ORBインタフェース

ORBインタフェースは、オブジェクトリファレンスの表現の変換、各種擬似オブジェクトやクラスインスタンスの作成など、汎用的な機能を提供する擬似オブジェクトインタフェースです。


 
4.4.1.3. CORBA::ORBクラス

CORBA::ORBクラスは、オブジェクトリファレンスの表現を変換したり、各種擬似オブジェクトを作成するなど、汎用的な機能を提供します。

さらに、Object Broker独自の機能として、各種動作環境の設定や設定値の獲得などいくつかの機能を提供しています。

list_initial_services 初期サービス名一覧を取得する
resolve_initial_references 初期サービスのオブジェクトリファレンスを取得する
object_to_string オブジェクトリファレンスを文字列表現に変換する
string_to_object オブジェクトリファレンスをバイナリ表現に変換する
create_list NVList擬似オブジェクトを作成する
create_operation_list オペレーションの引数リストを作成する
create_named_value NamedValue擬似オブジェクトを作成する
create_exception_list 例外リストを作成する
create_context_list コンテキストリストを作成する
get_default_context デフォルトのコンテキストオブジェクトを獲得する
create_environment Environment擬似オブジェクトを作成する
send_multiple_requests_oneway 応答を要求しない複数のリクエストを送信する
send_multiple_requests_deferred 応答を要求する複数のリクエストを送信する
poll_next_response 複数送信されたリクエストに対する応答が到着しているかを調べる
get_next_response 複数送信されたリクエストに対する応答を1つ受け取る
work_pending メインスレッドで処理すべきリクエストがあるかどうかを調べる
perform_work リクエストの処理を行う
run リクエスト処理ループを実行する
shutdown ORBに終了を通知する

create_struct_tc IDL struct型のタイプコードを作成する
create_union_tc IDL union型のタイプコードを作成する
create_enum_tc IDL enum型のタイプコードを作成する
create_alias_tc IDL typedef型のタイプコードを作成する
create_exception_tc IDL exceptionのタイプコードを作成する
create_interface_tc IDL interfaceのタイプコードを作成する
create_string_tc IDL string型のタイプコードを作成する
create_wstring_tc IDL wstring型のタイプコードを作成する
create_sequence_tc IDL sequence型のタイプコードを作成する
create_recursive_sequence_tc リカーシブシーケンスを表すタイプコードを作成する
create_array_tc IDL 配列型のタイプコードを作成する
create_fixed_tc IDL fixed型のタイプコードを作成する
create_value_tc IDL valuetype型のタイプコードを作成する
create_value_box_tc IDL valuetype型(boxed valuetype)のタイプコードを作成する
create_native_tc IDL native型のタイプコードを作成する
create_abstract_interface_tc IDL abstract interface型のタイプコードを作成する
create_recursive_tc 再帰的に使用される型を表すタイプコードを作成する

__get_tsident TSIdentification擬似オブジェクトを取得する
__server_path_name サーバパス名設定値を取り出す
__server_path_name(const char*) サーバパス名を設定する
__implementation_name インプリメンテーション名設定値を取り出す
__implementation_name(const char*) インプリメンテーション名を設定する
__server_port サーバポート番号設定値を取り出す
__server_port(CORBA::UShort) サーバポート番号を設定する
__server_activation_policy 活性化方針設定値を取り出す
__server_activation_policy(Obi::ActPolicyType) 活性化方針を設定する

__server_hostname サーバホスト名設定値を取り出す
__server_hostname(const char*) サーバホスト名を設定する
__process_request_timeout 呼び出しタイムアウトの設定値を取り出す(プロセス単位)
__process_request_timeout(CORBA::ULong) 呼び出しタイムアウト値を設定する(プロセス単位)
__request_timeout 呼び出しタイムアウトの設定値を取り出す(スレッド単位)
__request_timeout(CORBA::ULong) 呼び出しタイムアウト値を設定する(スレッド単位)
__reuse_socket ソケット再利用設定値を取り出す
__reuse_socket(CORBA::Boolean) ソケット再利用に関する設定をする
__server_argument サーバプロセス自動起動時の引数設定値を取り出す
__server_argument(const CORBA::ORB::arg_list&) サーバプロセス自動起動時の引数を設定する
__server_argument_index 自動起動情報引数の位置設定を取り出す
__server_argument_index(CORBA::ULong) 自動起動情報引数の位置を設定する
__use_IR インタフェースリポジトリ利用に関する設定値を取り出す
__use_IR(CORBA::Boolean) インタフェースリポジトリ利用に関する情報を設定する
__server_request_timeout サーバでのリクエストタイムアウト値を取り出す
__server_request_timeout(CORBA::ULong) サーバでのリクエストタイムアウト値を設定する

__server_thread_policy スレッド処理方針を得る
__server_thread_policy(Ob_ThreadPolicy) スレッド処理方針を設定する
__server_thread_number プールスレッド数を得る
__server_thread_number(CORBA::ULong) プールスレッド数を設定する

__native_code_set string型のネイティブコードセットの設定値を取り出す
__native_code_set(const char*) string型のネイティブコードセットを設定する
__native_code_set_w wchar/wstring型のネイティブコードセットの設定値を取り出す
__native_code_set_w(const char*) wchar/wstring型のネイティブコードセットを設定する
__conversion_code_sets string型のコンバージョンコードセットの設定値を取り出す
__conversion_code_sets(const Ob_StringSeq&) string型のコンバージョンコードセットを設定する
__conversion_code_sets_w wchar/wstring型のコンバージョンコードセットの設定値を取り出す
__conversion_code_sets_w(const Ob_StringSeq&) wchar/wstring型のコンバージョンコードセットを設定する

__set_connection_reuse_policy(CORBA::Object_ptr,const char*) コネクション制御ポリシーを設定したIORを持つリファレンスを新規に作成する
__set_connection_reuse_policy(IOP_IOR&,const char*) IORにコネクション制御ポリシーを設定する

register_value_factory ValueFactoryを登録する
unregister_value_factory ValueFactoryの登録を削除する
lookup_value_factory 登録されているValueFactoryを検索する

※ このほかにもObject Broker独自のメソッドとして、サーバを多重化するためのメソッドがあります。


名前

CORBA::ORB::list_initial_services - 初期サービス名一覧を取得する

形式

機能説明

初期サービス名のリストが返ります。これらの名前はresolve_initial_referencesに指定することにより、初期サービスのオブジェクトリファレンスを得ることができます。 Object Brokerでは常に、名前サービスの名前"NameService"、インタフェースリポジトリの名前"InterfaceRepository"、ルートPOAの名前"RootPOA"およびPortableServer::Currentのインスタンスの名前"POACurrent"が返ります。

