2. クラスリファレンス

2.1. APAgentクラス

APAgentクラスは、サーバAPのメソッドを発行するための抽象クラスです。

JSP開発ツールで「ソース作成」すると、フェーズに割り当てているメソッドを発行するための派生クラスを生成します。

クラスjp.co.nec.webapjsp.run.APAgentには次のメソッドがあります。

APAgent コンストラクタ
invoke サーバAPのメソッドを実行する
getInputStringBuffer 入力引数の一覧を返却する
getOutputStringBuffer 出力引数の一覧を返却する
getReturnStringBuffer 戻り値の一覧を返却する
getMethodName メソッド名を返却する

2.1.1. APAgent

名称 APAgent - コンストラクタ
形式
public APAgent(DESORBCm cm)
説明 cm - DESORBCmRel1 のインスタンス

新しいAPAgentを構築します。

戻り値 ありません。
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.1.2. invoke

名称 invoke - サーバAPのメソッドを実行する
形式
abstract public void invoke()
         throws JServletException;
説明 派生クラスでサーバAPのメソッドを実行する処理を実装します。
戻り値 ありません。
エラー JServletExceptionをthrowします。
関連項目 ありません。

2.1.3. getInputStringBuffer

名称 getInputStringBuffer - 入力引数の一覧を返却する
形式
abstract public StringBuffer getInputStringBuffer();
説明 派生クラスでサーバAPのメソッドの入力引数の一覧を返却する処理を実装します。
戻り値 StringBuffer型の入力引数一覧を返します。
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.1.4. getOutputStringBuffer

名称 getOutputStringBuffer - 出力引数の一覧を返却する
形式
abstract public StringBuffer getOutputStringBuffer();
説明 派生クラスでサーバAPのメソッドの出力引数の一覧を返却する処理を実装します。
戻り値 StringBuffer型の出力引数一覧を返します。
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.1.5. getReturnStringBuffer

名称 getReturnStringBuffer - 戻り値の一覧を返却する
形式
abstract public StringBuffer getReturnStringBuffer();
説明 派生クラスでサーバAPのメソッドの戻り値の一覧を返却する処理を実装します。
戻り値 StringBuffer型の戻り値一覧を返します。
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.1.6. getMethodName

名称 getMethodName - メソッド名を返却する
形式
abstract public String getMethodName();
説明 派生クラスでサーバAPのメソッド名を返却する処理を実装します。
戻り値 String型のメソッド名を返します。
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.2. CodeConvクラス

CodeConvクラスは、文字列をコード変換するクラスです。

JSP開発ツールの「ソース作成」、「JSP作成」で生成するフェーズJavaソースファイル、JSPファイルで使用しています。

クラスjp.co.nec.webapjsp.common.util.CodeConvには次のメソッドがあります。

changeCode string型文字列を変換する
changeWCode wstring型文字列を変換する
convKeyword キーワード変換する
encodeDblQuot ダブルクォーテーションからHTMLのエスケープ文字へ変換する
convKeywordXML キーワード変換する(モアレッシモ連携用)
convParam キーワード変換する(Form系タグ用)

2.2.1. changeCode

名称 changeCode - string型文字列を変換する
形式
public static String changeCode(
    String data,
    String jspcode
) throws JServletException
説明 data - 変換対象文字列
jspcode - 文字エンコーディング名

JSP開発ツールの「ソース作成」で生成するフェーズJavaソースファイルで、Webブラウザから入力された文字列を、WebAP JSPの運用管理/環境設定用JSPファイル(admin.jsp)の「環境設定」ページの「stringのUNICODE変換」の設定にしたがってコード変換するために使用しています。

「stringのUNICODE変換」の設定 変換処理
行う dataを、UNICODEの文字列に変換します。
行わない dataを、コード変換せずそのまま返却します。
ただし、dataがnullの場合は、空文字を返却します。

サーバAPのstring型のパラメータに文字列を設定する場合に使用してください。

戻り値 String型の変換後文字列を返します。
エラー JServletExceptionをthrowします。
関連項目 ありません。

2.2.2. changeWCode

名称 changeWCode - wstring型文字列を変換する
形式
public static String changeWCode(
    String data,
    String jspcode
) throws JServletException
説明 data - 変換対象文字列
jspcode - 文字エンコーディング名

JSP開発ツールの「ソース作成」で生成するフェーズJavaソースファイルで、Webブラウザから入力された文字列を、WebAP JSPの運用管理/環境設定用JSPファイル(admin.jsp)の「環境設定」ページの「wstringのUNICODE変換」の設定にしたがってコード変換するために使用しています。

