NEC


2.17.7. 名前付きマシンプロファイルの作成(ssc profile create)

名前付きマシンプロファイルを作成します。

[構文]

ssc profile create ProfileName <[-private [GroupName]] [-cost costValue] [-cpu count=value [share=value] [reservation=value] [limit=value]] [-mem size=value [share=value] [reservation=value] [limit=value]] [-vnet VirtualNetworkName...] [-vnettype <vlan | network | edit>...] [-bandcontrol nic=value [type=value] [limit=value burstlimit=value burstsize=value], ...] [-systemdisk size=value [type=<thin | thick>] [independent] [datastoretag=value | datastore] [share=value] [reservation=value] [limit=value]] [-extdisk size=value [ctrl=value [position=value]] [type=<thin | thick | rdm-p | rdm-v>] [independent] [datastoretag=value | datastore] [lun] [share=value] [reservation=value] [limit=value], ...] | -delete [cost | cpu | mem | vnet | systemdisk | extdisk]>

[引数/オプション]

引数/オプション

説明

ProfileName

(必須)

名前付きマシンプロファイル名を指定します。

[-private [GroupName]]

専有マシンプロファイル作成時に指定します。

GroupNameに、マシンプロファイルを割り当てるテナントを指定します。(省略可)

このオプションを指定しない場合は、共有マシンプロファイルが作成されます。

[-cost costValue]

コスト値を指定します。

1から1000の範囲で指定します。

[-cpu count=value

[share=value]

[reservation=value]

[limit=value]]

CPU数とシェア値、予約値、および制限値を指定します。

CPU数は、必ず指定してください。

"=" の前後に、空白を指定することはできません。

 count : CPU数を指定します。

       value に、1以上9999以下を指定します。

       (例: count=2)

 share : CPU のシェア値を指定します。

      CPUシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。

        VMware : (VMware 設定値) * CPU数

        Hyper-V : (Hyper-V 設定値) / 10

        Xen : (Xen 設定値) * 256 / 1000

        KVM : (KVM 設定値) * 1024 / 1000

      value に、以下の値を指定します。

      省略時は、share=n が設定されます。

         he: 最高 (4000)

         h : 高 (2000)

         n : 標準 (1000)

         l : 低 (500)

         le : 最低 (250)

        1-99999 : 手動

       (例: share=h, share=30)

 reservation : CPU の予約値 (MHz) を指定します。

       value に、0以上99999以下を指定します。

       (例: reservation=1000)

       省略時は、reservation=0 が設定されます。

 limit  : CPU の制限値 (MHz) を指定します。

       value に、0以上99999以下を指定します。

       (例: limit=1500)

       省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。

[-mem size=value

[share=value]

[reservation=value]

[limit=value]]

メモリサイズとシェア値、予約値、および制限値を指定します。

"=" の前後に、空白を指定することはできません。

 size : メモリのサイズ (MB) を指定します。

      value に、1 (MB) 以上99999999 (MB) 以下を指定します。

      (例: size=512)

 share : メモリのシェア値を指定します。

      メモリシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。

        VMware : (VMware 設定値) * メモリサイズ / 100

        Hyper-V : (Hyper-V 設定値) *5

        Xen : 設定不可

        KVM : 設定不可

      value に、以下の値を指定します。

      省略時は、share=n が設定されます。

         h : 高 (2000)

         n : 標準 (1000)

         l : 低 (500)

        0-10000 : 手動

       (例: share=h, share=30)

 reservation : メモリの予約値 (MB) を指定します。

       value に、0以上99999999以下を指定します。

       (例: reservation=2048)

       省略時は、reservation=0 が設定されます。

 limit  : メモリの制限値 (MB) を指定します。

       value に、0以上99999999以下を指定します。

       (例: limit=4096)

       省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。

[-vnet VirtualNetworkName...]

仮想ネットワークを指定します。

最大10 (NIC#1からNIC#10まで) 指定することができます。

(空白区切りで指定します)

記述順に、NIC#1から順に割り当てます。

専有マシンプロファイル作成時に有効です。

DeploymentManagerの固有情報反映を利用し、設定可能なNIC数の上限は、"8" です。

[-vnettype <vlan ∣ network ∣ edit>...]

ネットワークタイプを指定します。

設定するネットワーク数分指定してください。

記述順に、NIC#1から順に割り当てます。

 vlan : VLAN名を指定する場合

 network : 論理ネットワーク名を指定する場合

 edit : 任意のネットワーク名を指定する場合

省略した場合は、VLAN、あるいは任意の指定となります。

専有マシンプロファイル作成時に有効です。

[-bandcontrol

nic=value

[type=value]

[limit=value

burstlimit=value

burstsize=value], ...]

