仮想マシン (OSなし) の作成を行います。
[構文]
ssc vm create -vms VmsName -vmname VMName -cost costValue -cpu count=value [share=value] [reservation=value] [limit=value] -mem size=value [share=value] [reservation=value] [limit=value] -systemdisk size=value datastore [type=<thin | thick>] [independent] [share=value] [reservation=value] [limit=value] [-osname <Name | Code>] [-vnet VirtualNetworkName...] [-bandcontrol nic=value [type=value] [limit=value burstlimit=value burstsize=value], ...] [-extdisk [size=value] [ctrl=value [position=value]] [type=<thin | thick | rdm-p | rdm-v>] [independent] [datastore] [lun] [share=value] [reservation=value] [limit=value], ...] [-iso IsoFile...] [-property name="name" value="value", ...]
[引数/オプション]
-vms VmsName (必須) | 対象となる仮想マシンサーバをフルパスで指定します。 パスの指定については、「1.7. Path、および GroupPath指定について」を参照してください。 |
-vmname VMName (必須) | 仮想マシンに付けるマシン名を指定します。 |
-cost costValue (必須) | コスト値を指定します。 1から1000の範囲で指定します。 |
-cpu count=value [[share=value] [reservation=value] [limit=value]] | CPU数とシェア値、予約値および制限値を指定します。 CPU数は、必ず指定してください。 "=" の前後に、空白を指定することはできません。 count : CPU数を指定します。 value に、1以上9999以下を指定します。 (例: count=2) share : CPU のシェア値を指定します。 CPUシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。 VMware 設定値 * CPU数 Hyper-V 設定値 / 10 Xen 設定値 * 256 / 1000 KVM 設定値 * 1024 / 1000 value に、以下の値を指定します。 省略時は、share=n が設定されます。 he: 最高 (4000) h : 高 (2000) n : 標準 (1000) l : 低 (500) le : 最低 (250) 1-99999 : 手動 (例: share=h、share=30) reservation : CPU の予約値 (MHz) を指定します。 value に、0以上99999以下を指定します。 (例: reservation=1000) 省略時は、reservation=0 が設定されます。 limit : CPU の制限値 (MHz) を指定します。 value に、0以上99999以下を指定します。 (例: limit=1500) 省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。 |
-mem size=value [[share=value] [reservation=value] [limit=value]] | メモリサイズとシェア値、予約値および制限値を指定します。 "=" の前後に、空白を指定することはできません。 size : メモリのサイズ (MB) を指定します。 value に、1 (MB) 以上99999999 (MB) 以下を指定します。 (例: size=512) share : メモリのシェア値を指定します。 メモリシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。 VMware 設定値 * メモリサイズ / 100 Hyper-V 設定値 * 5 Xen 設定不可 KVM 設定不可 value に、以下の値を指定します。 省略時は、share=n が設定されます。 h : 高 (2000) n : 標準 (1000) l : 低 (500) 0-10000 : 手動 (例: share=h、share=30) reservation : メモリの予約値 (MB) を指定します。 value に、0以上99999999以下を指定します。 (例: reservation=2048) 省略時は、reservation=0が設定されます。 limit : メモリの制限値 (MB) を指定します。 value に、0以上99999999以下を指定します。 (例: limit=4096) 省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。 |
-systemdisk size=value datastore [[type=<thin | thick>] [independent] [share=value] [reservation=value] [limit=value]] | システムディスク情報の設定をします。 size : システムディスクのサイズ (MB) を指定します。 datastore : システムディスクの位置を指定します。 type : ディスクのタイプを指定します。 thin / thick のどちらかを指定します。 省略可能です。省略時は、"thick" が設定されます。 independent : "independent" と指定することで、ディスクの独立型モードが設定されます。 VMware環境で有効です。 share : ディスクのシェア値を指定します。 ディスクシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。 VMware 設定値 Hyper-V 設定不可 Xen 設定不可 KVM 設定不可 value に、以下の値を指定します。 省略時は、share=nが設定されます。 h : 高 (2000) n : 標準(1000) l : 低 ( 500) 200-4000 : 手動 (例: share=h、share=1000) reservation : ディスクの予約値 (IOPS) を指定します。 valueに、0以上2147483647以下を指定します。 Hyper-V環境で有効です。 (例: reservation=1000) 省略時は、reservation=0が設定されます。 limit : ディスクの制限値 (IOPS) を指定します。 valueに、0以上2147483647以下を指定します。 (例: limit=1500) 省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。 |
