9. CLUSTERPRO コマンドリファレンス¶
本章では、CLUSTERPRO で使用可能なコマンドについて説明します。
本章で説明する項目は以下のとおりです。
9.1. コマンドラインからクラスタを操作する¶
CLUSTERPRO では、コマンドプロンプトからクラスタを操作するための多様なコマンドが用意されています。クラスタ構築時や Cluster WebUI が使用できない状況の場合などに便利です。
注釈
9.2. CLUSTERPRO コマンド一覧¶
クラスタ構築関連
コマンド |
説明 |
参照 |
---|---|---|
clpcfctrl.exe |
Cluster WebUI で作成した構成情報をサーバに配信します。
Cluster WebUI で使用するためにクラスタ構成情報をバックアップします。
|
|
clplcnsc.exe |
本製品の製品版・試用版ライセンスを 管理します。 |
|
clpcfchk.exe |
クラスタ構成情報をチェックします。 |
|
clpcfconv.bat |
クラスタ構成情報ファイルを旧バージョンから現バージョンへ変換します。 |
|
clpcfset.exe
clpcfadm.py
|
クラスタ構成情報ファイルを生成します。 |
|
clpencrypt.exe |
暗号化します。 |
|
clpdiskctrl.exe |
ドライブのGUIDとHBA情報を操作します。 |
|
clpfwctrl.bat |
ファイアウォールの規則を追加します。 |
状態表示関連
コマンド |
説明 |
参照 |
---|---|---|
clpstat.exe |
クラスタの状態や、設定情報を表示します。 |
|
clphealthchk.exe |
プロセスの健全性を確認します。 |
クラスタ操作関連
コマンド |
説明 |
参照 |
---|---|---|
clpcl.exe |
CLUSTERPRO サービスの起動、停止、サスペンド、リジュームなどを実行します。 |
|
clpdown.exe |
CLUSTERPRO サービスを停止し、サーバをシャットダウンします。 |
|
clpstdn.exe |
クラスタ全体で、CLUSTERPRO サービスを停止し、全てのサーバをシャットダウンします。 |
|
clpgrp.exe |
グループの起動、停止、移動を実行します。 |
|
clptoratio.exe |
クラスタ内の全サーバの各種タイムアウト値の延長、表示を行います。 |
|
clpmonctrl.exe |
モニタリソースの制御を行います。 |
|
clprsc.exe |
グループリソースの一時停止/再開を 行います。 |
|
clprexec.exe |
外部監視から CLUSTERPROサーバへ処理実行を要求します。 |
|
clpbwctrl.exe |
クラスタ起動同期待ち処理を制御します。 |
|
clpregctrl.exe |
単一サーバ上で再起動回数の表示/初期化を行います。 |
|
clpstdncnf.exe |
クラスタ外からの操作による OS シャットダウン時の動作を設定します。 |
ログ関連
コマンド |
説明 |
参照 |
---|---|---|
clplogcc.exe |
ログ、OS 情報等を収集します。 |
|
clplogcf.exe |
ログレベル、ログ出力ファイルサイズの設定の変更、表示を行います。 |
|
clpperfc.exe |
グループ、モニタリソースに関するクラスタ統計情報を表示します。 |
スクリプト関連
コマンド |
説明 |
参照 |
---|---|---|
clplogcmd.exe |
スクリプトリソースのスクリプトに記述し、任意のメッセージを出力先に出力します。 |
重要
インストールディレクトリ配下に本マニュアルに記載していない実行形式ファイルやスクリプトファイルがありますが、CLUSTERPRO 以外からの実行はしないでください。 実行した場合の影響については、サポート対象外とします。
ミラー関連 (Replicator / Replicator DR を使用している場合のみ)
コマンド |
説明 |
参照 |
---|---|---|
clpmdstat.exe |
ミラーディスクに関する状態と、設定情報を表示します。 |
|
clpmdctrl.exe |
ミラーディスクリソースの活性/非活性、ミラー復帰等を行います。 |
|
clphdstat.exe |
ハイブリッドディスクに関する状態と、設定情報を表示します。 |
|
clphdctrl.exe |
ハイブリッドディスクリソースの活性/非活性、ミラー復帰等を行います。 |
|
clpvolsz.exe |
ミラーリング対象パーティションのサイズを確認・調整します。 |
|
clpvolctrl.exe |
リソース未登録ボリュームへのアクセス操作を行います。 |
|
clpkeygen.exe |
ミラーデータ通信暗号化の暗号鍵ファイルを生成します。 |
|
clphdsnapshot.exe |
ハイブリッドディスクリソースのデータパーティションのスナップショットバックアップを採取する際にアクセス制限等を制御します。 |
|
clpbackup.bat |
ミラーリング対象パーティションを、ディスクイメージバックアップ可能な状態にします。 |
|
clprestore.bat |
リストアしたミラーディスクイメージを、利用可能な状態にします。 |
通報関連 (Alert Serviceを使用している場合のみ)
コマンド |
説明 |
参照 |
---|---|---|
clplamp.exe |
ネットワーク警告灯を消灯します |
データベース静止点関連
コマンド |
説明 |
参照 |
---|---|---|
clpdb2still |
DB2の静止点の確保/解放を制御します。 |
|
clporclstill |
Oracleの静止点の確保/解放を制御します。 |
|
clppsqlstill |
PostgreSQLの静止点の確保/解放を制御します。 |
|
clpmssqlstill |
SQL Serverの静止点の確保/解放を制御します。 |
9.3. クラスタの状態を表示する (clpstat コマンド)¶
クラスタの状態と、設定情報を表示します。
-
コマンドライン
- clpstat -s [--long] [-h <hostname>]clpstat -g [-h <hostname>]clpstat -m [-h <hostname>]clpstat -n [-h <hostname>]clpstat -f [-h <hostname>]clpstat -i [--detail] [-h <hostname>]clpstat --cl [--detail] [-h <hostname>]clpstat --sv [<srvname>] [--detail] [-h <hostname>]clpstat --hb [<hbname>] [--detail] [-h <hostname>]clpstat --fnc [<fncname>] [--detail] [-h <hostname>]clpstat --svg [<svgname>] [-h <hostname>]clpstat --grp [<grpname>] [--detail] [-h <hostname>]clpstat --rsc [<rscname>] [--detail] [-h <hostname>]clpstat --mon [<monname>] [--detail] [-h <hostname>]clpstat --xcl [<xclname>] [--detail] [-h <hostname>]clpstat --local
-
説明
クラスタの状態や、設定情報を表示します。
-
オプション
-
-s
¶
-
オプションなし
¶
クラスタの状態を表示します。
-
--long
¶
クラスタ名やリソース名などの名前を最後まで表示します。
-
-g
¶
クラスタのグループマップを表示します。
-
-m
¶
各サーバ上での各モニタリソースの状態を表示 します。
-
-n
¶
各サーバ上での各ハートビートリソースの状態を表示します。
-
-f
¶
各サーバ上でのフェンシング機能(ネットワークパーティション解決リソースおよび強制停止リソース)の状態を表示します。
-
-i
¶
クラスタ全体の設定情報を表示します。
-
--cl
¶
クラスタの設定情報を表示します。Replicator / Replicator DR を使用している場合、ディスク エージェントの情報も表示します。
-
--sv
[<srvname>]
¶ サーバの設定情報を表示します。サーバ名を指定することによって、指定したサーバ情報のみを 表示することができます。
-
--hb
[<hbname>]
¶ ハートビートリソースの設定情報を表示します。ハートビートリソース名を指定することによって、 指定したハートビートリソース情報のみを表示 できます。
-
--fnc
[<fncname>]
¶ フェンシング機能(ネットワークパーティション解決リソースおよび強制停止リソース)の設定情報を表示します。リソース名を指定することによって、指定したネットワークパーティション解決リソースまたは強制停止リソースの情報のみを表示できます。
-
--svg
[svgname]
¶ サーバグループの設定情報を表示します。サーバグループ名を指定することによって、指定した サーバグループ情報のみを表示できます。
-
--grp
[<grpname>]
¶ グループの設定情報を表示します。グループ名を指定することによって、指定したグループ情報 のみを表示できます。
-
--rsc
[<rscname>]
¶ グループリソースの設定情報を表示します。 グループリソース名を指定することによって、指定したグループリソース情報のみを表示できます。
-
--mon
[<monname>]
¶ モニタリソースの設定情報を表示します。モニタ リソース名を指定することによって、指定した モニタリソース情報のみを表示できます。
-
--xcl
[<xclname>]
¶ 排他ルールの設定情報を表示します。排他ルール名を指定することによって、指定した排他ルール情報のみを表示できます。
-
--detail
¶
このオプションを使用することによって、より詳細な設定情報を表示できます。
-
-h
<hostname>
¶ hostname で指定したサーバから情報を取得 します。[-h] オプションを省略した場合は、コマンド実行サーバ (自サーバ) から情報を取得します。
-
--local
¶
- クラスタの状態を表示します。-s またはオプションなしと同等の情報を表示しますが、他サーバとの通信は行わずコマンド実行サーバ上の情報のみを表示します
-
-
戻り値
0
成功
上記以外
異常
-
備考
設定情報表示オプションは組み合わせによって、様々な形式で情報 表示をすることができます。
表示結果のサーバ名の横に表示される * は、本コマンドを実行したサーバを表します。
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
[-h] オプションのサーバ名は、クラスタ内のサーバ名を指定してください。
オプションを指定しない場合と -s オプションを指定する場合は、クラスタ名やリソース名などの名前が途中までしか出力されません。
-
表示例
表示例は次のトピックで説明します。
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Log in as administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Invalid configuration file. Create valid cluster configuration data.
Cluster WebUI で正しいクラスタ構成情報を作成してください。
Invalid option.
正しいオプションを指定してください。
Could not connect to the server. Check if the cluster service is active.
CLUSTERPRO Information Base サービスが起動しているか確認してください。
Invalid server status.
CLUSTERPRO サービスが起動しているか 確認してください。
Server is not active. Check if the cluster service is active.
CLUSTERPRO サービスが起動しているか 確認してください。
Invalid server name. Specify a valid server name in the cluster.
クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。
Invalid heartbeat resource name. Specify a valid heartbeat resource name in the cluster.
クラスタ内の正しいハートビートリソース名を指定してください。
Invalid network partition resource name. Specify a valid network partition resource name in the cluster.
クラスタ内の正しいネットワークパーティション解決リソース名を指定してください。
Invalid group name. Specify a valid group name in the cluster.
クラスタ内の正しいグループ名を指定してください。
Invalid group resource name. Specify a valid group resource name in the cluster.
クラスタ内の正しいグループリソース名を 指定してください。
Invalid monitor resource name. Specify a valid monitor resource name in the cluster.
クラスタ内の正しいモニタリソース名を指定してください。
Connection was lost. Check if there is a server where the cluster service is stopped in the cluster.
クラスタ内に CLUSTERPRO サービスが停止しているサーバがないか確認してください。
Invalid parameter.
コマンドの引数に指定した値に不正な値が設定されている可能性があります。
Internal communication timeout has occurred in the cluster server. If it occurs frequently, set the longer timeout.
CLUSTERPRO の内部通信でタイムアウトが発生しています。頻出するようであれば、内部通信タイムアウトを長めに設定してください。Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または、OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
The cluster is not created.
クラスタ構成情報を作成し、反映してください。
Could not connect to the server. Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または、OS のリソース不足が考えられます。確認してください。Cluster is stopped. Check if the cluster daemon is active.
CLUSTERPRO デーモンが起動しているか確認してください。
Cluster is suspended. To display the cluster status, use --local option.