ネットワーク帯域制御を指定します。

 nic : NIC番号を指定します。

 type : 制御する通信の方向を指定します。

  in / outのいずれかを指定します。

  省略可能です。省略時は、"out" が設定されます。

  Hyper-Vは、"out" のみ設定可能です。

 limit : 上限 [kbits/s] を指定します。

 burstlimit : バースト時上限 [kbits/s] を指定します。

 burstsize : バーストサイズ [kbytes] を指定します。

NICの帯域制御を設定するには、limit、burstlimit、burstsizeに値を指定します。省略することはできません。

無制限に設定するには、limit、burstlimit、burstsizeに "0" を指定します。

省略することはできません。

NICの帯域制御の設定を解除するには、limit、burstlimit、burstsizeは指定しません。

[-systemdisk

size=value

[type=<thin ∣ thick>]

[independent]

[datastoretag=value

datastore]

[share=value]

[reservation=value]

[limit=value]]

システムディスク情報の設定をします。

 size : システムディスクのサイズ (MB) を指定します。

 type : ディスクのタイプを指定します。

  thin / thick のどちらかを指定します。

  省略可能です。省略時は、"thick" が設定されます。

 independent : "independent" と指定することで、ディスクの独立型モードが設定されます。

  VMware環境で有効です。

 datastoretag : データストアのタグを指定します。

 datastore : システムディスクの位置を指定します。

  "datastore" か "datastoretag" の、どちらかを指定します。

  省略可能です。

 share : ディスクのシェア値を指定します。

  ディスクシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。

   VMware : 設定値

   Hyper-V : 設定不可

   Xen : 設定不可

   KVM : 設定不可

  value に、以下の値を指定します。

  省略時は、share=nが設定されます。

   h : 高 (2000)

   n : 標準(1000)

   l : 低 ( 500)

   200-4000 : 手動

   (例: share=h, share=1000)

 reservation : ディスクの予約値 (IOPS) を指定します。

  value に、0以上2147483647以下を指定します。

  Hyper-V環境で有効です。

  (例: reservation=1000)

  省略時は、reservation=0が設定されます。

 limit : ディスクの制限値 (IOPS) を指定します。

  value に、0以上2147483647以下を指定します。

  (例: limit=1500)

  省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。

[-extdisk

size=value

[ctrl=value

[position=value]]

[type=<thin ∣ thick ∣ rdm-p ∣ rdm-v>]

[independent]

[datastoretag=valuedatastore]

[lun]

[share=value]

[reservation=value]

[limit=value], ...]

拡張ディスク情報の設定をします。(複数指定可)

複数指定するときは、"," (カンマ) で区切って、次のディスク情報を指定してください。(6個まで)

 size : ディスクのサイズ (MB) を指定します。

  value に、10 (MB) 以上99999999 (MB) 以下を指定します。

  ディスクのタイプが "rdm-p / rdm-v" いずれかの場合は、1 (GB) 以上10000000 (GB) 以下で、LUNサイズ範囲 (既定値:10) の倍数を指定します。

 ctrl : 拡張ディスクを付けるコントローラを指定します。

  value に、以下を指定します。

   PCIx

   IDEx

   SCSIx

   SATAx

   NVMex

   AutoDetect (自動選択)

   "x" は、バス番号です。

 position : 拡張ディスクを付ける位置を指定します。

  ctrl=AutoDetect時は、指定することはできません。

  拡張ディスクを付けるコントローラ、位置は、仮想基盤によって指定できる値が異なります。

  指定可能な値は、「1.10. 各仮想基盤のコントローラと位置情報」を参照してください。

  value に、以下の値を指定することができます。

   PCIの場合 : 0~31

   IDEの場合 : 0~1

   SCSIの場合 : 0~63

   SATAの場合 : 0~29

   NVMeの場合 : 0~14

 type : ディスクのタイプを指定します。

  thin / thick / rdm-p / rdm-v のいずれかを指定します。

  省略可能です。省略時は、"thick" が設定されます。

   rdm-p:RDM (物理)

   rdm-v:RDM (仮想)

 independent : "independent" と指定することで、ディスクの独立型モードが設定されます。

  VMware環境で有効です。

・ type=thick / thinの場合

 datastoretag : データストアのタグを指定します。

 datastore: 拡張ディスクの位置を指定します。

  "datastore" か "datastoretag" のどちらかを指定します。

  省略可能です。省略時は、システムディスクと同じ位置に作成されます。

・ type=rdm-p / rdm-vの場合

 lun : ターゲットLUN (タグ) を指定します。

 share : ディスクのシェア値を指定します。

  ディスクシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。

   VMware : 設定値

   Hyper-V : 設定不可

   Xen : 設定不可

   KVM : 設定不可

  value に、以下の値を指定します。

  省略時は、share=nが設定されます。

   h : 高 (2000)

   n : 標準(1000)

   l : 低 ( 500)

   200-4000 : 手動

   (例: share=h, share=1000)

 reservation : ディスクの予約値 (IOPS) を指定します。

  valueに、0以上2147483647以下を指定します。

  Hyper-V環境で有効です。

  (例: reservation=1000)

  省略時は、reservation=0が設定されます。

 limit : ディスクの制限値 (IOPS) を指定します。

  value に、0以上2147483647以下を指定します。

  (例: limit=1500)

  省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。

[-delete [cost ∣ cpu ∣ mem ∣ vnet ∣ systemdisk ∣ extdisk]]

設定情報を消去します。

オプション名を指定する場合、オプション名の設定情報を消去します。

その他のオプションとは分けて実行してください。

オプション名を指定しない場合は、プロファイルそのものを消去します。

[注]

[構文例]

>ssc profile create Large -cost 100
>ssc profile create Middle -cpu count=2 share=h
>ssc profile create Small -cpu count=2 share=600 -mem size=1024
 -vnet "VM Network"
>ssc profile create PrivateProfile1 -private -cpu count=1 share=n -mem size=2048
>ssc profile create GyomuProfile1 -private Gyomu -systemdisk type=thin Storage1
 -extdisk size=10240 ctrl=IDE1 position=0 type=thin, size=100 ctrl=AutoDetect
 type=rdm-v 
>ssc profile create Large -delete
>ssc profile create Small -delete cpu