本節では、電源制御を行うことが可能な複数の外部製品や内部機能別の動作の詳細について、以下のとおり、説明します。
DeploymentManagerの製品機能を利用します。
電源OnはマジックパケットによるWake On LANで行います。
DPMサーバからマジックパケットと呼ばれるパケットを起動させたいマシンに送信することで、マシンの電源を投入することができます。
シャットダウンや再起動は管理対象マシンにインストールされているDPMクライアントを利用します。
DPM経由での電源制御を行うためには、DPM上に管理対象マシンが登録されている必要があります。
起動
DPMサーバからマジックパケットをブロードキャストし、管理対象マシンを電源Onします。別セグメントの管理対象マシンに対してはダイレクトブロードキャストを使用します。電源起動後、OSの起動が確認できるまで待ち合わせを行います。OSの起動確認後は、一定時間待機後に処理を完了します。
BMC経由の電源制御が有効な場合は、DPM経由の電源制御の実行優先度は下がります。DPM経由による電源Onは、BMC経由の電源制御が失敗した場合に実行されます。
仮想マシンに対するDPM経由による電源Onは仮想マシンがWOLに対応していないため実行されません。(DPMのWebコンソールを使用すれば仮想マシンに対し電源Onの操作を行うことが可能です。ただし、エラーになります。)
シャットダウン
管理対象マシン上で動作しているDPMクライアント(※1)にDPMサーバから指示を出してOSのシャットダウンを行います。シャットダウン後、BMC経由の電源制御を使用してマシンの電源状態がOffになるまで処理の完了を待ち合わせます。BMC経由の電源制御でマシンの電源状態を取得できない場合は一定時間待機後に処理を終了します。
DPM経由のシャットダウンに失敗した場合には、続けてBMC経由のACPIシャットダウンが実行されます。(※2)
管理対象マシンが仮想マシン、仮想マシンサーバの場合、仮想化基盤製品経由の電源制御が優先されます。仮想化基盤製品経由での処理が失敗した場合、DPM経由の電源制御が実行されます。
※1 VMware ESXiなど管理対象マシンにDPMクライアントがインストールすることができない環境ではDPM経由でシャットダウンを行うことはできません。
※2 ただし、DPM経由のシャットダウン操作自体がタイムアウトした場合には、BMC経由のACPIシャットダウンは実行されません。
再起動
管理対象マシン上で動作するDPMクライアント(※1)に管理サーバから指示を出してOSの再起動を行います。再起動後、OSの起動が確認できるまで待ち合わせを行い、OSの起動確認後に処理を完了します。OSの動作確認後は、一定時間待機後に処理を完了します。
管理対象マシンが仮想マシン、仮想マシンサーバの場合、仮想化基盤製品経由の電源制御が優先されます。仮想化基盤製品経由での処理が失敗した場合、DPM経由の電源制御が実行されます。
※1 VMware ESXiなど管理対象マシンにDPMクライアントがインストールすることができない環境ではDPM経由で再起動を行うことはできません。
Out-of-Band Management (以降、OOBと記載します) による電源管理機能を利用します。本機能は、マシンに搭載されたEXPRESSSCOPEエンジン、またはiLO (一般的にはBMC (ベースボードマネージメントコントローラ) と呼ばれる管理チップです。以降、BMCと記述します) を利用し、OSの動作状態に依存せず、リモート上のマシン操作を行うことができます。
BMC経由の電源制御は仮想マシンに対して、実行することはできません。本機能を利用するためには、管理対象マシンの管理LAN用ポートに管理LANを接続しておく必要があります。
その他、管理サーバから管理対象マシンのBMCに接続し制御するためのIPアドレス、アカウント、パスワードをSigmaSystemCenterに設定しておく必要があります。
