本章では、WebOTX製品のインストール方法について説明します。
バックアップ環境のリストアに関しては、 [ 高度な管理と運用サイクルガイド > 1. バックアップ/リストア > 1.3. 同一環境にリストアする手順 ] あるいは [ 高度な管理と運用サイクルガイド > 1. バックアップ/リストア > 1.4. 異なる環境にリストアする手順 ] を参照してください。
以下からの説明では、WebOTX Application Serverの各エディション(Express、Standard、Enterprise)を「WebOTX AS」と省略して表現します。
WebOTX 製品のインストールには利用するプラットフォームに対応するWebOTX Mediaが最低1つ必要になります。複数のマシンにインストールする場合、WebOTX Mediaは複数マシン間で共有することが可能です。
WebOTX Mediaは出荷時期及び対応プラットフォームにより収録製品が異なります。
以下にWebOTX Media V9 Release 7の収録製品一覧を記載します。
| 対応プラットフォーム | WebOTX Mediaの製品名 | 型番 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Windows (x86) | WebOTX Media V9 Release 7(DVD) | UL1519-U1T | |
| Windows (x64) | WebOTX Media (x64) V9 Release 7(DVD) | UL1519-G1S | |
| Linux (x86) | - | - | V9.4ではサポートされません。 |
| Linux (x64) | WebOTX Media (x64) V9 Release 7(DVD) | UL4021-G1T | |
| HP-UX (IPF) | WebOTX Media (IPF) V9 Release 7(DVD) | UQ2621-AJ0B1 |
| ディスク番号 | 内容 |
|---|---|
| DVD | |
| #1 | Express、Standard、Enterprise、Administrator、Developer(with Developer's Studio)、 Developer(for CORBA Application) Client、拡張製品、マニュアル、EnterpriseDirectoryServer Ver7.1 |
| 収録製品名 | 型番 | 備考 |
|---|---|---|
| WebOTX Developer V9.4 | UL1519-M4T | |
| WebOTX Administrator V9.4 | UL1519-S02 | |
| WebOTX Application Server Express V9.4 Processor License | UL1519-M2T | |
| WebOTX Application Server Standard V9.4 Processor License | UL1519-M0K | |
| WebOTX Application Server Enterprise V9.4 Processor License | UL1519-M0L | |
| WebOTX Download Contents V9.4 | UL1519-P04 | |
| WebOTX OLF/TP Adapter V9.2(4) | UL1519-70Z | |
| WebOTX WebAP JSP Developer V8.2 | UL1519-A0EA | |
| WebOTX WebAP JSP V8.2 | UL1519-A1EA | |
| WebOTX Connector Developer V7.1 | UL1519-A4C | |
| WebOTX VIS Connector V7.1(4) | UL1519-A0C | |
| Coherence for WebOTX V9.4 | 型番は製品部門にお問い合わせください |
| ディスク番号 | 内容 |
|---|---|
| DVD | |
| #1 | Express、Standard、Enterprise、Administrator、Developer(with Developer's Studio)、 、Developer(for CORBA Application) Client、拡張製品、マニュアル、EnterpriseDirectoryServer Ver7.1 |
| <32ビット環境用製品> Developer(with Developer's Studio)、Developer(for CORBA Application)、Administrator、Client |
| 収録製品名 | 型番 | 備考 |
|---|---|---|
| WebOTX Developer V9.4 | UL1519-M4T | Win(x86)用のインストーラも同梱 |
| WebOTX Administrator V9.4 | UL1519-S02 | Win(x86)用のインストーラも同梱 |
| WebOTX Application Server Express V9.4 Processor License | UL1519-M2T | |
| WebOTX Application Server Standard V9.4 Processor License | UL1519-M0K | |
| WebOTX Application Server Enterprise V9.4 Processor License | UL1519-M0L | |
| WebOTX Download Contents V9.4 | UL1519-P04 | |
| WebOTX OLF/TP Adapter V9.2(4) | UL1519-70Z | |
| WebOTX WebAP JSP Developer V8.2 | UL1519-A0EA | |
| WebOTX WebAP JSP V8.2 | UL1519-A1EA | |
| WebOTX Connector Developer V7.1 | UL1519-A4C | |
| WebOTX VIS Connector V7.1(4) | UL1519-A0C | |
| Coherence for WebOTX V9.4 | 型番は製品部門にお問い合わせください |
| ディスク番号 | 内容 |
|---|---|
| DVD | |
| #1 | Express、Standard、Enterprise、Administrator、Client、Developer(for CORBA Application)、WebOTX拡張製品、SSL通信用パッケージ、マニュアル、EnterpriseDirectoryServer Ver6.0 |
| 製品名 | 型番 | 備考 |
|---|---|---|
| WebOTX Developer V9.4 | UQ2600-E/H/G0K0A1 | |
| WebOTX Administrator V9.4 | UQ2607-E/H/G0A0A1 | |
| WebOTX Application Server Express V9.4 Processor License | UQ2630-E/H/G0K0A1 | |
| WebOTX Application Server Standard V9.4 Processor License | UQ2631-E/H/G0E0A1 | |
| WebOTX Application Server Enterprise V9.4 Processor License | UQ2631-E/H/G0E0B1 | |
| WebOTX Download Contents V9.4 | UQ2622-E/H/G0E0A1 | |
| WebOTX OLF/TP Adapter V9.2(4) | UQ2645-E/H/G080A1 | |
| WebOTX WebAP JSP V8.2 | UQ2602-E/H/G0C0B1 | |
| WebOTX VIS Connector V7.1(4) | UQ2601-E/H/G0A0B1 |
| ディスク番号 | 内容 |
|---|---|
| DVD | |
| #1 | Express、Standard、Enterprise、Administrator、Developer(for CORBA Application)、 Client、WebOTX拡張製品、マニュアル、EnterpriseDirectoryServer Ver7.1 |
| 収録製品名 | 型番 | 備考 |
|---|---|---|
| WebOTX Developer (for CORBA Application) V9.4 | UL4021-K05 | |
| WebOTX Administrator V9.4 | UL4021-D0N | |
| WebOTX Application Server Express V9.4 Processor License | UL1519-M2T | Windows版と型番を統合しました。 |
| WebOTX Application Server Standard V9.4 Processor License | UL1519-M0K | Windows版と型番を統合しました。 |
| WebOTX Application Server Enterprise V9.4 Processor License | UL1519-M0L | Windows版と型番を統合しました。 |
| WebOTX Download Contents V9.4 | UL4021-B0K | |
| WebOTX OLF/TP Adapter V9.2(4) | UL4021-60M | |
| WebOTX WebAP JSP V8.2 | UL4021-50H | |
| WebOTX VIS Connector V7.1(4) | UL4021-40L | |
| Coherence for WebOTX V9.4 | 型番は製品部門にお問い合わせください |
インストール前に必ず行う必要がある作業と確認事項について、それぞれのOSごとに説明します。
WebOTXのインストール中は、インストーラの内部でJavaを使ってセットアップを行います。 そのため、WebOTXをインストールする前に、JDK (Java SE Development Kit)がインストール済みかを確認してください。 まだJDKがインストールされていない場合は、必ずWebOTXインストール前にJDKをインストールしてください。
Windows、Linux用のJDKは、WebOTX MediaのDVD-ROM媒体に付属しています。 DVD-ROM媒体に付属しているJDKバージョンは、WebOTX製品がリリースされた時点での最新版です。 しかし、JDK自体は約3ヶ月程度のサイクルで更新されてOracleのWebサイトで公開されるため、WebOTXインストールを行っている現在では、付属のバージョンより新しいものが公開されている可能性があります。 WebOTXは、最新のJDKバージョンを適用することを推奨しています。 最新バージョンのJDKを適用する場合は、Windows、Linux用はOracle社のWebサイトから、HP-UX用はHewlett Packard Enterprise社のWebサイトからダウンロードしてください。 JDKのインストール方法に関しては、JDKのインストールマニュアルを参照願います。
(参考) [ セットアップガイド > 1. 使用上の条件 > 1.2. ソフトウェア条件について > 1.2.2. Java SE Development Kit ]
WebOTX をインストールする前に、Microsoft Internet Information Services (IIS)などの他のWebサーバが起動している場合、WebOTXで使用されるポート番号などの設定内容が重複する恐れがあります。 この問題を回避するために、一旦 Webサーバを停止するようにしてください。 停止方法などはインストールされている各Webサーバのマニュアルを参照してください。
ここからは、OSごとに固有の作業内容を説明していきます。
WebOTXをインストールする前に次の作業を行います。
WebOTX製品は、新旧の複数バージョンのインストールと、同一バージョンの複数位置へのインストールはできません。 したがって、既に旧バージョンのWebOTXか本バージョンのWebOTXがインストールされている場合は、WebOTXのサービス群を停止した後にアンインストールを行なってください。 操作手順については、ご利用になっているバージョンのマニュアルをご参照ください。
インストール作業は、必ずAdministratorsグループに所属した管理者権限があるユーザで行わなければなりません。
管理者権限があるユーザでログインしていることを確認してください。
インストールを行う場合は、Built-in Administratorユーザで行うか、管理者権限のあるユーザでも「管理者として実行」
によりインストーラを起動してください。
Windows版のインストーラはレジストリへの書き込みを行います。以下のレジストリキーに SYSTEMユーザおよびAdministratorsグループの書き込み権限が設定されていることを確認してください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC (*1) HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC (*1,*2)
この作業が完了したら[ 2.2. インストール ]に進んでください。
製品をインストールする前に次の作業を行います。
UNIX版のWebOTX製品は、複数バージョンインストールをサポートしていますが、共存の対象バージョンや対応製品がありますので[製品構成と提供機能 >
3. 提供機能 >
3.11. インストール/アンインストール >
3.11.3. 複数バージョンインストール ]で確認してください。
既に他バージョンのWebOTXか本バージョンのWebOTXがインストールされている場合は、WebOTXのサービス群を停止してからインストール作業を行なってください。
他バージョンのWebOTXの操作手順については、ご利用になっているバージョンのマニュアルをご参照ください。
また、インストール時に必要な設定やインストール後に必要な作業がありますので、製品のインストールを行う前に [ 2.2.2.7. 複数バージョンインストールについて ]を参照してください。
一般に、WebOTXアプリケーションサーバの運用は、運用管理ユーザによって行われます。 運用管理ユーザのログイン・アカウントは、スーパーユーザ(root)とは別に作成されます。
もし、WebOTXを一般権限のログイン・アカウントによって運用する場合は、運用のためのUNIXユーザアカウントを作成してください。 WebOTXのサービス・プロセスは、作成した運用アカウントのオーナーで稼動します。
一方、スーパーユーザでもWebOTXを運用することができます。 この場合、WebOTXサービス・プロセス群は、rootユーザで稼動することになります。 スーパーユーザでWebOTXの運用管理をする場合は、運用管理専用アカウントを作成する必要はありません。
WebOTX AS Standard/Enterprise では、内蔵するTPモニタ機能を有効に動作させるために、 OSリソースのパラメータ設定値をチューニングしなければなりません。 インストール・セットアップ自体は、既定の調整可能パラメータ(カーネルパラメータ)値のままで作業できます。 しかし、セットアップ後に特定のアプリケーションを動かすことが想定できる場合は、 インストールする前にカーネルパラメータのチューニング作業を実施することを推奨します。
WebOTX ASで調整を検討するべきカーネルパラメータ項目の説明と算定基準を示します。 現在のカーネルパラメータ値を確認して、必要があれば再設定をしてください。 最初は、将来の構成拡張を見込んで、ある程度余裕を持った値で設定します。 将来、WebOTXに配置されるアプリケーション数が増加する場合や、 WebOTXシステム構成が拡張される場合に、適宜、カーネルパラメータも設定し直すようにしてください。
チューニング対象となる個々のカーネルパラメータにおいて、 それらの説明の中でWebOTX特有の機能名やパラメータ名が現れます。 ここでは、WebOTX特有の用語について説明します。
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| TPシステム | WebOTXの基本的な構成単位である、ドメイン単位で1つのTPシステムが構成されます。 TPシステムでは、複数の業務アプリケーションを管理します。 マルチドメイン構成にすることにより、 WebOTXでは1つのマシン上に複数のTPシステムを起動させることが可能です。 ドメインはWebOTXインストール時に必ず1つ作成されます。 |
| プロセスグループ | プロセスグループとは、ある特定のサービスを提供するプロセス群です。 WebOTXはビジネスロジックを記述した1つ以上のコンポーネントをプロセスグループに登録し、 プロセスとして実行します。 したがって、業務アプリケーションを動作させるためには、 少なくても1つのプロセスグループを作成する必要があります。 |
| アプリケーションプロセス数 | 各プロセスグループのプロセス数を合計したものです。 |
| 共有プロパティグループ数 | WebOTX ASがTPモニタ制御下で動作するアプリケーションに提供する、
WebOTX固有のAPIを使用する場合に関係する用語です。
CORBAアプリケーションがWebOTX固有のCORBA用、
共有プロパティAPIを使用しない場合、「共有プロパティグループ数」と「共有プロパティ数」、
「共有プロパティサイズ」には「0」を代入してください。
EJBやサーブレットのモジュールを使用している場合は、
共有プロパティAPIを使用しません。 Javaモジュールの場合、jp.co.nec.WebOTX.WOPropertyGroupManagerクラスの TPSCreatePropertyGroup()メソッドを呼び出すことにより生成される、 jp.co.nec.WebOTX.WOPropertyGroupオブジェクトの数の合計になります。 C++モジュールの場合、TPSCreatePropertyGroup()で生成しているWOPropertyGroup オブジェクトの数の合計になります。 |
| 共有プロパティ数 | Javaモジュールの場合、jp.co.nec.WebOTX.WOPropertyGroupクラスのCreateProperty()
メソッドを呼び出すことによって生成される、
jp.co.nec.WebOTX.WOPropertyオブジェクトの数の合計になります。 C++モジュールの場合、WOPropertyGroup::CreateProperty()で生成しているWOProperty オブジェクトの数の合計になります。 |
| 共有プロパティサイズ | Javaモジュールの場合、jp.co.nec.WebOTX.WOPropertyクラスのSet()
メソッドで設定している値のサイズの合計になります。 C++モジュールの場合、WOProperty::Set()で設定している値のサイズの合計になります。 |
| メモリプールサイズ | TPシステム用のシステムパラメータとして設定する項目です。 |
| 最大同時接続クライアント数 | クライアントのオペレーション要求や応答処理を行なうWebOTX内の IIOPリスナ・プロセスとAJPリスナ・プロセスに対して設定する項目です。 IIOPリスナの「最大同時接続クライアント数」とAJPリスナの「最大同時リクエスト処理数」の 和が、TPシステムに接続できるクライアント数になります。 |
| 実行スレッド数 | 各プロセスグループのプロセスのスレッド数を合計したものです。 例えば、あるプロセスグループをプロセス数「2」、スレッド数「3」で設定していた場合、 そのプロセスグループの実行スレッド数は「2x3=6」となります。 |
記載している値はWebOTXが動作するために最低限必要な値です。 OSインストール時の既定値の方が大きい場合はパラメータの値を小さくする必要はありません。 他のソフトウェア製品を同じマシン上で動作させている場合、 その製品で必要な分と足し合わせた値以上を設定する必要があるパラメータは[加算]と記載しています。 また、その製品で必要な値と比較してより大きな値の方を設定する必要があるパラメータは [最大値]と記載しています。
| パラメータ | 定義 | 説明 | 計算式 |
|---|---|---|---|
| semmni | System V IPC システム全体のセマフォ識別子の最大数 [加算] | 個々のTPシステムについて計算式の値を算出してその総和分が必要です。 | プロセスグループ数 + アプリケーションプロセス数 + 共有プロパティグループ数 + 40 |
| semmns | System V IPC システム全体のセマフォの合計の最大値 [加算] | 個々のTPシステムシステムについて計算式の値を算出してその総和分が必要です。 | プロセスグループ数 x 2 + アプリケーションプロセス数 + 共有プロパティグループ数 x 2 + 100 |
| semmnu | System V IPC プロセスの取り消し構造体の最大数 [加算] | 個々のTPシステムについて計算式の値を算出してその総和分が必要です。 | アプリケーションプロセス数 + 20 |
| semume | System V IPC のプロセスごとの取り消しエントリの最大数 [最大値] | 個々のTPシステムについて計算式の値を算出し、それらのうち最大のものが必要です。 | 共有プロパティグループ数 + 20 |
| shmmni | システム内の System V 共有メモリセグメント識別子の数 [加算] | 個々のTPシステムについて計算式の値を算出してその総和分が必要です。 | 共有プロパティ数 + 40 |
| shmmax | System V 共有メモリセグメントの最大サイズ(バイト) [最大値] | 個々のTPシステムについて計算式の値を算出し、それらのうち最大のものが必要です。 | MAX(64Mbyte, 共有プロパティサイズ, メモリプールサイズ) |
| shmseg | プロセスごとの System V 共有メモリセグメントの最大数 [最大値] | 計算式(1)(2)のうち大きい方の値が必要です。 | (1)TPシステム数 x 30 (2)個々のTPシステムについて「共有プロパティグループ数 + 30」の値を算出し、それらのうち最大のもの。 |
| msgtql | システム上に同時に存在可能な System V IPC メッセージの最大数 [加算] | 個々のTPシステムについて計算式の値を算出してその総和分が必要です。 | アプリケーションプロセス数 x 3 + 45 |
| msgmnb | 1つの System V IPC メッセージ待ち行列内に格納できる最大バイト数 [最大値] | 全てのTPシステムのうち、最もアプリケーションプロセス数が多いシステムについて、 計算式の値が必要です。 | アプリケーションプロセス数 x 128 + 2000 |
| msgmbs | メッセージキューの最大サイズ(MB単位) [最大値] | msgmnb 以上の値が必要です。 | msgmnb 以上 |
| msgmni | System V IPC メッセージ待ち行列 (ID) のシステム全体での最大数 [加算] | - | TPシステム数 x 3 |
| maxfiles | プロセスごとのファイル記述子の論理的最大数の初期値 [最大値] | maxfiles_limを参照してください。 | - |
| maxfiles_lim | プロセスごとのファイル記述子の物理的最大数 [最大値] |
Webコンテナの動作モードにより考え方が異なります。 スタンダードモードの場合: 右のセルの (1) (2) のうち大きい方の値が必要です。 アドバンスドモードの場合: 右のセルの (1) (2) を合計した値が必要です。 ただし(1)では、個々のTPシステムについて、「最大同時接続クライアント数」 と「アプリケーションプロセス数」を加算して、その総和分(全システム分)が1000を超える場合、 計算式(3)の値が必要です。 |
(1)2048 (2)Webコンテナが生成するスレッド (*1) (3)2048 + (α - 1000) x 2 α: 個々のTPシステムについて、「最大同時接続クライアント数」と 「アプリケーションプロセス数」を加算して、その総和分(全システム分)の値。 |
| ninode | メモリ内で存在可能な、HFS ファイルシステムのオープン iノードの最大数 | vx_ninodeを参照してください。 | - |
| vx_ninode | 内部ノードのテーブルサイズの指定 (VxFS使用時) [加算] | 個々のTPシステムについて計算式の値を算出してその総和分が必要です。 ただしHP-UX 11i v3では既定値の0を設定するとOSによる自動調整が利用できるため、0を推奨します。 |
プロセスグループ数 x 3 + C++アプリケーションプロセス数 x 8 + Javaアプリケーションプロセス数 x 20 + 150 |
| nkthread | 同時に実行できるスレッドの数の制限 [加算] | 個々のTPシステムについて計算式の値を算出してその総和分が必要です。 | C++アプリケーションプロセス数 x (10 + 実行スレッド数) + Javaアプリケーションプロセス数 x (20 + 実行スレッド数) + 「最大同時接続クライアント数」+ 130 + WebOTX Webサーバのクライアント数(MaxClients) + Webコンテナの生成するスレッド (*1) |
| max_thread_proc | 1つのプロセスで可能な並行スレッドの最大数の定義 [最大値] | 計算式(1)(2)(3)(4)(5)の中で最も大きな値が必要です。 | (1) 全てのC++アプリケーションプロセスの中で一番大きな実行スレッド数 + 10 (2) 全てのJavaアプリケーションプロセスの中で一番大きな実行スレッド数 + 20 (3) 「最大同時接続クライアント数」 + 30 (4) 全てのWebOTX Webサーバのプロセスの中で一番大きなスレッド数(ThreadsPerChild) (5) Webコンテナの生成するスレッド (*1) |
| nproc | 同時に存在できるプロセスの数の制限 [加算] | 個々のTPシステムについて計算式の値を算出してその総和分が必要です。 また、WebOTXではCORBA C++モジュール用にORACLE Pro*C を利用したデータベース自動接続機能を提供していますが、この機能を使用する時は、 各アプリケーションプロセスの各スレッドに1つずつシャドウプロセスができることを勘案する必要があります。 | アプリケーションプロセス数 + 20 |
| maxuprc | 1ユーザが同時に実行できるユーザプロセスの最大数の制限 [加算] | WebOTX運用ユーザを設定する場合は、maxuprcにnprocより小さい値が必要です。 | - |
| nflocks | ファイルロックの最大値 [加算] | - | TPシステム数 x 10 |
記載している値はWebOTXが動作するために最低限必要な値です。 OSインストール時の既定値の方が大きい場合はパラメータの値を小さくする必要はありません。 他のソフトウェア製品を同じマシン上で動作させている場合、 その製品で必要な分と足し合わせた値以上を設定する必要があるパラメータは[加算]と記載しています。 また、その製品で必要な値と比較してより大きな値の方を設定する必要があるパラメータは [最大値]と記載しています。
下記のパラメータの中で、ファイル記述子のリミット(open files)とユーザあたりのプロセス最大数(max user processes)はulimitコマンドで設定します。 その他のパラメータは、/etc/sysctl.confファイルで設定します。
/etc/sysctl.confファイルの設定にあたっては、まず、sysctl(8)、sysctl.conf(5)
のオンラインマニュアルを参考にしてください。
以下で本ファイルの記述フォーマットを示しますのでそれに沿って記述してください。
但し今回設定を行うパラメータの設定が既に設定ファイル中に存在する場合、
利用者側で値の調整を行ってください。
また現状の値(sysctl -aで確認)よりもWebOTXの要求値が小さい場合、
WebOTXの要求値に設定してしまうと問題が起きることがあるので気をつけてください
(他のプロダクトなどが使用していた場合に問題が起きます)。
要素間は空白で空けて下さい。
< >で囲んでいるところは実際の設定値が入ります。
マシン再起動により設定の変更が反映されます。
/etc/sysctl.conf記述フォーマット
kernel.sem = <semmsl> <semmns> <semopm> <semmni> kernel.shmmni = <shmmni> kernel.shmmax = <shmmax> kernel.shmall = <shmall> kernel.msgmax = <msgmax> kernel.msgmnb = <msgmnb> kernel.msgmni = <msgmni> fs.file-max = <file-max> kernel.threads-max = <threads-max>
/etc/sysctl.conf記述例
kernel.sem = 250 32000 100 2000 kernel.shmmni = 3000 kernel.shmmax = 536870912 kernel.shmall = 2097152 kernel.msgmax = 8192 kernel.msgmnb = 16384 kernel.msgmni = 16 fs.file-max = 6553600 kernel.threads-max = 10000
| パラメータ | 定義 | 説明 | 計算式 |
|---|---|---|---|
| open files | ファイル記述子のリミット [最大値] |
Webコンテナの動作モードにより考え方が異なります。 スタンダードモードの場合: 右のセルの (1) (2) のうち大きい方の値が必要です。 アドバンスドモードの場合: 右のセルの (1) (2) を合計した値が必要です。 ただし(1)では、個々のTPシステムについて、「最大同時接続クライアント数」 と「アプリケーションプロセス数」を加算して、その総和分(全システム分)が1000を超える場合、 計算式(3)の値が必要です。 設定は、以下のように指定します。 ulimit -n <設定値> |
(1)2048 (2)Webコンテナが生成するスレッド (*1) (3)2048 + (α - 1000) x 2 α: 個々のTPシステムについて、「最大同時接続クライアント数」と 「アプリケーションプロセス数」を加算して、その総和分(全システム分)の値。 |
| max user processes | ユーザあたりのプロセス最大数 [加算] | 個々のTPシステムについて計算式の値を算出してその総和分が必要です。
また、WebOTXではCORBA C++モジュール用にORACLE Pro*C
を利用したデータベース自動接続機能を提供していますが、
各アプリケーションプロセスの各スレッドに1つずつシャドウプロセスができることを勘案する必要があります。 設定は、以下のように指定します。 ulimit -u <設定値> |
アプリケーションプロセス数 + 20 |
| fs.file-max | システム全体のファイル記述子の最大 [加算] | 個々のTPシステムについて計算式(1)の値を算出してその総和分が必要です。 また、VDを使用すれば非同期トランザクションを実行することが可能になりますが、 そのVD使用時は計算式(1)に加えて計算式(2)の値が必要です。 算出した値に(3)の値を加算してください。 | (1)プロセスグループ数 x 7 + C++アプリケーションプロセス数 x 20
+ Javaアプリケーションプロセス数 x 30
+ 「最大同時接続クライアント数」 x 4 + 200 (2)各プロセスについて使用するVD数を足し合わせた数 + 全VD数 (3)(WebOTX WebサーバのMaxClients/ThreadsPerChild) x 2 + Webコンテナの生成するスレッド (*1) |
| kernel.threads-max | システム全体のスレッドの最大数 [加算] | 個々のTPシステムについて計算式の値を算出してその総和分が必要です。 (補足)ユーザあたりの上限を設定する場合、カーネルパラメータではなく、 /etc/security/limits.conf で設定を行います。 |
C++アプリケーションプロセス数 x (10 + 実行スレッド数) + Javaアプリケーションプロセス数 x (20 + 実行スレッド数) + 「最大同時接続クライアント数」+ 130 + WebOTX Webサーバのクライアント数(MaxClients) + Webコンテナの生成するスレッド (*1) |
| kernel.msgmni | システム全体のメッセージ・キュー識別子の最大数 [加算] | - | TPシステム数 x 3 |
| kernel.msgmax | メッセージの最大サイズ [最大値] | - | 128 |
| kernel.msgmnb | キュー上の最大バイト数 [最大値] | 全てのTPシステムのうち、最もアプリケーションプロセス数が多いシステムについて、 計算式の値が必要です。 | アプリケーションプロセス数 x 128 + 2000 |
| kernel.sem (1: semmsl) | セット当たりのセマフォの最大数 [最大値] | - | 3 |
| kernel.sem (2: semmns) | システム全体のセマフォの最大数 [加算] | 個々のTPシステムシステムについて計算式の値を算出してその総和分が必要です。 | プロセスグループ数 x 2 + アプリケーションプロセス数 + 共有プロパティグループ数 x 2 + 100 |
| kernel.sem (3: semopm) | セマフォコール当たりの最大演算数 [最大値] | - | 2 |
| kernel.sem (4: semmni) | システム全体のセマフォ・セットの最大数 [加算] | 個々のTPシステムについて計算式の値を算出してその総和分が必要です。 | プロセスグループ数 + アプリケーションプロセス数 + 共有プロパティグループ数 + 40 |
| kernel.shmmax | 共有メモリセグメントの最大サイズ [最大値] | 共有プロパティサイズとメモリプールサイズを比較し、より大きい方の値が必要です。メモリプールサイズの既定値は128MBなので、128MB以上の値を設定する必要があります。このカーネルパラメータの値をOSの既定値から変更していない場合、TPシステムの起動に失敗する可能性があります。 | MAX(共有プロパティサイズ, メモリプールサイズ) |
| kernel.shmmni | システム全体の共有メモリ識別子の最大数 [加算] | 個々のTPシステムについて計算式の値を算出してその総和分が必要です。 | 共有プロパティ数 * 40 |
| kernel.shmall | システム全体で使用可能な総共有メモリページ数 [最大値] | 個々のTPシステムについて計算式の値を算出してください。 この値の総和(全TPシステム分)をページサイズで割った値をshmallとして設定します (shmallはページ数で指定するため)。 | メモリプールサイズ + 200,000,000 + 共有プロパティサイズ |
max-thread-pool-size の値 x 仮想サーバの http-listeners で指定したリスナの数
+ 配備中のアプリケーション数
+ 仮想サーバの数 x 2
+ 1
「仮想サーバの http-listeners で指定したリスナの数」とは、 例えば、次のように定義されている場合は、リスナの数は「2」となります。
<http-listner id="http-listener-1" ...> <http-listner id="http-listener-2" ...> <http-listner id="ajp-listener-1" ...> <virtual-server http-listeners="http-listener-1,http-listener-2" ...>
また、「仮想サーバの数」とは virtual-server 要素の数、を表します。
[エージェントプロセス上でWebコンテナが生成するスレッド]
スタンダードモードと同じです。
[プロセスグループ上でWebコンテナが生成するスレッド]
配備中のアプリケーション数 + 4
SELinuxの無効化
(対象: Red Hat Enterprise Linux)
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) ではLinuxカーネルにセキュリティ拡張モジュールを付加したSELinuxが組み込まれています。
SELinuxは既定値設定で有効になっています。
WebOTX ASは、SELinuxを有効化した場合の動作をサポートしていませんので、無効化に設定する必要があります。
※SELinuxの設定を無効化に変更した場合、インストール前に再起動が必要です。
SELinuxの設定状態は、/etc/sysconfig/selinuxファイルを開き、「SELINUX=」フィールドの値から確認できます。値が「disabled」の場合、無効に設定されています。
(*) SELinuxが有効化されている場合、インストールスクリプトは注意喚起のメッセージを表示しますので、SELinuxを無効に設定してください。
SELinux is enabled on this machine, but WebOTX does not support the configuration with SELinux enabled. Please change the configuration of SELinux disabled after the installation.
ホスト名の設定
/etc/hostsにそのマシンのホスト名が正しく定義されていない場合、ホスト名の解決に失敗し、インストール時にエラーが発生する恐れがあります。
/etc/hostsを参照し、正しいホスト名が定義されていることを確認してください。
Dockerのコンテナ内でWebOTX ASを動作させる場合は、事前にDockerの環境構築を行う必要があります。 Dockerの環境構築を行うため、ホストOSで以下の作業を実施してください。
ログイン名 root でログインします。
login: root
Redhat Netrowkのextraチャネルを有効化します。 次のコマンドを実行します。
root> subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-extras-rpms
Dockerをインストールします。 次のコマンドを実行します。
root> yum install docker
コンテナイメージを作成する際にRedhat Networkへのアクセスが発生するため、必要であればDockerに対してプロキシサーバの設定を行います。 まず、systemdが利用するDockerの設定ファイルの配置場所を作成します。
root> mkdir /etc/systemd/system/docker.service.d
次に、環境変数HTTP_PROXYと環境変数NO_PROXYをDockerに対して設定するために、以下の内容で/etc/systemd/system/docker.service.d/http-proxy.confを作成します。
[Service] Environment="HTTP_PROXY=http://[プロキシサーバ]:[ポート番号]/" "NO_PROXY=[除外対象],/var/run/docker.sock"
http-proxy.confの具体例を以下に示します。
[Service] Environment="HTTP_PROXY=http://proxy.example.com:8080/" "NO_PROXY=localhost,127.0.0.0/8,::1,/var/run/docker.sock"
また、rootユーザに対しても同様の環境変数を設定します。
ファイアウォールを無効化します。 本マニュアル執筆時点では、RHEL 7.1にインストール済みのファイアフォールが有効化されていると正常動作しません。 詳細については、Red Hat社の以下の報告を参照してください。 https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1098281
ファイアウォールを無効化するには、次のコマンドを実行します。
root> systemctl stop firewalld.service root> systemctl disable firewalld.service
Dockerのサービスを有効化します。次のコマンドを実行します。
root> systemctl start docker.service root> systemctl enable docker.service
WebOTX製品をインストールする手順について各々のOSごとに説明します。
ここでは、下に示したWindows用のWebOTX製品および添付品について、それぞれのインストール方法を説明します。
製品のインストーラで登録可能なライセンスは一つです。そのため、ライセンスの追加登録はライセンス登録コマンドにより行います。 また、インストール後にCPU割当追加などシステム環境を変更する場合、ライセンスの追加登録が必要となるケースがあります。 ライセンス登録コマンドの使用方法については、[ 2.4. 製品ライセンスの追加登録 > 2.4.2. Windows ]を参照してください。
OTX01130084: The number of registered licenses is * fewer than it is required. The system has * processors, but * license(s) is/are registered. Product Name: WebOTX Application Server Express/Standard/Enterprise V*.* OTX01130084: ライセンス登録数が * 不足しています。CPUコア数 * に対して登録数が * です。製品名: WebOTX Application Server Express/Standard/Enterprise V*.*"*"には環境に応じた数字、もしくは製品のバージョンが出力されます。
DVD 媒体を挿入しても下の画面が自動的に表示されない場合は、 エクスプローラで下記のいずれかを実行してください。 (下の画面は DVD 媒体を挿入した場合の画面です。)
<ドライブ>:\wo_setup.exe
<ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

