Environmentインタフェース


 
4.4.1.4. CORBA::Environmentクラス
   
4.4.7.3. Ob_SvrConクラス


名前

CORBA::Environment::exception(CORBA::Exception*) - 例外を設定する

形式

機能説明

ユーザ例外あるいはシステム例外epを設定します。呼び出されたオペレーション内で設定すると、呼び出し元へ例外を返すことができます。

戻り値

ありません。

エラー

起こりません。

関連項目

Exception


名前

CORBA::Environment::exception - 例外を取り出す

形式

機能説明

Environmentから例外を取り出します。例外が発生していない場合ヌル・ポインタが返ります。

戻り値

例外を返します。

エラー

起こりません。

関連項目

Exception


名前

CORBA::Environment::clear - 例外をクリアする

形式

機能説明

Environmentに設定されている例外をクリアします。

戻り値

ありません。

エラー

起こりません。


名前

CORBA::Environment::_duplicate - 論理的コピーを作る

形式

機能説明

引数objの論理的コピーを作ります。

戻り値

論理的にコピーされたEnvironmentがCORBA::Environment_ptr型で返されます。

エラー

CORBA標準例外がthrowされます。


名前

CORBA::Environment::_nil - nil Environmentを得る

形式

機能説明

nil Environmentを返します。

戻り値

nil EnvironmentがCORBA::Environment_ptr型で返ります。

エラー

CORBA標準例外がthrowされます。


名前

CORBA::Environment::__connection - クライアントとのコネクションを得る

形式

機能説明

サーバオペレーション実装コード内で呼び出すとクライアントとのコネクションをあらわすオブジェクトが返ります。

戻り値

クライアントとのコネクションをあらわすオブジェクトが返ります。

クライアントから呼び出されていない場合はヌル・ポインタが返ります。

エラー

起こりません。

関連項目

Ob_SvrCon:: get_peer


名前

CORBA::Environment::__socket_per_request - リクエストごとのソケット設定を調べる

形式

機能説明

クライアントでリクエストごとにコネクションを生成する設定かどうかを調べます。

戻り値

1: リクエストごとにコネクションを生成する。

0: 毎回コネクションを生成するのではなくソケットを再利用する。

エラー

起こりません。


名前

CORBA::Environment::__socket_per_request(CORBA::Boolean)

- リクエストごとのソケット設定を行なう

形式

機能説明

クライアントでリクエストごとにコネクションを生成するかどうかの設定を行ないます。オペレーション呼び出し時に引数として渡すEnvironmentに対して、あらかじめ設定しておく必要があります。bに1を設定して呼び出すとリクエスト毎にコネクションを生成します。bに0を設定して呼び出すとリクエスト毎にコネクションを生成せず、ソケットを再利用します。

戻り値

ありません。

エラー

起こりません。


名前

Ob_SvrCon::get_peer - クライアントアドレスを得る

形式

機能説明

クライアントのIPアドレスおよびポート番号を得ます。

この関数はオペレーション実装コード内で次のように用います。

envは、関数を呼び出した後、例外の有無を調べるために指定します(オプション)。

戻り値

ありません。

エラー

CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::Environment::__connection