SigmaSystemCenterへのアカウントの設定方法の詳細は、「SigmaSystemCenter コンフィグレーションガイド」の「3.10. Out-of-Band (OOB) Managementを利用するための事前設定を行う」、および「4.10.6 [アカウント情報] タブを設定するには」を参照してください。
起動
管理サーバから、管理対象マシンの電源をBMC経由で投入します。電源起動後、DPM経由でOS起動状態を確認し、OSの起動が確認できるまで待ち合わせを行います。OSの起動確認後は、一定時間待機後に処理を完了します。
DPM経由の電源制御でOSの起動状態を確認できない場合は一定時間待機後に処理を終了します。
上記のDPM経由の電源Onより優先度が高く、設定が登録されている場合は、通常、BMC経由で実行されます。本操作が失敗した場合、DPM経由の起動が実行されます。
電源On
管理サーバから、管理対象マシンのBMC経由で電源を投入します。電源On操作の場合は、起動操作と異なり、電源投入後、OSの起動完了まで待ち合わせを行わずに処理を終了します。
通常、OSはまだ起動していない状態で処理が完了するので、操作完了後、管理対象マシンは、まだ使用できない状態の可能性が考えられます。操作後に管理対象マシンに対して何らかの作業を行う場合は注意してください。
上記理由により、通常の操作メニューからは実行できないようになっていて、保守操作からのみ、電源Onを実行できます。
強制OFF
管理サーバから、管理対象マシンのBMC経由で電源をオフします。電源Off後、マシンの電源状態がOffになるまで処理の完了を待ち合わせます。
本操作は、OSのシャットダウンは行わず、ハードウェア的に電源Offするため、ディスクが壊れたりするなどの危険性が考えられるので、通常運用では使用しないでください。
上記理由により、通常の操作メニューからは実行できないようになっており、保守操作からのみ、強制OFFを実行できます。
また、ポリシーの診断アクション「マシン診断・強制OFF」で、管理対象マシンが障害と診断された場合、本操作が実行されます。
リセット
管理サーバから、管理対象マシンのBMC経由でリセットを実行します。リセット操作の場合は、再起動操作と異なり、電源投入後、OSの起動完了まで待ち合わせを行わずに処理を終了します。
通常、OSはまだ起動していない状態で処理が完了するので、操作完了後、管理対象マシンは、まだ使用できない状態の可能性が考えられます。操作後に管理対象マシンに対して何らかの作業を行う場合は注意してください。
また、本操作は、OSの再起動は行わず、ハードウェア的にリセットするため、ディスクが壊れたりするなどの危険性が考えられるので、通常運用では使用しないでください。
上記理由により、通常の再起動操作メニューからはBMC経由のリセットは実行されないようになっています。保守操作からのみ、リセットを実行できます。
パワーサイクル
管理サーバから管理対象マシンのBMC経由でパワーサイクルを実行します。通常、OSはまだ起動していない状態で処理が完了するので、操作完了後、管理対象マシンは、まだ使用できない状態の可能性が考えられます。操作後に管理対象マシンに対して何らかの作業を行う場合は注意してください。
また、本操作は、OSのシャットダウンは行わず、ハードウェア的に電源オフとオンを行うため、ディスクが壊れたりするなどの危険性が考えられますので、通常運用では使用しないでください。
上記の理由により、通常の [操作] メニューからは実行できないようになっており、保守操作からのみ、パワーサイクルを実行できます。
ACPIシャットダウン
管理サーバから管理対象マシンのBMC経由でACPIシャットダウンを実行します。
本操作実行時の動作は、管理対象マシンのOSの設定に依存します。
OS設定が行われていない場合、正しくシャットダウンすることができませんので、注意してください。
OSの設定については、「SigmaSystemCenter コンフィグレーションガイド」の「3.10.5. ACPIシャットダウンを有効にするには」を参照してください。
上記理由により、通常の [操作] メニューからは実行できないようになっており、保守操作からのみACPIシャットダウンを実行できます。
