本編では、VISコネクタに関するFAQを記述します。
言語等に関わらず、CORBAインタフェースを使えば、WebOTXを通してVISコネクタが生成したオブジェクトを利用することは可能です。
(注)WebOTX VIS Connectorが提供している通信クラスはWebOTX上でなければ動作しません。
現状、「VISコネクタ」は、各名前等の指定において、日本語の入力を不可としています。
これはIDLの記述に日本語が許されてないからです。(OMGの仕様です)
インポート機能の名前の自動変換の対象は以下ものです。
| コピー原文 | VISコネクタエディタ展開 | |
|---|---|---|
| 1 | 「名前に"-"が含まれている場合」 | 「"_" に変換」 |
| 2 | 「FILLER」 | Parameter+番号 (例:Parameter1) |
| 3 | 「名前に日本語が含まれている場合」 | Parameter+番号 (例:Parameter1) |
| 4 | 「同名の場合」 (大文字小文字を区別しない) | Parameter+番号 (例:Parameter1) |
WebOTXインストールディレクトリ配下に、Trnsvというディレクトリがあります。 このTrnsvディレクトリが、コネクタ定義ファイルを格納するデフォルトのディレクトリとなります。 Trnsvディレクトリにコネクタ定義ファイルを格納すれば、ソースの修正は不要となります。
サーバAPデザイナが生成するコネクタAPは、端末ヘルスチェック用のメッセージとして、DFctrlを意識した実装になっています。このため、端末ヘルスチェック用メッセージとして、トランザクション(”/NULL”)メッセージをご使用になる場合は、以下の作業が必要となります。
ソース修正イメージ
for(;;) { PerObj.recv(VCA_recvBuffer,VCA_recvBuffer.length,true,VCA_datainfo) ; // ”/NULL”電文は読み飛ばす if ( VCA_datainfo.recvMsgTXID.indexOf("/NULL") == -1 ) break ; }
1パスあたりの処理可能なトランザクションは、1トランザクションです。同時に複数のトランザクションに対する処理を行うことはできません。パス数を越えて要求が発生した場合は、他の処理が完了するまで待つことになります。
VISコネクタオブジェクト個々毎にパスが張られます。VISコネクタオブジェクトの生成は以下のようになります。
(*)上記に加え、VISコネクタオブジェクトの数(ステートレス方式の場合は常駐オブジェクトの数)はVISコネクタのライセンス数に依存します。
1VISコネクタオブジェクトから複数FNPに接続するには、コネクタAPのカスタマイズが必要となります。
カスタマイズを行う場合の処理の流れは以下のようになります。
VISコネクタ生成APをカスタマイズを行わないで利用する場合には、FNP毎にVISコネクタオブジェクトを生成し、切り替えて利用することになります。
1VISコネクタオブジェクトで送受信でエラーが発生した場合、これを受けて次のアクション(切替、再接続、リトライ)を行うようCORBAオブジェクトを作成すれば可能になります。(カスタマイズを行う)
コネクタ定義ファイルに接続したいホストを記述してコネクタAPを再起動します。詳しくは、コネクタ定義ファイルの設定を参照してください。