図2.2.1.1-1

図2.2.1.1-2

図2.2.1.1-3

図2.2.1.1-4

図2.2.1.1-5
リストの各アイコンを選択した時の動作は次のとおりです。
| アイコン | 説明 | |
|---|---|---|
| Webサーバ | WebOTX Webサーバをインストールします。 既定値ではインストールされません。 (*1)、(*2) | |
| Webサーバ 2.2 | Webサーバ(Apache HTTP Server 2.2.31 ベース)をインストールします。 | |
| Webサーバ 2.4 | Webサーバ(Apache HTTP Server 2.4.18 ベース)をインストールします。 | |
JAVA_HOME」を設定している場合には、その設定値が表示されます。

図2.2.1.1-6

図2.2.1.1-7
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| 運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)とユーザドメインを作成 | 運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)とユーザドメインを作成します。ユーザドメインの情報(ユーザドメイン名、HTTP/HTTPS ポート番号)は、次の画面で入力します。 |
| 運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)のみ作成 | 運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)のみを作成します。利用者は、インストール完了後に、otxadmin.bat コマンドを実行して、任意の名前のユーザドメインを作成します。 |

図2.2.1.1-8
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| ユーザドメイン名 | ユーザドメイン名を指定します。デフォルト値は、domain1 です。ユーザドメイン名には、半角英数字と、ハイフン(-)、アンダーバー(_)を32文字以内で指定します。 |
| HTTP ポート番号 | ユーザドメインで利用する HTTPポート番号を指定します。デフォルト値は 80 です。他製品が利用しているポート番号と重複して設定することはできません。 |
| HTTPS ポート番号 | ユーザドメインで利用する HTTPS ポート番号を指定します。デフォルト値は 443 です。他製品が利用しているポート番号と重複して設定することはできません。 |

図2.2.1.1-9

図2.2.1.1-10

図2.2.1.1-11

図2.2.1.1-12
次は、[ 2.3.
インストール後の作業 ]を行います。
DVD 媒体を挿入しても下の画面が自動的に表示されない場合は、 エクスプローラで下記のいずれかを実行してください。 (下の画面は DVD 媒体を挿入した場合の画面です。)
<ドライブ>:\wo_setup.exe
<ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

図2.2.1.2-1

図2.2.1.2-2

図2.2.1.2-3

図2.2.1.2-4

図2.2.1.2-5
リストの各アイコンを選択した時の動作は次のとおりです。
| アイコン | 説明 | ||
|---|---|---|---|
| アプリケーションサーバ環境 | アプリケーションサーバ環境をインストールします。 次の選択アイコンから[TPモニタ] および [Transaction Service]を選択することができます。 |
||
| TPモニタ | TPモニタ機能をインストールします。この機能は必ずインストールされます。 | ||
| IIOP Over SSL | TPモニタ上で動作するIIOPリスナの通信をSSLで暗号化を行う場合にインストールします。 | ||
| Transaction Service | Transaction Service 実行環境をインストールします。この機能は必ずインストールされます。 | ||
| Webサーバ | WebOTX Webサーバをインストールします。(*1) (*2) | ||
| Webサーバ 2.2 | Webサーバ(Apache HTTP Server 2.2.31 ベース)をインストールします。 | ||
| Webサーバ 2.4 | Webサーバ(Apache HTTP Server 2.4.18 ベース)をインストールします。 | ||
| 拡張機能 | オプションの拡張機能をインストールします。
既定値ではインストールされません。 次の選択アイコンからオプションの拡張機能を選択できます。 |
||
| 画面テンプレートプラグイン | 画面テンプレートのWebサーバ用のプラグインモジュールをインストールします。画面テンプレートは、Webブラウザからの入力情報をWebサーバを通してWebOTXへ渡し、HTTPパラメータの制御やHTML画面生成をWebOTXサーバ上の Javaプログラム(サーバAP)で行う機能を提供します。 | ||
JAVA_HOME」を設定している場合には、その設定値が表示されます。

図2.2.1.2-6

図2.2.1.2-7
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| 運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)とユーザドメインを作成 | 運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)とユーザドメインを作成します。ユーザドメインの情報(ユーザドメイン名、HTTP/HTTPS ポート番号)は、次の画面で入力します。 |
| 運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)のみ作成 | 運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)のみを作成します。利用者は、インストール完了後に、otxadmin.bat コマンドを実行して、任意の名前のユーザドメインを作成します。 |
アドバンスドモードを選択すると、WebコンテナはTPモニタの制御下で動作します。高信頼、高可用なシステムを構築する際に選択します。
スタンダードモードを選択すると、Webコンテナはドメイン・エージェント内で動作します。高性能なシステム構築を行う際に選択します。
なお、アドバンスドモードを選択した場合には、「WebOTX Webサーバ」を同時にインストールするか、マシン上に「Apache HTTP Server」または「Microsoft Internet Information Services (IIS)」がインストールされている必要があります。
また、Javaベースの内蔵Webサーバを利用する場合は、スタンダードモードを選択してください。

図2.2.1.2-8
IISとWebコンテナを連携する場合や、WebサーバをAPサーバとは別のマシンに配置し、APサーバをクラスタ化して負荷分散を行う場合には「AJPプロトコル」を選択してください。
WebサーバとWebコンテナ間のTCPコネクションを多重化して有効利用する場合や、WebOTX AS V9.2以前と同様の構成をとる場合には「IIOPプロトコル」を選択してください。

図2.2.1.2-9

図2.2.1.2-9
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| ユーザドメイン名 | ユーザドメイン名を指定します。デフォルト値は、domain1 です。ユーザドメイン名には、半角英数字と、ハイフン(-)、アンダーバー(_)を32文字以内で指定します。 |
| HTTP ポート番号 | ユーザドメインで利用する HTTPポート番号を指定します。デフォルト値は 80 です。他製品が利用しているポート番号と重複して設定することはできません。 |
| HTTPS ポート番号 | ユーザドメインで利用する HTTPS ポート番号を指定します。デフォルト値は 443 です。他製品が利用しているポート番号と重複して設定することはできません。 |

図2.2.1.2-10

図2.2.1.2-12

図2.2.1.2-13

図2.2.1.2-15

図2.2.1.2-16
次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。
WebOTX Application Server Enterpriseは、通常のAPサーバとしての機能のインストールとは別に、旧製品のWebOTX Cluster製品相当の機能のみインストールすることが可能です。本章では、通常のAPサーバとしての機能をインストールする場合の手順を説明します。
DVD 媒体を挿入しても下の画面が自動的に表示されない場合は、 エクスプローラで下記のいずれかを実行してください。 (下の画面は DVD 媒体を挿入した場合の画面です。)
<ドライブ>:\wo_setup.exe
<ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

図2.2.1.3-1

図2.2.1.3-2

図2.2.1.3-3

図2.2.1.3-4

図2.2.1.3-5
リストの各アイコンを選択した時の動作は次のとおりです。
| アイコン | 説明 | ||
|---|---|---|---|
| アプリケーションサーバ環境 | アプリケーションサーバ環境をインストールします。 次の選択アイコンから[TPモニタ] および [Transaction Service]を選択することができます。 |
||
| TPモニタ | TPモニタ機能をインストールします。この機能は必ずインストールされます。 | ||
| IIOP Over SSL | TPモニタ上で動作するIIOPリスナの通信をSSLで暗号化を行う場合にインストールします。 | ||
| Transaction Service | Transaction Service 実行環境をインストールします。この機能は必ずインストールされます。 | ||
| 分散管理機能 | ドメインの分散管理に必要な機能をインストールします。 ※クラスタドメイン(*2)を作成する場合、選択します。 |
||
| 分散管理サーバ | 分散管理サーバは、分散配置されたサーバ上のドメイン群をグルーピングし、個々のドメインへのアプリケーション配備や設定作業を一元化する運用基盤を提供します。この機能をインストールする場合、「Working Domain Coordnator」もインストールされます。 | ||
| Working Domain Coordinator | Working Domain Coordinatorは、負荷分散装置の利用を前提として構築された複数のサーバを効率よく 利用するために、業務アプリケーションの負荷に応じて、処理を行うサーバの数を調節する機能を提供します。 | ||
| Webサーバ | WebOTX Webサーバをインストールします。(*1) (*2) | ||
| Webサーバ 2.2 | Webサーバ(Apache HTTP Server 2.2.31 ベース)をインストールします。 | ||
| Webサーバ 2.4 | Webサーバ(Apache HTTP Server 2.4.18 ベース)をインストールします。 | ||
| 拡張機能 | オプションの拡張機能をインストールします。 既定値ではインストールされません。 次の選択アイコンからオプションの拡張機能を選択できます。 | ||
| 画面テンプレートプラグイン | 画面テンプレートのWebサーバ用のプラグインモジュールをインストールします。画面テンプレートは、Webブラウザからの入力情報をWebサーバを通してWebOTXへ渡し、HTTPパラメータの制御やHTML画面生成をWebOTXのプロセスグループ上で動作する CORBAアプリケーションで行う機能を提供します。 | ||
| Download Contents | Download Contentsは、Webサーバからリッチクライアントアプリケーションを配布する機能を提供します。 | ||
| Object Broker CNS | Object Broker CNS(キャッシュ名前サーバ)は、複数の名前サーバのキャッシュを構築して信頼性の向上と負荷分散を行います。 | ||
| Object Broker Applet Proxy | Object Broker Applet ProxyはJavaアプレットとWebサーバ以外で動作するCORBAサーバ間の通信機能を提供します。 | ||
| WatchServer | WatchServerは、WebOTX ASをマルチサーバの負荷分散構成とした場合に、アプリケーションサーバの監視機能と障害発生時の縮退運転機能を提供します。 | ||
| JDBCドライバ(IRS) | InfoFrame Relational Store用のJDBCドライバをインストールします。IRSは、複数台のコモディティサーバを使って、1つのデータベースシステムを構成するOLTP(On-LineTransaction Processing)向け分散データベースソフトウェア製品です。 | ||
JAVA_HOME」を設定している場合には、その設定値が表示されます。

図2.2.1.3-6

図2.2.1.3-7
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| 運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)とユーザドメインを作成 | 運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)とユーザドメインを作成します。ユーザドメインの情報(ユーザドメイン名、HTTP/HTTPS ポート番号)は、次の画面で入力します。 |
| 運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)のみ作成 | 運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)のみを作成します。利用者は、インストール完了後に、otxadmin.bat コマンドを実行して、任意の名前のユーザドメインを作成します。 |
| クラスタドメインの作成 | クラスタドメインを作成します。[カスタムセットアップ] 画面で[クラスタ機能]インストールを選択していない場合、グレーアウト表示となり選択することはできません。 |
アドバンスドモードを選択すると、WebコンテナはTPモニタの制御下で動作します。高信頼、高可用なシステムを構築する際に選択します。
スタンダードモードを選択すると、Webコンテナはドメイン・エージェント内で動作します。高性能なシステム構築を行う際に選択します。
なお、アドバンスドモードを選択した場合には、「WebOTX Webサーバ」を同時にインストールするか、マシン上に「Apache HTTP Server」または「Microsoft Internet Information Services (IIS)」がインストールされている必要があります。
また、Javaベースの内蔵Webサーバを利用する場合は、スタンダードモードを選択してください。

図2.2.1.3-8
IISとWebコンテナを連携する場合や、WebサーバをAPサーバとは別のマシンに配置し、APサーバをクラスタ化して負荷分散を行う場合には「AJPプロトコル」を選択してください。
WebサーバとWebコンテナ間のTCPコネクションを多重化して有効利用する場合や、WebOTX AS V9.2以前と同様の構成をとる場合には「IIOPプロトコル」を選択してください。

図2.2.1.2-9

図2.2.1.3-9
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| ユーザドメイン名 | ユーザドメイン名を指定します。デフォルト値は、domain1 です。ユーザドメイン名には、半角英数字と、ハイフン(-)、アンダーバー(_)を32文字以内で指定します。 |
| HTTP ポート番号 | ユーザドメインで利用する HTTPポート番号を指定します。デフォルト値は 80 です。他製品が利用しているポート番号と重複して設定することはできません。 |
| HTTPS ポート番号 | ユーザドメインで利用する HTTPS ポート番号を指定します。デフォルト値は 443 です。他製品が利用しているポート番号と重複して設定することはできません。 |

図2.2.1.3-10

図2.2.1.3-12

図2.2.1.3-13

図2.2.1.3-14

図2.2.1.3-15

図2.2.1.3-16

図2.2.1.3-16
次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。
WebOTX Application Server Enterpriseは、通常のAPサーバとしての機能のインストールとは別に、旧製品のWebOTX Cluster製品相当の機能のみインストールすることが可能です。本章では、クラスタ機能のみインストールする場合の手順を説明します。
DVD 媒体を挿入しても下の画面が自動的に表示されない場合は、 エクスプローラで下記のいずれかを実行してください。 (下の画面は DVD 媒体を挿入した場合の画面です。)
<ドライブ>:\wo_setup.exe
<ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

図2.2.1.4-1
「クラスタ機能のみをインストールします。」を選択し、「次へ」ボタンを押してください。

図2.2.1.4-2

図2.2.1.4-3

図2.2.1.4-4

図2.2.1.4-5
リストの各アイコンを選択した時の動作は次のとおりです。
| アイコン | 説明 | |
|---|---|---|
| 分散管理機能 | ドメインの分散管理に必要な機能をインストールします。 ※クラスタドメイン(*1)を作成する場合、選択します。 |
|
| 分散管理サーバ | 分散管理サーバは、分散配置されたサーバ上のドメイン群をグルーピングし、個々のドメインへのアプリケーション配備や設定作業を一元化する運用基盤を提供します。この機能をインストールする場合、「Working Domain Coordinator」もインストールされます。 | |
| Working Domain Coordinator | Working Domain Coordinatorは、負荷分散装置の利用を前提として構築された複数のサーバを効率よく 利用するために、業務アプリケーションの負荷に応じて、処理を行うサーバの数を調節する機能を提供します。 | |
| 拡張機能 | オプションの拡張機能をインストールします。 既定値ではインストールされません。 次の選択アイコンからオプションの拡張機能を選択できます。 | |
| Object Broker CNS | Object Broker CNS(キャッシュ名前サーバ)は、複数の名前サーバのキャッシュを構築して信頼性の向上と負荷分散を行います。 | |
| Object Broker Applet Proxy | Object Broker Applet ProxyはJavaアプレットとWebサーバ以外で動作するCORBAサーバ間の通信機能を提供します。 | |
| WatchServer | WatchServerは、WebOTX ASをマルチサーバの負荷分散構成とした場合に、アプリケーションサーバの監視機能と障害発生時の縮退運転機能を提供します。 | |
JAVA_HOME」を設定している場合には、その設定値が表示されます。

図2.2.1.4-6

図2.2.1.4-7

図2.2.1.4-8

図2.2.1.4-9

図2.2.1.4-10
次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。
DVD 媒体 を挿入しても下の画面が自動的に表示されない場合は、 エクスプローラで下記のいずれかを実行してください。 (下の画面は DVD 媒体を挿入した場合の画面です。)
<ドライブ>:\wo_setup.exe
<ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

図2.2.1.5-1

図2.2.1.5-2

図2.2.1.5-3

図2.2.1.5-4

図2.2.1.5-5
リストの各アイコンを選択した時の動作は次のとおりです。
| アイコン | 説明 |
|---|---|
| 統合運用管理ツール | GUIベースの統合運用管理ツールをインストールします。 |
| ダウンローダ管理ツール | ダウンローダ管理ツールをインストールします。 |
JAVA_HOME」を設定している場合には、その設定値が表示されます。

図2.2.1.5-6

図2.2.1.5-7

図2.2.1.5-8

図2.2.1.5-9

図2.2.1.5-9
Caution
ダウンローダ管理ツールをインストール時、イベントログに SideBySide のエラーが記録されますが、ダウンローダ管理ツールの動作に影響はありません。
詳細は[
注意制限事項 >
1. インストール/アンインストール >
1.1. Windows版 >
1.1.1. 注意事項 >
1.1.1.3. ダウンローダ管理ツールインストール時のイベントログについて ]を確認してください。
次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。
DVD 媒体を挿入しても下の画面が自動的に表示されない場合は、 エクスプローラで下記のいずれかを実行してください。 (下の画面は DVD 媒体を挿入した場合の画面です。)
<ドライブ>:\wo_setup.exe
<ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

図2.2.1.6-1
以上でWebOTX マニュアルのインストールは完了です。
次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。
DVD 媒体を挿入しても下の画面が自動的に表示されない場合は、 エクスプローラで下記ファイルを実行してください。 (下の画面は DVD 媒体を挿入した場合の画面です。)
<ドライブ>:\wo_setup.exe
<ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