VMwareやHyper-Vなどの仮想化基盤製品の電源制御機能を利用して仮想マシン、仮想マシンサーバの電源制御を行います。
仮想マシンサーバの制御については、シャットダウンと再起動のみ実行できます。
仮想マシンの強制OFFやリセットについては、上記のBMC経由の制御は行われず、仮想化基盤製品経由で実行することができます。
仮想化基盤製品経由での電源制御を行うためには、仮想化基盤製品上に管理対象マシンが登録されている必要があります。
起動
仮想化基盤製品経由で、仮想マシンの電源Onを行います。電源起動後、OSの起動が確認できるまで待ち合わせを行います。OSの起動確認後は、一定時間待機後に処理を完了します。
仮想マシンサーバについては、仮想化基盤製品経由で本操作は実行できないため、DPM経由かBMC経由の電源操作で実行されます。
また、仮想マシンサーバの場合、次の条件が有効な場合、起動が終わった後、前回自動停止した仮想マシンサーバ下の仮想マシンに対して自動的に起動を行います。
運用グループの設定で[VMサーバシャットダウン時に自動停止されたVMを起動する]のチェックがオンの場合
マシン起動
[仮想]ビュー上で仮想マネージャまたはデータセンタに対して行う操作です。
仮想マネージャまたはデータセンタ管理下のすべての仮想マシンサーバの起動を行います。VMware環境とHyper-Vクラスタ環境でのみ利用可能です。「1.8.9. VMware環境での管理サーバVMを含む仮想マネージャ/データセンタ単位の一括停止と起動について」を参照してください。
電源On
仮想化基盤製品経由で、仮想マシンの電源Onを行います。電源On操作の場合は、起動操作と異なり、電源投入後、OSの起動完了まで待ち合わせを行わずに処理を終了します。
通常、OSはまだ起動していない状態で処理が完了するので、管理対象マシンはまだ、使用できない状態の可能性が考えられます。操作後に管理対象マシンに対して何らかの作業を行う場合は注意してください。
保守操作からのみ、電源Onを実行できます。
仮想マシンサーバについては、仮想化基盤製品経由で本操作は実行できないため、BMC経由の電源操作で実行されます。
クイック起動
クイック起動を実行することで、通常より高速に、仮想マシンの電源Onを実行することができます。クイック起動はssc power-control machine startupコマンドの-quickオプションで実行することができます。Webコンソールから実行することはできません。
クイック起動は、電源起動後のOS起動確認を簡略化して行いますので、操作完了後にまだ使用できない状態であったり、続けて行われる操作自体がエラーになったりする可能性が通常の起動操作より高くなりますが、その分、短時間に処理が完了します。
対象マシンがVMwareの仮想マシンに対してのみ、クイック起動を実行できます。
シャットダウン
仮想化基盤製品経由で、仮想マシン、または仮想マシンサーバのシャットダウンを行います。
仮想マシンの場合、シャットダウン後、マシンの電源状態がOffになるまで処理の完了を待ち合わせます。
仮想マシンサーバの場合、シャットダウン後、BMC経由の電源制御を使用してマシンの電源状態がOffになるまで処理の完了を待ち合わせます。
BMC経由の電源制御でマシンの電源状態を取得できない場合は一定時間待機後に処理を終了します。
仮想化基盤製品経由でシャットダウン操作が失敗した場合、続けてDPM経由のシャットダウンが実行されます。DPM経由のシャットダウンにも失敗した場合には、最終的にBMC経由のACPIシャットダウンが実行されます。※1、※2
※1 ただし、DPM経由のシャットダウン操作自体がタイムアウトした場合には、BMC経由のACPIシャットダウンは実行されません。
※2 仮想マシンに対しては、BMC経由のACPIシャットダウンは実行されません。
仮想マシンサーバへのシャットダウンでは、以下のとおり、関連する他の処理も実行されます。
VMware環境
仮想マシンサーバ(VMware ESXi)へのシャットダウン時 、仮想マシンサーバのメンテナンスモードの設定、仮想マシンサーバ上で起動中の仮想マシンに対するシャットダウンまたはVM退避、vSANクラスタのデータ移行モードを指定することができます。