クラスタがサスペンド状態です。クラスタの状態を表示するには、 --localオプションを使用してください。
-
実行例
クラスタの状態を表示する (-s オプション)
[-s] オプションを指定した場合、または、オプションを指定しない場合の例:
-
実行例
# clpstat -s
-
表示例
===================== CLUSTER STATUS ======================== Cluster : cluster <server> *server1........... : Online server1 lankhb1 : Normal LAN Heartbeat lankhb2 : Normal LAN Heartbeat witnesshb1 : Normal Witness Heartbeat pingnp1 : Normal ping resolution httpnp1 : Normal http resolution forcestop1 : Normal Forced stop server2 ........... : Online server2 lankhb1 : Normal LAN Heartbeat lankhb2 : Normal LAN Heartbeat witnesshb1 : Normal Witness Heartbeat pingnp1 : Normal ping resolution httpnp1 : Normal http resolution forcestop1 : Normal Forced stop <group> ManagementGroup : Online Management Group current : server1 ManagementIP : Online 10.0.0.10 failover1.......... : Online failover group1 current : server1 fip1 : Online 10.0.0.11 md1 : Online I: script1 : Online script resource1 failover2 ......... : Online failover group2 current : server2 fip2 : Online 10.0.0.12 md2 : Online J: script1 : Online script resource2 <monitor> fipw1 : Normal fip1 fipw2 : Normal fip2 ipw1 : Normal ip monitor1 mdw1 : Normal md1 mdw2 : Normal md2 ===============================================================
各種状態についての説明は、「 各種状態 」で説明します。
グループマップを表示する (-g オプション)
グループマップを表示するには、[clpstat] コマンドに [-g] オプションを指定して実行します。
-
実行例
# clpstat -g
-
表示例
================= GROUPMAP INFORMATION ======================= Cluster : cluster *server0 : server1 server1 : server2 --------------------------------------------------------------- server0 [o] : failover1[o] failover2[o] server1 [o] : failover3[o] ===============================================================
停止しているグループは表示されません。
各種状態についての説明は、「 各種状態 」で説明します。
モニタリソースの状態を表示する (-m オプション)
モニタリソースの状態を表示するには、[clpstat] コマンドに [-m] オプションを指定して実行 します。
-
実行例
# clpstat -m
-
表示例
=================== MONITOR RESOURCE STATUS ================== Cluster : cluster *server0 : server1 server1 : server2 Monitor0 [fipw1 : Normal] --------------------------------------------------------------- server0 [o] : Online server1 [o] : Offline Monitor1 [fipw2 : Normal] --------------------------------------------------------------- server0 [o] : Offline server1 [o] : Online Monitor2 [ipw1 : Normal] --------------------------------------------------------------- server0 [o] : Online server1 [o] : Online Monitor3 [mdw1 : Normal] --------------------------------------------------------------- server0 [o] : Online server1 [o] : Online Monitor4 [mdw2 : Normal] --------------------------------------------------------------- server0 [o] : Online server1 [o] : Online ===============================================================
各種状態についての説明は、「 各種状態 」で説明します。擬似障害が発生しているモニタリソースの場合、状態の後ろに"(Dummy Failure)"が表示されます。
ハートビートリソースの状態を表示する (-n オプション)
ハートビートリソースの状態を表示するには、[clpstat] コマンドに [-n] オプションを指定して 実行します。
-
実行例
# clpstat -n
-
表示例
================== HEARTBEAT RESOURCE STATUS =================== Cluster : cluster *server0 : server1 server1 : server2 HB0 : lankhb1 HB1 : lankhb2 HB2 : witnesshb1 [on server0 : Online] HB 0 1 2 ----------------------------------------------------------------- server0 : o o o server1 : o x o on server1 : Online] HB 0 1 2 ----------------------------------------------------------------- server0 : o x o server1 : o o o =================================================================
各種状態についての説明は、「 各種状態 」で説明します。
表示例の状態についての説明
上の表示例は、プライオリティが 2 番目のカーネルモード LAN ハートビートリソースが断線した場合の、server0、server1 それぞれのサーバから見た全ハートビートリソースの状態を 表示しています。
カーネルモード LAN ハートビートリソース lankhb1 は両サーバ間で通信不可の状態に なっているので、server0 上では server1 に対して通信不可、server1 上では server0 に対して通信不可になっています。
その他のハートビートリソースは、両サーバともに通信可の状態になっています。
フェンシング機能の状態を表示する (-f オプション)
フェンシング機能(ネットワークパーティション解決リソースおよび強制停止リソース)の状態を表示するには、[clpstat] コマンドに [-f] オプションを指定して実行します。
-
実行例
# clpstat -f
-
表示例
======================== FENCING STATUS ========================= Cluster : cluster *server0 : server1 server1 : server2 NP0 : disknp1 NP1 : pingnp1 NP2 : httpnp1 FST : forcestop1 [on server0 : Online] NP/FST 0 1 2 F ----------------------------------------------------------------- server0 : o o o o server1 : o o o - [on server1 : Online] NP/FST 0 1 2 F ----------------------------------------------------------------- server0 : o o o - server1 : o o o o =================================================================
各種状態についての説明は、「 各種状態 」で説明します。
クラスタ設定情報を表示する (clpstat コマンド、--cl オプション)
クラスタの設定情報を表示するには、[clpstat] コマンドに [-i] オプションもしくは、[--cl], [--sv], [--hb], [--fnc], [--svg], [--grp], [--rsc], [--mon] を指定して実行します。また、[--detail] オプションを指定すると、より詳細な情報を表示することができます。
設定情報の各項目についての詳細は本ガイドの「2. パラメータの詳細」を参照してください。
クラスタ構成情報を表示するには、[clpstat] コマンドに [--cl] オプションを指定して実行します。
-
実行例
# clpstat --cl
-
表示例
===================== CLUSTER INFORMATION ==================== [クラスタ名: cluster] コメント : failover cluster ===============================================================
特定のサーバの設定情報のみを表示する (--sv オプション)
指定したサーバのみのクラスタ設定情報を表示したい場合は、[clpstat] コマンドで [--sv] オプションの後に、サーバ名を指定して実行します。詳細を表示したい場合は、[--detail]オプションを指定します。サーバ名を指定しない場合は、全てのサーバのクラスタ構成情報を表示します。
-
実行例
# clpstat --sv server1
-
表示例
===================== CLUSTER INFORMATION ===================== [サーバ0 : server1] コメント : server1 仮想化基盤 : vSphere 製品 : CLUSTERPRO X 5.0 for Windows 内部バージョン : 13.00 インストールパス : C:\Program Files\CLUSTERPRO ================================================================
特定のハートビートリソース情報のみを表示する (--hb オプション)
指定したハートビートリソースのみのクラスタ設定情報を表示したい場合は、[clpstat] コマンドで [--hb] オプションの後に、ハートビートリソース名を指定して実行します。詳細を表示したい場合は、[--detail] オプションを指定します。ハートビートリソース名を指定しない場合は、 全てのハートビートリソースのクラスタ構成情報を表示します。
-
実行例
カーネルモード LAN ハートビートリソースの場合
# clpstat --hb lankhb1
-
表示例
==================== CLUSTER INFORMATION ======================= [HB0 : lankhb1] タイプ : lankhb コメント : LAN Heartbeat =================================================================
-
ヒント
[--sv] オプションと、[--hb] オプションを同時に用いることによって、次のように表示することもできます。
-
実行例
# clpstat --sv --hb
-
表示例
===================== CLUSTER INFORMATION ===================== [サーバ0 :server1] コメント : server1 仮想化基盤 : 製品 : CLUSTERPRO X 5.0 for Windows 内部バージョン : 13.00 インストールパス : C:\Program Files\CLUSTERPRO [HB0 : lankhb1] タイプ : lankhb コメント : LAN Heartbeat [HB1 : lankhb2] タイプ : lankhb コメント : LAN Heartbeat [HB2 : witnesshb1] タイプ : witnesshb コメント : Witness Heartbeat [サーバ1 :server2] コメント : server2 仮想化基盤 : 製品 : CLUSTERPRO X 5.0 for Windows 内部バージョン : 13.00 インストールパス : C:\Program Files\CLUSTERPRO [HB0 : lankhb1] タイプ : lankhb コメント : LAN Heartbeat [HB1 : lankhb2] タイプ : lankhb コメント : LAN Heartbeat [HB2 : witnesshb1] タイプ : witnesshb コメント : Witness Heartbeat ================================================================
特定のフェンシング機能の情報のみを表示する (--fnc オプション)
指定したフェンシング機能(ネットワークパーティション解決リソースおよび強制停止リソース)のみのクラスタ設定情報を表示したい場合は、[clpstat] コマンドで [--fnc] オプションの後に、ネットワークパーティション解決リソース名または強制停止リソース名を指定して実行します。詳細を表示したい場合は、[--detail] オプションを指定します。ネットワークパーティション名または強制停止リソース名を指定しない場合は、全てのフェンシング機能のクラスタ構成情報を表示します。
-
実行例
DISK ネットワークパーティション解決リソースの場合
# clpstat --fnc disknp1
-
表示例
==================== CLUSTER INFORMATION ======================= [NP0 : disknp1] タイプ : disknp コメント : disk resolution =================================================================
-
実行例
PING ネットワークパーティション解決リソースの場合
# clpstat --fnc pingnp1
-
表示例
==================== CLUSTER INFORMATION ======================= [NP0 : pingnp1] タイプ : pingnp コメント : ping resolution =================================================================
-
実行例
HTTP ネットワークパーティション解決リソースの場合
# clpstat --fnc httpnp1
-
表示例
==================== CLUSTER INFORMATION ======================= [NP0 : httpnp1] タイプ : httpnp コメント : http resolution =================================================================
-
実行例
多数決ネットワークパーティション解決リソースの場合
# clpstat --fnc majonp1
-
表示例
==================== CLUSTER INFORMATION ======================= [NP0 : majonp1] タイプ : majonp コメント : majority resolution ================================================================
-
実行例
強制停止リソースの場合
# clpstat --fnc forcestop1
-
表示例
==================== CLUSTER INFORMATION ======================= [FST : forcestop1] タイプ : bmc コメント : Forced stop =================================================================
特定のサーバグループの情報のみを表示する (--svg オプション)
指定したサーバグループのみのクラスタ設定情報を表示したい場合は、[clpstat] コマンドで [--svg] オプションの後に、サーバグループ名を指定して実行します。サーバグループ名を 指定しない場合は、全てのサーバグループのクラスタ構成情報を表示します。
-
実行例
# clpstat --svg servergroup1
-
表示例
===================== CLUSTER INFORMATION ===================== [サーバグループ0 : servergroup1] サーバ0 : server1 サーバ1 : server2 サーバ2 : server3 ================================================================
特定のグループの情報のみを表示する (--grp オプション)
指定したグループのみのクラスタ設定情報を表示したい場合は、[clpstat] コマンドで [--grp] オプションの後に、グループ名を指定して実行します。詳細を表示したい場合は、[--detail] オプションを指定します。グループ名を指定しない場合は、全てのグループのクラスタ構成情報を表示します。
-
実行例
# clpstat --grp
-
表示例
===================== CLUSTER INFORMATION ===================== [グループ0 : ManagementGroup] タイプ : cluster コメント : [グループ1 : failover1] タイプ : failover コメント : failover group1 [グループ2 : failover2] タイプ : failover コメント : failover group2 [グループ3 : virtualmachine1] タイプ : virtualmachine コメント : =================================================================
特定のグループリソースの情報のみを表示する (--rsc オプション)
指定したグループリソースのみのクラスタ設定情報を表示したい場合は、[clpstat] コマンドで [--rsc] オプションの後に、グループリソースを指定して実行します。詳細を表示したい場合は、[--detail] オプションを指定します。グループリソース名を指定しない場合は、全てのグループリソースのクラスタ構成情報を表示します。
-
実行例
フローティング IP リソースの場合
# clpstat --rsc fip1
-
表示例
===================== CLUSTER INFORMATION ===================== [リソース0 : fip1] タイプ : fip コメント : 10.0.0.11 IPアドレス : 10.0.0.11 ================================================================
-
ヒント
[--grp] オプションと、[--rsc] オプションを同時に用いることによって、次のように表示すること もできます。
-
実行例
# clpstat --grp --rsc
-
表示例
===================== CLUSTER INFORMATION ===================== [グループ0 : ManagementGroup] タイプ : cluster コメント : [リソース0 : ManagementIP] タイプ : fip コメント : IPアドレス : 10.0.0.10 [グループ1 : failover1] タイプ : failover コメント : failover group1 [リソース0 : fip1] タイプ : fip コメント : 10.0.0.11 IPアドレス : 10.0.0.11 [リソース1 : md1] タイプ : md コメント : I: ミラーディスク番号 : 1 ドライブ文字 : I: ミラーディスクコネクト : mdc1 [グループ2 : failover2] タイプ : failover コメント : failover group2 [リソース0 : fip2] タイプ : fip コメント : 10.0.0.12 IPアドレス : 10.0.0.12 [リソース1 : md2] タイプ : md コメント : J: ミラーディスク番号 : 2 ドライブ文字 : J: ミラーディスクコネクト : mdc1 ================================================================
特定のモニタリソースの情報のみを表示する (--mon オプション)
指定したモニタリソースのみのクラスタ設定情報を表示したい場合は、[clpstat] コマンドで [--mon] オプションの後に、モニタリソース名を指定して実行します。詳細を表示したい場合は、[--detail] オプションを指定します。モニタリソース名を指定しない場合は、全てのモニタリソースのクラスタ構成情報を表示します。
-
実行例
フローティング IP 監視リソースの場合
# clpstat --mon fipw1
-
表示例
===================== CLUSTER INFORMATION ===================== [モニタ0 : fipw1] タイプ : fipw コメント : fip1 ================================================================
特定の排他ルールの情報のみを表示する (--xcl オプション)
指定した排他ルールのみのクラスタ設定情報を表示したい場合は、[clpstat] コマンドで [--xcl] オプションの後に、排他ルール名を指定して実行します。
-
実行例
# clpstat --xcl excl1
-
表示例
===================== CLUSTER INFORMATION ===================== [排他ルール0 : excl1] 排他属性 : 通常排他 グループ0 : failover1 グループ1 : failover2 =================================================================
すべてのクラスタ情報を表示する (-i オプション)
[-i] オプションを指定すると、[--cl]、[--sv]、[--hb]、[--fnc]、[--svg]、[--grp]、[--rsc]、[--mon] オプションが全て指定された設定情報を表示することができます。
[--detail] オプションをつけて実行すると、全てのクラスタ設定情報の詳細を表示できます。
このオプションは一度に表示する情報量が多いので、実際に使用する場合は、パイプを用いて [more] コマンドなどを使用して表示させるか、あるいはリダイレクトを用いてファイルに出力 するなどして、参照してください。
-
実行例
# clpstat -i
-
ヒント
[-i] オプションの指定はコンソールに全ての情報が表示されます。ある一部の情報を表示したい場合は、[--cl]、[--sv]、[--hb]、[--fnc]、[--svg]、[--grp]、[--rsc]、[--mon] オプションを組み合わせて使うと便利です。たとえば、以下のような使い方もできます。
-
実行例
サーバ名 server0 の情報と、グループ名 failover1 の情報と、その指定したグループに存在する全てのグループリソースの情報を、詳細に表示したい場合
# clpstat --sv server0 --grp failover1 --rsc --detail
クラスタの状態を表示する (--local オプション)
[--local] オプションを指定すると、他サーバとの通信処理は行わずコマンド実行サーバ上の情報のみを表示することができます。
-
実行例
# clpstat --local
-
表示例
