7. FAQ

本編では、VISコネクタに関するFAQを記述します。


7.1. C++版/Java版共通

7.1.1. VISコネクタはHOLONやC++からの利用は可能ですか?

言語等に関わらず、CORBAインタフェースを使えば、WebOTXを通してVISコネクタが生成したオブジェクトを利用することは可能です。
(注)WebOTX VIS Connectorが提供している通信クラスはWebOTX上でなければ動作しません。


7.1.2. 日本語変数名の対応は可能ですか?

現状、「VISコネクタ」は、各名前等の指定において、日本語の入力を不可としています。
これはIDLの記述に日本語が許されてないからです。(OMGの仕様です)

7.1.3. インポート機能の名前の自動変換の対象は?

インポート機能の名前の自動変換の対象は以下ものです。

 コピー原文VISコネクタエディタ展開
1「名前に"-"が含まれている場合」「"_" に変換」
2「FILLER」Parameter+番号 (例:Parameter1)
3「名前に日本語が含まれている場合」Parameter+番号 (例:Parameter1)
4「同名の場合」
(大文字小文字を区別しない)
Parameter+番号 (例:Parameter1)

「コピー原文」での名前が上記条件にあてはまる場合、インポート機能によってサーバAPデザイナで展開される際、名前の自動変換が行われます。


7.1.4. VISコネクタのコネクタ定義ファイルのディレクトリ指定のデフォルトのディレクトリの場所は?

WebOTXインストールディレクトリ配下に、Trnsvというディレクトリがあります。 このTrnsvディレクトリが、コネクタ定義ファイルを格納するデフォルトのディレクトリとなります。 Trnsvディレクトリにコネクタ定義ファイルを格納すれば、ソースの修正は不要となります。

7.2. C++版のみ

7.3. Java版の

7.3.1. ヘルスチェックメッセージを変更するには?

サーバAPデザイナが生成するコネクタAPは、端末ヘルスチェック用のメッセージとして、DFctrlを意識した実装になっています。このため、端末ヘルスチェック用メッセージとして、トランザクション(”/NULL”)メッセージをご使用になる場合は、以下の作業が必要となります。


7.3.2. ホスト(FNP)・サーバ間での1パス当たりで処理可能なトランザクションは、最大何トランザクションですか?

1パスあたりの処理可能なトランザクションは、1トランザクションです。同時に複数のトランザクションに対する処理を行うことはできません。パス数を越えて要求が発生した場合は、他の処理が完了するまで待つことになります。


7.3.3. サーバ側から見てホスト(FNP)とのパスは、どの単位で張られるのでしょうか?

VISコネクタオブジェクト個々毎にパスが張られます。VISコネクタオブジェクトの生成は以下のようになります。

(*)上記に加え、VISコネクタオブジェクトの数(ステートレス方式の場合は常駐オブジェクトの数)はVISコネクタのライセンス数に依存します。


7.3.4. 複数FNPに接続パスはできますか?

1VISコネクタオブジェクトから複数FNPに接続するには、コネクタAPのカスタマイズが必要となります。
カスタマイズを行う場合の処理の流れは以下のようになります。

↓ 接続
↓(送受信)
↓ 切断
↓ FNP切り替え
↓ 接続
↓(送受信)
↓ 切断

VISコネクタ生成APをカスタマイズを行わないで利用する場合には、FNP毎にVISコネクタオブジェクトを生成し、切り替えて利用することになります。


7.3.5. 複数FNPに接続パスが可能な場合、接続されているFNPが障害となった場合は予備FNPへの接続方法はありますか?

1VISコネクタオブジェクトで送受信でエラーが発生した場合、これを受けて次のアクション(切替、再接続、リトライ)を行うようCORBAオブジェクトを作成すれば可能になります。(カスタマイズを行う)


7.3.6. WebOTX VIS Connector使用時に、コネクタAPを改造せず接続先ホストを変えるにはどうすればよいですか?

コネクタ定義ファイルに接続したいホストを記述してコネクタAPを再起動します。詳しくは、コネクタ定義ファイルの設定を参照してください。