「wstringのUNICODE変換」の設定 変換処理
行う dataを、UNICODEの文字列に変換します。
行わない dataを、コード変換せずそのまま返却します。
ただし、dataがnullの場合は、空文字を返却します。

サーバAPのwstring型のパラメータに文字列を設定する場合に使用してください。

戻り値 String型の変換後文字列を返します。
エラー JServletExceptionをthrowします。
関連項目 ありません。

2.2.3. convKeyword

名称 convKeyword - キーワード変換する
形式
public static String convKeyword(
    String str
)
説明 str - 変換対象文字列

JSP開発ツールの「JSP作成」で生成するJSPファイルで、サーバAPから受信した文字列に含まれる特殊文字(Webブラウザに表示できない可能性のある文字)を、Webブラウザで正しく表示できるキーワード文字列に変換するために使用しています。
モアレッシモと連携して動作するWebアプリケーションの場合は、キーワード変換にconvKeywordメソッドではなく、convKeywordXMLメソッドを使用してください。
Form系タグ(INPUT、TEXTAREA、SELECTタグ)に出力する受信データをキーワード変換する場合は、convKeywordメソッドではなく、convParamメソッドを使用してください。

変換対象の特殊文字を以下に示します。

特殊文字変換後キーワード
半角スペース 
<&lt;
>&gt;
"&quot;
&&amp;
戻り値 String型の変換後文字列を返します。
エラー ありません。
関連項目 convKeywordXMLconvParam

2.2.4. encodeDblQuot

名称 encodeDblQuot - ダブルクォーテーションからHTMLのエスケープ文字へ変換する
形式
public static String encodeDblQuot(
    String str
)
説明 str - 変換対象文字列

文字列中にダブルクォーテーション文字(")があれば、Webブラウザで正しく表示できる文字列(&quot;)に変換します。

戻り値 String型の変換後文字列を返します。
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.2.5. convKeywordXML

名称 convKeywordXML - キーワード変換する(モアレッシモ連携用)
形式
public static String convKeywordXML(
    String str
)
説明 str - 変換対象文字列

JSP開発ツールの「JSP作成」で生成するJSPファイルで、サーバAPから受信した文字列に含まれる特殊文字(Webブラウザに表示できない可能性のある文字)を、Webブラウザで正しく表示できるキーワード文字列に変換するために使用しています。
convKeywordメソッドと異なり、半角スペースは変換しません。
モアレッシモと連携して動作するWebアプリケーションの場合は、キーワード変換にconvKeywordメソッドではなく、convKeywordXMLメソッドを使用してください。

変換対象の特殊文字を以下に示します。

特殊文字変換後キーワード
<&lt;
>&gt;
"&quot;
&&amp;
戻り値 String型の変換後文字列を返します。
エラー ありません。
関連項目 convKeyword

2.2.6. convParam

名称 convParam - キーワード変換する(Form系タグ用)
形式
public static String convParam(
    String str
)
説明 str - 変換対象文字列

JSP開発ツールの「JSP作成」で生成するJSPファイルで、サーバAPから受信した文字列に含まれる特殊文字(Webブラウザに表示できない可能性のある文字)を、Webブラウザで正しく表示できるキーワード文字列に変換するために使用しています。
convKeywordメソッドと異なり、半角スペースは変換しません。
Form系タグ(INPUT、TEXTAREA、SELECTタグ)に出力する受信データをキーワード変換する場合は、convKeywordメソッドではなく、convParamメソッドを使用してください。

変換対象の特殊文字を以下に示します。

特殊文字変換後キーワード
<&lt;
>&gt;
"&quot;
&&amp;
戻り値 String型の変換後文字列を返します。
エラー ありません。
関連項目 convKeyword

2.3. DataConvクラス

DataConvクラスは、入力データのString文字列をデータ型に合わせて変換するクラスです。

JSP開発ツールの「ソース作成」で生成するフェーズJavaソースファイルで、Webブラウザから入力された数字文字列をサーバAPのメソッドパラメータのデータ型に合わせて変換するために使用しています。

フェーズJavaソースファイルでは、tagnameに、dataが入力されたHTMLタグのNAME属性値を設定していますが、この値を変更することによりデータ変換失敗時に表示する「フィールド名:tagnameのデータ:dataをxxx型に変換できません。」というエラーメッセージのtagname部分を変更することができます。

