3. ユーザ管理

3.1. ユーザ管理の概要

3.1.1. 運用管理ユーザの条件

運用管理ユーザは、必ず以下の条件を満たす必要があります。運用管理ユーザの認証レルムをadmin-realmから変更することはできません。

統合運用管理ツール、運用管理コンソールからドメインにログインするためには、運用管理ユーザはloginグループに所属する必要がありますが、Fileレルムのadmin-realmを認証レルムとして指定した時点で自動的にloginグループに所属します。 V9以前のように、運用管理ユーザはotxadminグループに所属しなければならないという条件はありません。

3.1.2. デフォルトユーザ

ドメイン作成時には、3つのデフォルトユーザ(admin、viewer、system、guest)が作成されます。これら4つのアカウントの詳細は以下の通りです。

デフォルトユーザ一覧
ユーザ名 所属グループ 認証レルム名 概要
admin otxadmin, login admin-realm 運用管理ユーザ
WebOTXドメインの設定を変更・閲覧することができる。
既定のパスワード: adminadmin
viewer login admin-realm 運用管理ユーザ
WebOTXドメインの設定を閲覧することができるが、変更はできない。インストール時は無効化されている。
既定のパスワード: adminadmin
system otxadmin admin-realm 運用管理ユーザ
WebOTX内部で使用するユーザのため、ユーザが利用することはできない。
guest anonymous file アプリケーション向けユーザ
JMSを利用するアプリケーションで、JMSサーバとのコネクション生成時に使用する。

admin、viewerの初期パスワードはadminadminです。セキュリティ強化のため、初期パスワードは直ちに変更することをお勧めします。systemは、WebOTX内部で使用するため、変更しないでください。