CORBA::ORB_initに渡された引数のうち、"-ORBInitRef"で指定された初期サービスオブジェクトがあった場合は、初期サービス名のリストに追加されます。

戻り値

初期サービス名のリストが返ります。

エラー

CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::ORB::resolve_initial_references,

CORBA::ORB_init,


名前

CORBA::ORB::resolve_initial_references

- 初期サービスのオブジェクトリファレンスを取得する

形式

機能説明

oidで指定されたサービスのオブジェクトリファレンスを取得します。たとえば、名前サービスのときはルートコンテキストのオブジェクトリファレンス、インタフェースリポジトリのときはリポジトリのオブジェクトリファレンスが返ります。

oidに指定する名前は、CORBA::ORB::list_initial_servicesで取り出します。

oidに"NameService"または"InterfaceRepository"が指定された場合は、下記の順番で検索されます。

  1. CORBA::ORB_initに渡された引数のうち、"-ORBInitRef"で指定された初期サービスオブジェクト
  2. CORBA::ORB_initに渡された引数のうち、"-ORBDefaultInitRef"で指定されたURLで補完したもので表される初期サービスオブジェクト
  3. 設定で指定されたホスト上の初期サービスオブジェクト
  4. ローカルホスト上の初期サービスオブジェクト
  5. サブネットブロードキャストして探した初期サービスオブジェクト

戻り値

指定されたサービスのオブジェクトリファレンスが返ります。

エラー

CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::ORB::list_initial_services,

CORBA::ORB_init,


名前

CORBA::ORB::object_to_string

- オブジェクトリファレンスを文字列表現に変換する

形式

機能説明

CORBA::ORB::object_to_stringはobjで指定されたバイナリ表現のオブジェクトリファレンスをIOR形式の文字列表現に変換します。

オブジェクトリファレンスをホスト間でやりとりするときは、ホストアーキテクチャに依存しない文字列表現で行われます。また、クライアントやサーバのプログラム中では、バイナリ表現で使用されます。たとえば、オブジェクトリファレンスを永続的なデータとして保存したいとき、object_to_stringでオブジェクトリファレンスを文字列表現に変換したものをファイルに書き出しておくということができます。

戻り値

文字列表現のオブジェクトリファレンスが返ります。

エラー

CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::ORB_init, CORBA::ORB::string_to_object


名前

CORBA::ORB::string_to_object

- オブジェクトリファレンスをバイナリ表現に変換する

形式

機能説明

CORBA::ORB::string_to_objectはstrで指定された文字列表現のオブジェクトリファレンスをバイナリ表現に変換します。

文字列表現のオブジェクトリファレンスにはIOR形式、iioploc URL形式、iiopname URL形式、corbaloc URL形式、corbaname URL形式があります。

オブジェクトリファレンスをホスト間でやりとりするときは、ホストアーキテクチャに依存しない文字列表現で行われます。また、クライアントやサーバのプログラム中では、バイナリ表現で使用されます。これらの相互変換には、CORBA::ORB::object_to_stringとCORBA::ORB::string_to_objectを使います。これらを使って、あらかじめファイルに保存しておいた文字列表現のオブジェクトリファレンスを、プログラムの実行時に読み出してバイナリ表現に復元させることができます。

戻り値

バイナリ表現のオブジェクトリファレンスが返ります。

エラー

CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::ORB_init, CORBA::ORB::object_to_string,


名前

CORBA::ORB::create_list - NVList擬似オブジェクトを作成する

形式

機能説明

NVList疑似オブジェクトを作成して返します。NVListは動的起動インタフェース(DII)や動的スケルトンインタフェース(DSI)で、オペレーションの引数リスト、コンテキストのプロパティリストを表現するために使われます。

count引数には要素の数を指定します。

作成されたNVList擬似オブジェクトはout引数new_listに返されます。

戻り値

正常終了したときはCORBA::Status_Successが返ります。

異常終了したときはCORBA::Status_Failedが返ります。

エラー

CORBA::Status_Failedが返り、CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

動的起動インタフェース(DII), 動的スケルトンインタフェース(DSI),

引数リストを表すインターフェース


名前

CORBA::ORB::create_operation_list - オペレーションの引数リストを作成する

形式

機能説明

インタフェースリポジトリに登録されたインタフェースから、オペレーションの引数リストを作成します。作成されたNVListは動的起動インタフェース(DII)や動的スケルトンインタフェース(DSI)の引数リストとして使われます。

operには、引数リストを作成したいオペレーションの、インタフェースリポジトリ上のオブジェクトリファレンスを指定します。

作成されたNVList擬似オブジェクトはout引数new_listに返されます。

(例) 例外処理は省略します

戻り値

正常終了したときはCORBA::Status_Successが返ります。

異常終了したときはCORBA::Status_Failedが返ります。

エラー

CORBA::Status_Failedが返り、CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

動的起動インタフェース(DII), 動的スケルトンインタフェース(DSI),

引数リストを表すインターフェース


名前

CORBA::ORB::create_named_value - NamedValue擬似オブジェクトを作成する

形式

機能説明

NamedValue疑似オブジェクトを作成します。これは、動的起動インタフェース(DII)や動的スケルトンインタフェース(DSI)で、オペレーションの引数や戻り値、コンテキストのプロパティを表現するときに使われます。

作成されたNamedValue疑似オブジェクトはout引数nvに返ります。

戻り値

正常終了したときはCORBA::Status_Successが返ります。

異常終了したときはCORBA::Status_Failedが返ります。

エラー

CORBA::Status_Failedが返り、CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

動的起動インタフェース(DII), 動的スケルトンインタフェース(DSI),

引数リストを表すインタフェース


名前

CORBA::ORB::create_exception_list - 例外リストを作成する

形式

機能説明

例外リストを表現するCORBA::ExceptionListのインスタンスを生成します。例外リストは、動的起動インタフェース(DII)で、オペレーションが受けることのできるユーザ例外を意味します。

作成されたExceptionList疑似オブジェクトはout引数exceptsに返ります。

(例) 例外処理は省略します

戻り値

正常終了したときはCORBA::Status_Successが返ります。

異常終了したときはCORBA::Status_Failedが返ります。

エラー

CORBA::Status_Failedが返り、CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

動的起動インタフェース(DII), 引数リストを表すインタフェース


名前

CORBA::ORB::create_context_list - コンテキストリストを作成する

形式

機能説明

コンテキストリストを表現するCORBA::ContextListインスタンスを生成します。コンテキストリストは、動的起動インタフェース(DII)で、オペレーションが指定できるコンテキストを意味します。