クラスjp.co.nec.webapjsp.common.util.DataConvには次のメソッドがあります。

changeStrToByte String文字列をbyte型に変換する
changeStrToShort String文字列をshort型に変換する
changeStrToInt String文字列をint型に変換する
changeStrToLong String文字列をlong型に変換する
changeStrToFloat String文字列をfloat型に変換する
changeStrToDouble String文字列をdouble型に変換する

2.3.1. changeStrToByte

名称 changeStrToByte - String文字列をbyte型に変換する
形式
public static byte changeStrToByte(
    String tagname,
    String data
) throws JServletException
説明 tagname - 入力用HTMLタグのNAME属性値
data - 入力データ

入力データをString型からbyte型に変換して返却します。
ただし、dataがnullまたは空文字の場合は、0を返却します。
変換エラー時は、エラーメッセージ内にtagnameの値を設定して、JServletExceptionを発行します。

戻り値 byte型の変換値を返します。
エラー JServletExceptionをthrowします。
関連項目 ありません。

2.3.2. changeStrToShort

名称 changeStrToShort - String文字列をshort型に変換する
形式
public static short changeStrToShort(
    String tagname,
    String data
) throws JServletException
説明 tagname - 入力用HTMLタグのNAME属性値
data - 入力データ

入力データをString型からshort型に変換して返却します。
ただし、dataがnullまたは空文字の場合は、0を返却します。
変換エラー時は、エラーメッセージ内にtagnameの値を設定して、JServletExceptionを発行します。

戻り値 short型の変換値を返します。
エラー JServletExceptionをthrowします。
関連項目 ありません。

2.3.3. changeStrToInt

名称 changeStrToInt - String文字列をint型に変換する
形式
public static int changeStrToInt(
    String tagname,
    String data
) throws JServletException
説明 tagname - 入力用HTMLタグのNAME属性値
data - 入力データ

入力データをString型からint型に変換して返却します。
ただし、dataがnullまたは空文字の場合は、0を返却します。
変換エラー時は、エラーメッセージ内にtagnameの値を設定して、JServletExceptionを発行します。

戻り値 int型の変換値を返します。
エラー JServletExceptionをthrowします。
関連項目 ありません。

2.3.4. changeStrToLong

名称 changeStrToLong - String文字列をlong型に変換する
形式
public static long changeStrToLong(
    String tagname,
    String data
) throws JServletException
説明 tagname - 入力用HTMLタグのNAME属性値
data - 入力データ

入力データをString型からlong型に変換して返却します。
ただし、dataがnullまたは空文字の場合は、0を返却します。
変換エラー時は、エラーメッセージ内にtagnameの値を設定して、JServletExceptionを発行します。

戻り値 long型の変換値を返します。
エラー JServletExceptionをthrowします。
関連項目 ありません。

2.3.5. changeStrToFloat

名称 changeStrToFloat - String文字列をfloat型に変換する
形式
public static float changeStrToFloat(
    String tagname,
    String data
) throws JServletException
説明 tagname - 入力用HTMLタグのNAME属性値
data - 入力データ

入力データをString型からfloat型に変換して返却します。
ただし、dataがnullまたは空文字の場合は、0を返却します。
変換エラー時は、エラーメッセージ内にtagnameの値を設定して、JServletExceptionを発行します。

戻り値 float型の変換値を返します。
エラー JServletExceptionをthrowします。
関連項目 ありません。

2.3.6. changeStrToDouble

名称 changeStrToDouble - String文字列をdouble型に変換する
形式
public static double changeStrToDouble(
    String tagname,
    String data
) throws JServletException
説明 tagname - 入力用HTMLタグのNAME属性値
data - 入力データ

入力データをString型からdouble型に変換して返却します。
ただし、dataがnullまたは空文字の場合は、0を返却します。
変換エラー時は、エラーメッセージ内にtagnameの値を設定して、JServletExceptionを発行します。

戻り値 double型の変換値を返します。
エラー JServletExceptionをthrowします。
関連項目 ありません。

2.4. OTXJSPResultRel1クラス

OTXJSPResultRel1は、出力データを管理するクラスです。

JSP開発ツールの「ソース作成」、「JSP作成」で生成するフェーズJavaソースファイル、JSPファイルで使用しています。

クラスjp.co.nec.webapjsp.run.OTXJSPResultRel1には次のメソッドがあります。

OTXJSPResultRel1 コンストラクタ
addAPAgent APAgentオブジェクトを追加する
removeAPAgent APAgentオブジェクトを削除する
getAPAgent APAgentオブジェクトを取得する
clearAPAgentTbl APAgentオブジェクトをすべて削除する