図2.2.1.7-1

図2.2.1.7-2

図2.2.1.7-3

図2.2.1.7-4

図2.2.1.7-5
リストの各アイコンを選択した時の動作は次のとおりです。
| アイコン | 説明 | ||
|---|---|---|---|
| Javaクライアント実行環境 | WebOTX Javaクライアント実行環境をインストールします。 [Object Broker Javaクライアント実行環境]、[Javaベースライブラリ]、 [Transaction Service Javaクライアント実行環境]、[JDBCデータソース] および [JMS]を選択できます。 |
||
| Object Broker Javaクライアント実行環境 | Object Broker Javaクライアント実行環境をインストールします。 他のクライアント製品の動作に必要なため、必ずインストールされます。 | ||
| Javaベースライブラリ | Javaベースライブラリをインストールします。 他のクライアント製品の動作に必要なため、必ずインストールされます。 | ||
| WebOTX Javaクライアント実行環境 | WebOTX Javaクライアント実行環境をインストールします。 | ||
| Transaction Service クライアント実行環境 / JDBCデータソース | Transaction Service クライアント実行環境およびJDBCデータソースをインストールします。 クライアントでトランザクションを開始する場合に選択します。 | ||
| 旧バージョン互換ライブラリ | 旧バージョン(V6以前)のTransaction Serviceアプリケーションを動作させる場合に選択します。 | ||
| JMS | JMS(クライアント)をインストールします。 | ||
| C++クライアント実行環境 | WebOTX C++クライアント実行環境をインストールします。 [Object Broker C++クライアント実行環境]、[WebOTX C++クライアント実行環境] および[Transaction Service クライアント実行環境]を選択できます。 |
||
| Object Broker C++クライアント実行環境 | Object Broker C++クライアント実行環境をインストールします。 他のクライアント製品の動作に必要なため、必ずインストールされます。 |
||
| WebOTX C++クライアント実行環境 | WebOTX C++クライアント実行環境をインストールします。 | ||
| Transaction Service クライアント実行環境 | Transaction Service クライアント実行環境をインストールします。 クライアントでトランザクションを開始する場合に選択します。 | ||
| 旧バージョン互換ライブラリ | 旧バージョン(V6以前)のTransaction Serviceアプリケーションを動作させる場合に選択します。 | ||
Visual Basicクライアント実行環境 (*1) |
WebOTX Visual Basicクライアント実行環境をインストールします。 [Object Broker C++クライアント実行環境]、[WebOTX C++クライアント実行環境]、 [COM/Bridge機能 (CORBAゲートウェイ, EJBゲートウェイ)]、[Transaction Service クライアント実行環境] および、[Visual Basic 6.0クライアント実行環境]を選択できます。 |
||
| Object Broker C++クライアント実行環境 | Object Broker C++クライアント実行環境をインストールします。 他のクライアント製品の動作に必要なため、必ずインストールされます。 |
||
| WebOTX C++クライアント実行環境 | WebOTX C++クライアント実行環境をインストールします。 | ||
| COM/Bridge機能 (CORBAゲートウェイ, EJBゲートウェイ) | COM/Bridge機能 (CORBAゲートウェイ, EJBゲートウェイ)をインストールします。 必ずインストールされます。 |
||
| Transaction Service クライアント実行環境 (*2) | Transaction Service クライアント実行環境をインストールします。 クライアントでトランザクションを開始する場合に選択します。 | ||
| 旧バージョン互換ライブラリ | 旧バージョン(V6以前)のTransaction Serviceアプリケーションを動作させる場合に選択します。 | ||
| Visual Basic 6.0クライアント実行環境 | Visual Basic 6.0 用クライアント実行環境をインストールします。 | ||
| ASP実行環境 (*1) | ASP(Active Server Pages)用の実行環境をインストールします。 [Object Broker C++クライアント実行環境]、[WebOTX C++クライアント実行環境]、 [COM/Bridge機能 (CORBAゲートウェイ, EJBゲートウェイ)]、[Transaction Service クライアント実行環境] および、[ASP配備サービス]を選択できます。 |
||
| Object Broker C++クライアント実行環境 | Object Broker C++クライアント実行環境をインストールします。 他のクライアント製品の動作に必要なため、必ずインストールされます。 |
||
| WebOTX C++クライアント実行環境 | WebOTX C++クライアント実行環境をインストールします。 必ずインストールされます。 |
||
| COM/Bridge機能 (CORBAゲートウェイ, EJBゲートウェイ) | COM/Bridge機能 (CORBAゲートウェイ, EJBゲートウェイ)をインストールします。 必ずインストールされます。 |
||
| Transaction Service クライアント実行環境 (*2) | Transaction Service クライアント実行環境をインストールします。 クライアントでトランザクションを開始する場合に選択します。 | ||
| 旧バージョン互換ライブラリ | 旧バージョン(V6以前)のTransaction Serviceアプリケーションを動作させる場合に選択します。 | ||
| ASP配備サービス | ASP配備サービスをインストールします。 必ずインストールされます。 |
||
| ダウンローダ | ダウンローダをインストールします。 | ||