作成されたContextList疑似オブジェクトはout引数contextsに返ります。

(例) 例外処理は省略します

戻り値

正常終了したときはCORBA::Status_Successが返ります。

異常終了したときはCORBA::Status_Failedが返ります。

エラー

CORBA::Status_Failedが返り、CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

動的起動インタフェース(DII), 引数リストを表すインタフェース


名前

CORBA::ORB::get_default_context

- デフォルトのコンテキストオブジェクトを獲得する

形式

機能説明

get_default_contextを用いるとデフォルトのコンテキストオブジェクトを獲得できます。

獲得したコンテキストオブジェクトはout引数ctxに返されます。

コンテキストオブジェクトは動的起動インタフェース(DII)で使われます。

戻り値

正常終了したときはCORBA::Status_Successが返ります。

異常終了したときはCORBA::Status_Failedが返ります。

エラー

CORBA::Status_Failedが返り、CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

動的起動インタフェース(DII), Contextインタフェース


名前

CORBA::ORB::create_environment - Environment擬似オブジェクトを作成する

形式

機能説明

Environment擬似オブジェクトを作成します。

作成されたEnvironment疑似オブジェクトはout引数newenvに返ります。

戻り値

正常終了したときはCORBA::Status_Successが返ります。

異常終了したときはCORBA::Status_Failedが返ります。

エラー

CORBA::Status_Failedが返り、CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

動的起動インタフェース(DII), Environmentインタフェース,

引数リストを表すインタフェース


名前

CORBA::ORB::send_multiple_requests_oneway

- 応答を要求しない複数のリクエストを送信する

形式

機能説明

rsで指定したリクエストを応答を要求しないリクエストとして送信します。send_multiple_requests_onewayはサーバ側のオペレーションの終了を待たずに呼び出しを返します。

戻り値

送信に成功したときはCORBA::Status_Successが返ります。

送信に失敗したときはCORBA::Status_Failedが返ります。

エラー

CORBA::Status_Failedが返り、CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::ORB::poll_next_response,

CORBA::ORB::send_multiple_requests_deferred,

CORBA::ORB::get_next_response


名前

CORBA::ORB::send_multiple_requests_deferred

- 応答を要求する複数のリクエストを送信する

形式

機能説明

rsで指定した複数のリクエストを応答を要求するリクエストとして送信します。 send_multiple_requests_deferredはオペレーションの終了を待たずに呼び出しを返します。オペレーションの終了を把握するためにはget_next_responseかpoll_next_responseオペレーションを使います。

戻り値

送信に成功したときはCORBA::Status_Successが返ります。

送信に失敗したときはCORBA::Status_Failedが返ります。

エラー

CORBA::Status_Failedが返り、CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::ORB::send_multiple_requests_oneway,

CORBA::ORB::poll_next_response,

CORBA::ORB::get_next_response


名前

CORBA::ORB::poll_next_response

- 複数送信されたリクエストに対する応答が到着しているかを調べる

形式

機能説明

複数送信されたリクエストの応答が1つ以上到着しているかを調べます。

戻り値

1: 1つ以上の応答が到着している

0: 応答が1つもない

エラー

CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::ORB::send_multiple_requests_oneway,

CORBA::ORB::send_multiple_requests_deferred,

CORBA::ORB::get_next_response


名前

CORBA::ORB::get_next_response

- 複数送信されたリクエストに対する応答を1つ受け取る

形式

機能説明

複数送信されたリクエストの応答のうちの1つを受け取ります。応答が到着していないときは受け取れるまで待つか、タイムアウトの指定がされているときはタイムアウトするまで待ちます。 タイムアウトの設定については、 [ アプリケーション開発ガイド(CORBA) > 1. CORBA アプリケーション > 1.2. プログラミング・開発ガイド > 1.2.2. Object Broker > 1.2.2.6. Object Broker C++の機能 > タイムアウトの設定方法] を参照してください。

戻り値

受信に成功したときはCORBA::Status_Successが返ります。

受信に失敗したときはCORBA::Status_Failedが返ります。

エラー

CORBA::Status_Failedが返り、CORBA標準例外がthrowされます。

関連項目

CORBA::ORB::send_multiple_requests_oneway,

CORBA::ORB::send_multiple_requests_deferred,

CORBA::ORB::poll_next_response,

CORBA::ORB::__process_request_timeout(CORBA::ULong),

CORBA::ORB::__request_timeout(CORBA::ULong)


名前

CORBA::ORB::work_pending

- メインスレッドで処理すべきリクエストがあるかどうかを調べる

形式

機能説明

サーバがメインスレッドで処理すべきリクエストが到着しているかどうかを調べます。サーバのスレッド処理方針により、動作は以下のように異なります。

  • シングルスレッドの場合
  • マルチスレッドの場合
  • CORBA::ORB::shutdown()を呼び出したあとは常に0を返します。

    戻り値

    サーバがメインスレッドで処理すべきリクエストが到着していた場合には1を、そうでなければ0を返します。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::perform_work,

    CORBA::ORB::run,

    CORBA::ORB::shutdown,

    PortableServer::ThreadPolicyクラス,


    名前

    CORBA::ORB::perform_work

    - リクエストの処理を行う

    形式

    機能説明

    CORBA::ORB::work_pendingが1を返した後、メインスレッドで呼び出すとリクエストの処理を行います。サーバのスレッド処理方針により、動作は以下のように異なります。

  • シングルスレッドの場合
  • マルチスレッドの場合
  • CORBA::ORB::work_pendingが0を返したときやメインスレッド以外で呼び出されたときは、何もしません。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::work_pending,

    CORBA::ORB::run,

    CORBA::ORB::shutdown,

    PortableServer::ThreadPolicyクラス,


    名前

    CORBA::ORB::run

    - リクエスト処理ループを実行する

    形式

    機能説明

    このオペレーションは、メインスレッドから呼ばれた場合、クライアントからのリクエストを処理するループを実行します。CORBA::ORB::shutdownオペレーションが 呼ばれるとループを抜け、このオペレーションは返ります。

    メインスレッド以外から呼ばれた場合には、CORBA::ORB::shutdownオペレーションが呼ばれるまで待ち合わせを行います。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::work_pending,