===================== CLUSTER STATUS ======================== Cluster : cluster cluster ...... : Start cluster <server> *server1 ...... : Online server1 lankhb1 : Normal LAN Heartbeat lankhb2 : Normal LAN Heartbeat pingnp1 : Normal ping resolution forcestop1 : Normal Forced stop server2 ...... : Online server2 lankhb1 : - LAN Heartbeat lankhb2 : - LAN Heartbeat pingnp1 : - ping resolution forcestop1 : - Forced stop <group> ManagementGroup : Online Management Group current : server1 ManagementIP : Online 10.0.0.10 failover1 ..... : Online failover group1 current : server1 fip1 : Online 10.0.0.11 md1 : Online I: script1 : Online script resource1 failover2 ..... : - failover group2 current : server2 fip2 : - 10.0.0.12 md2 : - J: script1 : - script resource2 <monitor> fipw1 : Online fip1 fipw2 : Online fip2 ipw1 : Online ip monitor1 mdw1 : Online md1 mdw2 : Online md2 ===============================================================
各種状態についての説明は、「 各種状態 」で説明します。
9.3.1. 各種状態¶
-
クラスタ
機能
状態
説明
状態表示 (--local)
Start
起動中
〃
Suspend
サスペンド中
〃
Stop
停止中
〃
Unknown
状態不明
-
サーバ
機能
状態
説明
状態表示ハートビートリソース状態表示Online
起動中
〃
Offline
停止中
〃
Caution
ハートビートリソースが異常
〃
Isolated
保留 (ダウン後再起動)
〃
Online Pending
起動処理中
〃
Offline Pending
停止処理中
〃
Pending
保留 (ネットワークパーティション未解決)
〃
Unknown
状態不明
〃
-
状態不明
グループマップ表示モニタリソース状態表示o
起動中
〃
s
保留 (ダウン後再起動)
〃
p
起動処理中、停止処理中、保留(ネットワークパーティション未解決)〃
x
停止中
〃
―
状態不明
-
ハートビートリソース
機能
状態
説明
状態表示
Normal
正常
〃
Caution
異常 (一部)
〃
Error
異常 (全部)
〃
Unused
未使用
〃
Unknown
状態不明
〃
-
状態不明
ハートビートリソース状態表示
o
通信可
〃
x
通信不可
〃
-
未使用、状態不明
-
ネットワークパーティション解決リソース および 強制停止リソース
機能
状態
説明
状態表示
Normal
正常
〃
Caution
異常 (一部)
〃
Error
異常 (全部)
〃
Unused
未使用
〃
Unknown
状態不明
〃
-
状態不明
ネットワークパーティション解決リソース・強制停止リソース状態表示o
通信可
〃
x
通信不可
〃
-
未使用、状態不明
-
グループ
機能
状態
説明
状態表示
Online
起動済
〃
Offline
停止済
〃
Online Pending
起動処理中
〃
Offline Pending
停止処理中
〃
Error
異常
〃
Unknown
状態不明
〃
-
状態不明
グループマップ表示
o
起動済
〃
e
異常
〃
p
起動処理中、停止処理中
-
グループリソース
機能
状態
説明
状態表示
Online
起動済
〃
Offline
停止済
〃
Online Pending
起動処理中
〃
Offline Pending
停止処理中
〃
Online Failure
起動失敗
〃
Offline Failure
停止失敗
〃
Unknown
状態不明
〃
-
状態不明
-
モニタリソース
機能
状態
説明
状態表示
Normal
正常
〃
Caution
異常 (一部)
〃
Error
異常 (全部)
〃
Unused
未使用
〃
Unknown
状態不明
〃
Normal (Dummy failure)
正常 (擬似障害)
〃
Caution (Dummy failure)
異常 (一部) (擬似障害)
〃
Error (Dummy failure)
異常 (全部) (擬似障害)
状態表示 (--local)モニタリソース状態表示Online
起動済かつ正常
〃
Offline
停止済
〃
Caution
警告
〃
Suspend
一時停止
〃
Online Pending
起動処理中
〃
Offline Pending
停止処理中
〃
Online Failure
異常
〃
Offline Failure
停止失敗
〃
Unused
未使用
〃
Unknown
状態不明
〃
Online (Dummy failure)
起動済 (擬似障害)
〃
Offline (Dummy failure)
停止済 (擬似障害)
〃
Caution (Dummy failure)
警告 (擬似障害)
〃
Suspend (Dummy failure)
一時停止 (擬似障害)
〃
Online Pending (Dummy failure)
起動処理中 (擬似障害)
〃
Offline Pending (Dummy failure)
停止処理中 (擬似障害)
〃
Online Failure (Dummy failure)
起動失敗 (擬似障害)
〃
Offline Failure (Dummy failure)
停止失敗 (擬似障害)
〃
-
状態不明
9.4. クラスタを操作する (clpcl コマンド)¶
クラスタを操作します。
-
コマンドライン
- clpcl -s [-a] [-h <hostname>]clpcl -t [-a] [-h <hostname>] [-w <timeout>] [--apito timeout]clpcl -r [-a] [-h <hostname>] [-w <timeout>] [--apito timeout]clpcl --return [-h <hostname>]clpcl --suspend [--force] [-w <timeout>] [--apito timeout]clpcl --resume
-
説明
CLUSTERPRO サービスの起動、停止、復帰、サスペンド、 リジュームなどを実行します。
-
オプション
-
-s
¶
CLUSTERPRO サービスを起動します。
-
-t
¶
CLUSTERPRO サービスを停止します。
-
-r
¶
CLUSTERPRO サービスを再起動します。
-
--return
¶
保留 (ダウン後再起動) 状態のサーバを正常状態へ復帰します。
-
--suspend
¶
クラスタ全体をサスペンドします。
-
--resume
¶
クラスタ全体をリジュームします。
-
-a
¶
全てのサーバで実行されます。
-
-h
<hostname>
¶ hostname で指定したサーバに処理を要求します。[-h] オプションを省略した場合は、コマンド 実行サーバ (自サーバ) に処理を要求します。
-
-w
<timeout>
¶ - [-t]、[-r]、[--suspend] オプションの場合にのみ[clpcl] コマンドが CLUSTERPRO サービスの 停止またはサスペンドの完了を待ち合わせる時間を秒単位で指定します。Timeout の指定がない場合、無限に待ち合わせを行います。Timeout に "0" を指定した場合、待ち合わせを行いません。[-w] オプションを指定しない場合 (デフォルト) は、ハートビートタイムアウト× 2 秒の間、待ち 合わせを行います。
-
--force
¶
[--suspend] オプションと一緒に用いることで、 クラスタ内のサーバの状態に関わらず強制的に サスペンドを実行します。
-
--apito
timeout
¶ - CLUSTERPRO デーモンの停止、再起動、サスペンドを待ち合わせる時間(内部通信タイムアウト)を秒単位で指定します。1-9999の値が指定できます。[--apito] オプション指定しない場合は、クラスタプロパティの内部通信タイムアウトに設定された値に従い、待ち合わせを行います。
-
-
戻り値
0
成功
0 以外
異常
-
備考
本コマンドを -s または --resume オプションで実行した場合、対象のサーバで処理が開始したタイミングで制御を戻します。
-t または --suspend オプションで実行した場合、処理の完了を待ち合わせてから制御を戻します。
-r オプションで実行した場合、対象のサーバでCLUSTERPROデーモンが一度停止し、起動を開始したタイミングで制御を戻します。
CLUSTERPROデーモンの起動またはリジュームの状況はclpstatコマンドで確認してください。
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
本コマンドはグループの起動処理中、停止処理中に実行できません。
[-h] オプションのサーバ名は、名前解決できるクラスタ内のサーバ名を指定してください。
サスペンドを実行する場合は、クラスタ内の全サーバのCLUSTERPRO サービスが起動した状態で実行してください。[--force] オプションを用いると、クラスタ内に停止しているサーバが 存在する場合でも、強制的にサスペンドを実行します。
クラスタ起動時およびリジューム時、インタコネクトの優先度順でクラスタサーバのIPアドレスに接続し、成功した経路を使用します。
リジュームを実行する場合は、[clpstat] コマンドを用いてクラスタ内に起動しているサーバがないか確認してください。
-
実行例
例1: 自サーバの CLUSTERPRO サービスを起動させる場合
# clpcl -s Command succeeded.
例2: server0 から server1 の CLUSTERPRO サービスを起動 させる場合
# clpcl -s -h server1 Start server1 : Command succeeded.
サーバ名指定の場合は、上記のように表示されます。
Start サーバ名 : 実行結果
例3: 全サーバの CLUSTERPRO サービスを起動させる場合
# clpcl -s -a Start server0 : Command succeeded. Start server1 : Performed startup processing to the active cluster service.
全サーバ起動の場合は、上記のように表示されます。
Start サーバ名 : 実行結果
例4: 全サーバの CLUSTERPRO サービスを停止させる場合
# clpcl -t -a Stop server0 : Command succeeded. Stop server1 : Command succeeded.
全サーバ停止の場合は、上記のように表示されます。
Stop サーバ名 : 実行結果
停止が失敗した場合、過程によってはこのように表示されないことも あります。
各サーバの CLUSTERPRO サービスの停止を待ち合わせします。
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Log in as administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Invalid configuration file. Create valid cluster configuration data.
Cluster WebUI で正しいクラスタ構成情報を作成してください。
Invalid option.
正しいオプションを指定してください。
Performed stop processing to the stopped cluster service.
停止している CLUSTERPRO サービスに対して停止処理を実行しました。
Performed startup processing to the active cluster service.
起動している CLUSTERPRO サービスに対して起動処理を実行しました。
Command timeout.
コマンドがタイムアウトしました。
Failed to return the server. Check the status of failed server.
サーバの復帰に失敗しました。処理に失敗したサーバの状態を確認してください。
Could not connect to the server. Check if the cluster service is active.
CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。
Could not connect to the data transfer server. Check if the server has started up.
サーバが起動しているか確認してください。
Failed to obtain the list of nodes. Specify a valid server name in the cluster.
クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。
Failed to obtain the service name.
サービス名の取得に失敗しました。
Failed to operate the service.
サービスの制御に失敗しました。
Resumed the cluster service that is not suspended.
サスペンド状態ではない CLUSTERPROサービスに対して、リジューム処理を実行 しました。
Invalid server status.
CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。
Server is busy. Check if this command is already run.
既に本コマンドを実行している可能性があります。確認してください。
Server is not active. Check if the cluster service is active.
CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。
There is one or more servers of which cluster service is active. If you want to perform resume, check if there is any server whose cluster service is active in the cluster.
リジュームを実行する場合、クラスタ内にCLUSTERPRO サービスが起動しているサーバがないか確認してください。
All servers must be activated. When suspending the server, the cluster service needs to be active on all servers in the cluster.
サスペンドを実行する場合、クラスタ内の全てのサーバで、CLUSTERPRO サービスが起動している必要があります。
Resume the server because there is one or more suspended servers in the cluster.
クラスタ内にサスペンドしているサーバがあるので、リジュームを実行してください。
Invalid server name. Specify a valid server name in the cluster.
クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。
Connection was lost. Check if there is a server where the cluster service is stopped in the cluster.
クラスタ内に CLUSTERPRO サービスが停止しているサーバがないか確認してください。
Invalid parameter.
コマンドの引数に指定した値に不正な値が設定されている可能性があります。
Internal communication timeout has occurred in the cluster server. If it occurs frequently, set the longer timeout.
CLUSTERPRO の内部通信でタイムアウトが発生しています。頻出するようであれば、内部通信タイムアウトを長めに設定してみてください。Processing failed on some servers. Check the status of failed servers.
全サーバ指定で停止処理を実行した場合、 処理に失敗したサーバが存在します。処理に失敗したサーバの状態を確認してください。Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または、OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Failed to shutdown the server.
サーバのシャットダウンまたは、リブートに失敗しました。
Failed to get privilege.
サーバのシャットダウンまたは、リブートをするための特権の取得に失敗しました。
9.5. 指定したサーバをシャットダウンする (clpdown コマンド)¶
指定したサーバをシャットダウンします。
-
コマンドライン
clpdown [-r] [-h <hostname> ]
-
説明
CLUSTERPRO サービスを停止し、サーバをシャットダウンします。
-
オプション
-
オプションなし
¶
サーバをシャットダウンします。
-
-r
¶
サーバを再起動します。
-
-h
<hostname>
¶ hostname で指定したサーバに処理を要求します。[-h] オプションを省略した場合は、コマンド 実行サーバ (自サーバ) に処理を要求します。
-
-
戻り値
0
成功
0 以外
異常
-
備考
本コマンドは、グループ停止処理が完了したタイミングで制御を戻します。
本コマンドは、CLUSTERPRO サービスが停止状態でもサーバをシャットダウンします。
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
本コマンドはグループの起動処理中、停止処理中に実行できません。
[-h] オプションのサーバ名は、クラスタ内のサーバを指定してください。
-
実行例
例1: 自サーバの CLUSTERPRO サービスを停止し、シャットダウン する場合
clpdown
例2: server0 から server1 をシャットダウンリブートさせる場合
clpdown -r -h server1
-
エラーメッセージ
「 クラスタを操作する (clpcl コマンド) 」を参照してください。
9.6. クラスタ全体をシャットダウンする (clpstdn コマンド)¶
クラスタ全体をシャットダウンします。
-
コマンドライン
clpstdn [-r] [-h <hostname>]
-
説明
クラスタ全体で、CLUSTERPRO サービスを停止し、全てのサーバをシャットダウンします。
-
オプション
-
オプションなし
¶
クラスタシャットダウンを実行します。
-
-r
¶
クラスタシャットダウンリブートを実行します。
-
-h
<hostname>
¶ hostname で指定したサーバに処理を要求します。[-h] オプションを省略した場合は、コマンド 実行サーバ (自サーバ) に処理を要求します。
-
-
戻り値
0
成功
0 以外
異常
-
備考
本コマンドは、グループ停止処理が完了したタイミングで制御を戻します。
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
本コマンドはグループの起動処理中、停止処理中に実行できません。
[-h] オプションのサーバ名は、クラスタ内のサーバを指定してください。
コマンドを実行したサーバから通信不能なサーバ (全ての LAN ハートビートリソースが Offline のサーバ) はシャットダウンされません。
-
実行例
例1: クラスタシャットダウンを行う場合
clpstdn
例2: クラスタシャットダウンリブートを行う場合
clpstdn -r
-
エラーメッセージ
「 クラスタを操作する (clpcl コマンド) 」を参照してください。
9.7. グループを操作する (clpgrp コマンド)¶
グループを操作します。
-
コマンドライン
- clpgrp -s [grpname] [-h <hostname>] [-f] [--apito timeout]clpgrp -t [grpname] [-h <hostname>] [-f] [--apito timeout]clpgrp -m [grpname] [-h <hostname>] [-a <hostname>] [--apito timeout]clpgrp -n <grpname>
-
説明
グループの起動、停止、移動を実行します。
-
オプション
-
-s
[grpname]
¶ グループを起動します。グループ名を指定すると、指定されたグループのみ起動します。グループ名の指定がない場合は、全てのグループが起動されます。
-
-t
[grpname]
¶ グループを停止します。グループ名を指定すると、指定されたグループのみ停止します。グループ名の指定がない場合は、全てのグループが停止されます。
-
-m
[grpname]
¶ グループを移動します。グループ名を指定すると、指定されたグループのみ移動します。グループ名の指定がない場合は、全てのグループが移動されます。
-
-h
<hostname>
¶ hostname で指定したサーバに処理を要求します。[-h] オプションを省略した場合は、コマンド 実行サーバ (自サーバ) に処理を要求します。
-
-a
<hostname>
¶ hostname で指定したサーバをグループの移動先サーバとします。[-a] オプションを省略した場合は、グループの移動先はフェイルオーバポリシーに従います。
-
-f
¶
- 他サーバで起動しているグループに対して、 [-s] オプションと使うと強制的に処理を要求したサーバで起動します。[-t] オプションと使うと強制的に停止します。
-
-n
<grpname>
¶ グループの起動済サーバ名を表示します。
-
--apito
<timeout>
¶ - グループの起動、停止、移動を待ち合わせる時間(内部通信タイムアウト)を秒単位で指定します。1-9999の値が指定できます。[--apito] オプション指定しない場合は、クラスタプロパティの内部通信タイムアウトに設定された値に従い、待ち合わせを行います。
-
-
戻り値
0
成功
0 以外
異常
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
本コマンドを実行するサーバは CLUSTERPRO サービスが起動 している必要があります。
[-h]、[-a] オプションのサーバ名は、クラスタ内のサーバを指定してください。
[-m] オプションでグループ移動を行った場合、移動先サーバでグループの起動処理を開始した時点で成功(戻り値:0)と判断します。本コマンドが成功していても移動先サーバでリソースの活性に失敗している場合がありますので注意してください。移動先サーバでのグループ起動処理の結果を戻り値で判断する場合は、下記のコマンドを使用してグループ移動を実行してください。# clpgrp -s [group_name] [-h hostname] -f
排他属性が「通常排他」に設定されている排他ルールに所属するグループを、[-m] オプションでグループを移動する際は、[-a] オプションで明示的に移動先サーバを指定してください。
[-a]オプション省略時に、移動可能な全てのサーバで、排他属性が「通常排他」に設定されている排他ルールに所属するグループが起動している場合は、グループ移動に失敗します。
-
実行例
グループ操作の実行を、簡単な状態遷移の例で説明します。
2 台構成のサーバで、グループを 2 つ持っている場合
グループのフェイルオーバポリシー
groupA server1 → server2groupB server2 → server1グループが 2 つとも停止している状態。
server1 で以下のコマンドを実行します。
# clpgrp -s groupA
server1 で、groupA が起動します。
server2 で以下のコマンドを実行します。
# clpgrp -s
現在停止している起動可能な全てのグループが server2 で起動します。
server1 で以下のコマンドを実行します。
# clpgrp -m groupA
groupA は server2 に移動します。
server1 で以下のコマンドを実行します。
# clpgrp -t groupA -h server2
groupA は停止します。
server1 で以下のコマンドを実行します。
# clpgrp -t Command Succeeded.
コマンドを実行すると、server1 で動作しているグループは存在しないので、「Command Succeeded.」が表示されます。
server1 で、6 で実行したコマンドに [-f] を付けて実行します。
# clpgrp -t -f
server2 で起動していたグループは、強制的に server1 から停止することが できます。
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Log in as administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Invalid configuration data. Create valid cluster configuration data.