図2.2.1.7-6

図2.2.1.7-7

図2.2.1.7-8

図2.2.1.7-9

図2.2.1.7-10
次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。
WebOTX DVD 媒体内に格納されるEnterpriseDirectoryServerの位置を確認してください。 セットアップ方法は、DVD 媒体に格納される EnterpriseDirectoryServer付属のセットアップカードを参照しながら行ってください。
セットアップカードは以下の場所にあります。
<ドライブ>:\EDS\SetupCard\EDS_SetupCard.pdf
<ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。
WebOTX AS Express/Standard/Enterprise/Developer/Administratorのインストール方法について説明します。
インストールスクリプト(WOINST.SH)で登録可能なライセンスは一つです。そのため、ライセンスの追加登録はライセンス登録コマンドにより行います。 また、インストール後にCPU割当追加などシステム環境を変更する場合、ライセンスの追加登録が必要となるケースがあります。 ライセンス登録コマンドの使用方法については、[ 2.4. 製品ライセンスの追加登録 > 2.4.3. HP-UX、Linux ]を参照してください。
OTX01130084: The number of registered licenses is * fewer than it is required. The system has * processors, but * license(s) is/are registered. Product Name: WebOTX Application Server Express/Standard/Enterprise V*.* OTX01130084: ライセンス登録数が * 不足しています。CPUコア数 * に対して登録数が * です。製品名: WebOTX Application Server Express/Standard/Enterprise V*.*"*"には環境に応じた数字、もしくは製品のバージョンが出力されます。
WebOTXの製品のインストールはインストールスクリプトを使用して行ないます。 ただし、一部の機能においてはインストールコマンドを使用して個別インストールする必要があります。 こちらは、プラットフォームごとに手順が異なります。 個別インストールは、[ 2.2.2.8. コマンドによる追加インストール ]を参照してください。
インストールスクリプトによる製品インストール時は、次の点に留意してください。
The value of the directory of JDK is invalid.
JDK version <JDK_VERSION> is not supported.
The directory of JDK is not for 64-bit.
Linux(x86) is not supported in this version of the WebOTX product. echo "you can only install Manual from this WebOTX Media.
インストールスクリプトによるWebOTX Application Server Expressのインストールについて説明します。
login: root
root> /sbin/init.d/httpd stop
root> /etc/init.d/httpd stop
mountコマンドで指定するスペシャルファイル名がDVD-ROMドライブの SCSI IDによって異なる場合があります。
マシンの設定にあわせて指定してください。
root> cd / root> mount -F cdfs -r /dev/dsk/c1t2d0 /SD_CDROM
root> cd / root> mount -t iso9660 /dev/cdrom /media/cdrom
root> cd /SD_CDROM
root> cd /media/cdrom
root> ./WOINST.SH
Please select one of the following WebOTX V9.4 products: 1. WebOTX Application Server Express 2. WebOTX Application Server Standard 3. WebOTX Application Server Enterprise 4. WebOTX Developer 5. WebOTX Administrator 6. WebOTX Client 7. Manual 99. Install Cancel
Express の場合は「1」を入力します。
Ubuntuでインストールする場合、以下のようにメニュー表示されますので、「1」を入力します。
Please select one of the following WebOTX V9.4 products: 1. WebOTX Application Server Express 2. Manual 99. Install Cancel
Please input installation base directory of WebOTX products with an absolute path.(Default: /opt) (WebOTX product is installed in /opt/WebOTX by default.)既に他のバージョンのWebOTXが/optをインストール・ベースディレクトリとしてインストールされている場合、デフォルト値として/opt/WebOTX94が表示されます。
Please input installation base directory of WebOTX products with an absolute path.(Default: /opt/WebOTX94) (WebOTX product is installed in /opt/WebOTX94/WebOTX by default.)
入力したインストール・ベースディレクトリが存在する場合、次項のJDK入力画面が表示されます。
入力したインストール・ベースディレクトリが存在しない場合のみディレクトリ作成確認の画面が表示されます。
作成する場合は「y」を、作成しない場合は「n」を入力してください。
${INSTALL BASE DIRECTORY} does not exist.
Would you like to make the directory? [y,n] (Default: y)
「n」を入力した場合のみインストールキャンセルの確認画面が表示されます。
Would you like to cancel installation? [y,n] (Default: n)
「y」を入力した場合、インストールスクリプトを終了します。「n」を入力した場合、インストール・ベースディレクトリの入力画面が再度表示されます。
Note that only WebOTX products supporting multiple version installation can be installed additionally. Please refer to the release memo or the manual of WebOTX product for details.インストール・ベースディレクトリを/opt以外に変更する場合、他の複数バージョンインストールの対応製品のみ追加インストールが可能です。複数バージョンインストールの未対応製品を追加インストールすることはできません。
OTX94UTIL is already installed in /opt/share.nec. /opt is used an installation base directory, it can not be changed.WebOTX Utility (OTX94UTIL)が既に/opt/share.nec/v94にインストールされている場合、以下のメッセージを表示した後、インストール・ベースディレクトリの入力画面が表示されます。
OTX94UTIL is already installed in /opt/share.nec/v94.
Please input the directory of JDK with an absolute path.(Default: $JAVA_HOME)
Please input license key of the chosen product.
※製品のライセンスキーが登録済の場合は表示されません。
Would you like to install by default? (Default: y)
デフォルト設定でインストーする場合は「y」を選択してください。
V8までと同様にインストールオプションを選択しながらインストールする場合は「n」を選択してください。
デフォルト設定でのインストールを選択した場合、インストールオプションの選択内容が表示されます。
It will be installed with the following settings by default
Install as "WebOTX Operation User" : no <- ファイルのオーナーはroot
Web Server : Internal Java based Web Server <- Javaベースの内蔵型Webサーバ
Create the user domain : yes <- ユーザドメインを作成
The user domain name : domain1 <- 作成するユーザドメイン名
admin port number of WebOTXAdm domain : 6202
<- 管理ドメインの運用制御で使用するポート番号
HTTP port number : 80 <- HTTPポート番号
HTTPS port number : 443 <- HTTPSポート番号
Would you like to install as WebOTX Operation User? (Default: y)
ファイルのオーナーをrootにする場合は「n」を選択してください。
ファイルオーナーをWebOTX運用管理ユーザアカウントにする場合は「y」を選択してください。
「n」を選択した場合、15.のユーザドメイン作成の選択画面が表示されます。
Enter the user name that administers the WebOTX server.
Enter the group name that administers the WebOTX server.
Would you like to create the user domain? [y,n] (Default: y)
Webサーバは、Javaベースの内蔵型Webサーバと、Apache HTTP Server 2.2/2.4ベースのWebサーバを提供しています。
Please select one of the followings: 1. WebOTX Web Server 2.2 2. WebOTX Web Server 2.4 3. Internal Java based Web Server (Default)
Apache HTTP Server 2.2ベースのWebサーバを使用する場合には「1」を、Apache HTTP Server 2.4ベースのWebサーバを使用する場合には「2」を入力してください。
内蔵型のJavaベースのWebサーバ、または、他のWebサーバを利用する場合は「3」を入力してください。
3. Internal Java based Web Server」 を選択した場合、本項は表示されません)
You may install SSL module(mod_ssl) for Web Server 2.* on your computer. Would you like to install it? [y,n] (Default: n)
Please enter the domain name. (Default: domain1)
デフォルトの場合、domain1が利用されます。
ユーザドメイン名には、半角英数字と、ハイフン(-)、アンダーバー(_)を32文字以内で指定します。
また、「WebOTXAdmin」、「cluster」、「proxy」の文字列は予約語であるため、ユーザドメイン名として指定することができません。
先の対話入力の中で運用管理ユーザを指定した場合は、HTTP/HTTPS通信用のポート番号の既定値が それぞれ、8080 / 8443 で提示されます。 運用管理ユーザを利用しない場合、HTTP/HTTPS通信のポート番号の既定値はそれぞれ、80 / 443 となります。
*********************************************************************** * Installation of WebOTX V9.4 on your computer. To continue, enter y. * * Enter q to exit the installation. [y, q] (Default: y) * ***********************************************************************
インストールを開始するには「y」を入力してください。 キャンセルするには「q」を入力してください。
キャンセルした場合はインストールスクリプトが終了します。 再実行する場合は、「5.」のインストールスクリプトの実行からやり直してください。
WebOTX Webサーバ以外の外部Webサーバを使用する場合、インストール後にWebコンテナとWebサーバの連携設定のため環境設定スクリプトの実行が必要です。[ 2.3.4. HP-UX、Linux 共通設定 ]の「Webサーバとの動作連携設定」を参考に環境設定を行ってください。
WebOTX Webサーバをインストールした場合、連携設定のため環境設定スクリプトが自動で実行されるため、上記の作業は不要です。
${INSTALL BASE DIRECTORY}/WebOTX/ant_setup.logファイルを開いてエラーメッセージが記録されていないかチェックしてください。
root> cd / root> umount /SD_CDROM
root> cd / root> umount /media/cdrom
次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。
インストールスクリプトによるWebOTX Application Server Standardのインストールについて説明します。
login: root
root> /sbin/init.d/httpd stop
root> /etc/init.d/httpd stop
mountコマンドで指定するスペシャルファイル名がDVD-ROMドライブの SCSI IDによって異なる場合があります。
マシンの設定にあわせて指定してください。
root> cd / root> mount -F cdfs -r /dev/dsk/c1t2d0 /SD_CDROM
root> cd / root> mount -t iso9660 /dev/cdrom /media/cdrom
root> cd /SD_CDROM
root> cd /media/cdrom
root> ./WOINST.SH
Please select one of the following WebOTX V9.4 products: 1. WebOTX Application Server Express 2. WebOTX Application Server Standard 3. WebOTX Application Server Enterprise 4. WebOTX Developer 5. WebOTX Administrator 6. WebOTX Client 7. Manual 99. Install Cancel
Standard の場合は「2」を入力します。
Please input installation base directory of WebOTX products with an absolute path.(Default: /opt) (WebOTX product is installed in /opt/WebOTX by default.)既に他のバージョンのWebOTXが/optをインストール・ベースディレクトリとしてインストールされている場合、デフォルト値として/opt/WebOTX94が表示されます。
Please input installation base directory of WebOTX products with an absolute path.(Default: /opt/WebOTX94) (WebOTX product is installed in /opt/WebOTX94/WebOTX by default.)
入力したインストール・ベースディレクトリが存在する場合、次項のJDK入力画面が表示されます。
入力したインストール・ベースディレクトリが存在しない場合のみディレクトリ作成確認の画面が表示されます。
作成する場合は「y」を、作成しない場合は「n」を入力してください。
${INSTALL BASE DIRECTORY} does not exist.
Would you like to make the directory? [y,n] (Default: y)
「n」を入力した場合のみインストールキャンセルの確認画面が表示されます。
Would you like to cancel installation? [y,n] (Default: n)
「y」を入力した場合、インストールスクリプトを終了します。「n」を入力した場合、インストール・ベースディレクトリの入力画面が再度表示されます。
Note that only WebOTX products supporting multiple version installation can be installed additionally. Please refer to the release memo or the manual of WebOTX product for details.インストール・ベースディレクトリを/opt以外に変更する場合、他の複数バージョンインストールの対応製品のみ追加インストールが可能です。複数バージョンインストールの未対応製品を追加インストールすることはできません。
OTX94UTIL is already installed in /opt/share.nec. /opt is used an installation base directory, it can not be changed.WebOTX Utility (OTX94UTIL)が既に/opt/share.nec/v94にインストールされている場合、以下のメッセージを表示した後、インストール・ベースディレクトリの入力画面が表示されます。
OTX94UTIL is already installed in /opt/share.nec/v94.
Please input the directory of JDK with an absolute path.(Default: $JAVA_HOME)
Please input license key of the chosen product.
※製品のライセンスキーが登録済の場合は表示されません。
Would you like to install by default? (Default: y)
デフォルト設定でインストーする場合は「y」を選択してください。
V8までと同様にインストールオプションを選択しながらインストールする場合は「n」を選択してください。
デフォルト設定でのインストールを選択した場合、インストールオプションの選択内容が表示されます。
It will be installed with the following settings by default
Install as "WebOTX Operation User" : no <- ファイルのオーナーはroot
Web Container Mode : Advanced <- Webコンテナの動作モードはアドバンスドモード
Communication Protocol for Web Server and Web Container
<- WebコンテナとWebサーバの連携モードはAJPプロトコル
Web Server : WebOTX Web Server 2.4 <- WebOTX Webサーバ2.4
Create the user domain : yes <- ユーザドメインを作成
The user domain name : domain1 <- 作成するユーザドメイン名
admin port number of WebOTXAdm domain : 6202 <- 管理ドメインの運用制御で使用するポート番号
HTTP port number : 80 <- HTTPポート番号
HTTPS port number : 443 <- HTTPSポート番号
Install SSL module(mod_ssl) for Web Server 2.4 : no
<- WebOTX Webサーバ2.4のmod_sslはインストール対象外
Install Library for IIOP over SSL : no <- IIOP over SSLのライブラリはインストール対象外
Would you like to install as WebOTX Operation User? (Default: y)
ファイルのオーナーをrootにする場合は「n」を選択してください。
ファイルオーナーをWebOTX運用管理ユーザアカウントにする場合は「y」を選択してください。
「n」を選択した場合、15.のオプション機能の選択画面が表示されます。
Enter the user name that administers the WebOTX server.
Enter the group name that administers the WebOTX server.
| オプション機能 | 説明 |
|---|---|
| Library for IIOP over SSL | TPモニタ上で動作するIIOPリスナの通信をSSLで暗号化を行う場合にインストールします。 既定値ではインストールされません。 |
必須の機能は、自動的にスクリプト内部で選択され、暗黙にインストールされます。
Would you like to create the user domain? [y,n] (Default: y)
Please select one of the followings:
1. Advanced Mode (Default)
2. Standard Mode
サーブレット/JSPが動作するWebコンテナ層をTPモニタ内に配置する場合は「1」を、エージェントプロセスに配置する場合は「2」を入力します。
Advanced Mode(アドバンスドモード)を選択すると、WebコンテナはTPモニタの制御下で動作します。信頼性・可用性を重視するシステムを構築する際に選択します。
Standard Mode(スタンダードモード)を選択すると、Webコンテナはドメインのエージェントプロセス内で動作します。性能を重視するシステムを構築する際に選択します。
1. Advanced Mode 」を選択した場合、WebコンテナとWebサーバ間の通信プロトコルを選択してください。2. Standard Mode 」を選択した場合、本項は表示されません)
Please select the Communication Protocol for Web Server and Web Container: 1. AJP(Default) 2. IIOP
「1」を選択すると、WebサーバとWebコンテナ間はAJPリスナを利用して通信します。WebサーバとAPサーバとは別のマシンに配置し、APサーバをクラスタ化して負荷分散を行うことが可能です。
別マシンのプラットフォームがWindowsの場合、WebサーバとしてMicrosoft Internet Information Services (IIS)も利用可能です。
「2」を選択すると、WebサーバとWebコンテナ間はIIOPリスナを利用して通信します。WebサーバとWebコンテナ間のTCPコネクションを多重化して有効利用する場合や、WebOTX AS V9.2以前と同様の構成をとる場合に選択します。
Webサーバは、Javaベースの内蔵型Webサーバと、Apache HTTP Server 2.2/2.4ベースのWebサーバを提供しています。
選択したWebコンテナの動作モードとWebコンテナとWebサーバ間の通信プロトコルにより、選択可能なWebサーバが異なります。
1. Advanced Mode 」、WebコンテナとWebサーバの通信プロトコル「1. AJP 」を選択した場合
Please select one of the followings: 1. WebOTX Web Server 2.2 2. WebOTX Web Server 2.4 (Default) 3. No installation of WebOTX Web Server
Apache HTTP Server 2.2ベースのWebサーバを使用する場合には「1」を、Apache HTTP Server 2.4ベースのWebサーバを使用する場合には「2」を入力してください。
WebサーバとAPサーバとは別のマシンに配置し、APサーバをクラスタ化して負荷分散を行う場合は「3」を入力してください。
別マシンのプラットフォームがWindowsの場合、WebサーバとしてMicrosoft Internet Information Services (IIS)も利用可能です。
※V9.4からデフォルト値をWebOTX Web Server 2.4に変更しました。
1. Advanced Mode 」、WebコンテナとWebサーバ間の通信プロトコル「2. IIOP 」を選択した場合
Please select one of the followings: 1. WebOTX Web Server 2.2 2. WebOTX Web Server 2.4 (Default)
Apache HTTP Server 2.2ベースのWebサーバを使用する場合には「1」を、Apache HTTP Server 2.4ベースのWebサーバを使用する場合には「2」を入力してください。
※WebOTX Webサーバを利用する必要があります。V9.4からデフォルト値をWebOTX Web Server 2.4に変更しました。
2. Standard Mode 」を選択した場合
Please select one of the followings: 1. WebOTX Web Server 2.2 2. WebOTX Web Server 2.4 3. Internal Java based Web Server (Default)
Apache HTTP Server 2.2ベースのWebサーバを使用する場合には「1」を、Apache HTTP Server 2.4ベースのWebサーバを使用する場合には「2」を入力してください。
内蔵型のJavaベースのWebサーバ、または、他のWebサーバを利用する場合は「3」を入力してください。
1. WebOTX Web Server 2.2」、「2. WebOTX Web Server 2.4」以外を選択した場合、本項は表示されません」)
You may install SSL module(mod_ssl) for Web Server 2.* on your computer. Would you like to install it? [y,n] (Default: n)
Please enter the domain name. (Default: domain1)
デフォルトの場合、domain1が利用されます。
ユーザドメイン名には、半角英数字と、ハイフン(-)、アンダーバー(_)を32文字以内で指定します。
また、「WebOTXAdmin」、「cluster」、「proxy」の文字列は予約語であるため、ユーザドメイン名として指定することができません。
先の対話入力の中で運用管理ユーザを指定した場合は、HTTP/HTTPS通信用のポート番号の既定値が それぞれ、8080 / 8443 で提示されます。 運用管理ユーザを利用しない場合、HTTP/HTTPS通信のポート番号の既定値はそれぞれ、80 / 443 となります。
*********************************************************************** * Installation of WebOTX V9.4 on your computer. To continue, enter y. * * Enter q to exit the installation. [y, q] (Default: y) * ***********************************************************************
インストールを開始するには「y」を入力してください。 キャンセルするには「q」を入力してください。
キャンセルした場合はインストールスクリプトが終了します。 再実行する場合は、「5.」のインストールスクリプトの実行からやり直してください。
WebOTX Webサーバ以外の外部Webサーバを使用する場合、インストール後にWebコンテナとWebサーバの連携設定のため環境設定スクリプトの実行が必要です。[ 2.3.4. HP-UX、Linux 共通設定 ]の「Webサーバとの動作連携設定」を参考に環境設定を行ってください。
WebOTX Webサーバをインストールした場合、連携設定のため環境設定スクリプトが自動で実行されるため、上記の作業は不要です。
${INSTALL BASE DIRECTORY}/WebOTX/ant_setup.logファイルを開いてエラーメッセージが記録されていないかチェックしてください。
root> cd / root> umount /SD_CDROM
root> cd / root> umount /media/cdrom
次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。
V8でクラスタ機能を提供していたWebOTX Clusterは、V9からWebOTX Application Server Enterpriseに統合されました。
WebOTX Application Server Enterprise の全機能(クラスタ機能も含みます)をインストールする場合、インストールスクリプトのインストールパターン選択画面にて「1. Install WebOTX Application Server Enterprise」 を選択します。
V8までのWebOTX Clusterと同様にクラスタ機能のみをインストールする場合は、インストールスクリプトのインストールパターン選択画面にて「2. Install only cluster function」を選択します。
WebOTX Application Server Enterprise の全機能(クラスタ機能も含みます)をインストールする場合について説明します。
login: root
root> /sbin/init.d/httpd stop
root> /etc/init.d/httpd stop
mountコマンドで指定するスペシャルファイル名がDVD-ROMドライブの SCSI IDによって異なる場合があります。
マシンの設定にあわせて指定してください。
root> cd / root> mount -F cdfs -r /dev/dsk/c1t2d0 /SD_CDROM
root> cd / root> mount -t iso9660 /dev/cdrom /media/cdrom
root> cd /SD_CDROM
root> cd /media/cdrom
root> ./WOINST.SH
Please select one of the following WebOTX V9.4 products: 1. WebOTX Application Server Express 2. WebOTX Application Server Standard 3. WebOTX Application Server Enterprise 4. WebOTX Developer 5. WebOTX Administrator 6. WebOTX Client 7. Manual 99. Install Cancel
Enterprise の場合は「3」を入力します。
Please input installation base directory of WebOTX products with an absolute path.(Default: /opt) (WebOTX product is installed in /opt/WebOTX by default.)既に他のバージョンのWebOTXが/optをインストール・ベースディレクトリとしてインストールされている場合、デフォルト値として/opt/WebOTX94が表示されます。
Please input installation base directory of WebOTX products with an absolute path.(Default: /opt/WebOTX94) (WebOTX product is installed in /opt/WebOTX94/WebOTX by default.)
入力したインストール・ベースディレクトリが存在する場合、次項のJDK入力画面が表示されます。
入力したインストール・ベースディレクトリが存在しない場合のみディレクトリ作成確認の画面が表示されます。
作成する場合は「y」を、作成しない場合は「n」を入力してください。
${INSTALL BASE DIRECTORY} does not exist.
Would you like to make the directory? [y,n] (Default: y)
「n」を入力した場合のみインストールキャンセルの確認画面が表示されます。
Would you like to cancel installation? [y,n] (Default: n)
「y」を入力した場合、インストールスクリプトを終了します。「n」を入力した場合、インストール・ベースディレクトリの入力画面が再度表示されます。
Note that only WebOTX products supporting multiple version installation can be installed additionally. Please refer to the release memo or the manual of WebOTX product for details.インストール・ベースディレクトリを/opt以外に変更する場合、他の複数バージョンインストールの対応製品のみ追加インストールが可能です。複数バージョンインストールの未対応製品を追加インストールすることはできません。
OTX94UTIL is already installed in /opt/share.nec. /opt is used an installation base directory, it can not be changed.WebOTX Utility (OTX94UTIL)が既に/opt/share.nec/v94にインストールされている場合、以下のメッセージを表示した後、インストール・ベースディレクトリの入力画面が表示されます。
OTX94UTIL is already installed in /opt/share.nec/v94.
Please input the directory of JDK with an absolute path.(Default: $JAVA_HOME)
Please select one of the following install patern: (Default: 1) 1. Install WebOTX Application Server Enterprise 2. Install only cluster function
WebOTX Application Server Enterprise の全機能(クラスタ機能も含みます)をインストールする場合、「1」 を選択します。
Please input license key of the chosen product.
※製品のライセンスキーが登録済の場合は表示されません。
Would you like to install by default? (Default: y)
デフォルト設定でインストーする場合は「y」を選択してください。
V8までと同様にインストールオプションを選択しながらインストールする場合は「n」を選択してください。
デフォルト設定でのインストールを選択した場合、インストールオプションの選択内容が表示されます。
It will be installed with the following settings by default
Install as "WebOTX Operation User" : no <- ファイルのオーナーはroot
Web Container Mode : Advanced <- Webコンテナの動作モードはアドバンスドモード
Communication Protocol for Web Server and Web Container
<- WebコンテナとWebサーバの連携モードはAJPプロトコル
Web Server : WebOTX Web Server 2.4 <- WebOTX Webサーバ2.4
Create the user domain : yes <- ユーザドメインを作成
Create the cluster domain : no <- クラスタドメインを作成しない
The user domain name : domain1 <- 作成するユーザドメイン名
admin port number of WebOTXAdm domain : 6202 <- 管理ドメインの運用制御で使用するポート番号
HTTP port number : 80 <- HTTPポート番号
HTTPS port number : 443 <- HTTPSポート番号
Install SSL module(mod_ssl) for Web Server 2.4 : no
<- WebOTX Webサーバ2.4のmod_sslはインストール対象外
Install Download Contents : yes <- Download Contentsはインストール対象
Install Object Broker Applet Proxy : no <- Object Broker Applet Proxyはインストール対象外
Install Object Broker CNS : yes <- Object Broker CNS(キャッシュ名前サーバ) インストール対象
Install Watch Server : yes <- Watch Serverはインストール対象
Install Distributed Management Server : no <- 分散管理サーバはインストール対象外
Install Working Domain Coordinator : no <- Working Domain Coordinatorはインストール対象外
Install Library for IIOP over SSL : no <- IIOP over SSLのライブラリはインストール対象外
Install JDBC Driver for InfoFrame Relational Store : no
<- InfoFrame Relational Store用のJDBCドライバはインストール対象外
Would you like to install as WebOTX Operation User? (Default: y)
ファイルのオーナーをrootにする場合は「n」を選択してください。
ファイルオーナーをWebOTX運用管理ユーザアカウントにする場合は「y」を選択してください。
「n」を選択した場合、16.のオプション機能の選択画面が表示されます。
Enter the user name that administers the WebOTX server.
Enter the group name that administers the WebOTX server.
| オプション機能 | 説明 |
|---|---|
| Download Contents | Webサーバからリッチクライアントアプリケーションを配布する機能を提供します。 既定値ではインストールされます。 |
| Object Broker Applet Proxy | JavaアプレットとWebサーバ以外で動作するCORBAサーバ間の通信機能を提供します。 ※AppletProxyではcshを使用します。OSがRHEL 7の場合デフォルトでcshがインストールされませんので、AppletProxyをご利用の場合は別途cshの追加インストールを行ってください。 既定値ではインストールされません。 |
| Object Broker CNS | Object Broker CNS(キャッシュ名前サーバ)は、複数の名前サーバのキャッシュを構築して信頼性の向上と負荷分散を行います。 既定値ではインストールされます。 |
| Watch Server | WebOTX ASをマルチサーバの負荷分散構成とした場合に、アプリケーションサーバの監視機能と障害発生時の縮退運転機能を提供します。 既定値ではインストールされます。 |
| Distributed Management Server | 分散管理サーバは、分散配置されたサーバ上のドメイン群をグルーピングし、個々のドメインへのアプリケーション配備や設定作業を一元化する運用基盤を提供します。 ※この機能をインストールする場合、「Working Domain Coordnator」も同時にインストールされ、クラスタドメイン作成の選択画面が表示されます。 既定値ではインストールされません。 |
| Working Domain Coordinator | 複数のサーバを効率よく 利用するために、業務アプリケーションの負荷に応じて、処理を行うサーバの数を調節する機能を提供します。(負荷分散装置の利用を前提としています) ※この機能をインストールする場合、クラスタドメイン作成の選択画面が表示されます。 既定値ではインストールされません。 |
| Library for IIOP over SSL | TPモニタ上で動作するIIOPリスナの通信をSSLで暗号化を行う場合にインストールします。 既定値ではインストールされません。 |
| JDBC Driver for InfoFrame Relational Store | InfoFrame Relational Store(IRS)用のJDBCドライバをインストールします。IRSは、複数台のコモディティサーバを使って、1つのデータベースシステムを構成するOLTP(On-LineTransaction Processing)向け分散データベースソフトウェア製品です。 既定値ではインストールされません。 |
必須の機能は、自動的にスクリプト内部で選択され、暗黙にインストールされます。
Would you like to create the user domain? [y,n] (Default: y)
Would you like to create the cluster domain? [y,n] (Default: n)
クラスタドメインのWorking Domain Coordinatorの機能により、業務アプリケーションの負荷に応じて、処理を行うサーバの数を調節することが可能です。(負荷分散装置の利用を前提としています)
Please select one of the followings:
1. Advanced Mode (Default)
2. Standard Mode
サーブレット/JSPが動作するWebコンテナ層をTPモニタ内に配置する場合は「1」を、エージェントプロセスに配置する場合は「2」を入力します。
Advanced Mode(アドバンスドモード)を選択すると、WebコンテナはTPモニタの制御下で動作します。信頼性・可用性を重視するシステムを構築する際に選択します。
Standard Mode(スタンダードモード)を選択すると、Webコンテナはドメインのエージェントプロセス内で動作します。性能を重視するシステムを構築する際に選択します。
1. Advanced Mode 」を選択した場合、WebコンテナとWebサーバ間の通信プロトコルを選択してください。2. Standard Mode 」を選択した場合、本項は表示されません)
Please select the Communication Protocol for Web Server and Web Container: 1. AJP(Default) 2. IIOP
「1」を選択すると、WebサーバとWebコンテナ間はAJPリスナを利用して通信します。WebサーバとAPサーバとは別のマシンに配置し、APサーバをクラスタ化して負荷分散を行うことが可能です。
別マシンのプラットフォームがWindowsの場合、WebサーバとしてMicrosoft Internet Information Services (IIS)も利用可能です。
「2」を選択すると、WebサーバとWebコンテナ間はIIOPリスナを利用して通信します。WebサーバとWebコンテナ間のTCPコネクションを多重化して有効利用する場合や、WebOTX AS V9.2以前と同様の構成をとる場合に選択します。
Webサーバは、Javaベースの内蔵型Webサーバと、Apache HTTP Server 2.2/2.4ベースのWebサーバを提供しています。
選択したWebコンテナの動作モードとWebコンテナとWebサーバ間の通信プロトコルにより、選択可能なWebサーバが異なります。
1. Advanced Mode 」、WebコンテナとWebサーバ間の通信プロトコル「1. AJP 」を選択した場合
Please select one of the followings: 1. WebOTX Web Server 2.2 2. WebOTX Web Server 2.4 (Default) 3. No installation of WebOTX Web Server
Apache HTTP Server 2.2ベースのWebサーバを使用する場合には「1」を、Apache HTTP Server 2.4ベースのWebサーバを使用する場合には「2」を入力してください。
WebサーバとAPサーバとは別のマシンに配置し、APサーバをクラスタ化して負荷分散を行う場合は「3」を入力してください。
別マシンのプラットフォームがWindowsの場合、WebサーバとしてMicrosoft Internet Information Services (IIS)も利用可能です。
※V9.4からデフォルト値をWebOTX Web Server 2.4に変更しました。
1. Advanced Mode 」、WebコンテナとWebサーバ間の通信プロトコル「2. IIOP 」を選択した場合
Please select one of the followings: 1. WebOTX Web Server 2.2 2. WebOTX Web Server 2.4 (Default)
Apache HTTP Server 2.2ベースのWebサーバを使用する場合には「1」を、Apache HTTP Server 2.4ベースのWebサーバを使用する場合には「2」を入力してください。
※WebOTX Webサーバを利用する必要があります。V9.4からデフォルト値をWebOTX Web Server 2.4に変更しました。
2. Standard Mode 」を選択した場合
Please select one of the followings: 1. WebOTX Web Server 2.2 2. WebOTX Web Server 2.4 3. Internal Java based Web Server (Default)
Apache HTTP Server 2.2ベースのWebサーバを使用する場合には「1」を、Apache HTTP Server 2.4ベースのWebサーバを使用する場合には「2」を入力してください。
内蔵型のJavaベースのWebサーバ、または、他のWebサーバを利用する場合は「3」を入力してください。
1. WebOTX Web Server 2.2」、「2. WebOTX Web Server 2.4」以外を選択した場合、本項は表示されません」)
You may install SSL module(mod_ssl) for Web Server 2.* on your computer. Would you like to install it? [y,n] (Default: n)
Please enter the domain name. (Default: domain1)
デフォルトの場合、domain1が利用されます。
ユーザドメイン名には、半角英数字と、ハイフン(-)、アンダーバー(_)を32文字以内で指定します。
また、「WebOTXAdmin」、「cluster」、「proxy」の文字列は予約語であるため、ユーザドメイン名として指定することができません。
先の対話入力の中で運用管理ユーザを指定した場合は、HTTP/HTTPS通信用のポート番号の既定値が それぞれ、8080 / 8443 で提示されます。 運用管理ユーザを利用しない場合、HTTP/HTTPS通信のポート番号の既定値はそれぞれ、80 / 443 となります。
*********************************************************************** * Installation of WebOTX V9.4 on your computer. To continue, enter y. * * Enter q to exit the installation. [y, q] (Default: y) * ***********************************************************************
インストールを開始するには「y」を入力してください。 キャンセルするには「q」を入力してください。
キャンセルした場合はインストールスクリプトが終了します。 再実行する場合は、「5.」のインストールスクリプトの実行からやり直してください。
WebOTX Webサーバ以外の外部Webサーバを使用する場合、インストール後にWebコンテナとWebサーバの連携設定のため環境設定スクリプトの実行が必要です。[ 2.3.4. HP-UX、Linux 共通設定 ]の「Webサーバとの動作連携設定」を参考に環境設定を行ってください。
WebOTX Webサーバをインストールした場合、連携設定のため環境設定スクリプトが自動で実行されるため、上記の作業は不要です。
${INSTALL BASE DIRECTORY}/WebOTX/ant_setup.logファイルを開いてエラーメッセージが記録されていないかチェックしてください。${INSTALL BASE DIRECTORY}/WebOTX/ant_cluster_setup.logファイルを開いてエラーメッセージが記録されていないかチェックしてください。root> cd / root> umount /SD_CDROM
root> cd / root> umount /media/cdrom
次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。
V8までのWebOTX Clusterと同様にクラスタ機能のみをインストールする場合について説明します。
login: root
root> /sbin/init.d/httpd stop
root> /etc/init.d/httpd stop
mountコマンドで指定するスペシャルファイル名がDVD-ROMドライブの SCSI IDによって異なる場合があります。
マシンの設定にあわせて指定してください。
root> cd / root> mount -F cdfs -r /dev/dsk/c1t2d0 /SD_CDROM
root> cd / root> mount -t iso9660 /dev/cdrom /media/cdrom
root> cd /SD_CDROM
root> cd /media/cdrom
root> ./WOINST.SH
Please select one of the following WebOTX V9.4 products: 1. WebOTX Application Server Express 2. WebOTX Application Server Standard 3. WebOTX Application Server Enterprise 4. WebOTX Developer 5. WebOTX Administrator 6. WebOTX Client 7. Manual 99. Install Cancel
Enterprise の場合は「3」を入力します。
Please input installation base directory of WebOTX products with an absolute path.(Default: /opt) (WebOTX product is installed in /opt/WebOTX by default.)既に他のバージョンのWebOTXが/optをインストール・ベースディレクトリとしてインストールされている場合、デフォルト値として/opt/WebOTX94が表示されます。
Please input installation base directory of WebOTX products with an absolute path.(Default: /opt/WebOTX94) (WebOTX product is installed in /opt/WebOTX94/WebOTX by default.)
入力したインストール・ベースディレクトリが存在する場合、次項のJDK入力画面が表示されます。
入力したインストール・ベースディレクトリが存在しない場合のみディレクトリ作成確認の画面が表示されます。
作成する場合は「y」を、作成しない場合は「n」を入力してください。
${INSTALL BASE DIRECTORY} does not exist.
Would you like to make the directory? [y,n] (Default: y)
「n」を入力した場合のみインストールキャンセルの確認画面が表示されます。
Would you like to cancel installation? [y,n] (Default: n)
「y」を入力した場合、インストールスクリプトを終了します。「n」を入力した場合、インストール・ベースディレクトリの入力画面が再度表示されます。
Note that only WebOTX products supporting multiple version installation can be installed additionally. Please refer to the release memo or the manual of WebOTX product for details.インストール・ベースディレクトリを/opt以外に変更する場合、他の複数バージョンインストールの対応製品のみ追加インストールが可能です。複数バージョンインストールの未対応製品を追加インストールすることはできません。
OTX94UTIL is already installed in /opt/share.nec. /opt is used an installation base directory, it can not be changed.WebOTX Utility (OTX94UTIL)が既に/opt/share.nec/v94にインストールされている場合、以下のメッセージを表示した後、インストール・ベースディレクトリの入力画面が表示されます。
OTX94UTIL is already installed in /opt/share.nec/v94.
Please input the directory of JDK with an absolute path.(Default: $JAVA_HOME)
Please select one of the following install patern: (Default: 1) 1. Install WebOTX Application Server Enterprise 2. Install only cluster function
クラスタ機能のみをインストールする場合、「2」 を選択します。
Please input license key of the chosen product.
※製品のライセンスキーが登録済の場合は表示されません。
Would you like to install by default? (Default: y)
デフォルト設定でインストーする場合は「y」を選択してください。
V8までと同様にインストールオプションを選択しながらインストールする場合は「n」を選択してください。
デフォルト設定でのインストールを選択した場合、インストールオプションの選択内容が表示されます。
It will be installed with the following settings by default
Install as "WebOTX Operation User" : no <- ファイルのオーナーはroot
Create the cluster domain : no <- クラスタドメインを作成しない
admin port number of WebOTXAdm domain : 6202 <- 管理ドメインの運用制御で使用するポート番号
Install Object Broker Applet Proxy : no <- Object Broker Applet Proxyはインストール対象外
Install Object Broker CNS : yes <- Object Broker CNS(キャッシュ名前サーバ) インストール対象
Install Watch Server : yes <- Watch Serverはインストール対象
Install Distributed Management Server : no <- 分散管理サーバはインストール対象外
Install Working Domain Coordinator : no <- Working Domain Coordinatorはインストール対象外
Would you like to install as WebOTX Operation User? (Default: y)
ファイルのオーナーをrootにする場合は「n」を選択してください。
ファイルオーナーをWebOTX運用管理ユーザアカウントにする場合は「y」を選択してください。
「n」を選択した場合、16.のオプション機能の選択画面が表示されます。
Enter the user name that administers the WebOTX server.
Enter the group name that administers the WebOTX server.
| オプション機能 | 説明 |
|---|---|
| Object Broker Applet Proxy | JavaアプレットとWebサーバ以外で動作するCORBAサーバ間の通信機能を提供します。 ※AppletProxyではcshを使用します。OSがRHEL 7の場合デフォルトでcshがインストールされませんので、AppletProxyをご利用の場合は別途cshの追加インストールを行ってください。 既定値ではインストールされません。 |
| Object Broker CNS | Object Broker CNS(キャッシュ名前サーバ)は、複数の名前サーバのキャッシュを構築して信頼性の向上と負荷分散を行います。 既定値ではインストールされます。 |
| Watch Server | WebOTX ASをマルチサーバの負荷分散構成とした場合に、アプリケーションサーバの監視機能と障害発生時の縮退運転機能を提供します。 既定値ではインストールされます。 |
| Distributed Management Server | 分散管理サーバは、分散配置されたサーバ上のドメイン群をグルーピングし、個々のドメインへのアプリケーション配備や設定作業を一元化する運用基盤を提供します。 ※この機能をインストールする場合、「Working Domain Coordnator」も同時にインストールされ、クラスタドメインが作成されます。 既定値ではインストールされません。 |
| Working Domain Coordinator | 複数のサーバを効率よく 利用するために、業務アプリケーションの負荷に応じて、処理を行うサーバの数を調節する機能を提供します。(負荷分散装置の利用を前提としています) ※この機能をインストールする場合、クラスタドメインが作成されます。 既定値ではインストールされません。 |
必須の機能は、自動的にスクリプト内部で選択され、暗黙にインストールされます。
Distributed Management Server」か「Working Domain Coordinator」を選択した場合のみ表示されます。
Would you like to create the cluster domain? [y,n] (Default: y)
クラスタドメインのWorking Domain Coordinatorの機能により、業務アプリケーションの負荷に応じて、処理を行うサーバの数を調節することが可能です。(負荷分散装置の利用を前提としています)
*********************************************************************** * Installation of WebOTX V9.4 on your computer. To continue, enter y. * * Enter q to exit the installation. [y, q] (Default: y) * ***********************************************************************
インストールを開始するには「y」を入力してください。 キャンセルするには「q」を入力してください。
キャンセルした場合はインストールスクリプトが終了します。 再実行する場合は、「5.」のインストールスクリプトの実行からやり直してください。
Distributed Management Server」か「Working Domain Coordinator」を選択し、かつクラスタドメインの作成を選択した場合、クラスタドメインが正しく作成されているか確認するため、${INSTALL BASE DIRECTORY}/WebOTX/ant_setup.logファイルを開いてエラーメッセージが記録されていないかチェックしてください。Making a cluster domain is skipped because Working Domain Coordinator was not selected.
※クラスタドメインのWorking Domain Coordinatorの機能により、業務アプリケーションの負荷に応じて、処理を行うサーバの数を調節することが可能です。(負荷分散装置の利用を前提としています)
root> cd / root> umount /SD_CDROM
root> cd / root> umount /media/cdrom
次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。
インストールスクリプトによるWebOTX Administratorのインストールについて説明します。
login: root
mountコマンドで指定するスペシャルファイル名がDVD-ROMドライブの SCSI IDによって異なる場合があります。
マシンの設定にあわせて指定してください。
root> cd / root> mount -F cdfs -r /dev/dsk/c1t2d0 /SD_CDROM
root> cd / root> mount -t iso9660 /dev/cdrom /media/cdrom
root> cd /media/cdrom
root> ./WOINST.SH
Please select one of the following WebOTX V9.4 products: 1. WebOTX Application Server Express 2. WebOTX Application Server Standard 3. WebOTX Application Server Enterprise 4. WebOTX Developer 5. WebOTX Administrator 6. WebOTX Client 7. Manual 99. Install Cancel
Administrator (旧名称: 運用環境)の場合は「5」を入力します。
Please input installation base directory of WebOTX products with an absolute path.(Default: /opt) (WebOTX product is installed in /opt/WebOTX by default.)既に他のバージョンのWebOTXが/optをインストール・ベースディレクトリとしてインストールされている場合、デフォルト値として/opt/WebOTX94が表示されます。
Please input installation base directory of WebOTX products with an absolute path.(Default: /opt/WebOTX94) (WebOTX product is installed in /opt/WebOTX94/WebOTX by default.)
入力したインストール・ベースディレクトリが存在する場合、次項のJDK入力画面が表示されます。
入力したインストール・ベースディレクトリが存在しない場合のみディレクトリ作成確認の画面が表示されます。
作成する場合は「y」を、作成しない場合は「n」を入力してください。
${INSTALL BASE DIRECTORY} does not exist.
Would you like to make the directory? [y,n] (Default: y)
「n」を入力した場合のみインストールキャンセルの確認画面が表示されます。
Would you like to cancel installation? [y,n] (Default: n)
「y」を入力した場合、インストールスクリプトを終了します。「n」を入力した場合、インストール・ベースディレクトリの入力画面が再度表示されます。
Note that only WebOTX products supporting multiple version installation can be installed additionally. Please refer to the release memo or the manual of WebOTX product for details.インストール・ベースディレクトリを/opt以外に変更する場合、他の複数バージョンインストールの対応製品のみ追加インストールが可能です。複数バージョンインストールの未対応製品を追加インストールすることはできません。
OTX94UTIL is already installed in /opt/share.nec. /opt is used an installation base directory, it can not be changed.WebOTX Utility (OTX94UTIL)が既に/opt/share.nec/v94にインストールされている場合、以下のメッセージを表示した後、インストール・ベースディレクトリの入力画面が表示されます。