[-osname <Name | Code>] | OS名を指定します。 OS名のコード、またはWebUIに表示されている文字列を指定します。 「1.8. OS一覧、タイムゾーン」を参照してください。 |
[-vnet VirtualNetworkName...] | 仮想ネットワークを指定します。 最大10 (NIC#1からNIC#10まで) 指定することができます。 (空白区切りで指定します。) 記述順に、NIC#1から順に割り当てます。 |
[-bandcontrol nic=value [type=value] [limit=value burstlimit=value burstsize=value], ...] | ネットワーク帯域制御を指定します。 nic : NIC番号を指定します。 type : 制御する通信の方向を指定します。 in / outのいずれかを指定します。 省略可能です。省略時は、"out" が設定されます。 Hyper-Vは、"out" のみ設定可能です。 limit : 上限 [kbits/s] を指定します。 burstlimit : バースト時上限 [kbits/s] を指定します。 burstsize : バーストサイズ [kbytes] を指定します。 NICの帯域制御を設定するには、limit、burstlimit、burstsizeに値を指定します。省略することはできません。 無制限に設定するには、limit、burstlimit、burstsizeに0を指定します。省略することはできません。 NICの帯域制御の設定を解除するには、limit、burstlimit、burstsizeは指定しません。 |
[-extdisk [size=value] [ctrl=value [position=value]] [type=<thin | thick | rdm-p | rdm-v>] [independent] [datastore] [lun] [share=value] [reservation=value] [limit=value] , ...] | 拡張ディスク情報の設定をします。(複数指定可) 複数指定するときは、"," (カンマ) で区切って、次のディスク情報を指定してください。(6個まで) size : ディスクのサイズを指定します。 value に、10 (MB) 以上99999999 (MB) 以下を指定します。 ctrl : 拡張ディスクを付けるコントローラを指定します。 value に、以下を指定します。 PCIx IDEx SCSIx SATAx NVMex AutoDetect (自動選択) "x"は、バス番号です。 position : 拡張ディスクを付ける位置を指定します。 value に、以下の値を指定することができます。 PCIの場合:0~31 IDEの場合:0~1 SCSIの場合:0~63 SATAの場合:0~29 NVMeの場合:0~14 ctrl=AutoDetect時は、指定することはできません。 拡張ディスクを付けるコントローラ、位置は、仮想基盤によって指定できる値が異なります。 指定可能な値は、マニュアルを参照してください。 type : ディスクのタイプを指定します。 thin / thick / rdm-p / rdm-v のいずれかを指定します。 省略可能です。省略時は、"thick" が設定されます。 rdm-p:RDM (物理) rdm-v:RDM (仮想) independent : "independent" と指定することで、ディスクの独立型モードが設定されます。 VMware環境で有効です。 ディスクタイプにRDM (物理) を指定時は、"independent" は指定することはできません。 <*type=thick / thinの場合> datastore: 拡張ディスクの位置を指定します。 <*type=rdm-p / rdm-vの場合> lun : ターゲットLUN (タグ) を指定します。 share : ディスクのシェア値を指定します。 ディスクシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。 VMware 設定値 Hyper-V 設定不可 Xen 設定不可 KVM 設定不可 value に、以下の値を指定します。 省略時は、share=nが設定されます。 h : 高 (2000) n : 標準(1000) l : 低 ( 500) 200-4000 : 手動 (例: share=h、share=1000) reservation : ディスクの予約値 (IOPS) を指定します。 valueに、0以上2147483647以下を指定します。 Hyper-V環境で有効です。 (例: reservation=1000) 省略時は、reservation=0が設定されます。 limit : ディスクの制限値 (IOPS) を指定します。 valueに、0以上2147483647以下を指定します。 (例: limit=1500) 省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。 |
[-iso IsoFile...] | 仮想マシンにマウントするISOファイルを指定します。 |
[-property name="name" value="value", ...] | 仮想マシンに反映させる構成パラメータ設定のパラメータ名とその値を指定します。(複数指定可) 複数指定するときは、"," (カンマ) で区切って、次のパラメータ名と値を指定してください。(100個まで) name : パラメータ名を、「" "」(二重引用符) で囲んで指定します。 value : パラメータの値を、「" "」(二重引用符) で囲んで指定します。 指定可能なパラメータ名と値の詳細は、「SigmaSystemCenterリファレンスガイド」の「4.3.11. 仮想化基盤別の固有設定(構成パラメータ設定)」を参照してください。 |
[構文例]
>ssc vm create -vms virtual:/VC/DataCenter/VMServer -vmname vm -cost 10 -cpu count=2 -mem size=1024 -systemdisk size=4000 datastore -osname 40 -iso "[datastore] ISO/Windows7.iso"
>ssc vm create -vms virtual:/VC/DataCenter/VMServer -vmname vm -cost 10 -cpu count=2 share=h reservation=1000 limit=1500 -mem size=1024 share=h reservation=1024 limit=1024 -systemdisk size=4000 datastore type=thin -osname 40 -vnet "VM Network" -iso "[datastore] ISO/Windows7.iso"
>ssc vm create -vms virtual:/VC/DataCenter/VMServer -vmname vm -cost 10 -cpu count=2 -mem size=2048 -systemdisk size=40960 datastore -property name="vm.vcpu.cores-per-socket" value="2", name="vm.vnic.device" value="vmxnet3"