| 名称 |
otstrc - トレース構成情報の変更(Windows版、UNIX版) |
| 形式 |
otstrc trace_kind [-p file_path] [-s file_size] [-l collect_level] [-i collect_on_off][-F] |
| 説明 |
otstrc コマンドは、trace_kindで指定されたトレース構成情報の変更を行います。
変更可能なトレース構成情報には、リカバリサーバトレース構成情報、リソーストレース構成情報、カレントトレース構成情報、アプリケーション動作トレース、RCSトレース、RCDトレースがあります。
動作中のRCS、RCD、及びRCSを利用するアプリケーションに対し、トレースレベルを動的反映させるためには、otstrc コマンド実行後、wotschcnf コマンドを実行する必要があります。
|
| オプション |
otstrc コマンドは、次のオプションを認識します。
trace_kind以外の全てのオプションが省略された場合は、現在設定されているトレース構成情報の内容を表示します。
| trace_kind | | 変更するトレース構成情報を指定します。trace_kind には次の値を指定します。
| rs | リカバリサーバトレース |
| xa | リソーストレース |
| current | カレントトレース |
| lrs | アプリケーション動作トレース |
| rcs | Recovery Coordination Serverトレース |
| rcd | RCDトレース |
|
| -p | file_path | トレースファイルのパスを絶対パスで指定します。 |
| -s | file_size | トレースファイルのサイズをKB単位で指定します。ファイルサイズは、指定したトレース構成情報によって異なります。指定できる範囲は次のとおりです。
| リカバリサーバ | 1-512,000 |
| リソース | 640-4,096 |
| カレント | 1-512,000 |
|
| -l | collect_level | 採取するトレース情報のレベルを指定します。collect_level には次の値を指定します。
| 0 | すべての情報を採取しない |
| 1 | 障害情報までの情報を採取 |
| 2 | 警告情報までの情報を採取 |
| 3 | 動作情報までの情報を採取 |
| 4 | 詳細情報までの情報を採取 |
|
| -i | collect_on_off | トレースファイルの初期化を行うかどうかを指定します。collect_on_off には次の値を指定します。
| on | トレースファイルの初期化を行う |
| off | トレースファイルの初期化を行わない |
|
| -F | | 強制的にトレースファイルの参照カウンタをリセットします。この参照カウンタは、トレースファイルを参照しているプログラムが使用しています。リカバリサーバなどに障害が発生した場合、参照カウンタが不正になります。参照カウンタが不正の場合、トレース構成情報の変更ができませんので、このオプションを指定する必要があります。通常、このオプションを使用する必要はありません。このオプションはUNIX版でのみ指定可能です。
|
|
| 戻り値 |
otstrcは、次のいずれかの値で終了します。
| 0 |
|
構成情報がすべて正しく設定されました。 |
| < 0 |
|
何らかのエラーが生じたので実行が中止されました。エラーの原因は、標準出力に出力されます。 |
|
| 名称 |
trcview - トレースビューアの起動(UNIX版のみ) |
| 形式 |
trcview [-s start_date_time] [-e end_date_time] [-l ewrd1234] [-c component_name] [-o occurrence] [-i user_id] [-p process_id] [-t thread_id] [-x] [-d display_file] target_file |
| 説明 |
trcview コマンドは、引数 target_file で指定されたトレース情報ファイルの内容を表示するトレースビューアを起動します。
|
| オプション |
trcview コマンドは、次のオプションを認識します。
| target_file | | トレースファイルのパスを指定します。このパラメータは省略できません。 |
| -s | start_date_time | 表示するトレース情報の先頭時刻を指定します。
| 指定例 | | -s 19981121012459 |
| 結果 | | 1998年11月21日 1時24分59秒 |
|
| -e | end_date_time | 表示するトレース情報の末尾時刻を指定します。 |
| -l | ewrd1234 | 指定されたトレースレベルの情報を表示します。この指定がない場合、すべてのレベルの情報が表示されます。
| e | | 障害情報 |
| w | | 警告情報 |
| r | | 動作情報 |
| d | | 詳細情報 |
| 1 | | 障害情報 |
| 2 | | 障害情報,警告情報 |
| 3 | | 障害情報,警告情報,動作情報 |
| 4 | | 障害情報,警告情報,動作情報,詳細情報 |
|
| -c | component_name | 指定されたコンポーネント名を持つ情報を表示します。 |
| -o | occurrence | 指定されたトレース事象を持つ情報を表示します。 |
| -i | user_id | 指定されたユーザー識別子(16進指定)を持つ情報を表示します。 |
| -p | process_id | 指定されたプロセスID(16進指定)を持つ情報表示します。 |
| -t | thread_id | 指定されたスレッドID(16進指定)を持つ情報を表示します。 |
| -x | | データ部の表示を行います。 |
| -d | display_file | 指定された画面表示設定ファイルを使用します。 |
|
| 多言語化対応 |
環境変数
環境変数は参照しません。
サポートされるコードセット
シングル・バイトの文字コードセットがサポートされます。
|
| 戻り値 |
jnlviewは、次のいずれかの値で終了します。
| 0 |
|
入力ファイルがすべて正しく表示されました。 |
| -1 |
|
ファイルへのアクセス時にエラーが生じたので、実行が中止されました。 |
|
| ファイル |
| ~/.trcview | トレースビューアが起動時にデフォルトで読み込む画面表示設定ファイルです。 |
|