コマンド行呼び出し

コマンド行からの otxadmin の使用

もっとも単純なコマンドの使用方法は、コマンド行から 1 つずつ実行する方法です。ユーティリティ名に続けて、コマンドとそのオプションおよび引数を指定します。マルチモードでは、ユーティリティ名と環境オプションを繰り返し入力することなく、複数のコマンドを実行できます (環境変数を設定済みの場合)。シングルモードのコマンドもマルチモードのコマンドも、対話型形式 (パスワードなどの追加入力を求めるプロンプトを表示する) または非対話型形式で実行できます。シングルモードとマルチモードの詳細については、「4.2シングルモードとマルチモード」を参照してください。
コマンドを対話型形式で使用する方法については、「対話型オプションと非対話型オプション」を参照してください。

コマンド行の使用例

> otxadmin create-file-user -H host1 --port 6212 --userpassword samplepassword sampleuser

コマンドの実行が完了すると、オペレーティングシステムのプロンプトに戻ります。
ファイルからの入力 (スクリプト) での otxadmin の使用
複数の otxadmin コマンドを含むスクリプトを作成できます。スクリプトを使うと、バッチモードでのコマン
ド処理、ジョブの実行回数の設定、管理タスクの単純化および自動化を行うことができます。
ファイル内のスクリプトを呼び出すには、次の構文を使用します。

> otxadmin multimode --file filename

次に、この方法で呼び出せる、ファイル内の単純なスクリプトの例を示します。


# Create new user and display it.
export OTX_ADMIN_USER=admin OTX_ADMIN_PASSWORD=mypassword
OTX_ADMIN_HOST=host1 OTX_ADMIN_PORT=6212
create-file-user --userpassword samplepassword sampleuser
list-file-users


このスクリプトは、環境設定を行い、sampleuser というユーザを作成し、そのマシンのユーザ一覧を表示します。ハッシュ記号 (#) で始まる行はコメントと見なされ、無視されます。

標準入力 (パイプ) での otxadmin の使用

入力を otxadmin コマンドにパイプすることができます。次の構文を使用します。

cat filename | otxadmin multimode

関連情報

運用管理コマンドリファレンス
MO定義リファレンス