Cluster WebUI で正しいクラスタ構成情報を作成してください。
Invalid option.
正しいオプションを指定してください。
Could not connect to the server. Check if the cluster service is active.
CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。
Invalid server status. Check if the cluster service is active.
CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。
Server is not active. Check if the cluster service is active.
CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。
Invalid server name. Specify a valid server name in the cluster.
クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。
Connection was lost. Check if there is a server where the cluster service is stopped in the cluster.
クラスタ内に CLUSTERPRO サービスが停止しているサーバがないか確認してください。
Invalid parameter.
コマンドの引数に指定した値に不正な値が設定されている可能性があります。
Internal communication timeout has occurred in the cluster server. If it occurs frequently, set the longer timeout.
CLUSTERPRO の内部通信でタイムアウトが発生しています。頻出するようであれば、内部通信タイムアウトを長めに設定してください。Invalid server. Specify a server that can run and stop the group, or a server that can be a target when you move the group.
グループを起動、停止、移動する先のサーバが不正です。正しいサーバを指定してください。Could not start the group. Try it again after the other server is started, or after the Wait Synchronization time is timed out.
他サーバが起動するのを待つか、起動待ち 時間がタイムアウトするのを待って、グループを起動させてください。
No operable group exists in the server.
処理を要求したサーバに処理可能なグループが存在するか確認してください。
The group has already been started on the local server.
Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループの状態を確認してください。
The group has already been started on the other server. To start/stop the group on the local server, use -f option.
Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループの状態を確認してください。他サーバで起動しているグループを自サーバで起動/停止させたい場合は、グループの移動を 実行するか、[-f] オプションを加えて実行して ください。The group has already been stopped.
Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループの状態を確認してください。
Failed to start one or more resources. Check the status of group.
Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループの状態を確認してください。
Failed to stop one or more resources. Check the status of group.
Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループの状態を確認してください。
The group is busy. Try again later.
グループが起動処理中、もしくは停止処理中なので、しばらく待ってから実行してください。
An error occurred on one or more groups. Check the status of group.
Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループの状態を確認してください。
Invalid group name. Specify a valid group name in the cluster.
クラスタ内の正しいグループ名を指定してください。
Server is isolated.
サーバが保留 (ダウン後再起動) 状態です。
Some invalid status. Check the status of cluster.
何らかの不正な状態です。クラスタの状態を確認してください。
Log in as administrator.
メモリ不足または、OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Server is not in a condition to start group. Critical monitor error is detected.
Cluster WebUI や、clpstat コマンドでサーバの状態を確認してください。グループを起動しようとしたサーバで「フェイルオーバ先サーバの除外に使用するモニタリソース」に含まれるモニタの異常が検出されています。There is no appropriate destination for the group. Critical monitor error is detected.
Cluster WebUI や、clpstat コマンドでサーバの状態を確認してください。他の全てのサーバで「フェイルオーバ先サーバの除外に使用するモニタリソース」に含まれるモニタの異常が検出されています。
9.8. ログを収集する (clplogcc コマンド)¶
ログを収集します。
-
コマンドライン
clplogcc [ [-n targetnode1 -n targetnode2 ......] ] [-t collect_type] [-o path] [--local] [--evt event_type ...]
-
説明
データ転送サーバに接続し、ログ、OS 情報等を収集します。
-
オプション
-
なし
¶
クラスタ内のログを収集します。
-
-t
collect_type
¶ ログ収集パターンを指定します。省略した場合の ログ収集パターンは type1 です。ログ収集タイプについての説明は、次の「 タイプを指定したログの収集 (-t オプション) 」で説明します。
-
-o
path
¶ 収集ファイルの出力先を指定します。省略した 場合は、インストールパスの tmp 配下にログが出力されます。
-
-n
targetnode
¶ ログを収集するサーバ名を指定します。この場合は、クラスタ全体のログを収集するのではなく、指定したサーバのみログを収集することができます。
-
--local
¶
- データ転送サーバを経由せずにローカルサーバのログを収集します。[-n] オプションと同時に指定することはできません。
-
--evt
event_type
¶ - 収集するイベントログの種類を指定します。省略した場合は、アプリケーションログ、システムログ、セキュリティログが収集されます。none を指定すると、イベントログは収集されません。[--local] オプション指定時のみ有効です。詳細については、"収集するイベントログの種類の指定 (--evt オプション)"で説明します。
-
-
戻り値
0
成功
0 以外
異常
-
備考
ログファイルは zip で圧縮されているので、zip を解凍可能な アプリケーションを利用して解凍してください。
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
[-n] オプションのサーバ名は、名前解決できるサーバ名を指定して ください。名前解決できない場合は、インタコネクトもしくはパブリックLAN アドレスを指定してください。本コマンド実行時、インタコネクトの優先度順でクラスタサーバのIPアドレスに接続し、成功した経路を使用します。
本コマンドがタイムアウトした場合は、しばらく待ってから再度実行してください。
-
実行例
例1: クラスタ内の全てのサーバからログを収集する場合
# clplogcc please wait, now collecting.. server status result --------------------------------------------- server0 Completion Normal server1 Completion Normal
ログ収集を実行したサーバの実行結果が表示されます。
サーバ名 処理過程 実行結果
-
実行結果
本コマンドの結果で表示される処理過程は以下になります。
処理過程
説明
Preparing
初期化中
Connecting
サーバ接続中
Compressing
ログファイル圧縮中
Transmitting
ログファイル送信中
Disconnecting
サーバ切断中
Completion
ログ収集完了
実行結果 (サーバ状態) については以下になります。
実行結果(サーバ状態)
説明
Normal
正常終了しました。
Canceled
ユーザによってキャンセルされました。
Invalid Parameters
パラメータ不正です。
Compression Error
圧縮エラーが発生しました。
Communication Error
送信エラーが発生しました。
Timeout
タイムアウトしました。
Busy
サーバがビジー状態です。
No Free Space
ディスクに空き容量がありません。
File I/O Error
ファイル I/O エラーが発生しました。
Unknown Error
その他のエラーによる失敗です。
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Log in as administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Invalid option.
正しいオプションを指定してください。
Collect type must be specified 'type1' or 'type2' or 'type3' or 'type4' or 'type5' or 'type6'. Incorrect collection type is specified.
収集タイプの指定が間違っています。
Specifiable number of servers is the max number of servers that can constitute a cluster.
指定可能なサーバ数は、クラスタ構成可能な最大サーバ数です。
Failed to obtain properties.
プロパティの取得に失敗しました。
Failed to obtain the list of nodes. Specify a valid server name in the cluster.
クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。
Invalid server name. Specify a valid server name in the cluster.
クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。
Failed to collect log.
ログ収集が失敗しました。
Server is busy. Check if this command is already run.
既に本コマンドを実行している可能性があります。確認してください。
Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
9.8.1. タイプを指定したログの収集 (-t オプション)¶
指定したタイプのログのみを収集したい場合は、[clplogcc] コマンドで [-t] オプションを 指定して実行します。
ログの収集タイプは type1 ~ 6 までを指定します。
type1 |
type2 |
type3 |
type4 |
type5 |
type6 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
|
✓ |
✓ |
✓ |
n/a |
n/a |
n/a |
|
✓ |
✓ |
✓ |
✓ |
n/a |
n/a |
|
✓ |
✓ |
✓ |
✓ |
n/a |
n/a |
|
✓ |
✓ |
n/a |
n/a |
n/a |
n/a |
|
✓ |
✓ |
n/a |
n/a |
n/a |
n/a |
|
✓ |
✓ |
✓ |
n/a |
n/a |
n/a |
|
✓ |
✓ |
✓ |
n/a |
n/a |
n/a |
|
✓ |
✓ |
✓ |
n/a |
n/a |
n/a |
|
n/a |
✓ |
n/a |
n/a |
n/a |
n/a |
|
n/a |
n/a |
n/a |
n/a |
✓ |
n/a |
|
n/a |
n/a |
n/a |
n/a |
n/a |
✓ |
|
✓ |
✓ |
✓ |
n/a |
n/a |
✓ |
コマンドラインからは以下のように実行します。
実行例:収集タイプ type2 でログ収集を行う場合。
# clplogcc -t type2
オプションを指定しない場合のログ収集タイプは type1 です。
デフォルト収集情報
CLUSTERPRO サーバの各モジュールログ
CLUSTERPRO サーバの各モジュールの属性情報 (dir)
bin 配下
cloud 配下
alert\bin、webmgr\bin 配下
%SystemRoot%system32\drivers 配下
CLUSTERPRO のバージョン情報
OS 情報
アップデートログ
ライセンス情報
設定ファイル
ポリシーファイル
クラウド環境設定ディレクトリ
共有メモリのダンプ
CLUSTERPRO の自ノードステータス(clpstat --localの実行結果)
ホスト名、ドメイン名情報 (hostname の実行結果)
ネットワーク情報 (netstat の実行結果)
IPルーティングテーブル情報 (route print の実行結果)
プロセス存在状況 (tasklist の実行結果)
ipconfig (ipconfig の実行結果)
ファイルの共有設定 (net share の実行結果)
セッション情報 (net session の実行結果)
Windows ファイアウォールの設定 (netsh の実行結果)
SNP (Scalable Networking Pack) の設定 (netsh の実行結果)
タスクスケジューラの設定 (schtasks の実行結果)
VSSのシャドウコピー領域の使用状況 (vssadmin list shadowstorage の実行結果)
イベントログ
アプリケーションログ (AppEvent.Evt, Application.evtx)
システムログ (SysEvent.Evt, System.evtx)
セキュリティログ (SecEvent.Evt, Security.evtx)
Windowsエラーレポート
***.wer
ユーザダンプ
***.*dmp
診断プログラムレポート
[msinfo32.exe] コマンドの実行結果
レジストリ
CLUSTERPRO サーバのレジストリ情報
HKLM\SOFTWARE\NEC\CLUSTERPRO\Alert
HKLM\SOFTWARE\NEC\CLUSTERPRO\MirrorList
HKLM \SOFTWARE\NEC\CLUSTERPRO\RC
HKLM \SOFTWARE\NEC\CLUSTERPRO\VCOM
diskfltrのレジストリ情報
OS のレジストリ情報
HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Disk
HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\DOS Devices
HKLM\SYSTEM\MountedDevices
HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\SCSI
HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\STORAGE
HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\symc8xx
HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem
スクリプト
Cluster WebUI で作成されたグループ起動/停止スクリプト
上記以外のユーザ定義スクリプトを指定した場合は、ログ収集の採取情報に含まれないため、別途採取する必要があります。
ESMPRO/AC、ESMPRO/UPSC のログ
[acupslog.exe] コマンドの実行により収集されるファイル
HA ログ
システムリソース情報
JVM モニタログ
システムモニタログ
ミラー統計情報
ミラー統計情報
perf\disk 配下
クラスタ統計情報
クラスタ統計情報
perf\cluster 配下
システムリソース統計情報
システム統計情報
perf\system 配下
9.8.2. ログファイルの出力先 (-o オプション)¶
ファイル名は、「サーバ名-log.zip」で保存されます。
ログファイルは zip で圧縮されているので、zip を解凍可能な アプリケーションを利用して解凍してください。
[-o] オプションを指定しない場合
インストールパスの tmp 配下にログが出力されます。
[-o] オプションを指定する場合
以下のようにコマンドを実行すると、指定したディレクトリ C:tmp 配下にログが出力されます。
# clplogcc -o C:\tmp
9.8.3. ログ収集サーバ指定 (-n オプション)¶
[-n] オプションを用いることによって、指定したサーバのみログを収集することができます。
例)クラスタ内の Server1 と Server3 のログを収集する場合
# clplogcc -n Server1 -n Server3
同じクラスタ内のサーバを指定してください。
指定可能なサーバ数は、クラスタ構成可能な最大サーバ数です。
9.8.4. 収集するイベントログの種類の指定 (--evt オプション)¶
ログ収集で採取される情報に含まれるイベントログの種類を指定することができます。
[--evt] オプションに続けて、収集するイベントログを示す下記のいずれか、または、一つ以上の組み合わせを指定します。
イベントログの種類 |
指定文字 |
---|---|
アプリケーションログ |
app |
システムログ |
sys |
セキュリティログ |
sec |
収集しない |
none |
例)システムログとセキュリティログを収集する場合
# clplogcc --local --evt sys sec
[--local] オプション指定時のみ有効です。
9.8.5. 異常発生時の情報採取¶
以下の異常発生時に、障害解析のための情報を採取します。
クラスタを構成するクラスタサービスが、内部ステータス異常による終了などで異常終了した場合
グループリソースの活性異常、非活性異常が発生した場合
モニタリソースの監視異常が発生した場合
採取する情報は以下です。
クラスタ情報
CLUSTERPRO サーバの一部のモジュールログ
コマンド実行による情報
ホスト名、ドメイン名情報 (hostname の実行結果)
ネットワーク情報 (netstat の実行結果)
プロセス存在状況 (tasklist の実行結果)
ipconfig (ipconfig の実行結果)
ファイルの共有設定 (net share の実行結果)
セッション情報 (net session の実行結果)
この情報はログ収集のデフォルト収集情報として採取されるため、別途採取する必要はありません。
9.9. クラスタ生成、クラスタ構成情報バックアップを実行する (clpcfctrl コマンド)¶
9.9.1. クラスタを生成する (clpcfctrl --push)¶
クラスタ構成情報をサーバに配信します。
-
コマンドライン
clpcfctrl --push [-w] [-x <path>] [-h <hostname>|<IP>] [-p <portnumber>] [--force] [--nocheck]
-
説明
Cluster WebUI で作成した構成情報をサーバに配信します。
-
オプション
-
--push
¶
配信時に指定します。省略できません。
-
-x
¶
指定したディレクトリにある構成情報を配信する 場合に指定します。
-
-w
¶
- 配信するクラスタ構成情報ファイルの文字コードがSJIS であることを示します。通常は本オプションを省略可能です。
-
-h
¶
- 構成情報を配信するサーバを指定します。ホスト名または IP アドレスを指定します。省略時は構成情報にある全サーバに配信します。
-
-p
¶
- データ転送ポートのポート番号を指定します。省略時は初期値を使用します。通常は指定の必要はありません。
-
--force
¶
起動していないサーバが存在する場合でも、強制的にクラスタ構成情報を配信します。
-
--nocheck
¶
変更をクラスタに反映させるために必要な操作のチェックを行わずに配信します。配信した構成情報をクラスタに反映させるためには必要に応じた操作を手動で実行する必要があります。
-
-
戻り値
0
成功
0以外
異常
-
備考
Cluster WebUIでエクスポートしたクラスタ構成情報ファイルを、clpcfctrl --push コマンドでクラスタサーバーへ配信するには以下の手順に従ってください。
Cluster WebUIを起動し、[設定モード]に切り替えます。
必要に応じて、Cluster WebUIからクラスタ構成を変更します。
Cluster WebUIから、[設定のエクスポート]を選択し、任意のフォルダへクラスタ構成情報ファイル(zip形式)を保存します。
Cluster WebUIのエクスポートしたクラスタ構成情報ファイル(zip形式)を、クラスタサーバーから参照可能な任意のフォルダに展開します。
クラスタ内のいずれかのクラスタサーバーのコマンドプロンプトから、clpcfctrl --push を実行します。
-
注意事項
本コマンドは Administrator 権限をもつユーザで実行してください。
本コマンド実行時、インタコネクトの優先度順でクラスタサーバのIPアドレスに接続し、成功した経路を使用します。
クラスタ構成情報配信時に、現在のクラスタ構成情報と配信予定の クラスタ構成情報を比較します。
構成内容に変更がある場合は、以下のメッセージが出力されます。メッセージの指示に従い、クラスタ操作/グループ操作を行ってから、再度本コマンドを実行してください。
メッセージ
対処法
Please stop CLUSTERPRO Server.