2.4.1. OTXJSPResultRel1

名称 OTXJSPResultRel1 - コンストラクタ
形式
public OTXJSPResultRel1()
説明 新しいOTXJSPResultRel1を構築します。
戻り値 ありません。
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.4.2. addAPAgent

名称 addAPAgent - APAgentオブジェクトを追加する
形式
public void addAPAgent(
    String methodName,
    APAgent apAgent
)
説明 methodName - メソッド名
apAgent - APAgentオブジェクト

指定したメソッドを実行するためのAPAgentオブジェクトを追加します。

戻り値 ありません。
エラー ありません。
関連項目 APAgentオブジェクトとは特定のメソッドを実行するようにAPAgentクラスから派生させたクラスのオブジェクトです。

2.4.3. removeAPAgent

名称 removeAPAgent - APAgentオブジェクトを削除する
形式
public void removeAPAgent(
    String methodName
)
説明 methodName - メソッド名

指定したメソッドを実行するためのAPAgentオブジェクトを削除します。

戻り値 ありません。
エラー ありません。
関連項目 APAgentオブジェクトとは特定のメソッドを実行するようにAPAgentクラスから派生させたクラスのオブジェクトです。

2.4.4. getAPAgent

名称 getAPAgent - APAgentオブジェクトを取得する
形式
public APAgent getAPAgent(
    String methodName
)
説明 methodName - メソッド名

指定したメソッドを実行するためのAPAgentオブジェクトを取得します。

戻り値 APAgentオブジェクトを返します。
エラー ありません。
関連項目 APAgentオブジェクトとは特定のメソッドを実行するようにAPAgentクラスから派生させたクラスのオブジェクトです。

2.4.5. clearAPAgentTbl

名称 clearAPAgentTbl - APAgentオブジェクトをすべて削除する
形式
public void clearAPAgentTbl()
説明 追加されているAPAgentオブジェクトをすべて削除します。
戻り値 ありません。
エラー ありません。
関連項目 APAgentオブジェクトとは特定のメソッドを実行するようにAPAgentクラスから派生させたクラスのオブジェクトです。

2.5. フェーズクラス

フェーズクラスは、フェーズに関するさまざまな情報を保持しています。JSP開発ツールで行ったフェーズ設定に従って、Webブラウザからの入力データの取得、サーバAPのメソッドの実行などの処理を行います。

フェーズクラスで公開しているメソッドは以下のとおりです。

execute クライアントの処理を記述したメソッド
setInputParam_jspAgent_カウンタ_メソッド名_出力JSPファイル名 入力データの取得処理を記述したメソッド

上記以外のメソッドはカスタマイズしないでください。

上記メソッドのカスタマイズについては、「カスタマイズ」の「フェーズJavaソースファイル」を参照してください。

2.5.1. execute

名称 execute - クライアントの処理を記述したメソッド
形式
public WebOTXJSPBean execute(
    Object com,
    HttpServletRequest req,
    HttpServletResponse res,
    String host,
    OTXJSPResultRel1 preOTXJSPResult
    PhaseExecInfo pInfo

) throws JServletException
説明 com - WebAP JSPが使用するCORBA通信コントロール
req - HTTPで取得したサーブレットリクエスト
res - HTTPに結果を返すためのサーブレットレスポンス
host - Webブラウザ情報
preOTXJSPResult - 前回のフェーズの実行結果
pInfo - フェーズ実行情報格納オブジェクト

JSP開発ツールで設定したフェーズ情報に従って、Webブラウザからの入力データの取得、サーバAPのメソッドの実行などを行います。

タイムアウトフェーズの場合、reqパラメータ、resパラメータは、タイムアウトフェーズが実行される契機(セッション解放契機)によって、以下のように異なります。契機の詳細については「セッション」を参照してください。

タイムアウトフェーズが実行される契機 reqパラメータ resパラメータ
タイムアウト時、
業務閉塞時、
開発環境からのAP置換時
null null
トランザクション切り替わり時 ブラウザからのリクエストに対応するHttpServletRequestオブジェクト ブラウザからのリクエストに対応するHttpServletResponseオブジェクト

戻り値 フェーズの実行結果を返却します。
エラー JServletExceptionをthrowします。
関連項目 OTXJSPResultRel1

JSP開発ツール起動時のJavaVMのオプションで、-Dwebapjsp.phasestate=1を指定しているときは、executeメソッドの形式は以下のようになります。JavaVMのオプションについては、「WebAP JSP Developer 固有のJavaVMのオプション」を参照してください。

