グループで稼動中のホスト、あるいは管理中マシンに対して、電源操作を行います。
[構文]
ssc power-control machine Operation <GroupName [HostName[...]] |
<-name MachineName[...] | -path Path[...] | -uuid UUID[...] | -mac MAC[...] | -sequence SequenceSetting[...]>> [-status < wait | abort >] [-quick]
[-option VmAction [-systemshutdown] [-maintenance [manualreset] [-custom name=value value=value , ...]]
[引数/オプション]
Operation (必須) | 操作内容を指定します。 startup: 起動します。 shutdown: シャットダウンします。 reboot: 再起動します。 suspend: サスペンドにします。(仮想マシンのみ) |
GroupName | 対象グループを指定します。 テナント、カテゴリ、グループ、またはモデルのパスを指定します。 HostNameを指定する場合は、グループを指定してください。 |
[HostName[...]] | 稼動中のホスト名を指定します。 指定したグループに存在しているホストのみ、複数指定することができます。 省略した場合は、対象グループで稼動するすべてのマシンを対象とします。 |
-name MachineName[...] | -path Path[...] | -uuid UUID[...] | -mac MAC[...] | -sequence SequenceSetting[...] | 設定する対象を指定します。 -name、-path、-uuid、-mac、-sequenceは、いずれか1つを指定する必要があります。 指定する対象は、複数指定が可能です。 -name: マシンの名称を指定します。 -path: 対象までのパスを指定します。 ・ 各ビューのマシンまでのパス ビュータイプ (resource:/) は、省略可能です。 [運用] ビューの場合: operations:/Category/Group/Machine [リソース] ビューの場合: resource:/Group/Machine Group/Machine [仮想] ビューの場合: virtual:/VC/DC/VMS/VM ・ [リソース] ビューでのグループ、またはラックのパス resource:/Group/Rack Group/Rack ・ [運用] ビューでのグループのパス operations:/Category/Group -uuid: マシンのUUIDを指定します。 -mac: マシンのプライマリMACアドレスを指定します。 -sequence: 対象の起動順序設定の名前を指定します。 -path指定時、ビューを省略した場合、[リソース] ビューのパスとして扱われます。 パスの指定については、「1.7. Path、および GroupPath指定について」を参照してください。 |
[-status < wait | abort >] | 操作対象とするマシンの状態を指定します。 wait: 実行ステータスが待機中のマシンを対象とします。 abort: 実行ステータスが異常終了のマシンを対象とします。 |
[-quick] | 起動時の確認処理を簡易的に行います。 本オプションを指定しない場合と比べて、短時間で処理が完了します。 VMwareの仮想マシンのみ有効です。 |
[-option VmAction [-systemshutdown] [-maintenance [manualreset] [-custom name=value value=value , ...]] | 仮想マネージャ、データセンタ、または仮想マシンサーバを、シャットダウンまたは再起動したときのオプションを指定します。 VmAction: シャットダウン前の仮想マシンの処理を指定します。 以下が指定可能です。 Shutdown: シャットダウン Failover: VM退避 -systemshutdown: マシンサブ種別にssc、vcenterが設定された仮想マシンを、シャットダウンする場合に指定します。 指定しなかった場合、エラーが発生し操作が失敗します。 マシンサブ種別は、ssc show machineで確認することができます。 詳細については、「2.6.5. マシンの表示(ssc show machine)」を参照してください。 -maintenance [manualreset]: シャットダウン前に、メンテナンスモードにする場合に指定します。 マシンの起動時にメンテナンスモードを維持する場合は、追加でmanualresetを指定します。 -custom name=value value=value , ...: データ退避モードに対するオプションを指定します。 -maintenance 指定時に指定可能です。 オプション名とその値を指定します。(複数指定可) 複数指定するときは、","(カンマ) で区切ってください。(100個まで) name: オプション名を指定します。 value: オプションの値を指定します。 オプション名と値は、以下を指定することができます。 mv.diskmove : noaction、evacuatealldata、ensureaccessibilityを、指定することができます。 noaction: vSphere側の「データの移行なし」となります。 evacuatealldata: vSphere側の「全データの移行」となります。 ensureaccessibility: vSphere側の「アクセシビリティの確保」となります。 |
[注]
-quickオプションによる起動は、電源起動後の完了確認を簡略化して行います。
操作完了後にまだ使用できない状態、もしくは操作自体がエラーになる可能性がありますが、その分短時間で処理が完了します。
[構文例]
[運用] ビューのグループ全体に対して起動
>ssc power-control machine startup Category1
>ssc power-control machine startup Category1/Group1
[運用] ビューの指定ホストに対してシャットダウン
>ssc power-control machine shutdown Category1/Group1 Host01
>ssc power-control machine shutdown Category1/Group1 Host01 Host02 Host03
[リソース] ビューのグループ全体に対して起動(簡易起動)
>ssc power-control machine on -path resource:/VMGroup -quick
指定マシンに対して再起動(マシン名指定)
>ssc power-control machine reboot -name machine1
指定マシンに対して再起動(UUID指定)
>ssc power-control machine reboot -uuid 00B9771D-29BB-DB11-8001-003013B8F50D
指定マシンに対して再起動(MACアドレス指定)
>ssc power-control machine reboot -mac 00:31:13:B8:F6:1D