サーバを停止してください。
Please suspend CLUSTERPRO Server.
サーバをサスペンドしてください。
Please stop the following groups.
設定を変更したグループを停止してください。
Reboot of a cluster is necessary to reflect setting.
設定を反映するには、クラスタシャットダウン・リブートを実行してください。
To apply the changes you made, restart the CLUSTERPRO Web Alert service.
設定を反映するには、CLUSTERPRO Web Alert サービスを再起動してください。
To apply the changes you made, restart the CLUSTERPRO Manager service.
設定を反映するには、CLUSTERPRO Manager サービスを再起動してください。
To apply the changes you made, restart the CLUSTERPRO Information Base service.
設定を反映するには、CLUSTERPRO Information Base サービスを再起動してください。
To apply the changes you made, restart the CLUSTERPRO API service.
設定を反映するには、CLUSTERPRO API サービスを再起動してください。
To apply the changes you made, restart the CLUSTERPRO Node Manager service.
設定を反映するには、CLUSTERPRO Node Manager サービスを再起動してください。
Start of a cluster is necessary to reflect setting.
初回クラスタ構築時のメッセージです。クラスタ開始を実行してください。--nocheckオプションは保守手順などの特別な用途においてのみ使用します。通常の操作では使用しないでください。
-
実行例
例1: Cluster WebUI を使用してファイルシステム上に保存した構成情報を配信する場合
# clpcfctrl --push -x C:\tmp\config file delivery to server 10.0.0.11 success. file delivery to server 10.0.0.12 success. Command succeeded.(code:0)
例2: Cluster WebUI を使用してファイルシステム上に保存した構成情報を指定サーバに配信する場合
# clpcfctrl --push -x C:\tmp\config -h 10.0.0.11 Command succeeded.(code:0)
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Command succeeded.
コマンドは成功しました。
Log in as administrator.
Administrator ユーザで実行してください。
This command is already run.
本コマンドはすでに起動されています。
Invalid option.
オプションが不正です。オプションを確認してください。Invalid mode. Check if --push or --pull option is specified.
[--push] を指定しているか確認してください。
The target directory does not exist.
指定されたディレクトリが存在しません。指定されたディレクトリが正しいか確認してください。
Invalid host name. Server specified by -h option is not included in the configuration data
[-h] で指定したサーバが構成情報に含まれていません。指定したサーバ名または IP アドレスが正しいか確認してください。
Invalid type of file.
構成情報の文字コードが正しいか確認してください。
Failed to initialize the xml library. Check if memory or OS resources are sufficient.またはFailed to load the configuration file. Check if memory or OS resources are sufficient.またはFailed to change the configuration file. Check if memory or OS resources are sufficient.メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Failed to load the all.pol file. Reinstall the cluster.
CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。
Failed to load the cfctrl.pol file. Reinstall the cluster.
CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。
Failed to get the install path. Reinstall the cluster.
CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。
Failed to get the list of group.
グループ一覧の取得に失敗しました。
Failed to get the list of resource.
リソースの一覧の取得に失敗しました。
Failed to initialize the trncl library. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Failed to connect to trnsv. Check if the other server is active.
サーバとの接続に失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。
Failed to get the list of node. Check if the server name or ip addresses are correct.
構成情報のサーバ名と IP アドレスが正しく設定されているか確認してください。
File delivery failed. Failed to deliver the configuration data. Check if the other server is active and run the command again.
構成情報の配信に失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。サーバ起動後、再度コマンドを実行してください。Multi file delivery failed. Failed to deliver the configuration data. Check if the other server is active and run the command again.
構成情報の配信に失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。サーバ起動後、再度コマンドを実行してください。Failed to deliver the configuration data. Check if the other server is active and run the command again.
構成情報の配信に失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。サーバ起動後、再度コマンドを実行してください。Failed to upload the configuration file. Check if the other server is active and run the command again.
構成情報の配信に失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。
Failed to get the collect size.
収集ファイルのサイズの取得に失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。
Failed to collect the file.
ファイル収集に失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。
Canceled to deliver the configuration file since it failed to connect to one or more server. If you want to deliver the configuration file to servers that can be connected, run the command again with "--force" option.
構成情報の配信を中止しました。接続に失敗 したサーバがあります。もし接続可能なサーバ のみ構成情報を配信したい場合は、[--force] オプションを用いて再度コマンドを実行して ください。
The directory "work" is not found. Reinstall the cluster.
CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。
Failed to make a working directory.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
The directory does not exist.またはThis is not a directory.またはThe source file does not exist.またはThe source file is a directory.またはThe source directory does not exist.またはThe source file is not a directory.クラスタ構成情報のパスが正しいか確認してください。
Failed to change the character code set (EUC to SJIS).またはFailed to change the character code set (SJIS to EUC).メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Failed to allocate memory.またはFailed to change the directory.またはFailed to make a directory.またはFailed to remove the directory.またはFailed to remove the file.メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Failed to open the file.
クラスタ構成情報のパスが正しいか確認してください。
Failed to read the file.またはFailed to copy the file.またはFailed to create the mutex.またはInternal error. Check if memory or OS resources are sufficient.メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Failed to check server property. Check if the server name or ip addresses are correct.
構成情報のサーバ名と IP アドレスが正しく設定されているか確認してください。
Please stop the following resources.
設定を変更したリソースを停止してください。
Failed to get server status.
サーバ状態の取得に失敗しました。サーバは正常状態であるかどうか確認してください。
target does not exist.
指定されたディレクトリが存在しません。指定されたディレクトリが正しいか確認してください。
connect to server succeeded.
サーバとの接続に成功しました。
connect to server failed.
サーバとの接続に失敗しました。サーバが起動しているか確認してください。
connect to server failed. (please retry later)
サーバとの接続に失敗しました。サーバが起動しているか確認してください。後で再度試してください。
clp.conf delivered.
構成情報は既に転送しました。
To apply the changes you made, reboot the cluster.
構成情報を反映するために、クラスタを再起動してください。
To apply the changes you made, start the cluster service.
構成情報を反映するために、クラスタを起動してください。
Failed to deliver the configuration file.Check if the other server is active and run the command again.
構成情報の転送にが失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。サーバが起動した後、再度コマンドを実行してください。
9.9.2. クラスタ構成情報をバックアップする (clpcfctrl --pull)¶
クラスタ構成情報をバックアップします。
-
コマンドライン
clpcfctrl --pull [-w] [-x <path>] [-h <hostname>|<IP>] [-p <portnumber>]
-
説明
Cluster WebUI で使用するためにクラスタ構成情報をバックアップします。
-
オプション
-
--pull
¶
- バックアップ時に指定します。省略できません。
-
-x
¶
指定したディレクトリに構成情報をバックアップします。
-
-w
¶
構成情報を文字コード SJIS で保存します。
-
-h
¶
- バックアップ元サーバを指定します。ホスト名または IP アドレスを指定します。省略時はコマンド実行サーバの構成情報を 使用します。
-
-p
¶
- データ転送ポートのポート番号を指定します。省略時は初期値を使用します。通常は指定の 必要はありません。
-
-
戻り値
0
成功
0 以外
異常
-
備考
clpcfctrl --pullコマンドで取得したクラスタ構成情報ファイルを、Cluster WebUIでクラスタサーバーへ配信するには以下の手順に従ってください。
clpcfctrl --pullコマンドを実行し、任意のフォルダへクラスタ構成情報ファイル(zip形式)を保存します。
zipを解凍しclp.conf と scripts を選択し、zip形式で圧縮したファイルを作成します(ファイル名は任意)。
Cluster WebUI の設定モードから [設定のインポート] をクリックし、保存したファイルを読み込みます。
必要に応じて、Cluster WebUIからクラスタ構成を変更し、[設定の反映]をクリックする。
-
注意事項
本コマンドは Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
本コマンド実行時、インタコネクトの優先度順でクラスタサーバのIPアドレスに接続し、成功した経路を使用します。
-
実行例
例1: 構成情報を指定ディレクトリにバックアップする場合
# clpcfctrl --pull -x C:\tmp\config Command succeeded.(code:0)
例2: 指定サーバの構成情報を指定ディレクトリにバックアップする場合
# clpcfctrl --pull -x C:\tmp\config -h 10.0.0.11 Command succeeded.(code:0)
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Log in as administrator.
Administrator ユーザで実行してください。
This command is already run.
すでに起動されています。
Invalid option.
オプションが不正です。オプションを確認してください。Invalid mode. Check if --push or --pull option is specified.
[--pull] を指定しているか確認してください。
Failed to initialize the xml library. Check if memory or OS resources are sufficient.またはFailed to load the configuration file. Check if memory or OS resources are sufficient.またはFailed to change the configuration file. Check if memory or OS resources are sufficient.メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Failed to load the all.pol file. Reinstall the cluster.
CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。
Failed to load the cfctrl.pol file. Reinstall the cluster.
CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。
Failed to get the install path. Reinstall the cluster.
CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。
Failed to initialize the trncl library. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Failed to connect to trnsv. Check if the other server is active.
サーバとの接続に失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。
The directory "work" is not found. Reinstall the cluster.
CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。
Failed to make a working directory.またはThe directory does not exist.またはThis is not a directory.またはThis is not a directory.またはThis is not a directory.またはThe source file does not exist.またはThe source file is a directory.またはThe source directory does not exist.またはThe source file is not a directory.またはFailed to change the character code set (EUC to SJIS).またはFailed to change the character code set (SJIS to EUC).メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Failed to allocate memory.またはFailed to change the directory.またはFailed to make a directory.またはFailed to remove the directory.またはFailed to remove the file.またはFailed to open the file.またはFailed to read he file.またはFailed to write the file.またはFailed to copy the file.またはFailed to create the mutex.またはInternal error. Check if memory or OS resources are sufficient.メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
9.10. タイムアウトを一時調整する (clptoratio コマンド)¶
現在のタイムアウト倍率の延長、表示を行います。
-
コマンドライン
- clptoratio -r <ratio> -t <time>clptoratio -iclptoratio -s
-
説明
クラスタ内の全サーバで以下の各種タイムアウト値を一時的に延長 や、現在のタイムアウト倍率を表示します。
モニタリソース
ハートビートリソース
ディスクエージェント
アラート同期サービス
WebManager サービス
ただし、以下は対応していません。
カーネルモード LAN ハートビートリソース
-
オプション
-
-r
ratio
¶ - タイムアウト倍率を指定します。1 以上の整数値で設定してください。最大タイムアウト倍率は10000 倍です。「1」を指定した場合、[-i] オプションと同様に、変更したタイムアウト倍率を元に戻すことができます。
-
-t
time
¶ - 延長期間を指定します。分m、時間h、日d が指定できます。最大延長期間は 30 日です。例)2m、3h、4d
-
-i
¶
変更したタイムアウト倍率を元に戻します。
-
-s
¶
現在のタイムアウト倍率を参照します。
-
-
戻り値
0
成功
0 以外
異常
-
備考
クラスタシャットダウンを実行すると、設定したタイムアウト倍率は無効になります。クラスタ内のサーバが 1 台でもシャットダウンされていなければ、設定したタイムアウト倍率、延長期間は保たれます。
[-s] オプションで参照できるのは、現在のタイムアウト倍率のみです。延長期間の残り時間などは参照できません。
状態表示コマンドを用いて、元のタイムアウト値を参照できます。
ハートビートタイムアウト
# clpstat --cl --detail
モニタリソースタイムアウト
# clpstat --mon モニタリソース名 --detail
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
クラスタ内の全サーバの CLUSTERPRO サービスが起動した状態で実行してください。
タイムアウト倍率を設定する場合、延長期間の指定は必ず行って ください。しかし、タイムアウト倍率指定に「1」を指定した場合は、延長期間を指定することはできません。
延長期間指定に、「2m3h」などの組み合わせはできません。
倍率延長期間内にサーバを再起動すると、延長期間を過ぎてもタイムアウト倍率が元に戻りません。この場合、タイムアウト倍率を元に戻すには clptoratio -i コマンドを実施してください。
本コマンドは、強制停止リソースの各種タイムアウト値には対応していません。
-
実行例
例1: タイムアウト倍率を3日間2倍にする場合
# clptoratio -r 2 -t 3d
例2: タイムアウト倍率を元に戻す場合
# clptoratio -i
例3: 現在のタイムアウト倍率を参照する場合
# clptoratio -s present toratio : 2
現在のタイムアウト倍率は 2 で設定されていることが分かります。
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Log in as administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Invalid configuration file. Create valid cluster configuration data.
Cluster WebUI で正しいクラスタ構成情報を作成してください。
Invalid option.
正しいオプションを指定してください。
Specify a number in a valid range.
正しい範囲で数字を指定してください。
Specify a correct number.
正しい数字で指定してください。
Scale factor must be specified by integer value of 1 or more.
倍率は 1 以上の整数値で指定してください。
Specify scale factor in a range less than the maximum scale factor.
最大倍率を超えない範囲で倍率を指定してください。
Set the correct extension period. Ex) 2m, 3h, 4d
正しい延長期間の設定をしてください。
Set the extension period in a range less than the maximum extension period.
最大延長期間を超えない範囲で延長期間を設定してください。
Could not connect to the server. Check if the cluster service is active.
CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。
Server is not active. Check if the cluster service is active.
CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。
Connection was lost. Check if there is a server where the cluster service is stopped in the cluster.
クラスタ内に CLUSTERPRO サービスが停止しているサーバがないか確認してください。
Invalid parameter.
コマンドの引数に指定した値に不正な値が設定されている可能性があります。
Internal communication timeout has occurred in the cluster server. If it occurs frequently, set the longer timeout.
CLUSTERPRO の内部通信でタイムアウトが発生しています。頻出するようであれば、内部通信タイムアウトを長めに設定してください。Processing failed on some servers. Check the status of failed servers.