名称 execute - クライアントの処理を記述したメソッド
形式
public WebOTXJSPBean execute(
    Object com,
    HttpServletRequest req,
    HttpServletResponse res,
    String host,
    OTXJSPResultRel1 preOTXJSPResult
) throws JServletException
説明 com - WebAP JSPが使用するCORBA通信コントロール
req - HTTPで取得したサーブレットリクエスト
res - HTTPに結果を返すためのサーブレットレスポンス
host - Webブラウザ情報
preOTXJSPResult - 前回のフェーズの実行結果

JSP開発ツールで設定したフェーズ情報に従って、Webブラウザからの入力データの取得、サーバAPのメソッドの実行などを行います。

戻り値 フェーズの実行結果を返却します。
エラー JServletExceptionをthrowします。
関連項目 OTXJSPResultRel1


2.5.2. setInputParam_jspAgent_カウンタ_メソッド名_出力JSPファイル名

名称 setInputParam_jspAgent_カウンタ_メソッド名_出力JSPファイル名 - 入力データの取得処理を記述したメソッド
形式
private void setInputParam_jspAgent_カウンタ_メソッド名_出力JSPファイル名(
	APAgentのクラス名 jspAgent_メソッド名,
	HttpServletRequest req,
	String jspCode
)throws JServletException
 
説明 カウンタ - 「フェーズ設定」ダイアログの「メソッド」タブで設定したメソッドの順番(1からの連番)
メソッド名 - サーバAPのメソッド名
出力JSPファイル名 - 前画面の出力JSPファイル名。前画面がない場合は「_Any」固定。


jspAgent_メソッド名 - APAgentのクラスインスタンス
req - HTTPで取得したサーブレットリクエスト
jspcode - 文字エンコーディング名

executeメソッドから呼び出されるメソッドです。Webブラウザからの入力データを取得し、APAgentのクラスインスタンスに設定します。

当メソッドは、フェーズに設定されているメソッドと前画面の出力JSPファイルの組み合わせごとに存在します。

以下の場合、当メソッドはJavaソースファイル中に存在しません。当メソッドで行う処理はすべてexecuteメソッド中で行います。

  • WebAP JSP Developerバージョン3.1以前のJSP開発ツールで作成した場合。
  • JavaVMのオプションに-Dwebapjsp.sourcefmt=0を指定して起動したJSP開発ツールで作成した場合。
    JSP開発ツールを起動する際に使用するJavaVMのオプションについては、「JSP開発ツール起動用の環境設定」を参照してください。

戻り値 ありません。
エラー JServletExceptionをthrowします。
関連項目 execute

2.6. MFDLCreateTagクラス

MFDLCreateTagは、HTMLの記述文字列を作成するためのクラスです。
MFDL移行で作成するJSPファイルで使用しています。

本クラスを使用可能なWebブラウザは、下記のとおりです。下記以外のWebブラウザから使用すると、エラーになります。

クラスMFDLCreateTagには次のメソッドがあります。

MFDLCreateTag コンストラクタ
getAlignRight INPUTタグの表示文字列を右詰にするための HTMLの記述文字列を返却する
getDATED 現在の日付をDATED(DD-MM-YY)形式の文字列で返却する
getDATEJ 現在の日付をDATEJ(YY-DDD)形式の文字列で返却する
getDATEM 現在の日付をDATEM(MM-DD-YY)形式の文字列で返却する
getDATES 現在の日付をDATES(YY.MM.DD)形式の文字列で返却する
getDATEY 現在の日付をDATEY(YY-MM-DD)形式の文字列で返却する
getIOPTag IOPフィールドに対応するHTMLの記述文字列を返却する
getIOPTagNoConv IOPフィールドに対応するHTMLの記述文字列を返却する(CodeConv.convKeyword使用しない)
getJSFile Webブラウザ種別を判定して、必要なJavaScriptファイル名を返却する
getMaxLength Webブラウザ種別を判定して、全角文字列の場合のMAXLENGTH値を返却する
getOUTTag OUTフィールドに対応するHTMLの記述文字列を返却する
getOUTTagNoConv OUTフィールドに対応するHTMLの記述文字列を返却する(CodeConv.convKeyword使用しない)
getRightToUpper Webブラウザ種別を判定して、INPUTタグの表示文字列の右詰表示と、表示文字列を大文字に変換するための HTMLの記述文字列を返却する
getTIME 現在の時刻をTIME(HH:MM:SS)形式の文字列で返却する
getToUpper Webブラウザ種別を判定して、INPUTタグの表示文字列を大文字に変換するための HTMLの記述文字列を返却する