ESXiスタンドアローン環境の場合、Webコンソールから管理サーバVMが動作する仮想マシンサーバに対するシャットダウン時に仮想マシンに対するシャットダウンなどを行うことができません。sscコマンドから行う場合は可能です。
操作対象がvSANクラスタを構成する仮想マシンサーバ(VMware ESXi)の場合は、メンテナンスモードの設定を指定してください。「4.3.20. vSAN(Virtual SAN)機能」の「(3)シャットダウンや再起動に関する注意事項」を参照してください。
また、操作対象がvSANクラスタかつSigmaSystemCenterの管理サーバVMが含まれる場合は、次回の起動の際、注意が必要です。「1.8.9. VMware環境での管理サーバVMを含む仮想マネージャ/データセンタ単位の一括停止と起動について」を参照してください。
Hyper-Vクラスタ環境
仮想マシンサーバへのシャットダウン時 、仮想マシンサーバ上で起動中の仮想マシンに対するシャットダウンを行います。
また、全仮想マシンサーバを一括してシャットダウンするときは、マシンシャットダウンの操作が必要です。マシンシャットダウンの操作の場合は、仮想マシンサーバに対するメンテナンスモードの設定も可能です。「1.8.8. Hyper-Vクラスタ環境での全仮想マシンサーバの停止/起動について」を参照してください。
VMware環境以外
仮想マシンサーバのシャットダウン時、仮想マシンサーバ上で起動中の仮想マシンは、シャットダウンされます。
マシンシャットダウン
[仮想]ビュー上で仮想マネージャまたはデータセンタに対して行う操作です。
仮想マネージャまたはデータセンタ管理下のすべての仮想マシンサーバのシャットダウンを行います。VMware環境とHyper-Vクラスタ環境でのみ利用可能です。「1.8.9. VMware環境での管理サーバVMを含む仮想マネージャ/データセンタ単位の一括停止と起動について」を参照してください。
強制OFF
仮想化基盤製品経由で、仮想マシンに対してのみ、強制OFFが実行できます。強制OFF後、マシンの電源状態がオフになるまで処理の完了を待ち合わせます。仮想マシンサーバは、上記のBMC経由の電源操作で実行されます。強制OFFは、保守メニューからの操作で実行します。
再起動
仮想化基盤製品経由で、仮想マシン、または仮想マシンサーバの再起動を行います。再起動後、OSの起動が確認できるまで待ち合わせを行い、OSとの疎通を確認後に処理を完了します。OSとの疎通後は、一定時間待機後に処理を完了します。
仮想マシンの場合、仮想化基盤製品経由で再起動が失敗すると、続けて仮想化基盤製品経由でリセットを行います。リセットが失敗すると、DPM経由の再起動が実行されます。
仮想マシンサーバへの再起動時、仮想マシンサーバ上で起動中の仮想マシンがある場合の動作は、製品別に異なります。
VMware
起動中の仮想マシンがあると、仮想マシンサーバの再起動操作は実行されず、エラーで終了します。この後のDPM経由の電源制御も実行されません。
Hyper-V
次の条件を満たす場合、仮想マシンサーバの再起動操作は実行されず、エラーで終了します。この後のDPM経由の電源制御も実行されません。
Hyper-Vクラスタ:起動中の仮想マシンがある場合
Hyper-V単体:[自動開始アクション]が[何もしない]に設定された起動中仮想マシンが存在する場合
KVM
仮想化基盤製品経由による再起動は、仮想マシン、仮想マシンサーバ共にサポートしておりません。DPMやBMC経由、または電源制御シーケンスのシャットダウンと電源オンの組み合わせにより実行します。
リセット
仮想化基盤製品経由では、仮想マシンに対してのみ、リセットが実行できます。
仮想マシンサーバの場合は、仮想化基盤製品経由では、リセットは実行できないため、上記のBMC経由の電源操作で実行されます。