処理に失敗したサーバが存在します。クラスタ内のサーバの状態を確認してください。クラスタ内の全てのサーバが起動した状態で実行してください。Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
9.11. ログレベル/サイズを変更する (clplogcfコマンド)¶
ログレベル、ログ出力ファイルサイズの設定の変更、表示を行います。
-
コマンドライン
clplogcf -t <type> -l <level> -s <size>
-
説明
ログレベル、ログ出力ファイルサイズの設定を変更します。
現在の設定値を表示します。
-
オプション
-
-t
¶
- 設定を変更するモジュールタイプを指定します。[-l] と [-s] のいずれも省略した場合は、指定したモジュールタイプに設定されている情報を表示 します。指定可能なタイプは「-tオプションに指定可能なタイプ」の表を参照してください。
-
-l
¶
- ログレベルを指定します。指定可能なログレベルは以下のいずれかです。1、2、4、8、16、32数値が大きいほど詳細なログが出力されます。
-
-s
¶
- ログを出力するファイルのサイズを指定します。単位は byte です。
-
なし
¶
現在設定されている全情報を表示します。
-
-
戻り値
0
成功
0 以外
異常
-
備考
CLUSTERPRO が出力するログは、各タイプで 2 つのログファイルを使用します。このため [-s] で指定したサイズの 2 倍のディスク 容量が必要です。
-
注意事項
本コマンドは Administrator 権限をもつユーザで実行してください。
本コマンドの実行には CLUSTERPRO Event サービスが動作 している必要があります。
設定変更は、本コマンドを実行したサーバのみで有効となります。また、サーバを再起動すると設定は元に戻ります。以下のハイブリッドディスク関連モジュールの設定を表示/変更する場合は、対応するミラーディスク関連モジュールのモジュールタイプを指定する必要があります。詳細は「-tオプションに指定可能なタイプ」の表を参照してください。clphd.dll
clphdctrl.exe
clphdstat.exe
clphdw.dll
-
実行例
例1: pm のログレベルを変更する場合
# clplogcf -t pm -l 8
例2: pm のログレベル、ログファイルサイズを参照する場合
# clplogcf -t pm TYPE, LEVEL, SIZE pm, 8, 1000000
例3: 現在の設定値を表示する場合
# clplogcf TYPE, LEVEL, SIZE trnsv, 4, 1000000 xml, 4, 1000000 logcf, 4, 1000000
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Log in as administrator.
Administrator ユーザで実行してください。
Invalid option.
オプションが不正です。オプションを確認してください。
Failed to change configuration. Check if the event service is running.
CLUSTERPRO Event サービスが起動されていない可能性があります。
Invalid level.
指定したレベルが不正です。
Invalid size.
指定したサイズが不正です。
Failed to initialize the xml library. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Failed to print current configuration. Check if the event service is running.
CLUSTERPRO Event サービスが起動されていない可能性があります。
-
[-t] オプションに指定可能なタイプ
タイプ
モジュール
説明
alert
clpaltinsert.exe
アラート
apicl
clpapicl.dll
API クライアントライブラリ
apicl_rc
clpapicl.dll
API クライアントライブラリ
apisv
clpapisv.dll
API サーバ
appli
clpappli.dll
アプリケーションリソース
appliw
clpappliw.dll
アプリケーション監視リソース
awsazw
clpawsazw.dll
AWS AZ 監視リソース
awseip
clpawseip.dll
AWS Elastic IP リソース
awsdns
clpawsdns.dll
AWS DNS リソース
awsdnsw
clpawsdnsw.dll
AWS DNS 監視リソース
awseipw
clpawseipw.dll
AWS Elastic IP 監視リソース
awsvip
clpawsvip.dll
AWS 仮想 IP リソース
awsvipw
clpawsvipw.dll
AWS 仮想 IP 監視リソース
azuredns
clpazuredns.dll
Azure DNS リソース
azurednsw
clpazurednsw.dll
Azure DNS 監視リソース
azurepp
clpazurepp.dll
Azure プローブポートリソース
azureppw
clpazureppw.dll
Azure プローブポート監視リソース
azurelbw
clpazurelbw.dll
Azure ロードバランス監視リソース
bwctrl
clpbwctrl.exe
クラスタ起動同期待ち処理制御コマンド
cfchk
clpcfchk.exe
クラスタ構成情報チェックコマンド
cfctrl
clpcfctrl.exe
クラスタ生成、クラスタ情報バックアップコマンド
cifs
clpcifs.dll
CIFS リソース
cifsw
clpcifsw.dll
CIFS 監視リソース
cl
clpcl.exe
クラスタ操作コマンド
clpdnld
clpdnld.exe
ダウンローダ
clpgetsvcstat
clptrnsv.exe
トランザクションサーバ
clpshmstat
clpshmstat.dll
ノードステータス管理ライブラリ
commcl
clpcommcl.dll
汎用通信クライアントライブラリ
commcl_trace
clpcommcl.dll
汎用通信クライアントライブラリ
commcl_ws
clpcommcl.dll
汎用通信クライアントライブラリ
commcl_wsev
clpcommcl.dll
汎用通信クライアントライブラリ
ddns
clpddns.dll
ダイナミックDNSリソース
ddnsw
clpddnsw.dll
ダイナミックDNS監視リソース
diskagcl
clpdiskagcl.dll
ディスクエージェント通信クライアント
diskagent
clpdiskagent.exe
ディスクエージェント
diskfltr
clpdiskfltr.dll
ディスクフィルタリングライブラリ
disknp
clpdisknp.dll
DISK 方式ネットワークパーティション解決リソース
diskperf
clpdiskperf.dll
ディスクパフォーマンスログ出力用ライブラリ
diskperf_conf
clpdiskperf.dll
ディスクパフォーマンスログ出力用ライブラリ
diskperf_trace
clpdiskperf.dll
ディスクパフォーマンスログ出力用ライブラリ
diskutil
clpdiskutil.dll
ミラーディスク/ディスク共通ライブラリ
diskw
clpdiskw.dll
ディスク RW 監視リソース
down
clpdown.exe
サーバシャットダウンコマンド
event
clpevent.dll
イベントログ
exping
clpexpng.dll
PING 実行管理
fip
clpfip.dll
フローティング IP リソース
fipw
clpfipw.dll
フローティング IP 監視リソース
gclbw
clpgclbw.dll
Google Cloud ロードバランス監視リソース
gcvip
clpgcvip.dll
Google Cloud 仮想 IP リソース
gcvipw
clpgcvipw.dll
Google Cloud 仮想 IP 監視リソース
genw
genw.dll
カスタム監視リソース
grp
clpgrp.exe
グループ起動、停止、移動コマンド
hblog
clplanhb.dll
カーネルモード LAN ハートビートリソース
hdsnapshot
clphdsnapshot.exe
ハイブリッドディスクスナップショットバックアップコマンド
hdtw
clphdtw.dll
ハイブリッドディスク TUR 監視リソース
healthchk
clphealthchk.exe
プロセス健全性確認コマンド
ibsv
clpibsv.exe
Information Baseサービス
ipw
clpipw.dll
IP 監視リソース
lankhb
clplanhb.dll
カーネルモード LAN ハートビートリソース
lcns
clplcns.dll
ライセンスライブラリ
logc
clplogc.dll
ログ収集ライブラリ
logcc
clplogcc.exe
ログ収集コマンド
logcf
clplogcf.exe
ログレベル、サイズ変更コマンド
logcmd
clplogcmd.exe
アラート出力コマンド
mail
clpmail.exe
Mail 通報
majonp
clpmajnp.dll
多数決方式ネットワーク化パーティション解決リソース
md
clpmd.dll/clphd.dll
ミラーディスクリソース/ハイブリッドディスクリソース
mdadmn
clpmdadmn.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク管理ライブラリ
mdadmn_act
clpmdadmn.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク管理ライブラリ
mdadmn_copy
clpmdadmn.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク管理ライブラリ
mdadmn_cr
clpmdadmn.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク管理ライブラリ
mdadmn_ex
clpmdadmn.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク管理ライブラリ
mdadmn_flag
clpmdadmn.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク管理ライブラリ
mdadmn_info
clpmdadmn.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク管理ライブラリ
mdadmn_trace
clpmdadmn.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク管理ライブラリ
mdadmn_z
clpmdadmn.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク管理ライブラリ
mdapi
clpmdapi.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク内部 API
mdctrl
clpmdctrl.exe/clphdctrl.exe
ミラーディスク/ハイブリッドディスク制御コマンド
mddac
clpmddac.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク制御ライブラリ
mdfunc
clpmdfunc.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク機能ライブラリ
mdfunc_conf
clpmdfunc.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク機能ライブラリ
mdfunc_trace
clpmdfunc.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク機能ライブラリ
mdnm
clpmdnm.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスクノード管理
mdnm_t
clpmdnm.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスクノード管理
mdstat
clpmdstat.exe/clphdstat.exe
ミラーディスク/ハイブリッドディスク状態表示コマンド
mdw
clpmdw.dll/clphdw.dll
ミラーディスク/ハイブリッドディスク監視リソース
mgtmib
clpmgtmib.dll
SNMP 連携ライブラリ
miiw
clpmiiw.dll
NIC Link Up/Down 監視リソース
monctrl
clpmonctrl.exe
モニタリソース制御コマンド
mrw
clpmrw.dll
外部連携監視リソース
mtw
clpmtw.dll
マルチターゲット監視リソース
nm
clpnm.exe
ノードマップ管理
oclbw
clpoclbw.dll
Oracle Cloud ロードバランス監視リソース
ocvip
clpocvip.dll
Oracle Cloud 仮想 IP リソース
ocvipw
clpocvipw.dll
Oracle Cloud 仮想 IP 監視リソース
perfc
clpperfc.exe
クラスタ統計情報表示コマンド
pingnp
clppingnp.dll
PING 方式ネットワーク化パーティション解決リソース
pm
clppm
プロセス管理
pmsvc
clppmsvc.exe
プロセス管理
psw
clppsw.dll
プロセス名監視リソース
ptun
clpptun.dll
パラメータチューニング
ptunlib
clpptun.dll
パラメータチューニング
rc
clprc.exe
グループ、グループリソース管理
rc_ex
clprc.exe
グループ、グループリソース管理
rd
clprd.exe
スマートフェイルオーバ用プロセス
rdl
clprdl.dll
スマートフェイルオーバ用ライブラリ
regctrl
clpregctrl.exe
再起動回数制御コマンド
regsync
clpregsync.dll
レジストリ同期リソース
regsyncw
clpregsync.dll
レジストリ同期監視リソース
resdllc
clpresdllc.dll
リソース制御ライブラリ
rm
clprm.dll
モニタ管理
script
clpscript.dll
スクリプトリソース
scrpc
clpscrpc.exe
スクリプト
scrpl
clpscrpl.exe
スクリプト
sd
clpsd.dll
ディスクリソース
sdadmn
clpsdadmn.dll
ディスク管理ライブラリ
sddknp
clpsddknp.dll
ディスク方式ネットワークパーティション解決ライブラリ
sdfunc
clpsdfunc.dll
ディスク機能ライブラリ
sdw
clpsdw.dll
ディスク TUR 監視リソース
sem
clpsem.dll
セマフォライブラリ
service
clpservice.dll
サービスリソース
servicew
clpservicew.dll
サービス監視リソース
shmcm
clpshmcm.dll
共有メモリライブラリ
shmevt
clpshmevt.dll
イベントライブラリ
shmnm
clpshmnm.dll
共有メモリライブラリ
shmrm
clpshmrm.dll
共有メモリライブラリ
snmpmgr
clpsnmpmgr.dll
SNMP トラップ受信ライブラリ
startup
clpstartup.exe
スタートアップ
stat
clpstat.exe
ステータス表示コマンド
stdn
clpstdn.exe
クラスタシャットダウンコマンド
toratio
clptoratio.exe
タイムアウト倍率変更コマンド
trap
clptrap.exe
SNMP トラップ送信コマンド
trncl
clptrncl.dll
トランザクションライブラリ
rexec
clprexec.exe
外部監視連動処理要求コマンド
trnsv
clptrnsv.exe
トランザクションサーバ
userw
clpuserw.dll
ユーザ空間監視リソース
vcom
clpvcom.dll
仮想コンピュータ名リソース
vcomw
clpvcomw.dll
仮想コンピュータ名監視リソース
vip
clpvip.dll
仮想 IP リソース
vipw
clpvipw.dll
仮想 IP 監視リソース
webalert
clpaltd.exe
アラート同期
webmgr
clpwebmc.exe
WebManager サービス
xml
xlpxml.dll
XML ライブラリ
vmctrl
clpvmctrl.dll
VMCTRL ライブラリ
volctrl
clpvolctrl.exe
ディスクアクセス制御コマンド
-
監視オプション製品で [-t] オプションに指定可能なタイプ
タイプ
モジュール
説明
db2w
clp_db2w.dll
DB2 監視 (Database Agent)
ftpw
clp_ftpw.dll
FTP 監視 (Internet Server Agent)
httpw
clp_httpw.dll
HTTP 監視 (Internet Server Agent)
imap4w
clp_imap4w.dll
IMAP4 監視 (Internet Server Agent)
jra
clpjrasvc.exe
JVM監視リソース (Java Resource Agent)
jraw
clpjraw.dll
JVM監視リソース (Java Resource Agent)
odbcw
clp_odbcw.dll
ODBC 監視 (Database Agent)
oraclew
clp_oraclew.dll
Oracle 監視 (Database Agent)
otxw
clp_otxw.dll
WebOTX 監視 (Application Server Agent)
pop3w
clp_pop3w.dll
POP3 監視 (Internet Server Agent)
psqlw
clp_psqlw.dll
PostgreSQL 監視 (Database Agent)
smtpw
clp_smtpw.dll
SMTP 監視 (Internet Server Agent)
sqlserverw
clp_sqlserverw.dll
SQL Server 監視 (Database Agent)
sra
clpsraserviceproc.exe
システム監視リソース/プロセスリソース監視リソース (System Resource Agent)
sraw
clpsraw.dll
システム監視リソース (System Resource Agent)
psrw
clppsrw.dll
プロセスリソース監視リソース (System Resource Agent)
tuxw
clp_tuxw.dll
Tuxedo 監視 (Application Server Agent)
wasw
clp_wasw.dll
WebSphere 監視 (Application Server Agent)
wlsw
clp_wlsw.dll
WebLogic 監視 (Application Server Agent)
9.12. ライセンスを管理する (clplcnsc コマンド)¶
ライセンスの管理を行います。
-
コマンドライン
- clplcnsc -i [licensefile…]clplcnsc -l [-a]clplcnsc -d serialno [-q]clplcnsc -d -t [-q]clplcnsc -d -a [-q]clplcnsc --distributeclplcnsc --reregister licensefile...
-
説明
本製品の製品版・試用版ライセンスの登録、参照、削除を行います。
-
オプション
-
-i
[licensefile…]
¶ ライセンスファイルを指定すると、そのファイルよりライセンス情報を取得し、登録します。ライセンスファイルは複数指定することができます。ワイルドカードの指定も可能です。指定しなければ、対話形式によりライセンス情報を入力し登録します。
-
-l
[-a]
¶ 登録されているライセンスを参照します。表示する項目を以下に示します。
項目名
説明
Serial No
シリアルナンバー (製品版のみ)
User name
ユーザ名 (試用版のみ)
Key
ライセンスキー
Licensed Number of CPU
ライセンス許諾数(CPU単位)
Licensed Number of Computers
ライセンス許諾数(ノード単位)
Start date
End date
Status
ライセンスの状態
-a オプションを指定しない場合は、ライセンスの状態が invalid, unknown, expired であるライセンスは表示しません。
-a オプションを指定した場合は、ライセンスの状態に関わらず、全てのライセンスを表示します。
-
-d
<param>
¶ param
- serialno
指定したシリアルナンバーのライセンスを削除します。
- -t
登録されている全ての試用版ライセンスを削除します。
- -a
登録されている全てのライセンスを削除します。
-
-q
¶
ライセンスを削除する時の確認メッセージを表示せずに削除します。-dオプションと一緒に指定してください。
-
--distribute
¶
ライセンスファイルをクラスタ内のサーバに配信します。通常、このオプションでコマンドを実行する必要はありません。
-
--reregister
licensefile…
¶ 期限付きライセンスを再登録します。通常、このオプションでコマンドを実行する必要はありません。
-
-
戻り値
0
正常終了
1
キャンセル
2
正常終了 (ライセンス非同期状態)
※ ライセンス登録時、クラスタ内でライセンスの同期が失敗したことを意味します。
この状態での対処方法は、『インストール&設定ガイド』の「トラブルシューティング」の「ライセンス関連」を参照してください。
3
初期化エラー
5
オプション不正
8
その他内部エラー
-
実行例
登録
対話形式
# clplcnsc -i
製品版、製品版(期限付き)
製品区分選択
Selection of License Version 1. Product Version 2. Trial Version e. Exit Select License Version. [1, 2, or e (default:1)] ...