OTX94UTIL is already installed in /opt/share.nec/v94.
Please input the directory of JDK with an absolute path.(Default: $JAVA_HOME)
Please input license key of the chosen product.
※製品のライセンスキーが登録済の場合は表示されません。
Would you like to install by default? (Default: y)
デフォルト設定でインストーする場合は「y」を選択してください。
V8までと同様にインストールオプションを選択しながらインストールする場合は「n」を選択してください。
デフォルト設定でのインストールを選択した場合、インストールオプションの選択内容が表示されます。
It will be installed with the following settings by default
Install as "WebOTX Operation User" : no <- ファイルのオーナーはroot
Would you like to install as WebOTX Operation User? (Default: y)
ファイルのオーナーをrootにする場合は「n」を選択してください。
ファイルオーナーをWebOTX運用管理ユーザアカウントにする場合は「y」を選択してください。
「n」を選択した場合、14.のインストール開始確認画面が表示されます。
Enter the user name that administers the WebOTX server.
Enter the group name that administers the WebOTX server.
*********************************************************************** * Installation of WebOTX V9.4 on your computer. To continue, enter y. * * Enter q to exit the installation. [y, q] (Default: y) * ***********************************************************************
インストールを開始するには「y」を入力してください。 キャンセルするには「q」を入力してください。
キャンセルした場合はインストールスクリプトが終了します。 再実行する場合は、「4.」のインストールスクリプトの実行からやり直してください。
${INSTALL BASE DIRECTORY}/WebOTX/ant_setup.logファイルを開いてエラーメッセージが記録されていないかチェックしてください。
root> cd / root> umount /SD_CDROM
root> cd / root> umount /media/cdrom
次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。
インストールスクリプトによるWebOTX Clientのインストールについて説明します。
HP-UX版、Linux版 のWebOTX Clientのインストールを行う場合は、次の作業を行ってください。
なお、Windows版のWebOTX Clientは、WebOTX Media #1 内の、「/CLIENT/WIN/ * (x86)」、「/CLIENT/WIN_x64/ * (x64)」に格納されています。
インストール方法については、[2.2.1.7. WebOTX Client ]の節を参照してください。
login: root
mountコマンドで指定するスペシャルファイル名がDVD-ROMドライブの SCSI IDによって異なる場合があります。
マシンの設定にあわせて指定してください。
root> cd / root> mount -F cdfs -r /dev/dsk/c1t2d0 /SD_CDROM
root> cd / root> mount -t iso9660 /dev/cdrom /media/cdrom
root> cd /SD_CDROM
root> cd /media/cdrom
root> ./WOINST.SH
Please select one of the following WebOTX V9.4 products: 1. WebOTX Application Server Express 2. WebOTX Application Server Standard 3. WebOTX Application Server Enterprise 4. WebOTX Developer 5. WebOTX Administrator 6. WebOTX Client 7. Manual 99. Install Cancel
WebOTX Clientの場合は「6」を入力します。
Please input installation base directory of WebOTX products with an absolute path.(Default: /opt) (WebOTX product is installed in /opt/WebOTX by default.)既に他のバージョンのWebOTXが/optをインストール・ベースディレクトリとしてインストールされている場合、デフォルト値として/opt/WebOTX94が表示されます。
Please input installation base directory of WebOTX products with an absolute path.(Default: /opt/WebOTX94) (WebOTX product is installed in /opt/WebOTX94/WebOTX by default.)
入力したインストール・ベースディレクトリが存在する場合、次項のJDK入力画面が表示されます。
入力したインストール・ベースディレクトリが存在しない場合のみディレクトリ作成確認の画面が表示されます。
作成する場合は「y」を、作成しない場合は「n」を入力してください。
${INSTALL BASE DIRECTORY} does not exist.
Would you like to make the directory? [y,n] (Default: y)
「n」を入力した場合のみインストールキャンセルの確認画面が表示されます。
Would you like to cancel installation? [y,n] (Default: n)
「y」を入力した場合、インストールスクリプトを終了します。「n」を入力した場合、インストール・ベースディレクトリの入力画面が再度表示されます。
Note that only WebOTX products supporting multiple version installation can be installed additionally. Please refer to the release memo or the manual of WebOTX product for details.インストール・ベースディレクトリを/opt以外に変更する場合、他の複数バージョンインストールの対応製品のみ追加インストールが可能です。複数バージョンインストールの未対応製品を追加インストールすることはできません。
OTX94UTIL is already installed in /opt/share.nec. /opt is used an installation base directory, it can not be changed.WebOTX Utility (OTX94UTIL)が既に/opt/share.nec/v94にインストールされている場合、以下のメッセージを表示した後、インストール・ベースディレクトリの入力画面が表示されます。
OTX94UTIL is already installed in /opt/share.nec/v94.
Please input the directory of JDK with an absolute path.(Default: $JAVA_HOME)
Would you like to install by default? (Default: y)
デフォルト設定でインストーする場合は「y」を選択してください。
V8までと同様にインストールオプションを選択しながらインストールする場合は「n」を選択してください。
デフォルト設定でのインストールを選択した場合、インストールオプションの選択内容が表示されます。
It will be installed with the following settings by default
Program Language : C++ and Java Client <- プログラミング言語はC++とJavaの両方
Install as "WebOTX Operation User" : no <- ファイルのオーナーはroot
Install WebOTX Transaction Service Client : yes
<- Transaction Service クライアント実行環境はインストール対象
Install Java Message Service Client : yes <- JMSクライアントはインストール対象
Install WebOTX Java Client : yes <- WebOTX Javaクライアント実行環境はインストール対象
Install WebOTX C++ Client : yes <- WebOTX C++クライアント実行環境はインストール対象
Install Transaction Service Compatibility Libraries : no
;- Transaction Service クライアントの旧バージョン互換ライブラリはインストール対象外
※ JDBCデータソースは必ずインストールされます。Transaction Service Compatibility LibrariesはHP-UX(IPF)のみ表示されます。
Would you like to install as WebOTX Operation User? (Default: y)
ファイルのオーナーをrootにする場合は「n」を選択してください。
ファイルオーナーをWebOTX運用管理ユーザアカウントにする場合は「y」を選択してください。
「n」を選択した場合、13.のオプション機能の選択画面が表示されます。
Enter the user name that administers the WebOTX server.
Enter the group name that administers the WebOTX server.
Please select one of the following program languages:
1. C++ and Java Client (Default)
2. C++ Client
3. Java Client
C++とJavaの両方のプログラム言語を使用する場合は「1」を、
C++のみを使用する場合は「2」を、Javaのみを使用する場合は「3」を入力してください。
| オプション機能 | プログラミング言語 | 説明 |
|---|---|---|
| WebOTX Transaction Service Client | C++/Java | Transaction Service クライアント実行環境をインストールします。 クライアントでトランザクションを開始する場合に選択します。 Javaでこの機能を利用する場合には、JDBC DataSourceも選択してください。 既定値でインストールされます。 |
| Java Message Service Client | Java | JMSクライアントを使用する場合にインストールします。 既定値でインストールされます。 |
| WebOTX C++ Client | C++ | WebOTX C++クライアント実行環境をインストールします。 既定値でインストールされます。 |
| WebOTX Java Client | Java | WebOTX Javaクライアント実行環境をインストールします。 既定値でインストールされます。 |
| Transaction Service Compatibility Libraries | C++/Java ※HP-UX(IPF)のみ |
Transaction Service クライアントの旧バージョン互換ライブラリをインストールします。 既定値でインストールされません。 |
※ JDBCデータソースは必ずインストールされます
*********************************************************************** * Installation of WebOTX V9.4 on your computer. To continue, enter y. * * Enter q to exit the installation. [y, q] (Default: y) * ***********************************************************************
インストールを開始するには「y」を入力してください。 キャンセルするには「q」を入力してください。
キャンセルした場合はインストールスクリプトが終了します。 再実行する場合は「4.」のインストールスクリプトの実行からやり直してください。
${INSTALL BASE DIRECTORY}/WebOTX/ant_setup.logファイルを開いてエラーメッセージが記録されていないかチェックしてください。
これでインストールは完了です。
root> cd / root> umount /SD_CDROM
root> cd / root> umount /media/cdrom
インストールスクリプトによるマニュアルのインストールについて説明します。
マニュアルのインストールを行う場合は、次の作業を行ってください。
login: root
mountコマンドで指定するスペシャルファイル名がDVD-ROMドライブの SCSI IDによって異なる場合があります。
マシンの設定にあわせて指定してください。
root> cd / root> mount -F cdfs -r /dev/dsk/c1t2d0 /SD_CDROM
root> cd / root> mount -t iso9660 /dev/cdrom /media/cdrom
root> cd /media/cdrom
root> ./WOINST.SH
Please select one of the following WebOTX V9.4 products: 1. WebOTX Application Server Express 2. WebOTX Application Server Standard 3. WebOTX Application Server Enterprise 4. WebOTX Developer 5. WebOTX Administrator 6. WebOTX Client 7. Manual 99. Install Cancel
マニュアルの場合、「7」を入力します。
Ubuntuでインストールする場合、以下のようにメニュー表示されますので、「2」を入力します。
Please select one of the following WebOTX V9.4 products: 1. WebOTX Application Server Express 2. Manual 99. Install Cancel
1. WebOTX Manual(Japanese) 99. Install Cancel
「1」を選択します。
Would you like to install by default? (Default: y)
デフォルト設定でインストーする場合は「y」を選択してください。
V8までと同様にインストールオプションを選択しながらインストールする場合は「n」を選択してください。
デフォルト設定でのインストールを選択した場合、インストールオプションの選択内容が表示されます。
It will be installed with the following settings by default
Install WebOTX Manual(html) : yes <- html版のマニュアルをインストール
Install WebOTX Manual(PDF) : no <- PDF版のマニュアルをインストールしない
Install directory name : /opt/WebOTX <- マニュアルのインストール先
Make the directory if "/opt/WebOTX" does not exit : yes
<- インストール先が存在しない場合にディレクトリ作成
You may install WebOTX Manual on your computer. Would you like to install it? [y,n] (Default: y)
インストールする場合は「y」を、インストールしない場合は「n」を入力してください。
デフォルトの場合はインストールします。
Would you like to install PDF Manual? [y,n] (Default: n)
インストールする場合は「y」を、インストールしない場合は「n」を入力してください。
デフォルトの場合、インストールは行いません。
Please enter the install directory name. (Default: /opt/WebOTX)
インストール先(展開先)を変更する場合は、インストール先のフォルダ名を入力してください。
デフォルトの場合、そのままリターンしてください。
/xxx/yyy/Manual does not exist. Would you like to make the directory? [y,n] (Default: y)
インストール先として指定したディレクトリが存在しない場合、ディレクトリ作成確認の画面が表示されます。
作成する場合は「y」を、作成しない場合は「n」を入力してください。
作成しない場合、WebOTX マニュアルのインストール先の確認画面が再度表示されます。
*********************************************************************** * Installation of WebOTX V9.4 on your computer. To continue, enter y. * * Enter q to exit the installation. [y, q] (Default: y) * ***********************************************************************
インストールを開始するには「y」を入力してください。 キャンセルするには「q」を入力してください。
キャンセルした場合はインストールスクリプトが終了します。 再実行する場合は「4.」のインストールスクリプトの実行からやり直してください。
root> cd / root> umount /SD_CDROM
root> cd / root> umount /media/cdrom
本バージョンと他のバージョンを同一マシンにインストールする場合、下記のパターンによりインストール時の選択内容とインストール後の設定作業が異なります。
(1) 両方のバージョンのドメインを同時起動しない場合(片方のバージョンのドメインのみ起動)
(2) 両方のバージョンのドメインを同時起動する場合
設定方法は下記の通りです。
(1) 両方のバージョンのドメインを同時起動しない場合(片方のバージョンのドメインのみ起動)
# chkconfig --del WOAgentSvc # chkconfig --del WatchServer ※EnterpriseかつWatch Server選択時のみRHEL 5/6(SysVinit) V9.3以降(含む本バージョン)のサービスの自動起動を無効化にする場合 :
[V9.4の場合の例] # chkconfig --del WOAgentSvc94 # chkconfig --del WatchServer94 ※EnterpriseかつWatch Server選択時のみRHEL 7の場合(systemd) V9.3以降(含む本バージョン)のサービスの自動起動を無効化にする場合 :
[V9.4の場合の例] # systemctl disable WOAgentSvc94 # systemctl disable WatchServer94 ※EnterpriseかつWatch Server選択時のみ
# mv /sbin/rc1.d/K200WOAgentSvc /sbin/rc1.d/k200WOAgentSvc # mv /sbin/rc2.d/S800WOAgentSvc /sbin/rc2.d/s800WOAgentSvc # mv /sbin/rc1.d/K210WatchServer /sbin/rc1.d/k210WatchServer ※EnterpriseかつWatch Server選択時のみ # mv /sbin/rc2.d/S795WatchServer /sbin/rc2.d/s795WatchServer ※EnterpriseかつWatch Server選択時のみV9.3以降(含む本バージョン)のサービスの自動起動を無効化にする場合 :
[V9.4の場合の例] # mv /sbin/rc1.d/K200WOAgentSvc94 /sbin/rc1.d/k200WOAgentSvc94 # mv /sbin/rc2.d/S800WOAgentSvc94 /sbin/rc2.d/s800WOAgentSvc94 # mv /sbin/rc1.d/K210WatchServer94 /sbin/rc1.d/k210WatchServer94 ※EnterpriseかつWatch Server選択時のみ # mv /sbin/rc2.d/S795WatchServer94 /sbin/rc2.d/s795WatchServer94 ※EnterpriseかつWatch Server選択時のみ
(2) 両方のバージョンのドメインを同時起動する場合
Distributed Management Server」か「Working Domain Coordinator」を選択した場合のみ
# cd ${INSTALL BASE DIRECTORY}/WebOTX
# cp -p lib/templates/cluster_enterprise.properties cluster.properties
インストールパターンがクラスタ機能のみの場合 :
# cd ${INSTALL BASE DIRECTORY}/WebOTX
# cp -p lib/templates/cluster.properties cluster.properties
ドメインの定義ファイルの詳細に関しては
[ドメイン構築・基本設定ガイド >
3. ドメイン >
3.2. ドメインの作成・削除 >
3.2.1. ドメインの作成 >
3.2.1.6. propertiesファイル]を参照してください。Watch Server」を選択した場合のみ(例) インストール・ベースディレクトリとして/opt/WebOTX94を指定した場合
また、各マニュアルでWebOTX Utility (OTX94UTIL)及びアンインストールスクリプト(wouninst.sh)のコマンド実行/ファイルパス名/ディレクトリ変更等に記載されている/opt/share.necを/opt/share.nec/v94に読み替えてください。
インストールコマンドによるインストール方法はプラットフォームにより異なります。 通常はインストールスクリプトを利用したインストールだけで完了しますが、一部の機能を追加で利用する場合にはこの作業が必要となります。
swinstall コマンドを使用してインストールします。
手順は次のとおりです。
login: root
root> cd / root> mount -F cdfs -r /dev/dsk/c1t2d0 /SD_CDROM
上記の mount コマンドで指定したスペシャルファイル名はDVD-ROMドライブの
SCSI IDによって異なります。マシンの設定にあわせて指定してください。
rpm -i コマンドでインストールを行います。HP-UX(IPF)の場合
root> swinstall -s /SD_CDROM/MODSSL/HP_UX/OTX94MODSSL22 OTX94MODSSL22
root> swinstall -s /SD_CDROM/MODSSL/HP_UX/OTX94MODSSL24 OTX94MODSSL24
root> cd / root> umount /SD_CDROM
次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。
以下の説明では、RHEL での標準マウントポイント「/media/cdrom」に、WebOTXメディアのDVD媒体をマウントしたものとして説明しています。
rpm コマンドを使用してインストールします。
手順は次のとおりです。
login: root
root> cd / root> mount -t iso9660 /dev/cdrom /media/cdrom
rpm -i コマンドでインストールを行います。Linux(x64)の場合
root> rpm -i /media/cdrom/MODSSL/LINUX/OTX94MODSSL22-2.20.xx.xx-1.x86_64.rpm
root> rpm -i /media/cdrom/MODSSL/LINUX/OTX94MODSSL24-2.40.xx.xx-1.x86_64.rpm
※ xはRPMファイルのリビジョン番号です。インストールに使用するWebOTX Mediaのリリースメモ、もしくはWebOTX Mediaの上記ディレクトリを参照し、RPMファイル名を確認してください。
root> cd / root> umount /media/cdrom
次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。
リモートでの作業などDVD媒体を使用できない場合、V9からはインストーラ圧縮ファイル(tar.gz形式)を利用してインストールすることが可能になりました。
インストーラ圧縮ファイルの作成は、インストーラ圧縮ファイル作成スクリプト(WOMKTGZ.SH)を使用して行います。
インストーラ圧縮ファイルの作成手順は次のとおりです。
login: root
mountコマンドで指定するスペシャルファイル名がDVD-ROMドライブの SCSI IDによって異なる場合があります。
マシンの設定にあわせて指定してください。
root> cd / root> mount -F cdfs -r /dev/dsk/c1t2d0 /SD_CDROM
root> cd / root> mount -t iso9660 /dev/cdrom /media/cdrom
root> cd /SD_CDROM
root> cd /media/cdrom
root> ./WOMKTGZ.SH
Please select one of the following products: 1. WebOTX Application Server Express 2. WebOTX Application Server Standard 3. WebOTX Application Server Enterprise 4. WebOTX Developer 5. WebOTX Administrator 6. WebOTX Client (for Linux(x64)) 7. WebOTX Client (for HP-UX(IPF)) 8. WebOTX Application Server Express (for Ubuntu) 99. Cancel
Express の場合は「1」を、Standard の場合は「2」を、Enterprise の場合は「3」を入力します。
その他、Developer (旧名称: 開発環境)の場合は「4」を、Administrator (旧名称: 運用環境)の場合は「5」を入力します。
Clientの場合は、利用するプラットフォームに応じて「6」か「7」を入力します。
Ubuntu用のExpressの場合は「8」を入力します。
When selecting from "1" to "6" on the menu, a compressed file of RPM will be made. Please select "8" for installation of WebOTX product in Ubuntu machine.
Please enter the directory name with an absolute path. (Default: /tmp)
ディレクトリが存在しない場合、ディレクトリ作成確認の画面が表示されます。
作成する場合は「y」を、作成しない場合は「n」を入力してください。
作成しない場合、インストーラ圧縮ファイルの出力先ディレクトリの確認画面が再度表示されます。
Would you like to make the directory? [y,n] (Default: y)
*********************************************************************** * Making a compressed file for installation of WebOTX V9.4 product. * * To continue, enter y. Enter q to exit. [y, q] (Default: y) * ***********************************************************************
インストールを開始するには「y」を入力してください。 キャンセルするには「q」を入力してください。
キャンセルした場合はインストールスクリプトが終了します。 再実行する場合は、「4.」のインストーラ圧縮ファイル作成スクリプトの実行からやり直してください。
| 製品名 | ファイル名 |
|---|---|
| WebOTX Application Server Express | webotx_as_exp_(PF名)_(バージョン番号).tar.gz |
| WebOTX Application Server Standard | webotx_as_std_(PF名)_(バージョン番号).tar.gz |
| WebOTX Application Server Enterprise | webotx_as_ent_(PF名)_(バージョン番号).tar.gz |
| WebOTX Developer | webotx_dev_(PF名)_ (バージョン番号).tar.gz |
| WebOTX Administrator | webotx_adm_(PF名)_ (バージョン番号).tar.gz |
| WebOTX Client | webotx_cli_(PF名)_(バージョン番号).tar.gz |
| WebOTX Application Server Express (for Ubuntu) | webotx_as_exp_linux_x64_Ubuntu_(バージョン番号).tar.gz |
*1 (PF名)にはLinux(x64)は"linux_x64"、HP-UX(IPF)は"hpux_ipf"が入ります。
*2 (バージョン番号)にはV9.4の場合は"0940"、V9.41の場合は"0941"のように入ります。
root> cd / root> umount /SD_CDROM
root> cd / root> umount /media/cdrom
インストーラ圧縮ファイルを利用するインストール手順は次のとおりです。
※インストーラ圧縮ファイルは対象マシンに転送済であることを前提とします。
login: root
root> gzip -dc (インストーラ圧縮ファイル) | tar xf -
root> ./WOINST.SH You can install the following product from the result of the expansion of the compressed file. (インストール可能な製品名) Would you like to continue? [y,n] (Default: y)
Enterprise Directory Serverのインストールは「WebOTX Media DVD-ROM #1」から行います。
Enterprise Directory Server付属のセットアップカードを参照してインストールを行ってください。
セットアップカードは以下の場所にあります。
<マウントポイント>/EDS/SetupCard/EDS_SetupCard.pdf
WebOTX AS Express/Standard/Enterprise/Administrator/Client のサイレントインストール方法について説明します。
Windows版のサイレントインストールは、次のコマンド引数を設定して各インストーラ(setup.exe)を実行します。各インストーラをデフォルト値でインストールする場合に設定するコマンド引数は次の通りです。
| 製品名 | 説明 |
|---|---|
| WebOTX AS Express | <DVDドライブ>:\EXP\setup.exe /v"LIC_KEY=\"Expressのライセンスキー\" /qr" |
| WebOTX AS Standard | <DVDドライブ>:\STD\setup.exe /v"LIC_KEY=\"Standardのライセンスキー\" /qr" |
| WebOTX AS Enterprise | <DVDドライブ>:\ENT\setup.exe /v"LIC_KEY=\"Enterpriseのライセンスキー\" /qr" |
| WebOTX Administrator | <DVDドライブ>:\ADM\setup.exe /v"LIC_KEY=\"Administratorのライセンスキー\" /qr" |
| WebOTX Client | <DVDドライブ>:\CLI\setup.exe /v"/qr" |
デフォルト値以外の値を設定する場合は、次のプロパティ情報を /qr の前に追加してください。
| プロパティ | 説明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| INSTALLDIR=\"WebOTX インストール先\" | INSTALLDIR には、WebOTXインストール先を設定します。このプロパティを省略した場合、<Windowsドライブ>:\WebOTX にインストールされます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| JAVA_HOME=\"JDKインストール先\" | JAVA_HOME には、JDKインストール先を設定します。このプロパティを省略した場合、以下の順にJDKのパスを検索します。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| USER_DOMAIN=\"TRUE|FALSE\" | USER_DOMAIN には、ユーザドメインの作成有無を設定します。TRUE を設定した場合、ユーザドメインが作成されます。FALSE を設定した場合、ユーザドメインは作成されません。このプロパティを省略した場合、TRUE が利用されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| DOMAIN_NAME=\"ユーザドメイン名\" | DOMAIN_NAME には、ユーザドメイン名を設定します。このプロパティを省略した場合、domain1 が利用されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| PORT=\"HTTPポート番号\" | PORT には、HTTPポート番号を設定します。このプロパティを省略した場合、80 が利用されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| SSL_PORT=\"HTTPSポート番号\" | SSL_PORT には、HTTPSポート番号を設定します。このプロパティを省略した場合、443 が利用されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ADDLOCAL=\"インストールする機能\" | ADDLOCAL には、インストールする機能を設定します。 製品ごとに設定できる内容が異なります。下表からインストールする機能をカンマ区切りで羅列して指定してください。 「拡張機能」配下の機能をインストールする場合は、「拡張機能」も含めて設定してください。例えば、「Download Contents」をインストールする場合、ADDLOCALには「,std_Options,std_Downloader」を追記してください。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| WEBCONT_MODE=\"TRUE|FALSE\" | StandardおよびEnterpriseでWebコンテナがTPモニタの制御下で動作する(アドバンスドモード)か、ドメイン・エージェント内で動作する(スタンダードモード)かを指定します。TRUEを設定した場合、アドバンスドモードとなります。FALSEを設定した場合、スタンダードモードとなります。このプロパティを省略した場合、アドバンスドモードとなります。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ADVANCEDMODE_PROTOCOL=\"ajp|iiop\" | StandardおよびEnterpriseでWebサーバとWebコンテナ間の通信に利用するプロトコルを指定します。このプロパティを省略した場合、ajpが利用されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| CLUSTER_DOMAIN=\"YES|NO\" | Enterpriseで分散管理機能をインストール時に、クラスタドメインを作成するかどうかを指定します。YESを指定した場合、クラスタドメインを作成します。このプロパティを省略した場合、また、分散管理機能をインストールしない場合はクラスタドメインを作成しません。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
実行例
WebOTX AS Express を「C:\TEST\WebOTX」配下にインストールし、JDKは「C:\JDK\JDK1.7.0_xx」を利用し、「WebOTX Webサーバ2.2」を選択して、HTTPポート番号に「8080」、HTTPSポート番号に「8443」を利用する場合
<DVDドライブ>:\EXP\setup.exe /v"LIC_KEY=\"Expressのライセンスキー\" INSTALLDIR=\"C:\Test\WebOTX\" JAVA_HOME=\"C:\JDK\JDK1.7.0_xx\" ADDLOCAL=\"WebServer,WebSv_22\" PORT=\"8080\" SSL_PORT=\"8443\" /qr"
| プロパティ | 説明 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| INSTALLDIR=\"WebOTX Administratorインストール先\" | INSTALLDIR には、WebOTXインストール先を設定します。このプロパティを省略した場合、<Windowsドライブ>:WebOTX にインストールされます。 | ||||||
| JAVA_HOME=\"JDKインストール先\" | JAVA_HOME には、JDKインストール先を設定します。このプロパティを省略した場合、以下の順にJDKのパスを検索します。
|
||||||
| ADDLOCAL=\"インストールする機能\" | ADDLOCAL には、インストールする機能を設定します。 下表からインストールする機能をカンマ区切りで羅列して指定してください。
|
実行例
WebOTX Adminsitrator を「C:\TEST\WebOTX」配下にインストールし、JDKは「C:\JDK\JDK1.7.0_xx」を利用し、「ダウンローダ管理ツール」を選択する場合
<DVDドライブ>:\ADM\setup.exe /v"LIC_KEY=\"Administratorのライセンスキー\" INSTALLDIR=\"C:\Test\WebOTX\" JAVA_HOME=\"C:\JDK\JDK1.7.0_xx\" ADDLOCAL=\"JMX,Download" /qr"
| プロパティ | 説明 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| INSTALLDIR=\"WebOTX Clientインストール先\" | INSTALLDIR には、WebOTXインストール先を設定します。このプロパティを省略した場合、<Windowsドライブ>:\Program Files\NEC\WebOTX にインストールされます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| JAVA_HOME=\"JDKインストール先\" | JAVA_HOME には、JDKインストール先を設定します。このプロパティを省略した場合、以下の順にJDKのパスを検索します。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ADDLOCAL=\"インストールする機能\" | ADDLOCAL には、インストールする機能を設定します。 下表からインストールする機能をカンマ区切りで羅列して指定してください。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
実行例
WebOTX Client を「C:\WebOTX」にインストールし、「C++クライアント実行環境」配下すべてと、「ダウンローダ」をインストールする場合
<DVDドライブ>:\CLI\setup.exe /v"INSTALLDIR=\"C:\WebOTX\" ADDLOCAL=\"CPP,CPP_WebOTX,CPP_TS,CPP_TS_COMPAT,DL\" /qr"
以下の製品は、インストーラを直接起動することにより、ライセンスキーのみの入力でインストールの実行が可能です。
この場合、インストール時に利用されるパラメータは既定値となります。
| 製品名 | 実行ファイル名 |
|---|---|
| WebOTX Application Server Express | <ドライブ>:\EXP\setup.exe |
| WebOTX Application Server Standard | <ドライブ>:\STD\setup.exe |
| WebOTX Application Server Enterprise | <ドライブ>:\ENT\setup.exe |
| WebOTX Administrator | <ドライブ>:\ADM\setup.exe |
| WebOTX Developer | <ドライブ>:\DEV\setup.exe |
<ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。
UNIX版のサイレントインストールでは、サイレントインストール用の設定ファイルをインストーラ(WOINST.SH)に読み込ませて実行します。設定ファイルを作成/確認する機能及び設定ファイルの内容に従いインストールを実行する機能を提供します。 サイレントインストールの対象となる製品は以下の通りです。
・サイレントインストール用の設定ファイルの作成
以下の手順でサイレントインストール用の設定ファイルを作成します。
root> ./WOINST.SH --make-silent-file=filename
root> ./WOINST.SH -m filename
上記コマンド実行後は、通常のインストーラ実行時と同じ選択肢に加えてJAVA_HOMEの入力が表示されます。各選択肢及びJAVA_HOMEに対して入力を行うと、入力した値が指定した設定ファイルに保存されます。
・サイレントインストール用の設定ファイルの確認
インストール対象マシンにおいてサイレントインストール用の設定ファイルがインストールに利用可能か、以下の手順で確認します。
root> ./WOINST.SH --check-silent-file=filename
root> ./WOINST.SH -c filename
上記コマンド実行後は、サイレントインストール実行時と同じように、インストーラの各選択肢に対して設定ファイルから読み込んだプロパティの値が反映されて表示されます。インストーラの選択に対して設定ファイルの内容が全て入力されると、チェックが正常終了したことを表示してインストールスクリプトは終了します。
・サイレントインストールの実行
以下の手順でサイレントインストール用の設定ファイルをインストーラに読み込ませてインストールを実行します。
root> ./WOINST.SH --silent-file=filename --license=license key
root> ./WOINST.SH -s filename -l license key
上記コマンド実行後は、インストーラの各選択肢に対して設定ファイルから読み込んだプロパティの値が反映されてインストールが実行されます。また、オプションで指定されたライセンスキーを使用して、製品のライセンスを登録します。
実施例
インストーラを利用してサイレントインストール用の設定ファイルを作成します。root> ./WOINST.SH -m /test/install_exp.txt以下の構成でインストールする場合、インストーラの各選択肢に対して[入力値]に従って入力します。
| 選択肢 | 選択値 | 入力値 |
|---|---|---|
| 製品の選択 | WebOTX AS Expressを選択する | 1を入力 |
| インストール・ベースディレクトリの入力 | インストール・ベースディレクトリを入力する | /opt/WebOTX94を入力 |
| 利用するJDKの入力 | JDKへの絶対パスを入力する | /usr/java/jdk1.7.0_xxを入力 |
| インストールタイプの入力 | カスタムを選択する | nを入力 |
| 運用管理ユーザの指定 | 指定しない(root) | nを入力 |
| ユーザドメインの作成 | デフォルトにする(作成する) | 何も入力せずにエンターキーを押す |
| Webサーバの選択 | WebOTX Webサーバ2.2を選択する | 1を入力 |
| SSL module(mod_ssl) for Web Server 2.2のインストール | インストールする | yを入力 |
| ユーザドメイン名の指定 | デフォルトにする(domain1) | 何も入力せずにエンターキーを押す |
| 管理ドメインの運用制御用のポート番号の指定 | デフォルトのポート番号(6202)にする | 8080を入力する |
| HTTPポート番号の指定 | 8080を指定する | 8080を入力する |
| HTTPSポート番号の指定 | 8443を指定する | 8443を入力する |
上記の手順で作成した設定ファイルの内容は以下となります。
※コメントアウトされているプロパティはサイレントインストール時にデフォルト値を使用、もしくはインストール対象製品で未使用のプロパティです。
OTX_FORMAT_VERSION=940 OTX_INST_BASE=/opt/WebOTX94 JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.7.0_xx OTX_PRODUCT=exp OTX_INST_TYPE=custom #OTX_INST_PATERN= #OTX_ADM_USER= #OTX_ADM_GROUP= #OTX_WEBCONT_MODE= #OTX_LISTENER_PROTOCOL= OTX_WEBSV_TYPE=websv22 #OTX_USER_DOMAIN= #OTX_DOMAIN_NAME= #OTX_CLUST_DOMAIN= #OTX_ADMDOMAIN_PORT= OTX_HTTP_PORT=8080 OTX_HTTPS_PORT=8443 #OTX_PRG_LANG= OTX_OPT_MODSSL=y #OTX_OPT_OTXDL= #OTX_OPT_OTXSSL= #OTX_OPT_OSPIPRX= #OTX_OPT_OSPICNS= #OTX_OPT_OTXWS= #OTX_OPT_OTXDMSV= #OTX_OPT_OTXWDC= #OTX_OPT_IRSJDBC= #OTX_OPT_OTXEJMSD= #OTX_OPT_OLFTPDEV= #OTX_OPT_OTXTSCL= #OTX_OPT_OTXEJMSC= #OTX_OPT_OTXJCL= #OTX_OPT_OTXCCL= #OTX_OPT_OTXTSCCMPT=以下のコマンドを実行すると、上記の設定ファイルの内容に従いサイレントインストールを行います。
root> ./WOINST.SH -s /test/install_exp.txt -l license keyサイレントインストールの設定ファイルのプロパティは次の通りです。
| プロパティ名 | プロパティ値の設定内容 | 区分 | オプションの 対象製品 |
備考 |
|---|---|---|---|---|
| OTX_FORMAT_VESRION | 940 (*1) | 必須 | − | サイレントインストール設定ファイルのフォーマットバージョン(固定値) |
| OTX_INST_BASE | インストール・ベースディレクトリ | オプション | 全製品 | 絶対パスで指定。省略時はマシン環境に従ってデフォルトのインストール・ベースディレクトリ("/opt" or "/opt/WebOTX94")を使用。※追加製品インストール時は未使用。Ubuntuの場合、常に未使用で/opt固定インストール |
| JAVA_HOME | JDKへのインストールパス | オプション | 全製品 | 絶対パスで指定。設定時は環境変数の値より優先して使用。省略時は環境変数の値を使用。環境変数の値が未設定の場合は必須。※追加製品インストール時は未使用 |
| OTX_PRODUCT | exp (WebOTX AS Express) std (WebOTX AS Standard) ent (WebOTX AS Enterprise) dev (WebOTX Developer) adm (WebOTX Administrator) cli (WebOTX Client) |
必須 | − | |
| OTX_INST_TYPE | default (デフォルト) custom (カスタム) |
必須 | − | default (デフォルト)の場合、JAVA_HOME以外のオプションのプロパティは全て未使用 |
| OTX_INST_PATERN | ent(WebOT AS Enterprise全機能) clust (クラスタ機能のみ)(*) |
オプション | WebOTX AS Enterprise | デフォルト値はent * V8までのWebOTX Cluster相当 |
| OTX_ADM_USER | WebOTX運用管理ユーザ | オプション | 全製品 | 省略時はWebOTX運用管理ユーザの設定を行わない(ファイルオーナーはroot) |
| OTX_ADM_GROUP | WebOTX運用管理ユーザのグループ | オプション | 全製品 | OTX_ADM_USER定義されている場合は必須 |
| OTX_WEBCONT_MODE | adv (アドバンスドモード) std (スタンダードモード) |
オプション | WebOTX AS Standard/Enterprise | デフォルト値はadv(アドバンスドモード) |
| OTX_LISTENER_PROTOCOL | ajp (AJPリスナ) iiop (IIOPリスナ) |
オプション | WebOTX AS Standard/Enterprise | デフォルト値はajp (AJPリスナ)。OTX_WEBCONT_MODEがadvの時のみ使用。 |
| OTX_WEBSV_TYPE | websv22 (WebOTX Webサーバ2.2) websv24 (WebOTX Webサーバ2.4) intwebsv (内蔵Webサーバ) noinstall(WebOTX Webサーバインストール無) (*) |
オプション | WebOTX AS | expのデフォルト値はintwebsv(内蔵Webサーバ) std/entのデフォルト値はアドバンスドモード:websv24 (WebOTX Webサーバ2.4)、スタンダードモード:intwebsv(内蔵Webサーバ) * noinstallはアドバンスドモードかつAJPリスナで別マシンのWebサーバと連携する場合に選択。別マシンのプラットフォームがWindowsの場合、Microsoft Internet Information Services (IIS)も利用可能 |
| OTX_USER_DOMAIN | y (ユーザドメイン作成) n (ユーザドメイン作成しない) |
オプション | WebOTX AS | デフォルト値はy (ユーザドメイン作成) |
| OTX_DOMAIN_NAME | ユーザドメイン名 | オプション | WebOTX AS | デフォルト値はdomain1 (*2) |
| OTX_CLUST_DOMAIN | y (クラスタドメイン作成) n (クラスタドメイン作成しない) |
オプション | WebOTX AS Enterprise | デフォルト値はn (クラスタドメイン作成しない) |
| OTX_ADMDOMAIN_PORT | 管理ドメインの運用制御用ポート番号 | オプション | WebOTX AS | デフォルト値は6202 |
| OTX_HTTP_PORT | HTTPポート番号 | オプション | WebOTX AS | デフォルト値はOTX_ADM_USERが未定義の場合は80、定義している場合は8080(*3) |
| OTX_HTTPS_PORT | HTTPSポート番号 | オプション | WebOTX AS | デフォルト値はOTX_ADM_USERが未定義の場合は443、定義している場合は8443。(*3) WebOTX Webサーバ2.2/2.4選択かつOTX_OPT_MODSSL未定義時は本プロパティは未使用 |
| OTX_PRG_LANG | both (C++/Java Client) cplus (C++ Client) java (Java Client) |
オプション | WebOTX Client | デフォルト値はboth (C++/Java Client) |
| OTX_OPT_MODSSL | [Webサーバ用SSL通信モジュール] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX AS | WebOTX Webサーバ2.2/2.4を選択かつ、WebOTX Webサーバ2.2/2.4でSSL通信を行う場合に選択 デフォルト値はn (インストールしない) |
| OTX_OPT_OTXDL | [Download Contetns] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX AS Enterprise | Download Contetnsを使用する場合に選択 デフォルト値はy (インストールする) |
| OTX_OPT_OTXSSL | [Library for IIOP over SSL] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX AS Standard/Enterprise | TPモニタ上で動作するIIOPリスナの通信をSSLで暗号化を行う場合に選択 デフォルト値はn (インストールしない) |
| OTX_OPT_OSPIPRX | [Object Broker Applet Proxy] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX AS Enterprise | Object Broker Applet Proxyを使用する場合に選択 デフォルト値はn (インストールしない) |
| OTX_OPT_OSPICNS | [Object Broker CNS]] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX AS Enterprise | Object Broker CNS(キャッシュ名前サーバ)を使用する場合に選択 デフォルト値はy (インストールする) |
| OTX_OPT_OTXWS | [Watch Server] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX AS Enterprise | Watch Serverを使用する場合に選択 デフォルト値はy (インストールする) |
| OTX_OPT_OTXDMSV | [分散管理サーバ] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX AS Enterprise | 分散管理サーバを使用する場合に選択 デフォルト値はn (インストールしない) |
| OTX_OPT_OTXWDC | [Working Domain Coordinator] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX AS Enterprise | Working Domain Coordinatorを使用する場合に選択 デフォルト値はn (インストールしない) OTX_OPT_OTXDMSVの値がyの場合、本プロパティの値に関係なくインストールされる |
| OTX_OPT_IRSJDBC | [IRS用JDBCドライバ] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX AS Enterprise | InfoFrame Relational Store(IRS)用JDBCドライバを使用する場合に選択 デフォルト値はn (インストールしない) |
| OTX_OPT_OTXEJMSD | [JMS開発環境] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX Developer | JMS開発環境を使用する場合に選択 デフォルト値はy (インストールする) |
| OTX_OPT_OLFTPDEV | [OLF/TP Adapter開発環境] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX Developer | OLF/TP Adapter開発環境を使用する場合に選択 デフォルト値はn (インストールしない) |
| OTX_OPT_OTXTSCL | [Transaction Service クライアント] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX Client | Transaction Service クライアントを使用する場合に選択 デフォルト値はy (インストールする) |
| OTX_OPT_OTXEJMSC | [JMSクライアント] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX Client | JMSクライアントを使用する場合に選択 デフォルト値はy (インストールする) |
| OTX_OPT_OTXJCL | [WebOTX Javaクライアント] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX Client | WebOTX Javaクライアントを使用する場合に選択 デフォルト値はy (インストールする) |
| OTX_OPT_OTXCCL | [WebOTX C++クライアント] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX Client | WebOTX C++クライアントを使用する場合に選択 デフォルト値はy (インストールする) |
| OTX_OPT_OTXTSCCMPT | [Transaction Service クライアント互換ライブラリ] y (インストールする) n (インストールしない) |
オプション | WebOTX Client | Transaction Service クライアントの旧バージョン互換ライブラリを使用する場合に選択 デフォルト値はn (インストールしない) HP-UX(IPF)のみ有効なプロパティです。 |
*1 インストール対象製品追加やプロパティに関する変更等のサイレントインストール設定ファイルのフォーマット変更時に、フォーマットバージョンの値は更新されます。
*2 ドメイン名の命名規則は以下の通り。
*3 運用管理ユーザを利用する場合、OSの制約上、ポート番号として1024番以下の番号を利用することができません。
Docker用のコンテナイメージの作成について説明します。
ログイン名 root でログインします。
login: root
マシンのDVD-ROMドライブに「WebOTX Media (DVD) #1」を挿入してマウントします。
root> cd / root> mount -t iso9660 /dev/cdrom /media/cdrom
DVD-ROMのマウント・ポイント・ディレクトリへ移動してください。
root> cd /media/cdrom
Dockerのコンテナイメージを作成するためのRPMをインストールします。 以下のコマンドを実行します。
root> rpm -ihv OTXCNTIMG/LINUX/OTX94CNTIMG-9.40.00.00-1.x86_64.rpm
製品に添付されているリリースメモを参照し、リリースメモに記載されているライセンスキーをテキストファイル/opt/WebOTX/docker/base/license.txtに記入します。 例えば、ライセンスキーがL012345XXX01234567Xである場合は、以下のように記入します。
L012345XXX01234567X
Dockerのコンテナイメージを作成します。 以下のコマンドを実行します。
root> cd /opt/WebOTX/docker root> bin/build-base-image
Dockerのコンテナイメージが作成されていることを確認します。 以下のコマンドを実行します。
root> docker images REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED VIRTUAL SIZE webotx/webotx-as 9.4 14afc47e6a7c 2 weeks ago 1.059 GB registry.access.redhat.com/rhel latest 6c3a84d798dc 12 weeks ago 201.7 MB
REPOSITORYの列がwebotx/webotx-asで、TAGの列が9.4であるイメージがWebOTX AS V9.4のコンテナイメージです。
WebOTXをインストールした後に行う必要のある作業について、OS・WebOTX製品ごとに説明します。
さらにデータベースを使用する場合に行う作業についてアプリケーションの言語毎に説明します。
Windows版でWebOTX Application Serverをインストール後に行う必要のある作業について説明します。
WebOTX ASのインストーラは、セットアップ中にいくつかのWebOTXサービスをOSに登録します。 それらは、OS起動と共に開始するように設定されます。 そのため、インストール・セットアップを終えた後にマシンを再起動すると、WebOTXのサービスが起動している状態になります。
[ 4. 動作確認 > 4.1. Windows ] で説明される方法にしたがって、セットアップ中に作成された 2つのドメイン「WebOTXAdmin」と「ユーザドメイン」の動作状態を確認することによって、ドメインが正しく作成されていることを確認します。
WebOTXで利用するポート番号が起動済みの他のプログラムで利用しているポート番号と重複している場合、ドメインの生成に失敗する場合があります。
ドメインの生成に失敗した場合には、起動済みのプログラムの停止や、netstatコマンドなどを参照してポート番号の重複を解消してから、次のコマンドを起動しドメインを再生成してださい。
> ${AS_INSTALL}\ant_setup.bat
WebOTX ASが使用するポート番号が OSの一時ポートの割り当て範囲と重複していた場合、 WebOTX ASのサービスに定義されているポートが別のアプリケーションによって先に使用されることが原因で WebOTXの起動に失敗するなどの問題を引き起こすことがあります。
Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2 をご利用の場合、ポート番号「49152〜65535」が一時ポート範囲となります。
なお、OSの一時ポートの範囲が既定値のままであり、ドメインも既定値で作成している場合、ポート番号は重複しません。
このため、以下の手順を実施して頂く必要はございません。
ドメインの利用するポート番号をOS既定の一時ポート対象範囲内に設定した場合など、一時ポート対象範囲を変更する際は、以下の手順を実施してください。
> netsh int ipv4 show dynamicport tcp > netsh int ipv4 show dynamicport udp
======================================= プロトコル tcp の動的ポートの範囲 --------------------------------- 開始ポート : 49152 ポート数 : 16384 =======================================
上記の場合、一時ポートの範囲は、49152〜65536となります。この範囲のポートをドメインが使用していないかを、確認してください。
> netsh int ipv4 set dynamicport tcp start=XXXXX num=YYYYY > netsh int ipv4 set dynamicport udp start=XXXXX num=YYYYY
XXXXXには一時ポートの開始ポート、YYYYYには一時ポートとして使用するポート数を設定してください。
WebOTX ASを起動した状態でOSのシャットダウンを行うと、OSによりWebOTX ASのプロセスが強制終了し、イベントログに以下の警告ログが出力されます。
(※)どちらかのみ出力される場合もあります。
OTX01205161: 予期せぬイベントにより、システム内部からアプリケーションサーバのシャットダウン要求が行われました。 (com.nec.webotx.enterprise.system.core)
Handle the signal : SIGTERM(15) [<ドメイン名>]
この問題を回避するためにWindows標準のシャットダウンスクリプトの登録を行ってください。以下に手順を示します。
以下の一行を内容として含むスクリプトwoShutdown.batを作成し、C:\WINDOWS\system32\GroupPolicy\Machine\Scripts\Shutdownまたは環境に合わせた誤って削除されることのない場所に保存します。
net stop WebOTXAgentService