2.6.1. MFDLCreateTag


名称 MFDLCreateTag - コンストラクタ
形式
public MFDLCreateTag(HttpServletRequest req)
             throws JServletException
説明 req - HTTPで取得したサーブレットリクエスト

Webブラウザを判定し、新しいMFDLCreateTagを構築します。
本クラスはフェーズソースでインスタンスを作成して、JSPソースに渡してください。
以下のメソッド使用時には、本コンストラクタにてインスタンスの作成が必要です。

  • getAlignRight
  • getJSFile
  • getMaxLength
  • getRightToUpper
  • getToUpper
戻り値 ありません。
エラー JServletExceptionをthrowします。
関連項目 ありません。

2.6.2. getAlignRight


名称 getAlignRight - INPUTタグの表示文字列を右詰にするための HTMLの記述文字列を返却する
形式
public String getAlignRight()
説明

Webブラウザ種別を判定して、INPUTタグの表示文字列を右詰にするための HTMLの記述文字列を返却します。
WebブラウザがNetscapeの場合には、""(空文字列)を返却します。

戻り値 HTMLの記述文字列
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.6.3. getDATED


名称 getDATED - 現在の日付をDATED(DD-MM-YY)形式の文字列で返却する
形式
public static String getDATED()
説明

現在の日付をDATED(DD-MM-YY)形式の文字列で返却します。

戻り値 DATED(DD-MM-YY)形式の現在の日付
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.6.4. getDATEJ


名称 getDATEJ - 現在の日付をDATEJ(YY-DDD)形式の文字列で返却する
形式
public static String getDATEJ()
説明

現在の日付をDATEJ(YY-DDD)形式の文字列で返却します。

戻り値 DATEJ(YY-DDD)形式の現在の日付
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.6.5. getDATEM


名称 getDATEM - 現在の日付をDATEM(MM-DD-YY)形式の文字列で返却する
形式
public static String getDATEM()
説明

現在の日付をDATEM(MM-DD-YY)形式の文字列で返却します。

戻り値 DATEM(MM-DD-YY)形式の現在の日付
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.6.6. getDATES


名称 getDATES - 現在の日付をDATES(YY.MM.DD)形式の文字列で返却する
形式
public static String getDATES()
説明

現在の日付をDATES(YY.MM.DD)形式の文字列で返却します。

戻り値 DATES(YY.MM.DD)形式の現在の日付
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.6.7. getDATEY


名称 getDATEY - 現在の日付をDATEY(YY-MM-DD)形式の文字列で返却する
形式
public static String getDATEY()
説明

現在の日付をDATEY(YY-MM-DD)形式の文字列で返却します。

戻り値 DATEY(YY-MM-DD)形式の現在の日付
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.6.8. getIOPTag


名称 getIOPTag - IOPフィールドに対応するHTMLの記述文字列を返却する
形式
public static String getIOPTag(String[] oData,
                               byte[][] opt,
                               int index,
                               boolean blModify,
                               String name)
nowrap="nowrap"説明 oData - 全受信データ
opt - 受信したModify値
index - oData中の処理対象データのindex(0以上)
blModify - Modify使用の有無(true:使用 false:未使用)
name - フィールド名(HTMLタグのNAME属性値)

指定したindexのデータについて、IOPフィールドに対応するHTMLの記述文字列を作成して返却します。
CodeConv.convKeywordを使用してデータのキーワード変換を行います。
nameに指定する値は、フェーズJavaソース中に記述しているフィールド名と一致している必要があります。

戻り値 HTMLの記述文字列
エラー ありません。
関連項目 CodeConv.convKeyword

2.6.9. getIOPTagNoConv


名称 getIOPTagNoConv - IOPフィールドに対応するHTMLの記述文字列を返却する(CodeConv.convKeyword使用しない)
形式
public static String getIOPTagNoConv(String[] oData,
                                     byte[][] opt,
                                     int index,
                                     boolean blModify,
                                     String name)
説明 oData - 全受信データ
opt - 受信したModify値
index - oData中の処理対象データのindex(0以上)
blModify - Modify使用の有無(true:使用 false:未使用)
name - フィールド名(HTMLタグのNAME属性値)

指定したindexのデータについて、IOPフィールドに対応するHTMLの記述文字列を作成して返却します。
CodeConv.convKeywordを使用しません(データのキーワード変換を行いません)。
nameに指定する値は、フェーズJavaソース中に記述しているフィールド名と一致している必要があります。

