ExceptionListインタフェース |
例外を表すタイプコードのリストを管理するための擬似オブジェクトインタフェースです。
4.4.1.10. CORBA::ExceptionListクラス |
例外を表すタイプコードのリストを管理するためのクラスです。
動的起動インタフェース(DII)でユーザ例外を受け取るときに使用します。
例外リストのインスタンスは、CORBA::ORB::create_exception_list関数で作成します。CORBA::Requestオブジェクトが保持している例外リストは、CORBA::Request::exceptions関数で取り出せます。
count | 例外リストの長さを得る |
add | 例外リストに例外を追加する |
add_consume | 例外リストに例外を追加する |
item | 例外リストの指定した位置の例外を得る |
remove | 例外リストから指定した位置の例外を削除する |
CORBA::ExceptionList::count - 例外リストの長さを得る
#include <orb.h> CORBA::ULong CORBA::ExceptionList::count( CORBA::Environment& env = Ob_default_environment() );
例外リストの長さを返します。
例外リストの長さを返します。
CORBA標準例外がthrowされます。
CORBA::ExceptionList::add - 例外リストに例外を追加する
#include <orb.h> void CORBA::ExceptionList::add( CORBA::TypeCode_ptr tc, CORBA::Environment& env = Ob_default_environment() );
例外リストに例外を表すタイプコードtcのコピーを追加します。
ありません。
CORBA標準例外がthrowされます。
CORBA::ExceptionList::add_consume - 例外リストに例外を追加する
#include <orb.h> void CORBA::ExceptionList::add_consume( CORBA::TypeCode_ptr tc, CORBA::Environment& env = Ob_default_environment() );
例外リストに例外を表すタイプコードtcを追加します。tcは例外リストが削除されると同時に削除されます。
ありません。
CORBA標準例外がthrowされます。
CORBA::ExceptionList::item - 例外リストの指定した位置の例外を得る
#include <orb.h> CORBA::TypeCode_ptr CORBA::ExceptionList::item( CORBA::ULong index, CORBA::Environment& env = Ob_default_environment() );
例外リストのindex番目の例外を表すタイプコードを返します。例外リストの先頭は0です。
indexには0から[例外リストの長さ-1]までの値を指定します。
例外リストのindex番目の例外を表すタイプコードを返します。
CORBA標準例外がthrowされます。
戻り値を削除してはいけません。
CORBA::ExceptionList::remove - 例外リストから指定した位置の例外を削除する
#include <orb.h> CORBA::Status CORBA::ExceptionList::remove( CORBA::ULong index, CORBA::Environment& env = Ob_default_environment() );
index番目の例外を例外リストから削除します。例外リストの先頭は0です。
indexには0から[例外リストの長さ-1]までの値を指定します。
削除に成功した場合はCORBA::Status_Successを返します。それ以外はCORBA::Status_Failedを返します。
戻り値にCORBA::Status_Failedが返ります。また、CORBA標準例外がthrowされます。