    CORBA::ORB::perform_work,

    CORBA::ORB::shutdown,


    名前

    CORBA::ORB::shutdown

    - ORBに終了を通知する

    形式

    機能説明

    ORBに終了を通知します。このとき、サーバプロセス内のすべてのPOAマネージャに対してPortableServer::POAManager::deactivateオペレーションを呼び出します。deactivateオペレーションの第1引数には1、第2引数にはwait_for_completionの値が渡されます。

    wait_for_completionパラメータが1のとき、このオペレーションはすべてのORBの処理(リクエスト処理、オブジェクトの非活性化、オブジェクトアダプタの処理)が完了するまで待ちます。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::work_pending,

    CORBA::ORB::perform_work,

    CORBA::ORB::run,

    PortableServer::POAManager::deactivate,


    名前

    CORBA::ORB::create_struct_tc

    - IDL struct型のタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    IDL struct型のタイプコードを作成します。

    idにはリポジトリIDを指定します。リポジトリIDとは、IDL型を識別するための識別子で、IDLで定義した型のリポジトリIDはIDLコンパイラによってつけられます。IDL struct型のリポジトリIDはインタフェースリポジトリのid関数によって得ることができます。

    nameにはIDL struct型の型名を指定します。

    membersにはIDL struct型のメンバの情報を指定します。

    IDL struct型のメンバの情報はCORBA::StructMember構造体のシーケンスで表されます。CORBA::StructMember構造体は以下のように定義されています。

    (例)

    戻り値

    構造体を表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型, インタフェースリポジトリ


    名前

    CORBA::ORB::create_union_tc

    - IDL union型のタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    create_union_tcを用いると共用体を表すTypeCode擬似オブジェクトを作成できます。

    idにはリポジトリIDを指定します。リポジトリIDとは、IDL型を識別するための識別子で、IDLで定義した型のリポジトリIDはIDLコンパイラによってつけられます。IDL union型のリポジトリIDはインタフェースリポジトリのid関数によって得ることができます。

    nameにはIDL union型の型名を指定します。

    discriminator_typeにはIDL unionの判別子の型を表すタイプコードを指定します。

    IDLシンタックスに基づき、discriminator_typeに指定できるタイプコードは、kindがtk_short, tk_ushort, tk_long, tk_ulong, tk_boolean, tk_char, tk_enumのものだけです。それ以外のタイプコードを指定したときの動作は保証しません。

    membersにはIDL union型のメンバの情報を指定します。

    IDL union型のメンバの情報はCORBA::UnionMember構造体のシーケンスで表します。CORBA::UnionMember構造体は以下のように定義されています。

    (例)

    戻り値

    共用体を表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型, インタフェースリポジトリ


    名前

    CORBA::ORB::create_enum_tc

    - IDL enum型のタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    列挙型を表すタイプコードを作成します。

    idにはリポジトリIDを指定します。リポジトリIDとは、IDL型を識別するための識別子で、IDLで定義した型のリポジトリIDはIDLコンパイラによってつけられます。IDL enum型のリポジトリIDはインタフェースリポジトリのid関数によって得ることができます。

    nameにはIDL enum型の型名を指定します。

    membersは列挙型を構成するメンバを表す文字列のシーケンスです。

    戻り値

    列挙型を表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::create_alias_tc

    - IDL typedef型のタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    typedefされた型を表すタイプコードを作成できます。

    IDL typedef型のタイプコードを作成します。

    idにはリポジトリIDを指定します。リポジトリIDとは、IDL型を識別するための識別子で、IDLで定義した型のリポジトリIDはIDLコンパイラによってつけられます。IDL typedef型のリポジトリIDはインタフェースリポジトリのid関数によって得ることができます。

    nameには、作成するtypedefされた型の名前を指定します。

    original_typeはtypedefされた型の元の型を表すタイプコードです。

    戻り値

    typedefされた型を表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::create_exception_tc

    - IDL exceptionのタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    例外を表すタイプコードを作成します。

    idにはリポジトリIDを指定します。リポジトリIDとは、IDL型を識別するための識別子で、IDLで定義した型のリポジトリIDはIDLコンパイラによってつけられます。

    nameにはIDL exception型の型名を指定します。

    membersにはIDL exception型のメンバの情報を指定します。

    IDL exception型のメンバの情報はCORBA::StructMember構造体のシーケンスで表します。CORBA::StructMember構造体は以下のように定義されています。

    戻り値

    例外を表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::create_interface_tc

    - IDL interfaceのタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    インタフェースを表すタイプコードを作成できます。

    idにはリポジトリIDを指定します。リポジトリIDとは、IDL型を識別するための識別子で、IDLで定義した型のリポジトリIDはIDLコンパイラによってつけられます。IDL interface型のリポジトリIDはインタフェースリポジトリのid関数によって得ることができます。

    nameにはインタフェース名を指定します。

    戻り値

    インタフェースを表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::create_string_tc

    - IDL string型のタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    文字列を表すタイプコードを作成します。

    boundには、固定長文字列の限界長を指定します。boundに0を指定したときは可変長文字列をあらわします。また、可変長文字列のタイプコードはget_primitive_tcでも得られます。

    戻り値

    文字列を表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::create_wstring_tc

    - IDL wstring型のタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    ワイド文字列を表すタイプコードを作成します。

    boundには、固定長文字列の限界長を指定します。boundに0を指定したときは可変長文字列をあらわします。また、可変長文字列のタイプコードはget_primitive_tcでも得られます。

    戻り値

    ワイド文字列を表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::create_sequence_tc

    - IDL sequence型のタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    シーケンスを表すタイプコードを作成します。

    boundは作成するシーケンスの長さを示します。boundが0だと可変長、正の数だと固定長になります。

    element_typeは作成するシーケンスの型を表すタイプコードです。

    戻り値

    シーケンスを表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::create_recursive_sequence_tc

    - リカーシブシーケンスを表すタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    リカーシブシーケンスを表すタイプコードを作成します。

    Object Brokerでは実装されていません。

    戻り値

    常に0が返ります。

    エラー

    常にCORBA::NO_IMPLEMENT例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::create_array_tc