戻り値 HTMLの記述文字列
エラー ありません。
関連項目 CodeConv.convKeyword

2.6.10. getJSFile


名称 getJSFile - Webブラウザ種別を判定して、必要なJavaScriptファイル名を返却する
形式
public String getJSFile()
説明

Webブラウザ種別を判定して、Webブラウザに必要なJavaSciptファイル名を返却します。

戻り値 JavaScriptファイル名
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.6.11. getMaxLength


名称 getMaxLength - Webブラウザ種別を判定して、全角文字列の場合のMAXLENGTH値を返却する
形式
public String getMaxLength(int size)
説明 size - 文字数

Webブラウザ種別を判定して、全角文字列の場合の最大長(HTML構文のMAXLENGTH値)を返却します。

戻り値 MAXLENGTH値
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.6.12. getOUTTag


名称 getOUTTag - OUTフィールドに対応するHTMLの記述文字列を返却する
形式
public static String getOUTTag(String[] oData,
                               byte[][] opt,
                               int index,
                               boolean blModify)
説明 oData - 全受信データ
opt - 受信したModify値
index - oData中の処理対象データのindex(0以上)
blModify - Modify使用の有無(true:使用 false:未使用)

指定したindexのデータについて、OUTフィールドに対応するHTMLの記述文字列を作成して返却します。
CodeConv.convKeywordを使用してデータのキーワード変換を行います。

戻り値 HTMLの記述文字列
エラー ありません。
関連項目 CodeConv.convKeyword

2.6.13. getOUTTagNoConv


名称 getOUTTagNoConv - OUTフィールドに対応するHTMLの記述文字列を返却する(CodeConv.convKeyword使用しない)
形式
public static String getOUTTagNoConv(String[] oData,
                                     byte[][] opt,
                                     int index,
                                     boolean blModify)
説明 oData - 全受信データ
opt - 受信したModify値
index - oData中の処理対象データのindex(0以上)
blModify - Modify使用の有無(true:使用 false:未使用)

指定したindexのデータについて、OUTフィールドに対応するHTMLの記述文字列を作成して返却します。
CodeConv.convKeywordを使用しません(データのキーワード変換を行いません)。

戻り値 HTMLの記述文字列
エラー ありません。
関連項目 CodeConv.convKeyword

2.6.14. getRightToUpper


名称 getRightToUpper - Webブラウザ種別を判定して、INPUTタグの表示文字列の右詰表示と、表示文字列を大文字に変換するための HTMLの記述文字列を返却する
形式
public String getRightToUpper()
説明

WWebブラウザ種別を判定して、INPUTタグの表示文字列の右詰表示と、表示文字列を大文字に変換するための HTMLの記述文字列を返却します。
WebブラウザがNetscapeの場合には、""(空文字列)を返却します。

戻り値 HTMLの記述文字列
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.6.15. getTIME


名称 getTIME - 現在の時刻をTIME(HH:MM:SS)形式の文字列で返却する
形式
public static String getTIME()
説明

現在の時刻をTIME(HH:MM:SS)形式の文字列で返却します。

戻り値 現在の時刻
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.6.16. getToUpper


名称 getToUpper - Webブラウザ種別を判定して、INPUTタグの表示文字列を大文字に変換するための HTMLの記述文字列を返却する
形式
public String getToUpper()
説明 Webブラウザ種別を判定して、INPUTタグの表示文字列を大文字に変換するための HTMLの記述文字列を返却します。
WebブラウザがNetscapeの場合には、""(空文字列)を返却します。
戻り値 HTMLの記述文字列
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.7. MCADetailクラス

MCADetailは、MCAビットの値を取得するためのクラスです。

JSP開発ツールの「MFDL」で生成するJSPファイルで使用しています。

クラスMCADetailには次のメソッドがあります。

getBCLR BCLRビットのON/OFFを取得する
getNCLR NCLRビットのON/OFFを取得する
getNODATA NODATAビットのON/OFFを取得する
getPARTIAL PARTIALビットのON/OFFを取得する
getSOPT SOPTビットのON/OFFを取得する
getVARIABLE VARIABLEビットのON/OFFを取得する

2.7.1. getBCLR


名称 getBCLR - BCLRビットのON/OFFを取得する
形式
public static boolean getBCLR(short mca)
説明 mca - MCAの値

BCLRビットのON/OFFを取得します。

戻り値 true(BCLRビットのON)/false(BCLRビットのOFF)
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.7.2. getNCLR


名称 getNCLR - NCLRビットのON/OFFを取得する
形式
public static boolean getNCLR(short mca)
説明 mca - MCAの値