図2.3.1.3-1

図2.3.1.3-2
WebOTX ASでは、HTTP/HTTPS サービスを、サーブレットやJSPが動作する機能層のWebコンテナ内部で動作させることができます。
それ以外のWebコンテナ外部のWebサーバを利用する場合は[Webコンテナ外部のWebサーバを利用する場合]に進んでください。
インストール時に、WebOTX Webサーバをインストールした場合、
デフォルトでWebOTX Webサーバが使用される設定がされています。
ここでは、WebOTX Webサーバを使用する設定から、内部Webサーバを使用する設定に変更する手順について説明しています。
最初に、[スタート]-[プログラム]-[WebOTX]-[運用管理コマンド]から運用管理コマンドを起動してください。
otxadmin> list-domains停止状態の場合、以下のコマンドで起動してください。
otxadmin> start-domain <ドメイン名>
otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号>
otxadmin> get server.http-service.virtual-server.server.network-listeners上記コマンドの実行結果が下記のように"ajp-listener-1" が存在する場合、外部Webサーバを使用する設定になっているため、下記の手順に従い設定を行ってください。
server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=http-listener-1,http-listener-2,ajp-listener-1
外部Webサーバを利用する設定から、Javaベースの内蔵Webサーバを利用する設定に変更します。
以下のコマンドを実行してください。
otxadmin> set server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=http-listener-1
otxadmin> set server.network-config.network-listeners.network-listener.http-listener-1.enabled=true
otxadmin> set server.network-config.network-listeners.network-listener.http-listener-2.enabled=false
otxadmin> set server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=http-listener-2
otxadmin> set server.network-config.network-listeners.network-listener.http-listener-1.enabled=false
otxadmin> set server.network-config.network-listeners.network-listener.http-listener-2.enabled=true
otxadmin> set server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=http-listener-1,http-listener-2
otxadmin> set server.network-config.network-listeners.network-listener.http-listener-1.enabled=true
otxadmin> set server.network-config.network-listeners.network-listener.http-listener-2.enabled=true
otxadmin> set server.internal-lifecycle-module.WebServerService.enabled=false
otxadmin> set server.network-config.network-listeners.network-listener.ajp-listener-1.enabled=false
otxadmin> logout
otxadmin> exit
(*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6212 です。
先の設定情報は、WebOTXサービスを再起動した後に WebOTXドメインで認識されて動作します。
WebOTX AS Agent Service
運用管理コマンドでドメインを停止する場合は、以下のコマンドを実行してください。
otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号> otxadmin> stop-domain <ドメイン名> otxadmin> logout otxadmin> exit
(*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6212 です。
WebOTX ASでは、HTTP/HTTPS サービスに対して、サーブレットやJSPが動作する機能層のWebコンテナと、WebOTXの外部で動作する Web サーバとを連携させることができます。 サポートするWebサーバは、次のとおりです。
上記以外の「Webコンテナ内蔵のWebサーバ」を利用する場合は[Webコンテナ内蔵型のWebサーバを利用する場合]に戻ってください。
それぞれの Web サーバでサポートする OS は表 2.3.1.4-1 のようになります。
Caution
アドバンスドモードでIISと連携する場合、WebコンテナとWebサーバ間の連携モードはAJPプロトコルを利用してください。
| Webコンテナの動作モード | Webサーバ | Windows (x86) | Windows (x64) |
|---|---|---|---|
| スタンダードモード | WebOTX Webサーバ 2.2 | ○ | ○ |
| WebOTX Webサーバ 2.4 | ○ | ○ | |
| Apache HTTP Server 2.2 | ○ | ○ | |
| Apache HTTP Server 2.4 | ○ | ○ | |
| Microsoft Internet Information Services (IIS) |
○ | ○ | |
| アドバンスドモード | WebOTX Webサーバ 2.2 | ○ | ○ |
| WebOTX Webサーバ 2.4 | ○ | ○ | |
| Apache HTTP Server 2.2 | ○ | ○ | |
| Apache HTTP Server 2.4 | ○ | ○ | |
| Microsoft Internet Information Services (IIS) |
○ | ○ |
※ 表中の記号の意味は「○」はサポートする、「-」はサポートしない
連携させることにより、HTTP/HTTPS サービスは外部 Web サーバとして公開し、HTTPリクエストがサーブレットのコンテキストであった場合は、外部 Web サーバが WebOTX AS 内部の Web コンテナへリクエストを転送して、Web コンテナで処理するようになります。
このような構成をとる場合、WebコンテナとWebサーバの連携設定を行なう必要があります。
この設定は、ご利用の環境により異なります。
次の表を参照して、必要な設定作業を確認してください。
| 利用するWebサーバ | WebコンテナとWebサーバのインストールマシン | 必要な作業 |
|---|---|---|
| WebOTX Webサーバ | 同一 | スタンダードモードまたはアドバンスドモードでAJPリスナを使用するときに 8099 以外のポート番号を利用される場合 e. を実施。 |
| 別々 | Webコンテナ動作マシンでは、WebOTX内蔵型のJavaベースのWebサーバを使用するようにインストールした場合のみ、下記 a.、b.を実施。
Webサーバ動作マシンでは、下記 c.、d.、e.を実施。 |
|
| Microsoft Internet Information Services (IIS) |
同一 | 下記 a.〜e.を実施。 |
| 別々 | Webコンテナ動作マシンでは、下記 a.、b.を実施。 Webサーバ動作マシンでは、下記 c.、d.、e.を実施。 |
|
| Apache HTTP Server | 同一 | 下記 a.、b.、d.、e.を実施。 |
| 別々 | Webコンテナ動作マシンでは、下記 a.、b.を実施。 Webサーバ動作マシンでは、下記 c.、d.、e.を実施。 |
以降は、WebコンテナとWebサーバの連携設定を説明しています。 ご利用の環境に合わせて、必要な設定作業を行ってください。
Caution
Webコンテナの環境設定には、注意事項があります。作業を開始する前に必ず、
[注意制限事項 > 3. Webコンテナ > 3.1. 注意事項 >
3.1.1. 環境設定] を確認してください。
インストール時に、WebOTX Webサーバをインストールしなかった場合、
デフォルトで内蔵Webサーバが使用される設定がされています。
ここでは、内蔵Webサーバを使用する設定から、外部Webサーバを使用する設定に変更する手順について説明しています。
最初に、[スタート]-[プログラム]-[WebOTX]-[運用管理コマンド]から運用管理コマンドを起動してください。
otxadmin> get server.http-service.virtual-server.server.network-listeners上記コマンドの実行結果が下記のようになっていた場合、内蔵Webサーバを使用する設定になっているため、下記の手順に従い設定を行ってください。
server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=http-listener-1,http-listener-2,ajp-listener-1実行結果が下記のようになっていた場合、既に外部Webサーバを使用する設定になっているため、[b. ドメインと外部Webサーバの停止]に進んでください。
server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=ajp-listener-1
otxadmin> list-domains停止状態の場合、以下のコマンドで起動してください。
otxadmin> start-domain <ドメイン名>
Javaベースの内蔵Webサーバを利用する設定から、外部Webサーバを利用する設定に変更します。
以下のコマンドを実行してください。
otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号> otxadmin> set server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=ajp-listener-1 otxadmin> logout otxadmin> exit
(*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6212 です。
先の設定情報は、WebOTXサービスを再起動した後に WebOTXドメインで認識されて動作します。
WebOTX AS Agent Service
運用管理コマンドでドメインを停止する場合は、以下のコマンドを実行してください。
otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号> otxadmin> stop-domain <ドメイン名> otxadmin> logout otxadmin> exit
(*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6212 です。
WebコンテナとWebサーバを別々のマシンで動作させる場合、 外部Webサーバ動作マシンにWebOTXをインストールしておく必要があります。 作業に先立って、外部Webサーバ動作マシンにWebOTXのインストールを行なってください。 なお、WebOTXのインストールには、WebOTXのライセンスが必要になります。
Caution
IISと連携する場合、注意事項があります。[注意制限事項 > 3. Webコンテナ > 3.1. 注意事項 >
3.1.3. Webサーバ連携 >
IIS動作マシンにWebOTXをインストールしない場合]を確認してください。
IISと連携する場合、Webサーバー(IIS)の役割サービス「ISAPI 拡張」および「ISAPI フィルター」がインストールされている必要があります。また、環境設定ツールを使用して連携設定するためには、役割サービス「IIS6メタベース互換」がインストールされている必要があります。インストールされていない場合、以下の手順でインストールを行ってください。
V9.1 以前では ISAPI フィルターと IIS サイトの仮想ディレクトリ名は「webcont」でしたが、V9.2 より「<ドメイン名>_webcont」となっています。
このため、V9.1 以前に連携を行っていた場合や、他ドメインで連携を行っていた場合に古い設定が残っている場合があります。古い設定が残っている場合は正常にISAPIプラグインがリクエストを振り分けることができません。
古い設定が残っている場合はIISマネージャより削除を行ってください。
IISマネージャは「管理ツール」-「インターネット インフォメーションサービス(IIS)マネージャ」より起動できます。
連携するサイトの ISAPI フィルターに「webcont」が残っている場合は削除してください。 また、他のドメインと連携を行っていた場合は「<他ドメイン名>_webcont」となっているISAPI フィルターを削除してください。
連携するサイトの仮想ディレクトリに「webcont」が残っている場合は削除してください。 また、他のドメインと連携を行っていた場合は「<他ドメイン名>_webcont」となっている仮想ディレクトリを削除してください。
ドメインを停止した状態で、外部Webサーバに対してWebOTXと連携することを定義します。 この操作は、GUIツールを用いて行います。

