名前付きマシンプロファイルを作成します。
[構文]
ssc profile create ProfileName <[-private [GroupName]] [-cost costValue] [-cpu count=value [share=value] [reservation=value] [limit=value]] [-mem size=value [share=value] [reservation=value] [limit=value]] [-vnet VirtualNetworkName...] [-vnettype <vlan | network | edit>...] [-bandcontrol nic=value [type=value] [limit=value burstlimit=value burstsize=value], ...] [-systemdisk size=value [type=<thin | thick>] [independent] [datastoretag=value | datastore] [share=value] [reservation=value] [limit=value]] [-extdisk size=value [ctrl=value [position=value]] [type=<thin | thick | rdm-p | rdm-v>] [independent] [datastoretag=value | datastore] [lun] [share=value] [reservation=value] [limit=value], ...] | -delete [cost | cpu | mem | vnet | systemdisk | extdisk]>
[引数/オプション]
引数/オプション | 説明 |
---|---|
ProfileName (必須) | 名前付きマシンプロファイル名を指定します。 |
[-private [GroupName]] | 専有マシンプロファイル作成時に指定します。 GroupNameに、マシンプロファイルを割り当てるテナントを指定します。(省略可) このオプションを指定しない場合は、共有マシンプロファイルが作成されます。 |
[-cost costValue] | コスト値を指定します。 1から1000の範囲で指定します。 |
[-cpu count=value [share=value] [reservation=value] [limit=value]] | CPU数とシェア値、予約値、および制限値を指定します。 CPU数は、必ず指定してください。 "=" の前後に、空白を指定することはできません。 count : CPU数を指定します。 value に、1以上9999以下を指定します。 (例: count=2) share : CPU のシェア値を指定します。 CPUシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。 VMware : (VMware 設定値) * CPU数 Hyper-V : (Hyper-V 設定値) / 10 Xen : (Xen 設定値) * 256 / 1000 KVM : (KVM 設定値) * 1024 / 1000 value に、以下の値を指定します。 省略時は、share=n が設定されます。 he: 最高 (4000) h : 高 (2000) n : 標準 (1000) l : 低 (500) le : 最低 (250) 1-99999 : 手動 (例: share=h, share=30) reservation : CPU の予約値 (MHz) を指定します。 value に、0以上99999以下を指定します。 (例: reservation=1000) 省略時は、reservation=0 が設定されます。 limit : CPU の制限値 (MHz) を指定します。 value に、0以上99999以下を指定します。 (例: limit=1500) 省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。 |
[-mem size=value [share=value] [reservation=value] [limit=value]] | メモリサイズとシェア値、予約値、および制限値を指定します。 "=" の前後に、空白を指定することはできません。 size : メモリのサイズ (MB) を指定します。 value に、1 (MB) 以上99999999 (MB) 以下を指定します。 (例: size=512) share : メモリのシェア値を指定します。 メモリシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。 VMware : (VMware 設定値) * メモリサイズ / 100 Hyper-V : (Hyper-V 設定値) *5 Xen : 設定不可 KVM : 設定不可 value に、以下の値を指定します。 省略時は、share=n が設定されます。 h : 高 (2000) n : 標準 (1000) l : 低 (500) 0-10000 : 手動 (例: share=h, share=30) reservation : メモリの予約値 (MB) を指定します。 value に、0以上99999999以下を指定します。 (例: reservation=2048) 省略時は、reservation=0 が設定されます。 limit : メモリの制限値 (MB) を指定します。 value に、0以上99999999以下を指定します。 (例: limit=4096) 省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。 |
[-vnet VirtualNetworkName...] | 仮想ネットワークを指定します。 最大10 (NIC#1からNIC#10まで) 指定することができます。 (空白区切りで指定します) 記述順に、NIC#1から順に割り当てます。 専有マシンプロファイル作成時に有効です。 DeploymentManagerの固有情報反映を利用し、設定可能なNIC数の上限は、"8" です。 |
[-vnettype <vlan ∣ network ∣ edit>...] | ネットワークタイプを指定します。 設定するネットワーク数分指定してください。 記述順に、NIC#1から順に割り当てます。 vlan : VLAN名を指定する場合 network : 論理ネットワーク名を指定する場合 edit : 任意のネットワーク名を指定する場合 省略した場合は、VLAN、あるいは任意の指定となります。 専有マシンプロファイル作成時に有効です。 |
[-bandcontrol nic=value [type=value] [limit=value burstlimit=value burstsize=value], ...] | ネットワーク帯域制御を指定します。 nic : NIC番号を指定します。 type : 制御する通信の方向を指定します。 in / outのいずれかを指定します。 省略可能です。省略時は、"out" が設定されます。 Hyper-Vは、"out" のみ設定可能です。 limit : 上限 [kbits/s] を指定します。 burstlimit : バースト時上限 [kbits/s] を指定します。 burstsize : バーストサイズ [kbytes] を指定します。 NICの帯域制御を設定するには、limit、burstlimit、burstsizeに値を指定します。省略することはできません。 無制限に設定するには、limit、burstlimit、burstsizeに "0" を指定します。 省略することはできません。 NICの帯域制御の設定を解除するには、limit、burstlimit、burstsizeは指定しません。 |