通常、リセットは、保守操作からの操作で実行します。保守操作のリセットを実行した場合は、再起動操作と異なり、電源投入後、OSの起動完了まで、待ち合わせを行わずに処理を終了します。通常、OSはまだ起動していない状態で処理が完了するので、操作完了後、管理対象マシンは、まだ使用できない状態の可能性が考えられます。操作後に管理対象マシンに対して何らかの作業を行う場合は注意してください。
クイック再起動
クイック再起動を実行することで、通常より高速に、仮想マシンの再起動をすることができます。クイック再起動はpvmutlコマンドの/qオプションで実行することができます。Webコンソールから実行することはできません。
クイック再起動は、電源起動後のOS起動確認を簡略化して行いますので、操作完了後にまだ使用できない状態、もしくは操作自体がエラーになる可能性が通常の再起動操作より高くなりますが、その分、短時間に処理が完了します。
対象マシンがVMwareの仮想マシンに対してのみ、クイック再起動を実行できます。
サスペンド
仮想化基盤製品経由で、仮想マシンのサスペンドを行います。
仮想環境の種類別の電源制御で使用する製品・コンポーネントは以下のとおりです。
vCenter Server環境
仮想マネージャとして登録されているvCenter Serverを使用して、電源操作を行います。SigmaSystemCenterがvCenter Serverに接続できない場合は、操作対象の仮想マシンサーバ(ESXi)、あるいは操作対象の仮想マシンが動作する仮想マシンサーバ(ESXi)を使用して、電源操作を行います。
Hyper-Vクラスタ環境
操作対象の仮想マシンサーバ、あるいは操作対象の仮想マシンが所属するHyper-Vのクラスタサーバを使用して電源制御を行います。
Hyper-V単体環境
操作対象の仮想マシンサーバ、あるいは操作対象の仮想マシンが動作する仮想マシンサーバ上のHyper-V を使用して電源操作を行います。
スタンドアロンESXi環境
操作対象の仮想マシンサーバ(ESXi)、あるいは操作対象の仮想マシンが動作する仮想マシンサーバ(ESXi)を使用して、電源操作を行います。
パブリッククラウド基盤が提供するAPIを利用して、パブリッククラウドマシンの電源制御を行います。
パブリッククラウドマシンの制御については、各パブリッククラウド基盤が提供する操作のみ実行できます。
起動
パブリッククラウド基盤のAPI経由で、管理対象マシンの電源Onを行います。電源起動後、OSが起動したと判断できるまで待ち合わせを行います。OSが起動したと判断した後は、一定時間待機後に処理を完了します。
電源On
パブリッククラウド基盤のAPI経由で、管理対象マシンの電源Onを行います。電源On操作の場合は、起動操作と異なり、電源投入後、OSの起動完了まで待ち合わせを行わずに処理を終了します。
通常、OSはまだ起動していない状態で処理が完了するので、管理対象マシンはまだ、使用できない状態の可能性が考えられます。操作後に管理対象マシンに対して何らかの作業を行う場合は注意してください。
保守操作からのみ、電源Onを実行できます。
シャットダウン
パブリッククラウド基盤のAPI経由で、管理対象マシンのシャットダウンを行います。
シャットダウン後、管理対象マシンの電源がOffになるまで処理の完了を待ち合わせます。
強制OFF
パブリッククラウド基盤のAPI経由で、管理対象マシンの強制OFFを行います。
強制OFF後、管理対象マシンの電源がOffになるまで処理の完了を待ち合わせます。
再起動
パブリッククラウド基盤のAPI経由で、管理対象マシンの再起動を行います。
再起動後、OSが起動したと判断できるまで待ち合わせを行います。OSが起動したと判断した後は、一定時間待機後に処理を完了します。
リセット
パブリッククラウド基盤のAPI経由で、管理対象マシンのリセットを行います。
通常、リセットは、保守操作からの操作で実行します。保守操作のリセットを実行した場合は、再起動操作と異なり、電源投入後、OSの起動完了まで、待ち合わせを行わずに処理を終了します。通常、OSはまだ起動していない状態で処理が完了するので、操作完了後、管理対象マシンは、まだ使用できない状態の可能性が考えられます。操作後に管理対象マシンに対して何らかの作業を行う場合は注意してください。