    - IDL 配列型のタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    配列を表すタイプコードを作成します。

    lengthは作成する配列の長さを示します。

    element_typeは作成する配列の型を示すタイプコードです。

    戻り値

    配列を表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::create_fixed_tc

    - IDL fixed型のタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    IDL fixed型を表すタイプコードを作成します。

    digitsは全体の桁数を示します。

    scaleは小数点の位置を示します。

    戻り値

    fixed型を表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::create_value_tc

    - IDL valuetype型のタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    IDL valuetype型を表すタイプコードを作成します。

    idは、リポジトリIDを指定します。リポジトリIDとは、IDL型を識別するための識別子で、 IDLで定義した型のリポジトリIDはIDLコンパイラによってつけられます。

    nameはvaluetype名を指定します。

    type_modifierはvaluetypeの修飾子を指定します。
    指定できる値は以下の通りです。

    concrete_baseは基底型のvaluetypeのTypeCodeを指定します。

    membersはvaluetypeのメンバを表すValueMember構造体のシーケンスを指定します。

    戻り値

    IDL valuetype型を表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::create_value_box_tc

    - IDL valuetype型(boxed valuetype)のタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    IDL valuetype型(boxed valuetype)を表すタイプコードを作成します。

    idは、リポジトリIDを指定します。リポジトリIDとは、IDL型を識別するための識別子で、 IDLで定義した型のリポジトリIDはIDLコンパイラによってつけられます。

    nameはvaluetype名を指定します。

    boxed_typeは保持する値の型を表すTypeCodeを指定します。

    戻り値

    IDL valuetype型(boxed valuetype)を表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::create_native_tc

    - IDL native型のタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    IDL native型を表すタイプコードを作成できます。

    idにはリポジトリIDを指定します。リポジトリIDとは、IDL型を識別するための識別子で、IDLで定義した型のリポジトリIDは IDLコンパイラによってつけられます。

    nameにはインタフェース名を指定します。

    戻り値

    IDL native型を表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::create_abstract_interface_tc

    - IDL abstract interfaceを表すタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    IDL abstract interfaceを表すタイプコードを作成できます。

    idにはリポジトリIDを指定します。リポジトリIDとは、IDL型を識別するための識別子で、IDLで定義した型のリポジトリIDは IDLコンパイラによってつけられます。

    nameにはインタフェース名を指定します。

    戻り値

    IDL abstract interfaceを表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::create_recursive_tc

    - 再帰的に使用される型を表すタイプコードを作成する

    形式

    機能説明

    再帰的に使用される型を表すタイプコードを作成できます。

    idには、再帰的に使用される型のリポジトリIDを指定します。

    戻り値

    再帰的に使用される型を表すタイプコードが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    TypeCodeインタフェース, IDL any型


    名前

    CORBA::ORB::__get_tsident

    - TSIdentification擬似オブジェクトを取得する

    形式

    機能説明

    __get_tsidentを用いるとCORBA::TSIdentification擬似オブジェクトが取得できます。CORBA::TSIdentification擬似オブジェクトはCosTSPortability::SenderおよびCosTSPortability::Receiver擬似オブジェクトをORBライブラリに通知するために使われます。

    戻り値

    CORBA::TSIdentification擬似オブジェクトが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CosTSPortability::Sender::sending_request,

    CosTSPortability::Sender::received_reply,

    CosTSPortability::Receiver::received_request,

    CosTSPortability::Receiver::sending_reply


    名前

    CORBA::ORB::__server_path_name - サーバパス名設定値を取り出す

    形式

    機能説明

    現在設定されているサーバプログラムの実行ファイルパス名を返します。

    戻り値

    現在設定されているサーバプログラム実行ファイルパス名が返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_path_name(const char*)


    名前

    CORBA::ORB::__server_path_name(const char*) - サーバパス名を設定する

    形式

    機能説明

    オブジェクトに含まれるサーバ情報のうち、サーバプログラムの実行ファイルパス名を設定します。

    設定する場合は、CORBA::ORB::resolve_initial_referencesメソッドでルートPOAを取得する前に行ってください。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_path_name


    名前

    CORBA::ORB::__implementation_name

    - インプリメンテーション名設定値を取り出す

    形式

    機能説明

    現在設定されているサーバのインプリメンテーション名を返します。

    戻り値

    現在設定されているインプリメンテーション名が返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__implementation_name(const char*)


    名前

    CORBA::ORB::__implementation_name(const char*)

    - インプリメンテーション名を設定する

    形式

    機能説明

    オブジェクトに含まれるサーバ情報のうち、インプリメンテーション名を設定します。

    設定する場合は、CORBA::ORB::resolve_initial_referencesメソッドでルートPOAを取得する前に行ってください。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__implementation_name


    名前

    CORBA::ORB::__server_port - サーバポート番号設定値を取り出す

    形式

    機能説明

    現在設定されているサーバポート番号を返します。

    戻り値

    現在設定されているサーバポート番号が返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_port(CORBA::UShort)


    名前

    CORBA::ORB::__server_port(CORBA::UShort) - サーバポート番号を設定する

    形式

    機能説明

    オブジェクトに含まれるサーバ情報のうち、ポート番号を設定します。

    設定する場合は、CORBA::ORB::resolve_initial_referencesメソッドでルートPOAを取得する前に行ってください。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_port


    名前

    CORBA::ORB::__server_activation_policy - 活性化方針設定値を取り出す

    形式

    機能説明

    現在設定されているサーバプログラムの活性化方針を返します。活性化方針としては、下記の種類があります。

    Obi::SharedServer 共有サーバ
    Obi::UnsharedServer 非共有サーバ
    Obi::PersistentServer 永続サーバ
    Obi::ServerPerMethod メソッドごとのサーバ

    戻り値

    現在設定されている活性化方針が返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_activation_policy(Obi::ActPolicyType)


    名前

    CORBA::ORB::__server_activation_policy(Obi::ActPolicyType)

    - 活性化方針を設定する

    形式

    機能説明

    オブジェクトに含まれるサーバ情報のうち、サーバプログラムの活性化方針を設定します。活性化方針(pol)としては、下記のいずれかを指定します。

    Obi::SharedServer 共有サーバ
    Obi::UnsharedServer 非共有サーバ
    Obi::PersistentServer 永続サーバ
    Obi::ServerPerMethod メソッドごとのサーバ

    設定する場合は、CORBA::ORB::resolve_initial_referencesメソッドでルートPOAを取得する前に行ってください。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_activation_policy


    名前

    CORBA::ORB::__server_hostname - サーバホスト名設定値を取り出す

    形式

    機能説明

    現在設定されているサーバホスト名設定値を返します。

    戻り値

    サーバホスト名設定値が返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_hostname(const char*)


    名前

    CORBA::ORB::__server_hostname(const char*)

    - サーバホスト名を設定する

    形式

    機能説明

    オブジェクトに含まれるサーバ情報のうち、サーバホスト名を設定します。

    設定する場合は、CORBA::ORB::resolve_initial_referencesメソッドでルートPOAを取得する前に行ってください。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_hostname


