4.4.7.5. 名前サーバのラウンドロビン拡張機能


 
4.4.7.5.1. CosNaming::NamingContextクラス


名前

CosNaming::NamingContext::use_rr - ラウンドロビン検索を指定する

形式

機能説明

CosNaming::NamingContext::use_rrは名前コンテキストで名前nのresolveを実行するときに、ラウンドロビン検索を使用することを指定します。

nはCosNaming::NameComponent構造体のシーケンスです。CosNaming::NameComponent構造体は以下のように定義されています。

戻り値

ありません。

エラー

例外情報がthrowされます。

本オペレーションが返す例外一覧を以下に示します。

CosNaming::NamingContext::NotFound

  • 最後以外のネームコンポネントに対応するバインディングが存在しない場合
  • 最後以外のネームコンポネントが名前コンテキストでない場合
  • この例外は、2つの属性を持っています。

    CosNaming::NamingContext::CannotProceed(Object Brokerではこの例外は返りません)

  • 最後以外のネームコンポネントに対応する名前コンテキストが存在しない場合
  • この例外は、2つの属性を持っています。

    これらの属性を用いることで引き続き名前を検索することができます。

    CosNaming::NamingContext::InvalidName

  • 名前の長さが0の場合
  • CosNaming::NamingContext::AlreadyBound

  • 名前が既に使われている場合
  • 関連項目

    CosNaming::NamingContext::rebind_rr,

    CosNaming::NamingContext::bind_rr,

    CosNaming::NamingContext::unbind_rr,

    CosNaming::NamingContext::clear_rr


    名前

    CosNaming::NamingContext::clear_rr - ラウンドロビン検索を解除する

    形式

    機能説明

    CosNaming::NamingContext::clear_rrは名前コンテキストで名前nのresolveを実行するときに、ラウンドロビン検索を使用せず、通常の検索を使用することを指定します。

    nはCosNaming::NameComponent構造体のシーケンスです。CosNaming::NameComponent構造体は以下のように定義されています。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    例外情報がthrowされます。

    本オペレーションが返す例外一覧を以下に示します。

    CosNaming::NamingContext::NotFound

  • 最後以外のネームコンポネントに対応するバインディングが存在しない場合
  • 最後以外のネームコンポネントが名前コンテキストでない場合
  • この例外は、2つの属性を持っています。

    CosNaming::NamingContext::CannotProceed(Object Brokerではこの例外は返りません)

  • 最後以外のネームコンポネントに対応する名前コンテキストが存在しない場合
  • この例外は、2つの属性を持っています。

    これらの属性を用いることで引き続き名前を検索することができます。

    CosNaming::NamingContext::InvalidName

  • 名前の長さが0の場合
  • CosNaming::NamingContext::AlreadyBound

  • 名前が既に使われている場合
  • 関連項目

    CosNaming::NamingContext::rebind_rr,

    CosNaming::NamingContext::bind_rr,

    CosNaming::NamingContext::unbind_rr,

    CosNaming::NamingContext::use_rr


    名前

    CosNaming::NamingContext::bind_rr - オブジェクトに名前を付ける

    形式

    機能説明

    CosNaming::NamingContext::bind_rrは名前コンテキストに、バインディング(名前nとオブジェクトリファレンスobjの対応)をラウンドロビン検索のi番目に返されるオブジェクトとして生成します。

    nはCosNaming::NameComponent構造体のシーケンスです。CosNaming::NameComponent構造体は以下のように定義されています。

    引数iは必ずしも連番でなくてもかまいませんが、resolveによる検索時の性能は劣化します。また、連番になっていなかった場合、検索される順番は前倒しになります。たとえば、1番目と3番目として登録されていたとすると、実際の検索は1,3,1,3,...となります。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    例外情報がthrowされます。

