DeploymentManagerは、SigmaSystemCenterの製品の1つで、管理対象マシンに対するバックアップ・リストア、ソフトウェア配布、イメージ展開、電源制御で使用します。
管理対象マシンの登録に関して、DeploymentManager観点で考慮すべきポイントは、以下のとおりです。後述の図も参照してください。
物理マシン
ブートコンフィグ(vIO)運用以外の利用の場合は、DeploymentManagerは、SigmaSystemCenterにおける管理対象マシンの登録機能として使用します。本利用方法の場合は、DeploymentManagerの使用は必須です。
ブートコンフィグ(vIO)運用の場合、SigmaSystemCenterへのマシン登録と連動して、DeploymentManagerに自動登録することが可能です。
仮想マシンサーバ
DeploymentManagerの機能を利用する場合は、DeploymentManagerに管理対象マシンを登録する必要があります。
仮想マシン
DeploymentManagerの機能を利用する場合は、DeploymentManagerに管理対象マシンを登録する必要があります。
SigmaSystemCenterから仮想マシン作成を行ったときに連動して、DeploymentManagerに自動登録することが可能です。
上記のとおり、物理マシン以外は、利用する機能により、DeploymentManagerに管理対象マシンを登録すべきかどうかが変わります。
次の表で、管理対象マシンの種類別に、DeploymentManagerの使用により実現しているSigmaSystemCenterの機能について説明します。
利用する機能がある場合は、DeploymentManagerへの管理対象マシンの登録の作業を実施する必要があります。
また、DeploymentManagerへの管理対象マシンの登録だけでなく、SigmaSystemCenterにDeploymentManagerのサブシステムの登録も別途必要です。
対象マシン | DeploymentManagerにより実現されているSigmaSystemCenterの機能 | 管理対象マシンの登録について | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
種類 | 詳細 | マシンの発見・登録 | イメージ展開(*1) | イメージ復元(*2) | 起動(Wake On LAN)(*3) | シャットダウン・再起動(*3) | アプリケーション/パッチ配布(*4) | ファイル配信・実行(*5) | 仮想マシンサーバ構築(*6) | |
物理マシン | ブートコンフィグ(vIO)運用以外 (Windows/Linux) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| SigmaSystemCenterに管理対象マシンを登録するために、最初にDeploymentManagerに管理対象マシンの登録を行う必要があります。そのため、DeploymentManagerの利用、およびDeploymentManagerへの管理対象マシンの登録は、必須です。 管理対象マシンの登録については、「1.2.2. [リソース]ビューへの登録 - 物理マシン(ブートコンフィグ(vIO) 運用でない場合)」を参照してください。 |
ブートコンフィグ(vIO)運用 (Windows/Linux) |
| ○ | ○ |
| ○ | ○ | ○ |
|
使用する機能がある場合は、DeploymentManagerに管理対象マシンの登録が必要です。 SigmaSystemCenterへの管理対象マシンの登録時に、連動してDeploymentManagerに自動的に登録を行うことが可能です。 管理対象マシンの登録については、「1.2.3. [リソース]ビューへの登録 - 物理マシン(ブートコンフィグ(vIO) 運用の場合)」を参照してください。 | |
仮想マシンサーバ | VMware |
|
|
| ○ |
|
|
| ○ |
使用する機能がある場合は、DeploymentManagerに管理対象マシンの登録が必要です。 SigmaSystemCenterへの管理対象マシンの登録とは別に、DeploymentManagerへの管理対象マシンの登録の作業を行う必要があります。 管理対象マシンの登録については、「1.2.4. [リソース]ビューと[仮想]ビューへの登録 - 仮想マシンサーバ(ブートコンフィグ(vIO) 運用でない場合)」、「1.2.5. [リソース]ビューと[仮想]ビューへの登録 - 仮想マシンサーバ(ブートコンフィグ(vIO) 運用の場合)」を参照してください。
|
Hyper-V |
|
| ○ | ○ | ○ | ○ |
|
| ||
KVM |
|
| ○ | ○ | ○ | ○ |
|
| ||
仮想マシン | VMware |
| △ | ○ |
| △ | ○ |
|
|
使用する機能がある場合は、DeploymentManagerに管理対象マシンの登録が必要です。 SigmaSystemCenterへの管理対象マシンの登録とは別に、DeploymentManagerへの管理対象マシンの登録の作業を行う必要があります。 「1.2.7. [リソース]ビューと[仮想]ビューへの登録 - 仮想マシン(作成済みの仮想マシンを登録する場合)」を参照してください。 以下のいずれかの方法で登録してください。
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Hyper-V |
| ○ | ○ |
| △ | ○ | ○ |
| ||
KVM |
| ○ | ○ |
| △ | ○ | ○ |
|
○ .. 利用可能 △ .. メインでないが利用可能
(*1) DeploymentManagerのディスク複製OSインストール機能を使用します。「1.4. イメージ展開について」を参照してください。
(*2) DeploymentManagerのバックアップ/リストアの機能を使用します。「1.5. イメージ復元について」を参照してください。
(*3) DeploymentManagerの管理対象マシンに対するWake On LAN送信や、DPMクライアント経由のOSシャットダウン・再起動の機能を使用します。「1.8. 電源制御について」を参照してください。
(*4) DeploymentManagerのサービスパック/HotFix/Linux パッチファイル/アプリケーション/一括ファイル配置のパッケージ実行の機能を使用します。「1.6.1. アプリケーション/パッチ配布」を参照してください。
(*5) DeploymentManagerのファイル配信・実行の機能を使用します。「1.3.9. ファイル配信」を参照してください。
(*6) DeploymentManagerのOSクリアインストールの機能を使用します。「SigmaSystemCenter 仮想マシンサーバ(ESXi)プロビジョニングソリューションガイド」を参照してください。