    名前

    CORBA::ORB::__process_request_timeout

    - 呼び出しタイムアウトの設定値を取り出す(プロセス単位)

    形式

    機能説明

    現在のプロセス単位のメソッド呼び出しと応答にかかる最大待ち時間(秒)の設定値を返します。

    戻り値

    プロセス単位のメソッド呼び出しと応答にかかる最大待ち時間が返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__process_request_timeout(CORBA::ULong)


    名前

    CORBA::ORB::__process_request_timeout(CORBA::ULong)

    - 呼び出しタイムアウト値を設定する(プロセス単位)

    形式

    機能説明

    プロセス単位のメソッド呼び出しと応答にかかる最大待ち時間(秒)を正の整数値で設定します。0を設定すると、応答が返るまで待ち続けます。

    __process_request_timeoutの設定は

    1. オブジェクト呼び出しを、過去に一度もしていない。
    2. __request_timeout(取り出し/設定のいずれも)を呼び出していない。

    条件を満たすときのみ有効です。

    呼び出しのタイムアウトに関する優先順位は以下のとおりです。

    設定値はより優先度の高い方法で再度変更することができます。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__process_request_timeout


    名前

    CORBA::ORB::__request_timeout

    - 呼び出しタイムアウトの設定値を取り出す(スレッド単位)

    形式

    機能説明

    現在のスレッド単位のメソッド呼び出しと応答にかかる最大待ち時間(秒)の設定値を返します。

    戻り値

    スレッド単位のメソッド呼び出しと応答にかかる最大待ち時間が返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__request_timeout(CORBA::ULong)


    名前

    CORBA::ORB::__request_timeout(CORBA::ULong)

    - 呼び出しタイムアウト値を設定する(スレッド単位)

    形式

    機能説明

    スレッド単位のメソッド呼び出しと応答にかかる最大待ち時間(秒)を正の整数値で設定します。0を設定すると、応答が返るまで待ち続けます。

    呼び出しのタイムアウトに関する優先順位は以下のとおりです。

    設定値はより優先度の高い方法で再度変更することができます。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__request_timeout


    名前

    CORBA::ORB::__reuse_socket - ソケット再利用設定値を取り出す

    形式

    機能説明

    現在のソケット再利用に関する設定値を返します。戻り値が1であれば、同一サーバプロセスに対して過去に呼び出しに使われたソケットが再利用されます。

    戻り値

    現在のソケット再利用に関する設定値が返ります。

    1 : ソケットを再利用する

    0 : ソケットを再利用しない

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__reuse_socket(CORBA::Boolean)


    名前

    CORBA::ORB::__reuse_socket(CORBA::Boolean)

    - ソケット再利用に関する設定をする

    形式

    機能説明

    ソケット再利用に関する設定を行います。reuse_socketには下記のいずれかの値を設定します。

    1 : ソケットを再利用する

    0 : ソケットを再利用しない

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__reuse_socket


    名前

    CORBA::ORB::__server_argument

    - サーバプロセス自動起動時の引数設定値を取り出す

    形式

    機能説明

    スケルトンクラスのコンストラクタを用いた暗黙のオブジェクト生成で使われるサーバ情報のうち、サーバ起動時引数の設定値を返します。サーバ起動時引数の設定値はCORBA::String型のシーケンスです。

    スケルトンクラスのクラス名はIDL定義によって変化します。

    戻り値

    起動時引数の設定値が返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_argument(const CORBA::ORB::arg_list&)


    名前

    CORBA::ORB::__server_argument(const CORBA::ORB::arg_list&)

    - サーバプロセス自動起動時の引数を設定する

    形式

    機能説明

    スケルトンクラスのコンストラクタを用いた暗黙のオブジェクト生成で使われるサーバ情報のうち、サーバ起動時引数を設定します。サーバ自動起動時引数の設定値はCORBA::String型のシーケンスをarg_listに設定します。

    スケルトンクラスのクラス名はIDL定義によって変化します。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_argument


    名前

    CORBA::ORB::__server_argument_index

    - 自動起動情報引数の位置設定を取り出す

    形式

    機能説明

    スケルトンクラスのコンストラクタを用いた暗黙のオブジェクト生成で使われるサーバ情報のうち、ORBが活性化情報を渡すのに使う引数の位置の設定値を返します。

    スケルトンクラスのクラス名はIDL定義によって変化します。

    戻り値

    起動時引数の設定値が返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_argument_index(CORBA::ULong)


    名前

    CORBA::ORB::__server_argument_index(CORBA::ULong)

    - 自動起動情報引数の位置を設定する

    形式

    機能説明

    スケルトンクラスのコンストラクタを用いた暗黙のオブジェクト生成で使われるサーバ情報のうち、ORBが活性化情報を渡すのに使う引数の位置を設定します。

    スケルトンクラスのクラス名はIDL定義によって変化します。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_argument_index


    名前

    CORBA::ORB::__use_IR - インタフェースリポジトリ利用に関する設定値を取り出す

    形式

    機能説明

    インタフェースリポジトリ使用に関する設定値を返します。戻り値が1であれば、CORBA::Object::_get_interfaceはインタフェースリポジトリ内のCORBA::InterfaceDefオブジェクトを返します。0であれば擬似オブジェクトを返します。

    戻り値

    現在のインタフェースリポジトリ利用に関する設定値が返ります。

    1 : インタフェースリポジトリを利用する

    0 : インタフェースリポジトリを利用しない

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__use_IR(CORBA::Boolean),

    CORBA::Object::_get_interface


    名前

    CORBA::ORB::__use_IR(CORBA::Boolean)

    - インタフェースリポジトリ利用に関する情報を設定する

    形式

    機能説明

    インタフェースリポジトリ利用に関する設定を行います。use_irには以下のいずれかの値を設定します。

    1 : インタフェースリポジトリを利用する

    0 : インタフェースリポジトリを利用しない

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__use_IR


    名前

    CORBA::ORB::__server_request_timeout

    - サーバでのリクエストタイムアウト値を取り出す

    形式

    機能説明

    イベント処理でクライアントからのリクエストを待ち、応答を送り終えるまでの最大待ち時間(秒)の現在設定値を取り出します。

    戻り値

    クライアントからのリクエストを待ち、応答を送り終えるまでの最大待ち時間の現在値が返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_request_timeout(CORBA::ULong)


    名前

    CORBA::ORB::__server_request_timeout(CORBA::ULong)