[-systemdisk size=value [type=<thin ∣ thick>] [independent] [datastoretag=value ∣ datastore] [share=value] [reservation=value] [limit=value]] | システムディスク情報の設定をします。 size : システムディスクのサイズ (MB) を指定します。 type : ディスクのタイプを指定します。 thin / thick のどちらかを指定します。 省略可能です。省略時は、"thick" が設定されます。 independent : "independent" と指定することで、ディスクの独立型モードが設定されます。 VMware環境で有効です。 datastoretag : データストアのタグを指定します。 datastore : システムディスクの位置を指定します。 "datastore" か "datastoretag" の、どちらかを指定します。 省略可能です。 share : ディスクのシェア値を指定します。 ディスクシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。 VMware : 設定値 Hyper-V : 設定不可 Xen : 設定不可 KVM : 設定不可 value に、以下の値を指定します。 省略時は、share=nが設定されます。 h : 高 (2000) n : 標準(1000) l : 低 ( 500) 200-4000 : 手動 (例: share=h, share=1000) reservation : ディスクの予約値 (IOPS) を指定します。 value に、0以上2147483647以下を指定します。 Hyper-V環境で有効です。 (例: reservation=1000) 省略時は、reservation=0が設定されます。 limit : ディスクの制限値 (IOPS) を指定します。 value に、0以上2147483647以下を指定します。 (例: limit=1500) 省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。 |
[-extdisk size=value [ctrl=value [position=value]] [type=<thin ∣ thick ∣ rdm-p ∣ rdm-v>] [independent] [datastoretag=value ∣ datastore] [lun] [share=value] [reservation=value] [limit=value], ...] | 拡張ディスク情報の設定をします。(複数指定可) 複数指定するときは、"," (カンマ) で区切って、次のディスク情報を指定してください。(6個まで) size : ディスクのサイズ (MB) を指定します。 value に、10 (MB) 以上99999999 (MB) 以下を指定します。 ディスクのタイプが "rdm-p / rdm-v" いずれかの場合は、1 (GB) 以上10000000 (GB) 以下で、LUNサイズ範囲 (既定値:10) の倍数を指定します。 ctrl : 拡張ディスクを付けるコントローラを指定します。 value に、以下を指定します。 PCIx IDEx SCSIx SATAx NVMex AutoDetect (自動選択) "x" は、バス番号です。 position : 拡張ディスクを付ける位置を指定します。 ctrl=AutoDetect時は、指定することはできません。 拡張ディスクを付けるコントローラ、位置は、仮想基盤によって指定できる値が異なります。 指定可能な値は、「1.10. 各仮想基盤のコントローラと位置情報」を参照してください。 value に、以下の値を指定することができます。 PCIの場合 : 0~31 IDEの場合 : 0~1 SCSIの場合 : 0~63 SATAの場合 : 0~29 NVMeの場合 : 0~14 type : ディスクのタイプを指定します。 thin / thick / rdm-p / rdm-v のいずれかを指定します。 省略可能です。省略時は、"thick" が設定されます。 rdm-p:RDM (物理) rdm-v:RDM (仮想) independent : "independent" と指定することで、ディスクの独立型モードが設定されます。 VMware環境で有効です。 ・ type=thick / thinの場合 datastoretag : データストアのタグを指定します。 datastore: 拡張ディスクの位置を指定します。 "datastore" か "datastoretag" のどちらかを指定します。 省略可能です。省略時は、システムディスクと同じ位置に作成されます。 ・ type=rdm-p / rdm-vの場合 lun : ターゲットLUN (タグ) を指定します。 share : ディスクのシェア値を指定します。 ディスクシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。 VMware : 設定値 Hyper-V : 設定不可 Xen : 設定不可 KVM : 設定不可 value に、以下の値を指定します。 省略時は、share=nが設定されます。 h : 高 (2000) n : 標準(1000) l : 低 ( 500) 200-4000 : 手動 (例: share=h, share=1000) reservation : ディスクの予約値 (IOPS) を指定します。 valueに、0以上2147483647以下を指定します。 Hyper-V環境で有効です。 (例: reservation=1000) 省略時は、reservation=0が設定されます。 limit : ディスクの制限値 (IOPS) を指定します。 value に、0以上2147483647以下を指定します。 (例: limit=1500) 省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。 |
[-delete [cost ∣ cpu ∣ mem ∣ vnet ∣ systemdisk ∣ extdisk]] | 設定情報を消去します。 オプション名を指定する場合、オプション名の設定情報を消去します。 その他のオプションとは分けて実行してください。 オプション名を指定しない場合は、プロファイルそのものを消去します。 |
[注]
-cpu、-mem、-systemdisk、-extdisk指定時、オプションの設定内容をすべて設定して下さい。
構成パラメータの設定については、「2.19.1. カスタム設定の追加(ssc customproperty add)」、「2.19.2. カスタム設定の削除(ssc customproperty delete)」を参照してください。
[構文例]
>ssc profile create Large -cost 100
>ssc profile create Middle -cpu count=2 share=h
>ssc profile create Small -cpu count=2 share=600 -mem size=1024
-vnet "VM Network"
>ssc profile create PrivateProfile1 -private -cpu count=1 share=n -mem size=2048
>ssc profile create GyomuProfile1 -private Gyomu -systemdisk type=thin Storage1
-extdisk size=10240 ctrl=IDE1 position=0 type=thin, size=100 ctrl=AutoDetect
type=rdm-v
>ssc profile create Large -delete
>ssc profile create Small -delete cpu