図2.3.1.4-1
| 設定項目 | 説明 | |
|---|---|---|
| Webコンテナの情報 | ドメインディレクトリ | Webサーバと連携するWebコンテナのドメインを指定します。 ドメインの指定例を次に示します。
|
| Webサーバの情報 | 種別 | Webコンテナと連携するWebサーバの種別を選択します。 既定値は「Internet Information Services (IIS)」です。 Apache HTTP Server 2.2やWebOTX Web Server 2.2 を使用する場合には「WebOTX Web Server 2.2 (Apache2.2)」を選択します。 Apache HTTP Server 2.4やWebOTX WebServer 2.4 を使用する場合には「WebOTX WebServer 2.4 (Apache2.4)」を選択します。 |
| インストールディレクトリ | Webコンテナと連携するWebサーバのインストールディレクトリを指定します。 「Internet Information Services (IIS)」を選択した場合、指定する必要はありません。 「WebOTX Web Server 2.2 (Apache2.2)」を選択した場合、${AS_INSTALL}\WebServer22 を選択してください。また、「WebOTX Web Server 2.4 (Apache2.4)」を選択した場合、${AS_INSTALL}\WebServer24 を選択してください。 以下に 「WebOTX Web Server 2.4」を指定する場合の指定例を示します。
|
|
| 連携ポート番号 | WebコンテナとWebサーバとの連携に使用するポート番号を指定します。 domain1の既定値は「8099」です。 | |
| 名称 | IISを使用する場合には、「IISサイト名」を指定します。 | |
| アドバンスドモードを利用(WebOTX AS Standard/Enterprise で利用可) | WebOTX AS Standard/Enterpriseの、TPモニタ上で動作する Webコンテナを利用する場合(アドバンスドモード選択時)にチェックします。 IISと連携している場合、この連携モードに関係なく AJP プロトコル通信で連携を行うため、この項目は環境設定ツールのGUIではグレイアウトされています。 |
|
| AJPリスナ | アドバンスドモード利用時、WebコンテナとWebサーバ間の連携モードにAJPプロトコルを利用する場合に指定します。 |
|
| IIOPリスナ | アドバンスドモード利用時、WebコンテナとWebサーバ間の連携モードにIIOPプロトコルを利用する場合に指定します。 |
|
| Webアプリケーションのコンテキスト名動的反映オプション | Webアプリケーションのコンテキスト名を、外部Webサーバに動的に反映させるかどうかのオプションを指定します。 動的反映機能は、Webアプリケーションが配備されたことを自動的にWebOTX Web Server(Apache)などの 外部Webサーバに反映させる仕組みであり、この機能によりドメイン再起動なく新規に配備された Webアプリケーションを外部Webサーバに認識させることができます。 動的反映有り: 常にコンテキスト名を外部Webサーバと動的に反映します。 Webアプリケーションを新規に配備した後、Webサーバを再起動する必要がありません。 動的反映1回のみ(Webサーバ起動時に1回のみ動的反映を行う): Webサーバ起動後、Webアプリケーションに最初にアクセスする時、動的反映を1回だけ行います。 この場合、2回目以降のリクエストでは動的反映を行わないため、新規に配備したWeb アプリケーションを外部Web サーバに認識させるには、Webサーバの再起動が必要です。 動的反映無し: Webアプリケーションのコンテキスト名を手動で設定します。 本番環境のようにWebアプリケーションの配備・配備解除を頻繁に行わない環境ではこの設定を推奨します。
Caution
|
|
Webコンテナが動作するマシンと、Webサーバが動作するマシンが別マシンである場合、または、スタンダードモードでWebコンテナとWebサーバの連携ポートが 8099 以外の場合、下記の手順に従い変更してください。
Webサーバマシン上で以下のコマンドより連携ポート番号と連携するドメインのホストのアドレスを設定してください。
otxadmin> set server.web-container.plugin-config.plugin-port-number=<連携ポート番号> otxadmin> set server.web-container.plugin-config.plugin-host-name=<連携するドメインのホスト名またはアドレス>
また、この構成で動的反映をオフにした場合、新規配備後は設定ファイルの手動更新が必要になります。
動的反映・設定ファイルの更新については[ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.4. Webコンテナ > 1.4.4. Webサーバプラグイン定義ファイルの設定方法 > 1.4.4.1. 動的反映しない設定方法 ] を参照してください。
Caution
Webコンテナが動作するマシンと、Webサーバが動作するマシンが同じ場合は読み飛ばしてください
# TM_PLUGIN_IOR-start worker.list=otxiiop otx_domain=C:/WebOTX/domains/domain1 worker.otxiiop.type=otxiiop worker.otxiiop.default_ior=localdomain worker.otxiiop.ior_def.localdomain=$(otx_domain)/config/iors/httpgateway.ior worker.otxiiop.connection_pool_size=150 # TM_PLUGIN_IOR-end
IISの基本認証の設定ができていないと、認証を行うWebアプリケーションにログインすることができません。
Webアプリケーションで認証を行う場合はIISの役割サービスで「基本認証」をインストールして、以下の作業を行ってください。
「基本認証」はIISをインストールした際にデフォルトではインストールされません。そのため、「基本認証」をインストールしていない場合は以下よりインストールを行ってください。
IISマネージャを起動し、左画面で連携設定対象のWebサイトを選択し、中央画面の「認証」をクリックして開きます。「基本認証」を有効、「Windows認証」を無効(「Windows認証」をインストールしていなければ不要です)、「匿名認証」を無効に設定します。
※「匿名認証」を無効にしている場合、IISへのアクセスの際に認証が必要になるため、一般のWebアプリケーションへのアクセス時にも認証が必要となります。認証画面ではWindowsシステムに存在するいずれかのユーザでログインしてください。
IIS で基本認証を行う場合、Windowsシステムに認証を行うユーザが登録されている必要があります。 以下のいずれかの方法で対応してください。
IIS と連携する場合、IIS のワーカプロセスの実行ユーザが 以下で指定されている設定ファイルに対して 必要な権限を持っている必要があります。
${INSTANCE_ROOT}\config\WebCont\isapi_redirect.properties
| 名前 | デフォルト値 | 必要な権限 |
|---|---|---|
| log_file | ${INSTANCE_ROOT}\logs\web\isapi.log | 書き込み |
| worker_file | ${INSTANCE_ROOT}\config\WebCont\workers.properties | 読み取り |
| worker_mount_file | ${INSTANCE_ROOT}\config\WebCont\uriworkermap.properties-auto | 読み取り |
インストール後の作業で行った設定を認識させるために、マシンを再起動してください。ただし、カスタムセットアップでインストール内容をデフォルトから変更した場合は、マシンを再起動せずに次節へ進んでください。
[スタート]-[プログラム]-[WebOTX]-[画面テンプレートプラグイン]-[環境設定]
Webサーバの情報やトレース情報を設定後、「OK」ボタンを押してください。