NCLRビットのON/OFFを取得します。

戻り値 true(NCLRビットのON)/false(NCLRビットのOFF)
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.7.3. getNODATA


名称 getNODATA - NODATAビットのON/OFFを取得する
形式
public static boolean getNODATA(short mca)
説明 mca - MCAの値

NODATAビットのON/OFFを取得します。

戻り値 true(NODATAビットのON)/false(NODATAビットのOFF)
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.7.4. getPARTIAL


名称 getPARTIAL - PARTIALビットのON/OFFを取得する
形式
public static boolean getPARTIAL(short mca)
説明 mca - MCAの値

PARTIALビットのON/OFFを取得します。

戻り値 true(PARTIALビットのON)/false(PARTIALビットのOFF)
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.7.5. getSOPT


名称 getSOPT - SOPTビットのON/OFFを取得する
形式
public static boolean getSOPT(short mca)
説明 mca - MCAの値

SOPTビットのON/OFFを取得します。
処理上は常にONなので、通常、当メソッドが呼ばれることはありません。

戻り値 true(SOPTビットのON)/false(SOPTビットのOFF)
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.7.6. getVARIABLE


名称 getVARIABLE - VARIABLEビットのON/OFFを取得する
形式
public static boolean getVARIABLE(short mca)
説明 mca - MCAの値

VARIABLEビットのON/OFFを取得します。

戻り値 true(VARIABLEビットのON)/false(VARIABLEビットのOFF)
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.8. MODIFYDetailクラス

MODIFYDetailは、MODIFYビットの値を取得するためのクラスです。
JSP開発ツールの「MFDL」で生成するJSPファイルで使用しています。

クラスMODIFYDetailには次のメソッドがあります。

getATR ATRビットを取得する(ATR,mdt,prtビットの組み合わせを判定)
getBLINK BLINK(ブリンクの有無)を取得する
getBLINK2 BLINK(高輝度表示の有無)を取得する
getCOLOR COLORビットのON/OFFを取得する
getCOLORINF COLORビット(RGBの色情報)を取得する
getSEND SENDビットのON/OFFを取得する

2.8.1. getATR


名称 getATR - ATRビットを取得する(ATR,mdt,prtビットの組み合わせを判定)
形式
public static boolean getATR(byte[][] opt,
                             int index)
説明 opt - 受信MODIFY値の配列
index - 全受信データの配列中の処理対象データのindex(0以上)

ATRビットを取得します。
ATR,mdt,prtビットの組み合わせを判定し、ATR=1かつmdt=1かつprt=1ならtrueを、それ以外ならfalseを返却します。

戻り値 true(ATR=1かつmdt=1かつprt=1)/false(左記以外)
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.8.2. getBLINK


名称 getBLINK - BLINK(ブリンクの有無)を取得する
形式
public static boolean getBLINK(short modify)
説明 modify - MODIFYの値

BLINK(ブリンクの有無)を取得します。
BLINKビットが11ならtrueを、それ以外ならfalseを返却します。

戻り値 true(BLINK=11)/false(左記以外)
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.8.3. getBLINK2


名称 getBLINK2 - BLINK(高輝度表示の有無)を取得する
形式
public static boolean getBLINK2(short modify)
説明 modify - MODIFYの値

BLINK(高輝度表示の有無)を取得します。
BLINKビットが11または10ならtrueを、01 または 00ならfalseを返却します。

戻り値 true(BLINK=11 または BLINK=10)/false(BLINK=01 または BLINK=00)
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.8.4. getCOLOR


名称 getCOLOR - COLORビットのON/OFFを取得する
形式
public static boolean getCOLOR(short modify)
説明 modify - MODIFYの値

COLORビットのON/OFFを取得します。

戻り値 true(COLORビットのON)/false(COLORビットのOFF)
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.8.5. getCOLORINF


名称 getCOLORINF - COLORビット(RGBの色情報)を取得する
形式
public static String getCOLORINF(short modify)
説明 modify - MODIFYの値

COLORビットからRGBの色情報を取得し、色番号文字列(#xxxxxx)を返却します。

戻り値 色番号文字列(#xxxxxx)
エラー ありません。
関連項目 ありません。

2.8.6. getSEND


名称 getSEND - SENDビットのON/OFFを取得する
形式
public static boolean getSEND(short modify)
説明 modify - MODIFYの値

SENDビットのON/OFFを取得します。

戻り値 true(SENDビットのON)/false(SENDビットのOFF)
エラー ありません。
関連項目 ありません。