TP モニタプロセス異常終了(実行中の運用ユーザ変更) |
UNIX版において、WebOTX起動時に運用ユーザを変更してしまう(otxown.shを実行してしまう)
と、TPモニタ・マネージャが正常動作しなくなる可能性があります。
WebOTX配下のディレクトリやファイルは変更されるのに、起動中のプロセスのオーナ・グループ
は変更されずに残るため、起動中のプロセスがアクセスしているファイルや作成するファイルが
前の運用ユーザのままになり、思わぬ権限不足を引き起こしたり読み込み・書き込みエラーを引
き起こしたりする可能性があります。
この場合、クライアントからのユーザアクセスは、プロセスグループが動作している状態では
エラーにはなりませんが、運用操作が正常に行えない可能性があります。
WebOTX運用中にotxown.shを実行した場合、TPモニタ関連のプロセスが正常動作しなくなり、TPシステムのアライブチェックに失敗するようになります。このとき、シスログに以下のメッセージが出力されます。
WebOTX_Agent: OTX01180012:is not alive :tpmmgr:category=monitor,type=alive-check-monitor,server=server,name=tpsystem-state (com.nec.webotx.enterprise.system.notification)
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異常終了が発生した場合は、イベントログ・シスログやWebOTXのログにメッセージ出力されます。
イベントログメッセージに関しては、前述のメッセージの他、「WebOTXマニュアル オペレータメッセージ編」を参照してください。
イベントログ(アプリケーション、システム)・シスログ
${INSTANCE_ROOT}/logs/server.log
${INSTANCE_ROOT}/logs/webotx_agent.log
${INSTANSE_ROOT}/config/tpsystem/history.act、history.sav、sysmsg.trc、sysmsg.sav
ps -ef の結果と、ls -laR ${AS_INSTALL}の結果
通常はマシン再起動により復旧してください。
マシン再起動がどうしても許されない場合は、以下の手順に従って、一旦以前の運用ユーザに戻してからWebOTXを停止し、WebOTX関連のプロセスがすべて停止したことを確認してから再度otxown.shを実行してWebOTX配下のオーナ・グループを統一してください。その後、WebOTXを起動してください。
もしユーザを戻さずにWebOTXを停止した場合、プロセスや共有メモリが残ったままになってしまう可能性があります。
運用ユーザを変更するときは、WebOTXを停止してから行ってください。