    - サーバでのリクエストタイムアウト値を設定する

    形式

    機能説明

    クライアントからのリクエストを待ち、応答を送り終えるまでの最大待ち時間をtmoで指定した秒数に設定します。tmoは正の整数です。0を設定するとクライアントからのリクエストを受信し、応答の送信が終わるまで待ち続けます。設定した値はプロセス単位で有効になります。

    サーバでのリクエストタイムアウトに関する優先順位は以下のとおりです。

    ServerRequestTimeout(設定)で変更したタイムアウト値は、__server_request_timeoutを用いて再度変更することができます。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_request_timeout


    名前

    CORBA::ORB::__server_thread_policy

    - スレッド処理方針を得る

    形式

    機能説明

    このサーバプロセスのスレッド処理方針を得ます。スレッド処理方針を表わすOb_ThreadPolicyは以下のような列挙値です。

    戻り値

    このサーバプロセスのスレッド処理方針が返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_thread_policy(Ob_ThreadPolicy)


    名前

    CORBA::ORB::__server_thread_policy(Ob_ThreadPolicy)

    - スレッド処理方針を設定する

    形式

    機能説明

    このサーバプロセスのスレッド処理方針をpolに変更します。スレッド処理方針を表わすOb_ThreadPolicyは以下のような列挙値です。

    サーバプロセスのスレッド処理方針を設定する場合は、CORBA::ORB::runメソッドおよびCORBA::ORB::work_pendingメソッドを呼び出す前に行ってください。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_thread_policy


    名前

    CORBA::ORB::__server_thread_number

    - プールスレッド数を得る

    形式

    機能説明

    このサーバプロセスの現在のプールスレッド数設定値を得ます。

    戻り値

    現在のプールスレッド数設定値が返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_thread_number(CORBA::ULong)


    名前

    CORBA::ORB::__server_thread_number(CORBA::ULong)

    - プールスレッド数を設定する

    形式

    機能説明

    このサーバプロセスのプールスレッド数をtnumに変更します。プールスレッドは、サーバプロセスのスレッド処理方針がOb_thr_poolのときだけ生成されます。それ以外の方針の場合は無視されます。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__server_thread_number


    名前

    CORBA::ORB::__native_code_set

    - string型のネイティブコードセットの設定値を取り出す

    形式

    機能説明

    IDLのstring型で使用されるネイティブコードセットの設定値を返します。

    戻り値

    ネイティブコードセットが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__native_code_set(const char*)

    注意

    コードセットを使用するためには、GIOPおよびIIOPのバージョンを1.1以上に設定する必要があります。詳しくは、 [ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.10. Object Broker > 1.10.3. WebOTX Object Broker C++ における環境設定 ] の表1.10.3.1-8を参照してください。


    名前

    CORBA::ORB::__native_code_set(const char*)

    - string型のネイティブコードセットを設定する

    形式

    機能説明

    IDLのstring型で使用されるネイティブコードセットを設定します。

    __native_code_set関数で指定した値は、環境変数などによる設定より優先されます。

    Object Brokerで利用可能なコードセットは以下のとおりです。

    設定名(string) 説明
    OSF_SJIS1 OSF Japanese SJIS-1
    JIS_eucJP JIS eucJP:1993; Japanese EUC
    ISO8859_1 ISO 8859-1:1987; Latin Alphabet No. 1
    ISO646 1991 IRV (International Reference Version)

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__native_code_set

    注意

    設定はCORBA::ORB_init関数呼び出し直後に行ってください。途中で変更した場合の動作は不定です。

    設定はプロセス単位で有効です。スレッド毎に変更することはできません。

    文字列は大文字小文字を区別します。また、不正な文字を指定した場合は無視されます。

    コードセットを使用するためには、GIOPおよびIIOPのバージョンを1.1以上に設定する必要があります。詳しくは、 [ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.10. Object Broker > 1.10.3. WebOTX Object Broker C++ における環境設定 ] の表1.10.3.1-8を参照してください。


    名前

    CORBA::ORB::__native_code_set_w

    - wchar/wstring型のネイティブコードセットの設定値を取り出す

    形式

    機能説明

    IDLのwchar, wstring型で使用されるネイティブコードセットの設定値を返します。

    戻り値

    ネイティブコードセットが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__native_code_set_w(const char*)

    注意

    コードセットを使用するためには、GIOPおよびIIOPのバージョンを1.1以上に設定する必要があります。詳しくは、 [ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.10. Object Broker > 1.10.3. WebOTX Object Broker C++ における環境設定 ] の表1.10.3.1-8を参照してください。


    名前

    CORBA::ORB::__native_code_set_w(const char*)

    - wchar/wstring型のネイティブコードセットを設定する

    形式

    機能説明

    IDLのwchar, wstring型で使用されるネイティブコードセットを設定します。

    __native_code_set_w関数で指定した値は、環境変数などによる設定より優先されます。

    Object Brokerで利用可能なコードセットは以下のとおりです。

    設定名(wchar/wstring) 説明
    UCS2_LEVEL1 ISO/IEC 10646-1:1993; UCS2, Level 1

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__native_code_set_w

    注意

    設定はCORBA::ORB_init関数呼び出し直後に行ってください。途中で変更した場合の動作は不定です。

    設定はプロセス単位で有効です。スレッド毎に変更することはできません。

    文字列は大文字小文字を区別します。また、不正な文字を指定した場合は無視されます。

    コードセットを使用するためには、GIOPおよびIIOPのバージョンを1.1以上に設定する必要があります。詳しくは、 [ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.10. Object Broker > 1.10.3. WebOTX Object Broker C++ における環境設定 ] の表1.10.3.1-8を参照してください。


    名前

    CORBA::ORB::__conversion_code_sets

    - string型のコンバージョンコードセットの設定値を取り出す

    形式

    機能説明

    IDLのstring型で使用されるコンバージョンコードセットの設定値を返します。

    戻り値

    コンバージョンコードセットの文字列シーケンスが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__conversion_code_sets(const Ob_StringSeq&)

    注意

    コードセットを使用するためには、GIOPおよびIIOPのバージョンを1.1以上に設定する必要があります。詳しくは、 [ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.10. Object Broker > 1.10.3. WebOTX Object Broker C++ における環境設定 ] の表1.10.3.1-8を参照してください。


    名前

    CORBA::ORB::__conversion_code_sets(const Ob_StringSeq&)