    本オペレーションが返す例外一覧を以下に示します。

    CosNaming::NamingContext::NotFound

  • 最後以外のネームコンポネントに対応するバインディングが存在しない場合
  • 最後以外のネームコンポネントが名前コンテキストでない場合
  • この例外は、2つの属性を持っています。

    CosNaming::NamingContext::CannotProceed(Object Brokerではこの例外は返りません)

  • 最後以外のネームコンポネントに対応する名前コンテキストが存在しない場合
  • この例外は、2つの属性を持っています。

    これらの属性を用いることで引き続き名前を検索することができます。

    CosNaming::NamingContext::InvalidName

  • 名前の長さが0の場合
  • CosNaming::NamingContext::AlreadyBound

  • 名前が既に使われている場合
  • 関連項目

    CosNaming::NamingContext::bind,

    CosNaming::NamingContext::rebind_rr,

    CosNaming::NamingContext::unbind_rr,


    名前

    CosNaming::NamingContext::rebind_rr

    - 既存の名前を別オブジェクトに付ける

    形式

    機能説明

    CosNaming::NamingContext::rebind_rrは、名前コンテキストのバインディングにラウンドロビンのi番目として使われている名前nを、別なオブジェクトリファレンスobjにつけなおします。したがって、以前、名前nをつけられていたオブジェクトリファレンスに対応するバインディングは失われます。

    nはCosNaming::NameComponent構造体のシーケンスです。CosNaming::NameComponent構造体は以下のように定義されています。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    例外情報がthrowされます。

    本オペレーションによって名前サービスが返す例外一覧を以下に示します。

    CosNaming::NamingContext::NotFound

  • 最後以外のネームコンポネントに対応するバインディングが存在しない場合
  • 最後以外のネームコンポネントが名前コンテキストでない場合
  • この例外は、2つの属性を持っています。

    CosNaming::NamingContext::CannotProceed(Object Brokerではこの例外は返りません)

  • 最後以外のネームコンポネントに対応する名前コンテキストが存在しない場合
  • この例外は、2つの属性を持っています。

    これらの属性を用いることで引き続き名前を検索することができます。

    CosNaming::NamingContext::InvalidName

  • 名前の長さが0の場合
  • LostAndFoundを指定した場合
  • 関連項目

    CosNaming::NamingContext::rebind,

    CosNaming::NamingContext::bind_rr,

    CosNaming::NamingContext::unbind_rr,


    名前

    CosNaming::NamingContext::unbind_rr - バインディングを削除する

    形式

    機能説明

    CosNaming::NamingContext::unbind_rrは名前コンテキストから、ラウンドロビンのi番目の名前nに対応するバインディングを削除します。

    nはCosNaming::NameComponent構造体のシーケンスです。CosNaming::NameComponent構造体は以下のように定義されています。

    本関数を呼んだ結果、連番でなくなってもかまいませんが、resolveによる検索時の性能は劣化します。また、連番になっていなかった場合、検索される順番は前倒しになります。たとえば、1番目から3番目まで登録されていたとして2番目を削除したとすると、実際の検索は1,3,1,3,...となります。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    例外情報がthrowされます。

    本オペレーションによって名前サービスが返す例外一覧を以下に示します。

    CosNaming::NamingContext::NotFound

  • 最後以外のネームコンポネントに対応するバインディングが存在しない場合
  • 最後以外のネームコンポネントが名前コンテキストでない場合
  • この例外は、2つの属性を持っています。

    CosNaming::NamingContext::CannotProceed(Object Brokerではこの例外は返りません)

  • 最後以外のネームコンポネントに対応する名前コンテキストが存在しない場合
  • この例外は、2つの属性を持っています。

    これらの属性を用いることで引き続き名前を検索することができます。

    CosNaming::NamingContext::InvalidName

  • 名前の長さが0の場合
  • LostAndFoundを指定した場合
  • 関連項目

    CosNaming::NamingContext::unbind,

    CosNaming::NamingContext::bind_rr,

    CosNaming::NamingContext::rebind_rr