名称
     create-http-listener - 新しいHTTPネットワーク・リスナー ・ソ
     ケットを追加します

形式
     create-http-listener [ --user  admin_user	]   [  --password
     admin_password ]  [ --host	host_name ]  [ --port port_number
     ]	[ --protocol=rmi|jmxmp ]  [ --passwordfile filename ]	[
     --encrypted=true|false  ]	 [  --terse=true|false	]   [  --
     echo=true|false  ]	  [  --interactive=true|false  ]   [   --
     secure=true|false	]  [ --legacy=true|false ]  [ --help ]	-
     -listeneraddress address  --listenerport listener-port   {--
     default-virtual-server  |	--defaultvs}virtual-server   [ --
     servername	 server-name  ]	  [  --acceptorthreads	acceptor-
     threads  ]	  [  --xpowered={true|false}  ]	 [ --redirectport
     redirect-port ]  [	--securityenabled={false|true}	]   [  --
     enabled={true|false} ]  [ --target	target ]  listener-id

説明
     create-http-listenerサブコマンドでは、HTTPネットワーク・リス
     ナーを作成します。このサブコマンドは、リモート・モードでのみ
     サポートされています。

オプション
     -u	--user
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザ名。

	   既にotxadmin loginコマンドでログインしている場 合 は、
	   --userオプションの指定は不要です。

     -w	--password
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザのパ ス ワー
	   ド。

     -H	--host
	   ドメインの運用管理エージェントが起動しているマシン名。

     -p	--port
	   ドメインの運用管理エージェントのポート番号。既定 値 は
	   6212です。

     --protocol
	   ドメインの運用管理エージェントとの接続プロトコルを選択
	   します。指定できるプロトコルは、rmi、jmxmpです。既定値
	   はrmiです。

     -W	--passwordfile
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードを含むファイ
	   ル。

     --encrypted
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードに暗号化され

	   た パスワードを利用する場合に指定します。既定値はfalse
	   です。暗号化されたパスワードの生成にはencryptコマン ド
	   を 使 用してください。このオプションはpasswordfileオプ
	   ションが指定されている場合のみ有効です。

     -t	--terse
	   trueを指定すると、出力データがスクリプトによる処理のた
	   めの簡潔なデータとなります。既定値はfalseです。

     -e	--echo
	   trueを指定すると、標準出力でコマンドライン文が表示され
	   ます。既定値はfalseです。

     -I	--interactive
	   true(既定値)を指定すると、パスワードオプション入力用の
	   プロンプトを表示します。

     -s	--secure
	   trueを指定すると、ドメインの運用管理エージェントとの通
	   信にSSL/TLSを利用します。既定値はfalseです。

     --legacy
	   trueを指定すると、コマンドの接続先のサーバがV8か、V9か
	   確認します。確認後V8であれば旧互換動作を行い、V9であれ
	   ばV9の動作を行います。falseの場合は接続先のサーバを 確
	   認せずにV9の動作を行います。既定値はfalseです。

     --help
	   コマンドのヘルプを表示します。

     --listeneraddress
	   IPアドレスまたはホスト名(DNSにより解決可能)。

     --listenerport
	   リスニング・ソケットを作成するポートの番号。適切な値は
	   1 から65535です。UNIXでは、ポート1から1024でリスニング
	   するソケットを作成するには、スーパーユーザー権限が必要
	   です。SSLリスニング・ソケットは、ポート443に構成するこ
	   とをお薦めします。

     --default-virtual-server, --defaultvs
	   このリスナーのデフォルト 仮 想 サー バー の ID 属 性。
	   --defaultvsオプションは推奨されません。

     --servername
	   サーバーがクライアントに送信するURLのホスト名セク ショ
	   ンに入れる値をサーバーに指示します。この値は、サーバー
	   が自動的に生成するURLには影響しますが、サーバーに格 納
	   さ れ て いるディレクトリやファイルのURLには影響しませ
	   ん。サーバーが別名を使用する場合は、この名前も別名にす
	   る必要があります。コロンとポート番号を追加すると、サー
	   バーがクライアントに送信するURL内でそのポートが使用 さ

	   れます。

     --acceptorthreads
	   リスナー・ソケットのアクセプタ・スレッドの数。推 奨 値
	   は、	マ シ ン内のプロセッサの数です。デフォルト値は1で
	   す。

     --xpowered
	   trueに設定すると、X-Powered-By: Servlet/3.0ヘッダー と
	   X-Powered-By:JSP/2.0ヘッダーが適切なレスポンスに追加さ
	   れます。Servlet 3.0仕様では、サーブレットが生成する レ
	   スポンスにコンテナがX-Powered-By:Servlet/3.0ヘッダーを
	   追加できるように定義されています。デフォルト値はtrueで
	   す。

     --redirectport
	   このオプションは指定しないでください。このオプションは
	   以前のリリースとの互換性を維持するために使用されます。
	   このオプションを指定すると、構文エラーが発生しません。
	   かわりに、サブコマンドは正常に実行され、オプションが無
	   視されたという警告メッセージが表示されます。

     --securityenabled
	   trueに設定すると、HTTPリスナーはSSLを実行します。 SSL2
	   ま たはSSL3のON/OFFを切り替え、SSL要素を使用して暗号化
	   方式を設定することができます。サーバー・インスタンスで
	   証明書を使用できるようにすることにより、セキュリティ設
	   定でSSLをグローバルに有効または無効にします。デフォ ル
	   ト値はfalseです。

     --enabled
	   trueに設定すると、実行時にリスナーが有効になります。デ
	   フォルト値はtrueです。

     --target
	   指定したターゲットにのみHTTPリスナーを作成します。有効
	   な値は次のとおりです:

	   server: デフォルトのサーバー・インスタンスにHTTP リ ス
	   ナーを作成します。この値がデフォルト値です。

	   configuration-name: 指定した構成にHTTPリスナーを作成し
	   ます。

オペランド
     listener-id
	   HTTPネットワーク・リスナーのリスナーID。

使用例
     例1: create-http-listenerの使用法

     otxadmin> create-http-listener --listeneraddress 0.0.0.0 --listenerport 7272 --defaultvs server --servername host1.com --acceptorthreads 100 --securityenabled=false --enabled=false sampleListener
     Command create-http-listener executed successfully

     sampleListenerという名前のHTTPネットワーク・リスナーを作成し
     ます。このHTTPネットワーク・リスナーは、アクセプタ・スレッド
     の数としてデフォルト以外の値を使用し、実行時に無効にな り ま
     す。

終了ステータス
     0	   コマンド実行成功

     1	   コマンド実行失敗

関連事項
 delete-http-listener(1) list-http-listeners(1) create-virtual-server(1) create-ssl(1) create-network-listener(1)