    - string型のコンバージョンコードセットを設定する

    形式

    機能説明

    IDLのstring型で使用されるコンバージョンコードセットを設定します。

    __conversion_code_sets関数で指定した値は、環境変数などによる設定より優先されます。

    コンバージョンコードセットは文字列シーケンスで表されます。

    Object Brokerで利用可能なコードセットは以下のとおりです。

    設定名(string) 説明
    OSF_SJIS1 OSF Japanese SJIS-1
    JIS_eucJP JIS eucJP:1993; Japanese EUC
    ISO8859_1 ISO 8859-1:1987; Latin Alphabet No. 1
    ISO646 1991 IRV (International Reference Version)

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__conversion_code_sets

    注意

    設定はCORBA::ORB_init関数呼び出し直後に行ってください。途中で変更した場合の動作は不定です。

    設定はプロセス単位で有効です。スレッド毎に変更することはできません。

    文字列は大文字小文字を区別します。また、不正な文字を指定した場合は無視されます。

    コードセットを示す文字列シーケンスに、重複した文字列を設定してはいけません。

    コードセットを使用するためには、GIOPおよびIIOPのバージョンを1.1以上に設定する必要があります。詳しくは、 [ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.10. Object Broker > 1.10.3. WebOTX Object Broker C++ における環境設定 ] の表1.10.3.1-8を参照してください。


    名前

    CORBA::ORB::__conversion_code_sets_w

    - wchar/wstring型のコンバージョンコードセットの設定値を取り出す

    形式

    機能説明

    IDLのwchar, wstring型で使用されるコンバージョンコードセットの設定値を返します。

    戻り値

    コンバージョンコードセットの文字列シーケンスが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__conversion_code_sets_w(const Ob_StringSeq&)

    注意

    コードセットを使用するためには、GIOPおよびIIOPのバージョンを1.1以上に設定する必要があります。詳しくは、 [ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.10. Object Broker > 1.10.3. WebOTX Object Broker C++ における環境設定 ] の表1.10.3.1-8を参照してください。


    名前

    CORBA::ORB::__conversion_code_sets_w(const Ob_StringSeq&)

    - wchar/wstring型のコンバージョンコードセットを設定する

    形式

    機能説明

    IDLのwchar, wstring型で使用されるコンバージョンコードセットを設定します。

    __conversion_code_sets_w関数で指定した値は、環境変数などによる設定より優先されます。

    コンバージョンコードセットは文字列シーケンスで表されます。

    Object Brokerで利用可能なコードセットは以下のとおりです。

    設定名(wchar/wstring) 説明
    UTF16 ISO/IEC 10646-1:1993; UTF-16,
    UCS Transformation Format 16-bit form

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__conversion_code_sets_w

    注意

    設定はCORBA::ORB_init関数呼び出し直後に行ってください。途中で変更した場合の動作は不定です。

    設定はプロセス単位で有効です。スレッド毎に変更することはできません。

    文字列は大文字小文字を区別します。また、不正な文字を指定した場合は無視されます。

    コードセットを使用するためには、GIOPおよびIIOPのバージョンを1.1以上に設定する必要があります。詳しくは、 [ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.10. Object Broker > 1.10.3. WebOTX Object Broker C++ における環境設定 ] の表1.10.3.1-8を参照してください。


    名前

    CORBA::ORB::__set_connection_reuse_policy(CORBA::Object_ptr,const char*)

    - コネクション制御ポリシーを設定したIORを持つリファレンスを新規に作成する

    形式

    機能説明

    引数で指定されたリファレンスのIORに、TaggedComponentにコネクション制御ポリシーを設定したIORを持つリファレンスを新規に作成します。既に設定済みの場合は、TaggedComponentの値を更新したIORを持つリファレンスを新規に作成します。

    objには、設定元となるIORをもつリファレンスを指定します。

    ConnectionReusePolicyには下記のいずれかの値(文字列)を設定します。

    "ByHost"(既定値) : 同一ホストに対するコネクションを再利用する。コネクションが切断されるまでは同一のホストへ送信する。

    "ByReference" : リファレンス単位にコネクションを再利用する。

    "NoReuse" : コネクションを再利用しない。オペレーション呼び出し毎にコネクションを接続する。

    戻り値

    コネクション制御ポリシーを設定したリファレンスが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__set_connection_reuse_policy(IOP_IOR&,const char*)


    名前

    CORBA::ORB::__set_connection_reuse_policy(IOP_IOR&,const char*)

    - IORにコネクション制御ポリシーを設定する

    形式

    機能説明

    引数で指定されたIORに、TaggedComponentにコネクション制御ポリシーを設定します。既に設定済みの場合は、その値を更新します。

    Referenceには、設定元となるIORを指定します。

    ConnectionReusePolicyには下記のいずれかの値(文字列)を設定します。

    "ByHost"(既定値) : 同一ホストに対するコネクションを再利用する。コネクションが切断されるまでは同一のホストへ送信する。

    "ByReference" : リファレンス単位にコネクションを再利用する。

    "NoReuse" : コネクションを再利用しない。オペレーション呼び出し毎にコネクションを接続する。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::__set_connection_reuse_policy(CORBA::Object_ptr,const char*)


    名前

    CORBA::ORB::register_value_factory

    - ValueFactoryを登録する

    形式

    機能説明

    引数factoryで指定したValueFactoryをORBに登録します。

    idには、受信するvaluetypeのリポジトリIDを指定します。

    引数idのリポジトリIDと引数factoryのValueFactoryが関連付けられます。

    同じリポジトリIDのValueFactoryが既に登録済みの場合は、ValueFactoryを更新します。

    戻り値

    ValueFactoryが更新された場合、以前登録されていたValueFactoryが返ります。登録されていなかった場合は、NULLポインタが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::unregister_value_factory

    CORBA::ORB::lookup_value_factory


    名前

    CORBA::ORB::unregister_value_factory

    - ValueFactoryの登録を削除する

    形式

    機能説明

    引数idで指定したリポジトリIDと関連付けられたValueFactoryの登録を削除します。

    指定したリポジトリIDのValueFactoryが登録されていない場合、CORBA::BAD_PARAM(minor:1315)がthrowされます。

    戻り値

    ありません。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::register_value_factory

    CORBA::ORB::lookup_value_factory


    名前

    CORBA::ORB::lookup_value_factory

    - 登録されているValueFactoryを検索する

    形式

    機能説明

    引数idで指定したリポジトリIDと関連付けられたValueFactoryを検索します。

    指定したリポジトリIDのValueFactoryが登録されていない場合、CORBA::BAD_PARAM(minor:1315)がthrowされます。

    戻り値

    検索されたValueFactoryが返ります。

    エラー

    CORBA標準例外がthrowされます。

    関連項目

    CORBA::ORB::register_value_factory

    CORBA::ORB::unregister_value_factory