX root> ./OSPIJIN.SH |
## Executing WebOTX Object Broker Java(TM) Install script. You may install Object Broker Java(TM) AppletProxy your computer. Would you like to install? [y,n] (default n)AppletProxyをインストールする場合は y を入力してください。インストールしない場合は n を入力してください。
続いて、インストール開始画面が表示されます。
******************************************************************* * Installation of WebOTX Object Broker Java(TM) on your computer. * * The package which shows it in the following is installed. * * OSPIRUN OSPIJRUN (OSPIJPRX) * * These may be already installed by other WebOTX products. * * * * To continue, input y. * * Input q to exit the installation. [y, q](default y) * *******************************************************************インストールを開始するには y を入力してください。キャンセルするには q を入力してください。キャンセルした場合はインストールスクリプトは終了します。継続するには 3. からやり直してください。
WebOTX Object Broker JavaTM がインストールされます。正常終了するとインストールは完了です。
| root> umount /mnt/cdrom |
引き続き他のソフトウェアをインストールする場合は、本作業を省略して次のインストールを行ってください。
| 4.4.3. インストール後の作業 |
WebOTX Object Broker JavaTM を利用するためには、次の製品がインストールされている必要があります。
JavaVM が認識する classpath に次のファイルを登録してください。
WebOTX Object Brokerの起動前に、 「oadjに関する設定項目」 を参照の上、OadJJdkRoot/OadJJdkVer、 もしくは OadJJreRoot/OadJJreVer の設定を行ってください。既に起動している場合には 再起動をします。 起動/終了については、 「Object Brokerの起動/終了について」を参照してください。