図2.3.2.1-1
設定項目について次に説明します。
| 設定項目 | 説明 | |
|---|---|---|
| ドメインの情報 | ドメインディレクトリ | 使用するドメインを設定してください。 |
| Webサーバ(IIS)の情報 | ||
| ドキュメントルートディレクトリ | 画面テンプレートと連携するIISのドキュメントルートディレクトリを設定してください。 IISの既定のWebサーバの情報を自動的に取得し、表示します。既定のWebサーバをご使用になる場合には、変更の必要はありません。 |
|
| サーバディレクトリ | SCRIPTSディレクトリを設定してください。存在しない場合には、前もってディレクトリを作成しておく必要があります。 | |
| トレース情報 | トレースレベル | 画面テンプレート プラグインモジュールで採取するトレースのレベルを以下の中から設定してください。既定値は「エラーのみ」です。
|
| トレース最大ファイルサイズ | トレースファイルの最大サイズをKB単位で指定します。 0以外を指定した場合、出力するトレースのファイルサイズが指定サイズに達すると、ファイルの先頭から書き出しを行います。 0を指定した場合、ファイルサイズのチェックを行いません。 既定値は「1024」KBです。 | |
| トレース出力ディレクトリ | トレースファイルの出力先ディレクトリが表示されます。 <ドメインディレクトリ>\logs 固定 |
|
| アップロードサイズ | アップロードサイズ上限値 | アップロードするファイルサイズの上限値を設定してください。 0を指定した場合、制限なしとなります。 既定値は「0」KB(制限なし)です。 |
セットアップ中にDownload Contents を選択した場合は、Webサーバ(IIS を使用している場合)に次のMIME定義を追加する必要があります。
| MIMEの種類 | 拡張子 |
|---|---|
| application/x-wtd | wtd |
| application/octet-stream | gc1※1 |
| application/octet-stream | tlb※1 |
※1: 拡張子「gc1」と「tlb」の定義は、CORBAゲートウェイまたは、EJBゲートウェイ利用時に必要です。
IIS 7 に対して上記のMIME定義を追加する手順例を示します。
WebOTX Webサーバを使用する場合、拡張子は定義済ですので設定作業は必要ありません。
それ以外のWebサーバを使用する場合は、使用するWebサーバのマニュアルを参考に設定してください。
セットアップ中にDownload Contentsを選択した場合は、WebサーバでDownload Contentsのインストールディレクトリ内容を公開するために、仮想ディレクトリを設定します。
ここでは、WebOTX Webサーバを使用する場合の設定手順を示します。※1
それ以外のWebサーバを使用する場合は、使用するWebサーバのマニュアルを参考に設定してください。
${INSTANCE_ROOT}\config\WebServer\httpd.confファイルをエディタで開きます。#Webサーバ 2.4の場合 Alias /WebOTX/ "<WebOTX Download Contentsインストールフォルダ>/" <Directory "<WebOTX Download Contentsインストールフォルダ>"> Require all granted </Directory>
#Webサーバ 2.2の場合 Alias /WebOTX/ "<WebOTX Download Contentsインストールフォルダ>/" <Directory "<WebOTX Download Contentsインストールフォルダ>"> Allow from all </Directory>※1: WebOTX Application Server Enterpriseのインストール時に作成したユーザドメインに関しては定義追加済ですので、設定作業は必要ありません。
Working Domain Coordinatorの機能を利用するために必要なセットアップを行います。
> cd /d ${AS_INSTALL}\wowdc\bin
> wdcsetup.bat #1 #2 #3 #4
wdcsetup.batの引数には以下を指定してください。
引数は全てが既定値の場合のみ指定を省略することができます。
| 引数 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| 1 | 管理者ユーザ | admin |
| 2 | 管理者パスワード | adminadmin |
| 3 | 管理ドメインのポート番号 | 6202 |
| 4 | clusterドメインのポート番号 | 6272※1 |
※1: Enterprise (クラスタ機能のみインストール)を選択した場合は、インストール完了後にポート番号6212でclusterドメインが作成されていますので、引数4に6212を指定してください。
otxadmin> list-domains
otxadmin> start-domain cluster
Working Domain CoordinatorとBIG-IPの連携機能を利用する場合は、以下のセットアップを行ってください。セットアップには、Java SDKのセキュリティツールであるkeytoolを利用します。
otxadmin> stop-domain cluster
> cd /d ${AS_INSTALL}\domains\<domain_dir>\config
> ${JAVA_HOME}\bin\keytool -v -import -trustcacerts -alias wdc_bigip -keystore cacerts.jks -storepass changeit -file <BIG-IPマシンより取得したserver.crtファイルのパス>
otxadmin> start-domain cluster
これらの作業完了後[ 2.3.6. データベースを使用するための準備作業 (Java) ]に進んでください。
インストール後の作業で行った設定を認識させるために、マシンを再起動してください。
Windows版のWebOTX Clientをインストールした後に行う作業はありません。
HP-UX、Linux でWebOTX AS Express/Standard/Enterprise をインストールした場合、次の作業を行います。
「インストール」の作業を終えた現在、まだWebOTXのサービスは起動していない状態にあります。 ここからの作業は、サービスが停止している最中に行うものと、それらの作業を完了した後にサービスを起動させた状態で行うものがあります。
ここでの作業は全て、rootユーザで行います。 rootユーザでログインしていることを確認してください。
V9からWebOTX Application Server Standard/Enterpriseのインストール成功後、インストールスクリプト(WOINST.SH)にてWebOTX実行環境初期化シェルスクリプトを実行するようになりました。
インストールスクリプトにてWebOTX実行環境初期化シェルスクリプトの実行に成功した場合、以下のメッセージが画面に表示されます。
WebOTXinit94 start successful.
上記メッセージが表示された場合、本項の以降の作業は不要です。
ドメイン生成エラー等でインストールスクリプトが異常終了し、手動でドメインを再作成した場合は、マシンを再起動するか、WebOTX実行環境初期化シェルスクリプトを実行する必要があります。
スクリプトの実行は、rootユーザで行う必要があります。
HP-UX)
root> /sbin/init.d/WebOTXinit94 start
Linux)
RHEL 5/6(SysVinit)の場合:
root> /etc/init.d/WebOTXinit94 start
RHEL 7の場合(systemd)の場合:
root> systemctl start WebOTXinit94
WebOTX ASでは、HTTP/HTTPS サービスを、サーブレットやJSPが動作する機能層のWebコンテナ内部で動作させることができます。
それ以外のWebコンテナ外部のWebサーバを利用する場合は[Webコンテナ外部のWebサーバを利用する場合]に進んでください。
インストール時に、WebOTX Webサーバをインストールした場合、
デフォルトでWebOTX Webサーバが使用される設定がされています。
ここでは、WebOTX Webサーバを使用する設定から、内部Webサーバを使用する設定に変更する手順について説明しています。
root> /opt/WebOTX/bin/otxadmin
otxadmin> list-domains停止状態の場合、以下のコマンドで起動してください。
otxadmin> start-domain <ドメイン名>
otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号>
otxadmin> get server.http-service.virtual-server.server.network-listeners上記コマンドの実行結果が下記のように"ajp-listener-1" が存在する場合、外部Webサーバを使用する設定になっているため、下記の手順に従い設定を行ってください。
server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=http-listener-1,http-listener-2,ajp-listener-1
外部Webサーバを利用する設定から、Javaベースの内蔵Webサーバを利用する設定に変更します。
以下のコマンドを実行してください。
otxadmin> set server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=http-listener-1
otxadmin> set server.network-config.network-listeners.network-listener.http-listener-1.enabled=true
otxadmin> set server.network-config.network-listeners.network-listener.http-listener-2.enabled=false
otxadmin> set server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=http-listener-2
otxadmin> set server.network-config.network-listeners.network-listener.http-listener-1.enabled=false
otxadmin> set server.network-config.network-listeners.network-listener.http-listener-2.enabled=true
otxadmin> set server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=http-listener-1,http-listener-2
otxadmin> set server.network-config.network-listeners.network-listener.http-listener-1.enabled=true
otxadmin> set server.network-config.network-listeners.network-listener.http-listener-2.enabled=true
otxadmin> set server.internal-lifecycle-module.WebServerService.enabled=false
otxadmin> set server.network-config.network-listeners.network-listener.ajp-listener-1.enabled=false
otxadmin> logout
otxadmin> exit
(*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6212 です。
先の設定情報は、WebOTXサービスを再起動した後に WebOTXドメインで認識されて動作します。
otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号> otxadmin> stop-domain <ドメイン名> otxadmin> logout otxadmin> exit
(*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6212 です。
WebOTX ASでは、HTTP/HTTPS サービスに対して、サーブレットやJSPが動作する機能層のWebコンテナと、WebOTXの外部で動作する Web サーバとを連携させることができます。 サポートするWebサーバは、次のとおりです。
上記以外の「Webコンテナ内蔵のWebサーバ」を利用する場合は[Webコンテナ内蔵型のWebサーバを利用する場合]に戻ってください。
それぞれの Web サーバでサポートする OS は表 2.3.4.2-1 のようになります。
Caution
アドバンスドモードでは、WebOTX Webサーバと Apache HTTP Server のみサポートしています。
| Webコンテナの動作モード | Webサーバ | Linux (x64) | HP-UX (IPF) |
|---|---|---|---|
| スタンダードモード | WebOTX Webサーバ 2.2 | ○ | ○ |
| WebOTX Webサーバ 2.4 | ○ | ○ | |
| Apache HTTP Server 2.2 | ○ | ○ | |
| Apache HTTP Server 2.4 | ○ | ○ | |
| アドバンスドモード | WebOTX Webサーバ 2.2 | ○ | ○ |
| WebOTX Webサーバ 2.4 | ○ | ○ | |
| Apache HTTP Server 2.2 | ○ | ○ | |
| Apache HTTP Server 2.4 | ○ | ○ |
※ 表中の記号の意味は「○」はサポートする、「-」はサポートしない
※ WebOTX AS ExpressがサポートするWebコンテナの動作モードはスタンダードモードのみです。
連携させることにより、HTTP/HTTPS サービスは外部 Web サーバとして公開し、HTTPリクエストがサーブレットのコンテキストであった場合は、外部 Web サーバが WebOTX AS 内部の Web コンテナへリクエストを転送して、Web コンテナで処理するようになります。
このような構成をとる場合、WebコンテナとWebサーバの連携設定を行なう必要があります。
この設定は、ご利用の環境により異なります。
次の表を参照して、必要な設定作業を確認してください。
| 利用するWebサーバ | WebコンテナとWebサーバのインストールマシン | 必要な作業 |
|---|---|---|
| WebOTX Webサーバ | 同一 | デフォルトのポート番号(8099)を利用する場合、本節の作業は不要。 スタンダードモードまたはアドバンスドモードでAJPリスナを使用するときに 8099 以外のポート番号を利用される場合のみ e. を実施。 |
| 別々 | Webコンテナ動作マシンでは、WebOTX内蔵型のJavaベースのWebサーバを使用するようにインストールした場合のみ、下記 a.、b.を実施。
Webサーバ動作マシンでは、下記 c.、d.、e.を実施。 |
|
| Apache HTTP Server | 同一 | 下記 a.、b.、d.、e.を実施。 |
| 別々 | Webコンテナ動作マシンでは、下記 a.、b.を実施。 Webサーバ動作マシンでは、下記 c.、d.、e.を実施。 |
以降は、WebコンテナとWebサーバの連携設定を説明しています。 ご利用の環境に合わせて、必要な設定作業を行ってください。
Caution
Webコンテナの環境設定には、注意事項があります。作業を開始する前に必ず、
[注意制限事項 > 3. Webコンテナ > 3.1. 注意事項 >
3.1.1. 環境設定] を確認してください。
インストール時に、WebOTX Webサーバをインストールしなかった場合、
デフォルトで内蔵Webサーバが使用される設定がされています。
ここでは、内蔵Webサーバを使用する設定から、外部Webサーバを使用する設定に変更する手順について説明しています。
root> /opt/WebOTX/bin/otxadmin
otxadmin> list-domains停止状態の場合、以下のコマンドで起動してください。
otxadmin> start-domain <ドメイン名>
otxadmin> get server.http-service.virtual-server.server.network-listeners上記コマンドの実行結果が下記のようになっていた場合、内蔵Webサーバを使用する設定になっているため、下記の手順に従い設定を行ってください。
server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=http-listener-1,http-listener-2,ajp-listener-1実行結果が下記のようになっていた場合、既に外部Webサーバを使用する設定になっているため、[b. ドメインと外部Webサーバの停止]に進んでください。
server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=ajp-listener-1連携設定を行うドメインが複数存在する場合は、ドメインごとに [a. WebOTXドメインへの外部Webサーバ連携の設定]を行ってください。
Javaベースの内蔵Webサーバを利用する設定から、外部Webサーバを利用する設定に変更します。
以下のコマンドを実行してください。
otxadmin> set server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=ajp-listener-1 otxadmin> logout otxadmin> exit
先の設定情報は、WebOTXサービスを再起動した後に WebOTXドメインで認識されて動作します。
otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号> otxadmin> stop-domain <ドメイン名> otxadmin> logout otxadmin> exit
(*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6212 です。
WebコンテナとWebサーバを別々のマシンで動作させる場合、 外部Webサーバ動作マシンにWebOTXをインストールしておく必要があります。 作業に先立って、外部Webサーバ動作マシンにWebOTXのインストールを行なってください。 なお、WebOTXのインストールには、WebOTXのライセンスが必要になります。
Caution
IISと連携する場合、注意事項があります。[注意制限事項 > 3. Webコンテナ > 3.1. 注意事項 >
3.1.3. Webサーバ連携 >
IIS動作マシンにWebOTXをインストールしない場合]を確認してください。
外部Webサーバ種別毎で、必要な作業はありません。
ドメインを停止した状態で、外部Webサーバに対してWebOTXと連携することを定義します。 この操作は、シェル・スクリプトを用いて行います。
root> cd /opt/WebOTX/bin
./setconf.sh と入力し環境設定ツールを起動してください。
root> ./setconf.sh
Please enter a domain directory. [/opt/WebOTX/domains/domain1]
外部Webサーバと連携するWebコンテナが動作するドメインのディレクトリを指定してください。
(既定値: ${AS_INSTALL}/domains/domain1)
Please select Web server.[1] 1. WebOTX Web Server 2.2(Apache2.2) 2. WebOTX Web Server 2.4(Apache2.4)Webサーバの種類を指定してください。
Please enter Web server installation directory. [/opt/WebOTX/WebServer24]
連携する外部Webサーバのインストールディレクトリを指定します。
Would you like to select Advanced Mode? (y/n) [default n] You can select Advanced Mode in WebOTX Standard/Enterprise.
Webコンテナの動作モードを選択してください。
アドバンスドモードの場合は「y」を、スタンダードモードの場合は「n」を指定してください。
WebOTX AS Standard/Enterprise のインストールオプションで Webコンテナ動作モードにアドバンスドモードを選択した場合は「y」を指定してください。
WebOTX AS Express を使用する場合や、WebOTX AS Standard/Enterprise のインストールオプションでスタンダードモードを選択した場合は「n」を指定してください。
WebOTX AS Express の場合)
(既定値: n)
WebOTX AS Standard/Enterpriseの場合)
(既定値: y)
[アドバンスドモードを指定した場合]
Please enter protocol type for communication with WebOTX Web Container.[1] 1. Protocol type is ajp. 2. Protocol type is iiop.
WebコンテナとWebサーバ間の連携モードを指定してください。 AJPプロトコル通信を行う場合は「1」を、IIOPプロトコル通信を行う場合は「2」を指定してください。
[スタンダードモードまたはアドバンスドモードでAJPプロトコルを指定した場合]
Please enter port for communication with WebOTX Web Container.[8099]
外部WebサーバとWebコンテナとの連携に使用するポート番号を指定してください。
(*) この項目は、前項のWebコンテナ動作モードの選択で「n」を指定した場合にのみ表示されます
Webサーバがクライアントからのリクエストを受け付けるポート番号ではありません。
(domain1の既定値: 8099)
Please select context name dynamic reflection option of Web application.[1]
1. Dynamic reflection option is on.
2. Dynamic reflection option is once.
(Note: When a Web server starts, you do dynamic reflection once.
When you deployed a Web application, you have to reboot a Web server.)
3. Dynamic reflection option is off.
Webアプリケーションのコンテキスト名動的反映オプションを選択してください。
動的反映機能は、Webアプリケーションが配備されたことを自動的にWebOTX Web Server(Apache)
などの 外部Webサーバに反映させる仕組みであり、この機能によりドメイン再起動なく新規に配備された
Webアプリケーションを外部Webサーバに認識させることができます。
「1. Dynamic reflection option is on.」を選択した場合、動的反映が常に有効になります。
「2. Dynamic reflection option is once.」を選択した場合、Webサーバ起動時に1回のみ動的反映が行われます。
「3. Dynamic reflection option is off.」を選択した場合、動的反映処理は行われません。
Caution
動的反映の処理では配備されていないコンテンツに対してリクエストが来た際、
そのコンテンツがWebコンテナ側にあるかどうかをリクエストのたびに問い合わせます。
この処理にある程度負荷がかかるため、Webアプリケーションを
頻繁に配備・配備解除を行わない本番環境では動的反映を無効化した状態で運用することで負荷を低減することが出来ます。
The following information has been set. WebOTX Web Container installation directory:/opt/WebOTX Domain directory:/opt/WebOTX/domains/domain1 Web server:WebOTX Web Server 2.4(Apache2.4) Web server installation directory:/opt/WebOTX/WebServer24 Port for communication with WebOTX Web Container:8099 Web server plugin dynamic reflection option:on Would you like to continue?(y/n)
情報に誤りがなければ「y」を入力して環境設定し、 誤りがある場合は「n」を入力して処理を中断してください。
中断した場合は、再度 setconf.sh
を起動して環境設定を行ってください。
Web server setting is completed.
途中でエラーになった場合は、再度 setconf.sh を実行してください。
Webコンテナが動作するマシンと、Webサーバが動作するマシンが別マシンである場合、または、スタンダードモードでWebコンテナとWebサーバの連携ポートが 8099 以外の場合、下記の手順に従い変更してください。
Webサーバマシン上で以下のコマンドより連携ポート番号と連携するドメインのホストのアドレスを設定してください。
otxadmin> set server.web-container.plugin-config.plugin-port-number=<連携ポート番号> otxadmin> set server.web-container.plugin-config.plugin-host-name=<連携するドメインのホスト名またはアドレス>
また、この構成で動的反映をオフにした場合、新規配備後は設定ファイルの手動更新が必要になります。
動的反映・設定ファイルの更新については[ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.4. Webコンテナ > 1.4.4. Webサーバプラグイン定義ファイルの設定方法 > 1.4.4.1. 動的反映しない設定方法 ] を参照してください。
Caution
Webコンテナが動作するマシンと、Webサーバが動作するマシンが同じ場合は読み飛ばしてください
# TM_PLUGIN_IOR-start worker.list=otxiiop otx_domain=/opt/WebOTX/domains/domain1 worker.otxiiop.type=otxiiop worker.otxiiop.default_ior=localdomain worker.otxiiop.ior_def.localdomain=$(otx_domain)/config/iors/httpgateway.ior worker.otxiiop.connection_pool_size=150 # TM_PLUGIN_IOR-end
UNIX 環境において、syslog へのログ出力に rsyslog または syslog-ng を利用する場合、既定の状態ではrsyslog または syslog-ng のデーモンプロセスへの UDP 接続が可能な設定ではありません。WebOTX_AS_Agent をプレフィックスに持つ WebOTX Application Server のログ出力では、デーモンプロセスに対しUDP 接続する必要があるため、既定の状態では syslog にログを出力することができません。
rsyslog または syslog-ng を利用する場合、[ 高度な管理と運用サイクルガイド > 4. 監視 > 4.2. ログ監視 > 4.2.2. syslog ] に記載した手順を実施して、UDP 接続の待ち受けを有効化してください。
なお、Red Hat Enterprise Linux 6 Server (6.1 以降) では rsyslog が既定で利用されます。 該当のOS環境をご利用の場合は有効化の手順を必ず実施してください。
UNIX 環境において、WebOTX Application Server のログ出力には対象マシンにおけるデフォルトのロケールが使用されます。
RHEL 7 の場合はlocalectlコマンド、それ以外の場合はlocaleコマンドにてデフォルトのロケールを確認できます。
WebOTX Application Server のログ出力にデフォルトとは異なるロケールを使用する場合、ドメイン共通環境変数設定ファイル ${AS_INSTALL}/config/asenv.conf に以下の記載例のように環境変数 LANGの設定を追加してください。
※デフォルトのロケールをそのまま使用する場合、本節の作業は不要です。
[英語出力の場合] LANG=C export LANG [日本語出力(Linux)の場合] LANG=ja_JP.UTF-8 export LANG [日本語出力(HP-UX)の場合] LANG=ja_JP.utf8 export LANG
※ドメインが起動している場合、設定変更を反映するためドメインの再起動を行ってください。
サーバOSとしてLinuxを利用している場合、次の設定がされている環境ではRMI通信によるリモート接続が行えないため、 運用管理ツールからドメインに接続できないという問題が発生します。
RMI通信によるリモート接続が行えなくなる場合サーバマシンに次の設定がされている場合、RMI通信によるリモート接続ができなくなります。
上記の条件に当てはまる場合、リモート接続を可能とするために、 /etc/hostsファイルから「ホスト名」を削除して、127.0.0.1 に対応するのは localhost のみとしてください。/etc/hostsファイルを編集した後は、WebOTXのサービスを再起動して設定を反映させてください。
RHEL 5/6(SysVinit)の場合:
# /etc/init.d/WOAgentSvc94 stop
RHEL 7の場合(systemd)の場合:
# systemctl stop WOAgentSvc94
RHEL 5/6(SysVinit)の場合:
# /etc/init.d/WOAgentSvc94 start
RHEL 7の場合(systemd)の場合:
# systemctl start WOAgentSvc94
/etc/hostsファイルを修正することが出来ない場合、WebOTXがインストールされているマシン上で次の設定を行って下さい。
RHEL 5/6(SysVinit)の場合:
# /etc/init.d/WOAgentSvc94 start
RHEL 7の場合(systemd)の場合:
# systemctl start WOAgentSvc94
# /opt/WebOTX/bin/otxadmin
otxadmin> list-domains次のように表示されれば、起動できています。
List of domains: domain1 running WebOTXAdmin running
otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号>(*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6202 です。
otxadmin> create-jvm-options -Djava.rmi.server.hostname=<ホスト名>
otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号>(*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6212 です。
otxadmin> create-jvm-options -Djava.rmi.server.hostname=<ホスト名>
RHEL 5/6(SysVinit)の場合:
# /etc/init.d/WOAgentSvc94 stop # /etc/init.d/WOAgentSvc94 start
RHEL 7の場合(systemd)の場合:
# systemctl stop WOAgentSvc94 # systemctl start WOAgentSvc94
UNIX版では複数バージョンインストールのサポートに伴い、本バージョンからインストール時に/usr/lib配下のシンボリックリンクの作成を行わなくなりました。
そのため、C++アプリケーションからTransactionサービスを利用する場合に必要となるシンボリックを作成/削除する機能を提供しています。
詳細は[製品構成と提供機能 >
3. 提供機能 >
3.11. インストール/アンインストール >
3.11.3. 複数バージョンインストール >
3.11.3.6. Transactionサービス ]を確認してください。
※C++アプリケーションからTransactionサービスを利用していない場合、本節の作業は必要ありません。
互換シンボリックリンクの作成/削除は、インストール完了後に互換シンボリックリンク管理スクリプト(MNGCMPSL.SH)を使用して行います。
互換シンボリックリンクの作成手順は次のとおりです。
※事前に対象マシンにインストールされている全バージョンのWebOTXのサービスが停止していることを確認してください。
login: root
root> cd /opt/share.nec/bin
root> ./MNGCMPSL.SH
Compatible symbolic link management script of WebOTX V9.4 products. Please select one of the following function: 1. Make compatible symbolic links 2. Remove compatible symbolic links 99. Cancel
****************************************************************** * Making compatible symbolic links of WebOTX V9.4 product. * * To continue, enter y. Enter q to exit. [y, q] (Default: y) * ******************************************************************
互換シンボリックリンクの作成を開始するには「y」を入力してください。 キャンセルするには「q」を入力してください。
キャンセルした場合は互換シンボリックリンク管理スクリプトが終了します。 再実行する場合は、「3.」の互換シンボリックリンク管理スクリプトの実行からやり直してください。
Backup file of symbolic links(/opt/share.nec/bin/backup-slink.tar) exists. Would you like to remove it? [y,n] (Default: n)バックアップファイルが不要であることが確認できている場合、「y」で削除を選択してください。
/usr/lib/lib***.so is created. /usr/lib/lib***.so is created. /usr/lib/lib***.so is created.
Backup file of symbolic links(/opt/share.nec/bin/backup-slink.tar) is created. lrwxrwxrwx root/sys 0 yyyy-mm-dd HH:MM:SS usr/lib/lib*.so -> /opt/WebOTX/**/lib*.so lrwxrwxrwx root/sys 0 yyyy-mm-dd HH:MM:SS usr/lib/lib*.so -> /opt/WebOTX/**/lib*.soバックアップファイルは、互換シンボリックリンクの削除時にリストアすることが可能です。
互換シンボリックリンクの削除手順は次のとおりです。
login: root
root> cd /opt/share.nec/bin
root> ./MNGCMPSL.SH
Compatible symbolic link management script of WebOTX V9.4 products. Please select one of the following function: 1. Make compatible symbolic links 2. Remove compatible symbolic links 99. Cancel
****************************************************************** * Removing compatible symbolic links of WebOTX V9.4 product. * * To continue, enter y. Enter q to exit. [y, q] (Default: y) * ******************************************************************
互換シンボリックリンクの削除を開始するには「y」を入力してください。 キャンセルするには「q」を入力してください。
キャンセルした場合は互換シンボリックリンク管理スクリプトが終了します。 再実行する場合は、「3.」の互換シンボリックリンク管理スクリプトの実行からやり直してください。
Remove /usr/lib/lib***.so Remove /usr/lib/lib***.so Remove /usr/lib/lib***.so
Backup file of symbolic links(/opt/share.nec/v94/bin/backup-slink.tar) exists. Would you like to remove it? [y,n] (Default: n)リストアを行う場合は「y」を、リストアを行わない場合は「n」を入力してください。
Would you like to remove backup file of symbolic links? [y,n] (Default: y)削除する場合は「y」を、削除しない場合は「n」を入力してください。
互換シンボリックリンク管理スクリプトで作成するシンボリックリンクは、OS及びインストール製品により異なります。
Linux(x64)版の互換シンボリックリンク一覧は以下の通りです。
| シンボリックリンク名 | AS Std/Ent | Cli | Dev | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| /usr/lib64/libwotsjni71.so | 作成 | 作成 | 作成 | |
| /usr/lib64/libcom.nec.so.1 | 作成 | 作成 | 作成 | |
| /usr/lib64/libcom.nec.so.3 | 作成 | 作成 | 作成 | |
| /usr/lib64/libnotscmn.so.7 | 作成 | 作成 *1 | - | *1 WebOTX Transaction Service Clientインストール時 |
| /usr/lib64/libnotscmn.so.9 | 作成 | 作成 *1 | - | *1 WebOTX Transaction Service Clientインストール時 |
| /usr/lib64/libnotsimp.so.7 | 作成 | 作成 *1 | - | *1 WebOTX Transaction Service Clientインストール時 |
| /usr/lib64/libnotsimp.so.9 | 作成 | 作成 *1 | - | *1 WebOTX Transaction Service Clientインストール時 |
| /usr/lib64/libnotscur.so.7 | 作成 | 作成 *1 | - | *1 WebOTX Transaction Service Clientインストール時 |
| /usr/lib64/libnotscur.so.9 | 作成 | 作成 *1 | - | *1 WebOTX Transaction Service Clientインストール時 |
| /usr/lib64/libnotscmn.so | - | - | 作成 | |
| /usr/lib64/libnotsimp.so | - | - | 作成 | |
| /usr/lib64/libnotscur.so | - | - | 作成 | |
| /usr/lib64/libwotsadm.so.6 | 作成 | - | - | |
| /usr/lib64/libwotsadm.so.8 | 作成 | - | - | |
| /usr/lib64/libwots.so | - | - | 作成 | |
| /usr/lib64/libcom.nec.so | 作成 | - | - | |
| /usr/lib64/libcomshlib.so.3 | 作成 | - | - | |
| /usr/lib64/libcomshlib.so.5 | 作成 | - | - | |
| /usr/lib64/librmxadisp.so.1 | 作成 | - | - | |
| /usr/lib64/librmxadisp.so.3 | 作成 | 作成 *1 | - | *1 WebOTX Transaction Service Clientインストール時 |
| /usr/lib64/libwots.so.7 | 作成 | - | - | |
| /usr/lib64/libwots.so.9 | 作成 | - | - |
HP-UX(IPF)版の互換シンボリックリンク一覧は以下の通りです。
| シンボリックリンク名 | AS Std/Ent | Cli | Dev | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| /usr/lib/hpux64/libcom.nec.so.2 | 作成 | 作成 | 作成 | |
| /usr/lib/hpux64/comlib.so.2 | 作成 | 作成 | 作成 | |
| /usr/lib/hpux64/libwotsjni71.so | 作成 | 作成 | 作成 | |
| /usr/lib/hpux64/libnotscmn.so.6 | 作成 | 作成 *1 | - | *1 Transaction Service Compatibility Librariesインストール時 |
| /usr/lib/hpux64/libnotsimp.so.6 | 作成 | 作成 *1 | - | *1 Transaction Service Compatibility Librariesインストール時 |
| /usr/lib/hpux64/libnotscur.so.6 | 作成 | 作成 *1 | - | *1 Transaction Service Compatibility Librariesインストール時 |
| /usr/lib/hpux64/libnotscmn.so.7 | 作成 | 作成 *1 | - | *1 WebOTX Transaction Service Clientインストール時 |
| /usr/lib/hpux64/libnotsimp.so.7 | 作成 | 作成 *1 | - | *1 WebOTX Transaction Service Clientインストール時 |
| /usr/lib/hpux64/libnotscur.so.7 | 作成 | 作成 *1 | - | *1 WebOTX Transaction Service Clientインストール時 |
| /usr/lib/hpux64/rmxadisp.so.2 | 作成 | 作成 *1 | 作成 | *1 WebOTX Transaction Service Clientインストール時 |
| /usr/lib/hpux64/libcomshlib.so.3 | 作成 | - | 作成 | |
| /usr/lib/hpux64/libcomshlib.so | 作成 | - | - | |
| /usr/lib/hpux64/libnotscmn.so | - | - | 作成 | |
| /usr/lib/hpux64/libnotsimp.so | - | - | 作成 | |
| /usr/lib/hpux64/libnotscur.so | - | - | 作成 | |
| /usr/lib/hpux64/libwots.so | - | - | 作成 | |
| /usr/lib/hpux64/libwotsadm.so.6 | 作成 | - | - | |
| /usr/lib/hpux64/libnotsac.so.6 | 作成 | - | - | |
| /usr/lib/hpux64/libwotsjni61.so | 作成 | - | - | |
| /usr/lib/hpux64/libwotsadm.so | 作成 | - | - | |
| /usr/lib/hpux64/libwots.so.6 | 作成 | - | - | |
| /usr/lib/hpux64/libwots.so.7 | 作成 | - | - |
セットアップ中にDownload Contentsを選択した場合は、Webサーバに次のMIME定義を追加する必要があります。
| MIMEの種類 | 拡張子 |
|---|---|
| application/x-wtd | wtd |
| application/octet-stream | gc1※1 |
| application/octet-stream | tlb※1 |
※1: 拡張子「gc1」と「tlb」の定義は、CORBAゲートウェイまたは、EJBゲートウェイ利用時に必要です。
WebOTX Webサーバを使用する場合、拡張子は定義済ですので設定作業は必要ありません。
それ以外のWebサーバを使用する場合は、使用するWebサーバのマニュアルを参照してください。
セットアップ中にDownload Contentsを選択した場合は、WebサーバでDownload Contentsのインストールディレクトリ内容を公開するために、仮想ディレクトリを設定します。
ここでは、WebOTX Webサーバを使用する場合の設定手順を示します。※1 それ以外のWebサーバを使用する場合は、使用するWebサーバのマニュアルを参照してください。
/opt/WebOTX/domains/<domain_dir>/config/WebServer/httpd.confファイルをエディタで開く。#Webサーバ 2.4の場合 Alias /WebOTX/ "/opt/WebOTX/Downloader/" <Directory "/opt/WebOTX/Downloader"> Require all granted </Directory>
#Webサーバ 2.2の場合 Alias /WebOTX/ "/opt/WebOTX/Downloader/" <Directory "/opt/WebOTX/Downloader"> Allow from all </Directory>※1: インストールスクリプトによるWebOTX Application Server Enterpriseのインストール時に作成したユーザドメインに関しては定義追加済ですので、設定作業は必要ありません。
Working Domain Coordinatorの機能を利用するために必要なセットアップを行います。
(*)インストールするファイルのオーナーをroot以外のアカウントにした場合は、以降の root> を
そのアカウントに読み替えてください。
root> /opt/WebOTX/wowdc/bin/wdcsetup.sh #1 #2 #3 #4
wdcsetup.shの引数には以下を指定してください。
引数は全てが既定値の場合のみ指定を省略することができます。
| 引数 | 説明 | 既定値 |
|---|---|---|
| 1 | 管理者ユーザ | admin |
| 2 | 管理者パスワード | adminadmin |
| 3 | 管理ドメインのポート番号 | 6202 |
| 4 | clusterドメインのポート番号 | 6272※1 |
※1: Enterprise (クラスタ機能のみインストール)を選択した場合は、インストール完了後にポート番号6212でclusterドメインが作成されていますので、引数4に6212を指定してください。
root> /opt/WebOTX/bin/otxadmin
otxadmin> list-domains
otxadmin> start-domain cluster
Working Domain CoordinatorとBIG-IPの連携機能を利用する場合は、以下のセットアップを行ってください。セットアップには、Java SDKのセキュリティツールであるkeytoolを利用します。
otxadmin> stop-domain cluster
root> cd /opt/WebOTX/domains/<domain_dir>/config
root> <Java SDKインストールディレクトリ>/bin/keytool -v -import -trustcacerts -alias wdc_bigip -keystore cacerts.jks -storepass changeit -file <BIG-IPマシンより取得したserver.crtファイルのパス>
otxadmin> start-domain cluster
これらの作業完了後[ 2.3.6. データベースを使用するための準備作業 (Java) ]に進んでください。
JavaアプリケーションでJDBCを使用する場合には、各データベースで次の準備作業を行ってください。 詳細については、各データベースのリファレンスマニュアルでご確認ください。
Oracle での作業DBA_PENDING_TRANSACTIONSビューのSELECT権限が必要です。
JDBCリソースを登録する際に、SELECT権限を持つユーザを設定してください。
JDBCリソースの登録を省略する場合には、トランザクション実行時に使用するJDBCデータソースの定義で指定した全ユーザに対して、SELECT権限を付与してください。
useDatabaseCluster]に「true」を設定した場合、
または、次のバージョン以降のOracleデータベースを使用する場合、ユーザアカウントにsys.dbms_systemパッケージへのEXECUTE権限を付与してください。WebOTX AS Express/Standardは、以上で全ての作業が完了しました。
Enterpriseでは、CORBA C++アプリケーションも動作する実行基盤を提供しています。 CORBA C++アプリケーションをWebOTX AS上で動作させる場合は、次の項目に進んでください。
WebOTX AS EnterpriseでC++アプリケーションでデータベースを使用する場合には、各データベースで次の準備作業を行ってください。 詳細については、各データベースのリファレンスマニュアルでご確認ください。
Oracle での作業ファイアウォールを設定している場合、クライアントマシンからの接続に特定のファイアウォールのブロックを解除する必要があります。詳細は[ リファレンス集 ドメイン構成・環境移行編 > 1. WebOTXの構成 > 1.5. ファイアウォールの例外設定 ] を参照してください。
WebOTXが動作するサーバが複数のネットワークカードを利用している場合、運用管理ツールからドメインへの接続が失敗することがあります。該当する環境を利用している場合、本項目の回避手順を実施してください。
問題の詳細
WebOTXでは、運用管理ツールからドメインに接続する際に、既定ではRMI通信を利用します。
RMI通信では、ドメインの起動時に、RMI通信用にIPアドレスとポート番号を埋め込んだスタブファイルを作成しておきます。そして、運用管理ツールを利用してクライアントから接続があった際に、作成しておいたスタブファイルをクライアントに送付します。スタブファイルを受け取ったクライアントは、スタブファイルに埋め込まれたIPアドレスとポート番号を利用してドメインと通信を行います。
WebOTXが動作するサーバに複数のネットワークカードが設定されている場合、既定では、スタブファイルに埋め込まれるIPアドレスは、いずれかのネットワークカードに設定されているIPアドレスとなります。このため、クライアントから接続できないIPアドレスがスタブファイルに埋め込まれてしまい、クライアントからの接続に失敗する問題が発生することがあります。
この問題を回避するために、次の手順を実施して、スタブファイルに埋め込むIPアドレスを明示的に指定してください。スタブファイルに埋め込むIPアドレスにクライアントが接続できるものを指定することで、クライアントから正常に接続できるようになります。
回避手順
otxadmin> list-domains次のように表示されれば、起動できています。
List of domains: domain1 running WebOTXAdmin running
otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号>(*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6202 です。
otxadmin> create-jvm-options -Djava.rmi.server.hostname=<ホスト名、または、IPアドレス>
otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号>(*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6212 です。
otxadmin> create-jvm-options -Djava.rmi.server.hostname=<ホスト名、または、IPアドレス>
WebOTXインストール時にユーザドメインが1つ(デフォルトの名前はdomain1)が作成されますが、ユーザドメインが2つ以上必要な場合は、次の節を参照してユーザドメインの追加を行ってください。
[ ドメイン構築・基本設定ガイド > 3. ドメイン > 3.2.1. ドメインの作成 ]
WebOTXに配備するアプリケーションからデータベースにアクセスする場合は、ほとんどの場合JDBCデータソースを作成し、アプリケーションから作成したJDBCデータソースを参照します。JDBCデータソースを作成する場合は次の節を参照してください。
[ ドメイン構築・基本設定ガイド > 6. リソース > 6.3. JDBCデータソース ]
Standard/Enterpriseエディションではアプリケーションを配備するために、予め配備先のアプリケーション/プロセスグループを作成する必要がある場合があります。アプリケーション/プロセスグループの事前作成が必要な場合の詳細や、アプリケーション/プロセスグループの作成方法については次の節を参照してください。
[ ドメイン構築・基本設定ガイド > 7. WebOTXの内部サービス > 7.1. TPシステム ]
WebOTXにアプリケーションを配備する場合は、次の節を参照してください。
[ ドメイン構築・基本設定ガイド > 5. アプリケーション > 5.4. 配備、再配備と置換 ]
WebOTXのパフォーマンスを向上させるために Java ヒープメモリのチューニングを行う場合は、次の節を参照してください。
[ ドメイン構築・基本設定ガイド > 3. ドメイン > 3.8.1. WebOTX AS で既定のJava VM オプションの設定方法 ]
WebOTXのパフォーマンスを向上させるために Java ヒープメモリ 以外の チューニングを行う場合は、次の節を参照してください。
[ 高度な管理と運用サイクルガイド > 2. チューニング ]
WebOTXでは Java EEのプロファイルを変更し、WebOTXを特定の用途のみに特化させることでパフォーマンスを向上させることができます。WebOTXのプロファイルを変更する場合は、次の節を参照してください。
[ ドメイン構築・基本設定ガイド > 12. プロファイル ]
WebOTXでは 障害の発生に備えドメインの設定を自動で定期的にバックアップを取ることが可能です。ドメインの自動バックアップ機能については、次の節を参照してください。
WebOTX ASは1ライセンスにつき2コアまで利用可能であり、インストール対象のマシンにマルチコアCPU及び複数のCPUが搭載されていてコア数の合計値が3以上の場合はライセンスの追加登録が必要です。
(2つ以上のプロセッサコアを1個のパッケージに集積したマイクロプロセッサをマルチコアと呼びます。)
製品ライセンスの追加登録は、OTXLAddコマンドを使用します。
Windowsの場合は[ 2.4.2. Windows ]、Linuxの場合は[ 2.4.3. HP-UX、Linux ]を参照してください。
WebOTX AS製品と必要なライセンス数の数え方の関係について説明します。
インストール対象のマシンに搭載されているCPUのコア数の合計値をカウントして、表2.4.1-1に記載されているライセンス数分登録します。
物理マシンの場合は、対象マシンに搭載している全CPUのコア数の合計値が対象となります。
仮想マシンの場合、インストール対象の仮想マシンに割り当てるコア数の合計値が対象となります。
※Expressには最大2CPUソケットかつ最大12コアまでの制限があります。詳細は[ 1. 使用上の条件 > 1.3. 製品の諸元制限について > 1.3.1. WebOTX Application Server Express]を参照してください。
「4 (コア) x 2 (個) = 8 コア」 -> 登録するライセンス数 8 / 2 = 4 ライセンス(例2) 対象マシンが物理マシンかつヘキサコアCPUを2個搭載
「6 (コア) x 2 (個) = 12 コア」 -> 登録するライセンス数 12 / 2 = 6 ライセンス(例3) 対象マシンが仮想マシンかつ3コア割り当て
「3 コア」 -> 登録するライセンス数 3/2 =1.5 <(切り上げ) 2 ライセンス
| 総コア数 | 1 - 2 | 3 - 4 | 5 - 6 | 7 - 8 | 9 - 10 | 11 - 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 登録するライセンス数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
インストール対象のマシンに搭載されているCPUのコア数の合計値をカウントして、合計値を2で割った数のライセンスを登録します。
※少数点以下の端数は切り上げです
物理マシンの場合は、対象マシンに搭載している全CPUのコア数の合計値が対象となります。
仮想マシンの場合、インストール対象の仮想マシンに割り当てるコア数の合計値が対象となります。
「4 (コア) x 2 (個) = 8 コア」 -> 登録するライセンス数 8 / 2 = 4 ライセンス(例2) 対象マシンが物理マシンかつヘキサコアCPUを2個搭載
「6 (コア) x 2 (個) = 12 コア」 -> 登録するライセンス数 12 / 2 = 6 ライセンス(例3) 対象マシンが仮想マシンかつ3コア割り当て
「3 コア」 -> 登録するライセンス数 3/2 =1.5 <(切り上げ) 2 ライセンス
Standard/Enterpriseの16ライセンス分(32CPUコア分)を提供するボリュームライセンス製品です。
システム全体で合計CPUコア数32個まで利用することが可能です。
通常製品のWebOTX Application Server Standard/Enterpriseは物理サーバもしくは仮想マシン単位で合計CPUコア数をカウントしますが、ボリュームライセンス製品はシステム全体で利用する合計CPUコア数でカウントします。
システム全体で利用する合計CPUコア数が32を超える場合は、本製品もしくは4ライセンス追加用のボリュームライセンス製品の追加購入が必要です。
※ボリュームライセンス製品は、WebOTX Application Server Standard/Enterpriseと同一の機能を提供します
ボリュームライセンス製品を適用しているシステムで、システム全体で利用する合計CPUコア数が32を超える場合に追加可能な4ライセンス分(8CPUコア分)のボリュームライセンス製品です。
Built-in-Administratorユーザ、もしくは管理者権限のあるユーザでログインし、Windowsのサービス画面からWebOTX関連のサービスを全て停止した後、次の手順のとおりライセンスの登録作業を行ってください。
>OTXLAdd
"Please Input License Code" と表示されたら製品の「ライセンスキー」を入力します。"Command Succeeded." と表示され OTXLAdd コマンドが終了します。OTXLAddコマンドを複数回実行して各製品のライセンス登録を行ってください。>OTXLChk
ライセンス登録を行ったのにライセンス情報が表示されない場合は、 ライセンス登録作業が失敗している可能性があります。 次の点に注意しながら再度ライセンス登録を行ってください。
OTXLDelコマンドを使用します。
Express の場合 ※ライセンスを複数登録している場合は一つだけ削除されます。
>OTXLDel 2
Standard の場合 ※ライセンスを複数登録している場合は一つだけ削除されます。
>OTXLDel 3
Enterprise の場合 ※ライセンスを複数登録している場合は一つだけ削除されます。
>OTXLDel 4
Administrator の場合
>OTXLDel 6
rootユーザでログインし、WebOTX関連のサービスを全て停止した後、次の手順のとおりライセンスの登録作業を行ってください。
root> /opt/share.nec/bin/OTXLAdd
"Please Input License Code" と表示されたら製品の「ライセンスキー」を入力します。"Command Succeeded." と表示され OTXLAdd コマンドが終了します。OTXLAddコマンドを複数回実行して各製品のライセンス登録を行ってください。root> /opt/share.nec/bin/OTXLChk
ライセンス登録を行ったのにライセンス情報が表示されない場合は、 ライセンス登録作業が失敗している可能性があります。 次の点に注意しながら再度ライセンス登録を行ってください。
OTXLDelコマンドを使用します。
Express の場合 ※ライセンスを複数登録している場合は一つだけ削除されます。
root> /opt/share.nec/bin/OTXLDel 2
Standard の場合 ※ライセンスを複数登録している場合は一つだけ削除されます。
root> /opt/share.nec/bin/OTXLDel 3
Enterprise の場合 ※ライセンスを複数登録している場合は一つだけ削除されます。
root> /opt/share.nec/bin/OTXLDel 4
Administrator の場合
root> /opt/share.nec/bin/OTXLDel 6