シリアルナンバー入力
Enter serial number [ Ex. XXXXXXXX000000 ] ...
ライセンスキー入力
Enter license key [ Ex. XXXXXXXX-XXXXXXXX-XXXXXXXX-XXXXXXXX] ...
試用版
製品区分選択
Selection of License Version 1. Product Version 2. Trial Version e. Exit Select License Version. [1, 2, or e (default:1)] ...
ユーザ名入力
Enter user name [ 1 to 63byte ] ...
ライセンスキー入力
Enter license key [ Ex. XXXXXXXX-XXXXXXXX-XXXXXXXX-XXXXXXXX] ...
ライセンスファイル指定
# clplcnsc -i /tmp/cpulcns.key
参照
# clplcnsc -l
製品版
< CLUSTERPRO X <PRODUCT> > Seq... 1 Serial No..... AAAAAAAA000001 Key..... A1234567-B1234567-C1234567-D1234567 Licensed Number of CPU... 2 Status... valid Seq... 2 Serial No..... AAAAAAAA000002 Key..... E1234567-F1234567-G1234567-H1234567 Licensed Number of Computers... 1 Status... valid
製品版(期限付き)
< CLUSTERPRO X <PRODUCT> > Seq... 1 Serial No..... AAAAAAAA000001 Key..... A1234567-B1234567-C1234567-D1234567 Start date..... 2018/01/01 End date...... 2018/01/31 Status........... valid Seq... 2 Serial No..... AAAAAAAA000002 Key..... E1234567-F1234567-G1234567-H1234567 Status........... inactive
試用版
< CLUSTERPRO X <TRIAL> > Seq... 1 Key..... A1234567-B1234567-C1234567-D1234567 User name... NEC Start date..... 2018/01/01 End date...... 2018/02/28 Status........... valid
削除
# clplcnsc -d AAAAAAAA000001 -q
削除
# clplcnsc -d -t -q
削除
# clplcnsc -d -a
削除確認
Are you sure to remove the license? [y/n] ...
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
ライセンス登録時はライセンス同期を行うため、データ転送サーバの起動、クラスタ生成が行われていることを確認してください。
ライセンス同期する際、インタコネクトの優先度順でクラスタサーバのIPアドレスに接続し、成功した経路を使用します。
ライセンス削除時は、本コマンドを実行したサーバ上のライセンス情報のみが削除されます。他のサーバ上のライセンス情報は削除されません。クラスタ内のライセンス情報を全て削除する場合は、全てのサーバで本コマンドを実行してください。
また、-d オプション利用時に -aオプションを併用した場合、全ての試用版ライセンスおよび製品版ライセンスが削除されます。試用版ライセンスのみ削除する場合は -t オプションを併用してください。製品版ライセンスも含めて削除してしまった場合は製品版ライセンスの再登録をしてください。
ライセンス参照時は、あるライセンスに複数のライセンスが包含されている場合、それぞれ個別に表示されます。
ダウンしているサーバが存在する場合、本コマンドの実行に時間がかかる場合がありますが、動作上の問題はありません。
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Processed license num(success: %d, error: %d).処理したライセンス数(成功: %d, 失敗: %d)失敗が 0 でない場合は、何らかの理由でライセンス処理が失敗しています。ライセンス情報が正しいか確認してください。Command succeeded.
コマンドは成功しました。
Command failed.
コマンドは失敗しました。
Command succeeded. But the license was not applied to all the servers in the cluster because there are one or more servers that are not started up.
クラスタ内にダウンしているサーバが存在します。クラスタ内の全サーバでクラスタ生成手順を実行してください。クラスタ生成手順については、『インストール&設定ガイド』の「CLUSTERPRO をインストールする」を参照してください。
Log in as administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Invalid cluster configuration data. Check the cluster configuration information.
クラスタ構成情報が不正です。Cluster WebUI でクラスタ構成情報を確認してください。
Initialization error. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
The command is already run.
コマンドは、既に実行されています。
The license is not registered.
ライセンスが未登録状態です。
Could not opened the license file. Check if the license file exists on the specified path.またはCould not read the license file. Check if the license file exists on the specified path.ライセンスファイルへの I/O ができません。ライセンスファイルが指定されたパスに存在するか確認してください。
The field format of the license file is invalid. The license file may be corrupted. Check the destination from where the file is sent.
ライセンスファイルのフィールド形式が不正です。ライセンスファイルが壊れている可能性があります。ファイルの送付元に確認してください。
The cluster configuration data may be invalid or not registered.
クラスタ構成情報が不正または、未登録状態が考えられます。確認してください。
Failed to terminate the library. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Failed to register the license. Check if the entered license information is correct.またはFailed to open the license. Check if the entered license information is correct.入力したライセンス情報が正しいか確認してください。
Failed to remove the license.
ライセンスの削除に失敗しました。パラメータ誤り、メモリ不足、または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
This license is already registered.
このライセンスはすでに登録されています。登録されているライセンスを確認してください。This license is already activated.
このライセンスはすでに使用されています。登録されているライセンスを確認してください。This license is unavailable for this product.
このライセンスはこの製品では使用できません。ライセンスを確認してください。The maximum number of licenses was reached.
登録可能なライセンスの最大数に達しました。期限切れのライセンスを削除してください。Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
9.14. メッセージを出力する (clplogcmdコマンド)¶
指定したメッセージをアラートログに登録するコマンドです。
-
コマンドライン
clplogcmd -m message [--alert] [--mail] [-i ID] [-l level]
注釈
通常、クラスタの構築や運用ではこのコマンドの実行は不要です。スクリプトリソースの スクリプトに記述して使用するコマンドです。
-
説明
スクリプトリソースのスクリプトに記述し、任意のメッセージを出力先に出力します。
メッセージは以下の形式で出力されます。
[ID] message
-
オプション
-
-
--alert
¶
- alert、mailの中から出力先を指定します (複数指定可能です)。このパラメータは省略可能です。省略時にはalert が出力先になります。
-
--mail
¶
出力先についての詳細は『メンテナンスガイド』の「保守情報」の「CLUSTERPRO のディレクトリ構成」を参照してください。
-
-i
ID
¶ - イベント ID を指定します。このパラメータは省略可能です。省略時には IDに 1 が設定されます。
-
-l
level
¶ - 出力するアラートのレベルです。ERR、WARN、INFOのいずれかを指定します。このレベルによって Cluster WebUI でのアラートログのアイコンを指定します。このパラメータは省略可能です。省略時にはlevel に INFO が設定されます。詳細はオンラインマニュアルを参照してください。
- 5
メッセージに記号を含む場合の注意点は以下のとおりです。
"" で囲む必要がある記号& | < >(例 "&" をメッセージに指定すると、 & が出力されます。)\ を前につける必要がある記号\(例 \\ をメッセージに指定すると、 \ が出力されます。)メッセージ にスペースを含む場合、"" で囲む必要があります。
-
-
戻り値
0
成功
0 以外
異常
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
[-i] オプションの仕様は Linux 版とは異なります。Windows 版ではアラートに出力されるイベント ID は固定で、変更することは出来ません。
-
実行例
例1: メッセージ、イベントID、レベルを指定する場合
スクリプトリソースのスクリプトに下記を記述した場合、アラートログにメッセージを出力します。
clplogcmd -m test1 -i 100 -l ERR
例2: メッセージ、出力先、イベント ID、レベルを指定する場合 (出力先 mail)
スクリプトリソースのスクリプトに下記を記述した場合、Cluster WebUI のクラスタプロパティで設定したメールアドレスにメッセージが送信されます。メールアドレスの設定についての詳細は本ガイドの「2. パラメータの詳細」 - 「クラスタプロパティ」 - 「アラートサービスタブ」を参照してください。
clplogcmd -m test2 --mail -i 100 -l ERR
mail の送信先には、下記の内容のメールが送信されます。
Message:test2 Type:ogcmd ID: 100 Host: server1 Date: 2019/04/10 10:00:00
9.15. モニタリソースを制御する (clpmonctrl コマンド)¶
モニタリソースの制御を行います。
-
コマンドライン
- clpmonctrl -s [-h <hostname>] [-m resource name] [-w wait time]clpmonctrl -r [-h <hostname>] [-m resource name] [-w wait time]clpmonctrl -c [-m resource name]clpmonctrl -v [-m resource name]clpmonctrl -e [-h <hostname>] -m resource_nameclpmonctrl -n [-h <hostname>] [-m resource_name]
注釈
-cおよび-vは、単一サーバ上でモニタリソースの制御を行うため、制御を行う全サーバ上で実行する必要があります。
クラスタ内の全サーバ上のモニタリソースの一時停止/再開を行う場合には、Cluster WebUI から実行されることを推奨します。
[フェイルオーバ回数のカウント単位] の設定が "クラスタ" の場合、-c, --clear オプションを一部のサーバでのみ実行すると、サーバ間で回復動作の回数カウンタが不整合となり、その後の回復動作が適切に行われない場合がありますので注意してください。
-
説明
モニタリソースの一時停止/再開、または回復動作の 回数カウンタの表示/リセット、障害検証機能の有効/無効を行います。
-
オプション
-
-s
,
--suspend
¶
監視を一時停止します。
-
-r
,
--resume
¶
監視を再開します。
-
-c
,
--clear
¶
回復動作の回数カウンタをリセットします。
-
-v
,
--view
¶
回復動作の回数カウンタを表示します。
-
-e
¶
障害検証機能を有効にします。必ず-mオプションで監視リソース名を指定してください。
-
-n
¶
障害検証機能を無効にします。-mオプションで監視リソース名を指定した場合は、そのリソースのみが対象となります。-mオプションを省略した場合は、全監視リソースが対象となります。
-
-m
,
--monitor
¶
- 制御するモニタリソースを指定します。省略可能で、省略時は全てのモニタリソースに対して 制御を行います。
-
-w
,
--wait
¶
- モニタリソース単位で監視制御を待合わせます。(秒)省略可能で、省略時は 5 秒が設定されます。
-
-h
¶
hostname で指定したサーバに処理を要求します。[-h] オプションを省略した場合は、コマンド 実行サーバ (自サーバ) に処理を要求します。-cおよび-vの場合は指定できません。
-
-
戻り値
0
正常終了
1
実行権限不正
2
オプション不正
3
初期化エラー
4
クラスタ構成情報不正
5
モニタリソース未登録
6
指定モニタリソース不正
10
クラスタ未起動状態
11
CLUSTERPRO サービスサスペンド状態
12
クラスタ同期待ち状態
90
監視制御待ちタイムアウト
128
二重起動
200
サーバ接続エラー
201
ステータス不正
202
サーバ名不正
255
その他内部エラー
-
実行例
例1: 全モニタリソースを一時停止する場合
# clpmonctrl -s Command succeeded.
例2: 全モニタリソースを再開する場合
# clpmonctrl -r Command succeeded.
-
備考
既に一時停止状態にあるモニタリソースに一時停止を行った場合や既に起動済状態にあるモニタリソースに再開を行った場合は、本コマンドはエラー終了し、モニタリソース状態は変更しません。
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
モニタリソースの状態は、状態表示コマンドまたは Cluster WebUI で 確認してください。
[clpstat] コマンドまたは、Cluster WebUI でモニタリソースの状態が "起動済" または、 "一時停止" であることを確認後、実行してください。
モニタリソースの回復動作が下記のように設定されている場合、-vオプションで表示される "FinalAction Count" には 「最終動作前スクリプト」の実行回数が表示されます。
最終動作前にスクリプトを実行する: 有効
最終動作: "何もしない"
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処
Command succeeded.
コマンドは成功しました。
You are not authorized to run the command. Log in as Administrator.
コマンドの実行権がありません。Administrator 権限を持つユーザで実行してください。Initialization error. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Invalid cluster configuration data. Check the cluster configuration information.
クラスタ構成情報が不正です。Cluster WebUI でクラスタ構成情報を確認してください。
Monitor resource is not registered.
モニタリソースが登録されていません。
Specified monitor resource is not registered. Check the cluster configuration information.
指定されたモニタリソースは、登録されていません。Cluster WebUI でクラスタ構成情報を確認してください。The cluster has been stopped. Check the active status of the cluster service by using the command such as ps command.
クラスタは、停止状態です。管理ツールの[サービス] で CLUSTERPRO Server サービスの起動状態を確認してください。
The cluster has been suspended. The cluster service has been suspended. Check activation status of the cluster service by using a command such as the ps command.
CLUSTERPRO サービスは、サスペンド状態です。管理ツールの [サービス] でCLUSTERPRO Server サービスの起動状態を確認してください。
Waiting for synchronization of the cluster... The cluster is waiting for synchronization. Wait for a while and try again.
クラスタは、同期待ち状態です。クラスタ同期待ち完了後、度実行してください。Monitor %1 was unregistered, ignored. The specified monitor resources %1is not registered, but continues processing. Check the cluster configuration data.
指定されたモニタリソース中に登録されて いないモニタリソースがありますが、無視して 処理を継続します。Cluster WebUI でクラスタ構成情報を確認してください。%1 :モニタリソース名The command is already executed. Check the execution state by using the "ps" command or some other command.
コマンドは、既に実行されています。タスクマネージャなどで実行状態を確認してください。
Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Could not connect to the server.Check if the cluster service is active.クラスタサービスが起動しているか確認してください。
Some invalid status.Check the status of cluster.何らかの不正な状態です。クラスタの状態を確認してください。
Invalid server name. Specify a valid server name in the cluster.
クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。
-
-m オプションに指定可能なモニタリソースタイプ
タイプ
監視の一時停止/再開
回復動作の回数カウンタ/リセット障害検証機能の有効化/無効化appliw
✓
✓
✓
diskw
✓
✓
✓
fipw
✓
✓
✓
ipw
✓
✓
✓
mdw
✓
✓
n/a
miiw
✓
✓
✓
mtw
✓
✓
✓
regsyncw
✓
✓
✓
sdw
✓
✓
✓
servicew
✓
✓
✓
vcomw
✓
✓
✓
vipw
n/a
✓
✓
cifsw
✓
✓
✓
hdw
✓
✓
n/a
hdtw
✓
✓
✓
genw
✓
✓
✓
mrw
✓
✓
n/a
db2w
✓
✓
✓
ftpw
✓
✓
✓
httpw
✓
✓
✓
imap4w
✓
✓
✓
odbcw
✓
✓
✓
oraclew
✓
✓
✓
pop3w
✓
✓
✓
psqlw
✓
✓
✓
smtpw
✓
✓
✓
sqlserverw
✓
✓
✓
tuxw
✓
✓
✓
userw
✓
✓
✓
wasw
✓
✓
✓
wlsw
✓
✓
✓
otxw
✓
✓
✓
jraw
✓
✓
✓
sraw
✓
✓
✓
psrw
✓
✓
✓
psw
✓
✓
✓
ddnsw
n/a
✓
n/a
awsazw
✓
✓
✓
awsdnsw
✓
✓
✓
awseipw
✓
✓
✓
awssipw
✓
✓
✓
awsvipw
✓
✓
✓
azurednsw
✓
✓
✓
azurelbw
✓
✓
✓
azureppw
✓
✓
✓
gcdnsw
✓
✓
✓
gclbw
✓
✓
✓
gcvipw
✓
✓
✓
oclbw
✓
✓
✓
ocvipw
✓
✓
✓
9.16. グループリソースを制御する (clprscコマンド)¶
グループリソースの制御を行います。
-
コマンドライン
- clprsc -s resource_name [-h hostname] [-f] [--apito timeout]clprsc -t resource_name [-h hostname] [-f] [--apito timeout]clprsc -n resource_nameclprsc -v resource_name
-
説明
グループリソースを起動/停止します。
-
オプション
-
-s
¶
グループリソースを起動します。
-
-t
¶
グループリソースを停止します。
-
-h
¶
- hostname で指定されたサーバに処理を要求します。[-h] オプションを省略した場合は、以下のサーバへ処理を要求します。- グループが停止済の場合、コマンド実行サーバ (自サーバ)- グループが起動済の場合、グループが起動しているサーバ
-
-f
¶
- グループリソース起動時は、指定したグループリソースが依存する全グループリソースを起動します。グループリソース停止時は、指定したグループリソースに依存している全グループリソースを停止します。
-
-n
¶
グループリソースの起動済サーバを表示します。
-
--apito
¶
- グループリソースの起動、停止を待ち合わせる時間(内部通信タイムアウト)を秒単位で指定します。1-9999の値が指定できます。[--apito] オプション指定しない場合は、クラスタプロパティの内部通信タイムアウトに設定された値に従い、待ち合わせを行います。
-
-v
¶
グループリソースのフェイルオーバ回数カウンタを表示します。
-
-
戻り値
0
正常終了
0 以外
異常終了
-
実行例
グループリソース構成
# clpstat ========== CLUSTER STATUS ========== Cluster : cluster <server> *server1 : Online lankhb1 : Normal lankhb2 : Normal pingnp1 : Normal server2 : Online lankhb1 : Normal lankhb2 : Normal pingnp1 : Normal <group> ManagementGroup : Online current : server1 ManagementIP : Online failover1 : Online current : server1 fip1 : Online md1 : Online script1 : Online failover2 : Online current : server2 fip2 : Online md2 : Online script1 : Online <monitor> fipw1 : Normal fipw2 : Normal ipw1 : Normal mdw1 : Normal mdw2 : Normal =========================================
例1: グループ failover1 のリソース fip1 を停止する場合
# clprsc -t fip1 Command succeeded.
#clpstat ========== CLUSTER STATUS ========== <省略> <group> ManagementGroup : Online current : server1 ManagementIP : Online failover1 : Online current : server1 fip1 : Offline md1 : Online script1 : Online failover2 : Online current : server2 fip2 : Online md2 : Online script1 : Online <省略>
例2:グループ failover1 のリソース fip1 を起動する場合
# clprsc -s fip1 Command succeeded.
#clpstat ========== CLUSTER STATUS ========== <省略> <group> ManagementGroup : Online current : server1 ManagementIP : Online failover1 : Online current : server1 fip1 : Online md1 : Online script1 : Online failover2 : Online current : server2 fip2 : Online md2 : Online script1 : Online <省略>
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
グループリソースの状態は、状態表示コマンドまたは Cluster WebUI で確認してください。
グループ内に起動済グループリソースがある場合は、停止済グループリソースを異なるサーバで起動することはできません。
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処
Log in as Administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Invalid cluster configuration data. Check the cluster configuration information.
クラスタ構成情報が不正です。Cluster WebUI でクラスタ構成情報を確認してください。
Invalid option.
正しいオプションを指定してください。
Could not connect server. Check if the cluster service is active.
CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。
Invalid server status. Check if the cluster service is active.
CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。
Server is not active. Check if the cluster service is active.
CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。
Invalid server name. Specify a valid server name in the cluster.
クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。
Connection was lost. Check if there is a server where the cluster service is stopped in the cluster.
クラスタ内に CLUSTERPRO サービスが停止しているサーバがないか確認してください。
Internal communication timeout has occurred in the cluster server. If it occurs frequently, set the longer timeout.
CLUSTERPRO の内部通信でタイムアウトが発生しています。頻出するようであれば、内部通信タイムアウトを長めに設定してください。The group resource is busy. Try again later.
グループリソースが起動処理中、もしくは停止処理中のため、しばらく待ってから実行してください。
An error occurred on group resource. Check the status of group resource.
Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループリソースの状態を確認してください。
Could not start the group resource. Try it again after the other server is started, or after the Wait Synchronization time is timed out.
他サーバが起動するのを待つか、起動待ち時間が タイムアウトするのを待って、グループリソースを起動させてください。
No operable group resource exists in the server.
処理を要求したサーバに処理可能なグループリソースが存在するか確認してください。
The group resource has already been started on the local server.
Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループリソースの状態を確認してください。
The group resource has already been started on the other server. To start the group resource on the local server, stop the group resource.
Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループリソースの状態を確認してください。グループリソースをローカルサーバで起動するには、グループを停止してください。The group resource has already been stopped.
Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループリソースの状態を確認してください。
Failed to start group resource. Check the status of group resource.
Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループリソースの状態を確認してください。
Failed to stop resource. Check the status of group resource.
Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループリソースの状態を確認してください。
Depending resource is not offline. Check the status of resource.
依存しているグループリソースの状態が停止済で ないため、グループリソースを停止できません。依存しているグループリソースを停止するか、[-f] オプ ションを指定してください。
Depending resource is not online. Check the status of resource.
依存しているグループリソースの状態が起動済で ないため、グループリソースを起動できません。依存しているグループリソースを起動するか、[-f] オプションを指定してください。
Invalid group resource name. Specify a valid group resource name in the cluster.
グループリソースが登録されていません。
Server is isolated.
サーバが保留 (ダウン後再起動) 状態です。
Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Server is not in a condition to start resource. Critical monitor error is detected.
Cluster WebUI や、clpstat コマンドでグループリソースの状態を確認してください。グループリソースを起動しようとしたサーバで「フェイルオーバ先サーバの除外に使用するモニタリソース」に含まれるモニタの異常が検出されています。
9.17. ネットワーク警告灯を消灯する (clplampコマンド)¶
ネットワーク警告灯を消灯します。
-
コマンドライン
clplamp -h host_name
-
説明
指定したサーバ用のネットワーク警告灯を消灯します。
音声ファイルの再生を設定していた場合、音声ファイルの再生を停止します。
-
オプション
-
-h
host_name
¶ 消灯したいネットワーク警告灯のサーバを指定します。
設定必須。
-
-
戻り値
0
正常終了
0 以外
異常終了
-
実行例
例1: server1 に対応する警告灯の消灯、音声警告の停止を行う場合
# clplamp -h server1 Command succeeded.
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
9.18. クラスタサーバに処理を要求する (clprexec コマンド)¶
サーバへ処理実行を要求します。
-
コマンドライン
- clprexec --failover [group_name] -h IP [-r resource_name] [-w timeout] [-p port_number] [-o logfile_path]clprexec --script script_file -h IP [-p port_number] [-w timeout] [-o logfile_path]clprexec --notice [mrw_name] -h IP [-k category[. keyword]] [-p port_number] [-w timeout] [-o logfile_path]clprexec --clear [mrw_name] -h IP [-k category[. keyword]] [-p port_number] [-w timeout] [-o logfile_path]
-
説明
指定した処理実行要求を他クラスタのサーバに発行します。
-
オプション
-
--failover
¶
- グループフェイルオーバ要求を行います。[group_name] にはグループ名を指定してください。グループ名を省略する場合は、[-r] オプションによりグループに属するリソース名を指定してください。
-
--script
script_name
¶ - スクリプト実行要求を行います。[script_name] には、実行するスクリプト (バッチファイルや実行可能ファイル等) のファイル名を 指定します。スクリプトは [-h] で指定した各サーバのCLUSTERPRO インストールディレクトリ配下のwork\trnreq ディレクトリ配下に作成しておく必要があります。
-
--notice
¶
- CLUSTERPRO サーバへ異常発生通知を行います。[mrw_name] には外部連携監視リソース名を指定してください。モニタリソース名を省略する場合、[-k] オプションで外部連携監視リソースのカテゴリ、キーワードを指定してください。
-
--clear
¶
- 外部連携監視リソースのステータスを "異常" から"正常" へ変更する要求を行います。[mrw_name] には外部連携監視リソース名を指定してください。モニタリソース名を省略する場合、[-k] オプションで外部連携監視リソースの監視タイプ、監視対象を指定してください。
-
-h
IP Address
¶ - 処理要求発行先の CLUSTERPRO サーバの IPアドレスを指定してください。カンマ区切りで複数指定可能、指定可能な IPアドレス数は 32 個です。※ 本オプションを省略する場合、処理要求発行先は自サーバになります。
-
-r
resource_name
¶ [--failover] オプションを指定する場合に、処理要求の対象となるグループに属するリソース名を指定します。
-
-k
category[.keyword]
¶ - [--notice] または [--clear] オプションを指定する場合、[category] に外部連携監視リソースに設定しているカテゴリを指定してください。外部連携監視リソースのキーワードを指定する場合は、[category] のあとにピリオド区切りで指定してください。
-
-p
port_number
¶ - ポート番号を指定します。[port_number] に処理要求発行先サーバに設定されているデータ転送ポート番号を指定してください。本オプションを省略した場合、デフォルト 29002 を使用します。
-
-o
logfile_path
¶ - [logfile_path] には、本コマンドの詳細ログを出力するファイル [path] を指定します。ファイルにはコマンド 1 回分のログが保存されます。※ CLUSTERPRO がインストールされていないサーバで本オプションを指定しない場合、標準出力のみとなります。
-
-w
timeout
¶ - コマンドのタイムアウトを指定します。指定しない場合は、デフォルト 180 秒です。5~999 まで指定可能です。
-
-
戻り値
0
正常終了
0 以外
異常終了
-
注意事項
[clprexec] コマンドを使って異常発生通知を発行する場合、CLUSTERPRO サーバ側で実行させたい異常時動作を設定した外部連携監視リソースを登録/起動しておく必要があります。
-h オプションで指定する IP アドレスを持つサーバは、下記の条件を満たす必要があります。= CLUSTERPRO X 3.0 以降がインストールされていること= CLUSTERPRO が起動していること( --script オプション以外の場合)= mrw が設定/起動されていること( --notice, --clear オプションの場合)[クライアント IP アドレスによって接続を制御する] が有効の場合、[clprexec] コマンドを実行する装置の IP アドレスを追加しておく必要があります。
[クライアント IP アドレスによって接続を制御する] は、本ガイドの「2. パラメータの詳細」 - 「クラスタプロパティ」 - 「WebManager タブ」を参照してください。
-
実行例
例1: CLUSTERPRO サーバ1(10.0.0.1) に対して、グループ failover1 のフェイルオーバ要求を発行する場合
# clprexec --failover failover1 -h 10.0.0.1 -p 29002
例2: CLUSTERPROサーバ1(10.0.0.1) に対して、グループリソース(exec1) が属するグループのフェイルオーバ要求を発行する場合
# clprexec --failover -r exec1 -h 10.0.0.1
例3: CLUSTERPROサーバ1(10.0.0.1) に対して、スクリプト(script1.bat) 実行要求を発行する場合
# clprexec --script script1.bat -h 10.0.0.1
例4: CLUSTERPROサーバ1(10.0.0.1) に対して異常発生通知を発行する
※ mrw1の設定 監視タイプ:earthquake、監視対象:scale3
外部連携監視リソース名を指定する場合
# clprexec --notice mrw1 -h 10.0.0.1 -w 30 -o /tmp/clprexec/ clprexec.log
外部連携監視リソースに設定されている監視タイプと監視対象を指定する場合
# clprexec --notice -h 10.0.0.1 -k earthquake.scale3 -w 30 -o /tmp/clprexec/clprexec.log
例5: CLUSTERPRO サーバ1(10.0.0.1) に対して mrw1 のモニタステータス変更要求を発行する
※ mrw1の設定 監視タイプ:earthquake、監視対象:scale3
外部連携監視リソース名を指定する場合
# clprexec --clear mrw1 -h 10.0.0.1
外部連携監視リソースに設定されている監視タイプと監視対象を指定する場合
# clprexec --clear -h 10.0.0.1 -k earthquake.scale3
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処
Success
-
Invalid option.
コマンドの引数を確認してください。
Could not connect to the data transfer servers. Check if the servers have started up.
指定した IP アドレスが正しいかまたは IP アドレスを持つサーバが起動しているか確認してください。
Could not connect to all data transfer server.
指定した IP アドレスが正しいかまたは IP アドレスを持つサーバが起動しているか確認してください。
Command timeout.
指定した IP アドレスを持つサーバで処理が完了しているか確認してください。
All servers are busy.Check if this command is already run.
既に本コマンドが実行されている可能性があります。確認してください。
Group (%s) is offline.
処理を要求したサーバで、グループが起動しているか確認してください。
Group that specified resource(%s) belongs to is offline.
処理を要求したサーバで、指定したリソースを含む グループが起動しているか確認してください。
Specified script(%s) does not exist.
指定したスクリプトが存在しません。
%s %s : Specified resource(%s) is not exist.
指定したリソースもしくは監視リソースが存在しません。
%s %s : Specified resource(Category:%s, Keyword:%s) is not exist.
指定したリソースもしくは監視リソースが存在しません。
Specified group(%s) does not exist.
指定したグループが存在しません。
This server is not permitted to execute clprexec.
Cluster WebUI 接続制限のクライアント IP アドレス一覧にコマンドを実行するサーバの IP アドレスが 登録されているか確認してください。
%s failed in execute.
要求発行先の CLUSTERPRO サーバの状態を 確認してください。
9.19. クラスタ起動同期待ち処理を制御する (clpbwctrl コマンド)¶
クラスタ起動同期待ち処理を制御します。
-
コマンドライン
- clpbwctrl -cclpbwctrl --np [on|off]clpbwctrl -h
注釈
--npオプションは、単一サーバ上で制御を行うため、制御を行う全サーバ上で実行する必要があります。
-
説明
- クラスタ内の全サーバのクラスタサービスが停止している状態からサーバを起動したときに発生する、クラスタ起動同期待ち時間をスキップします。単一サーバ上でクラスタ起動時にネットワークパーティション解決処理を行うか行わないかを指定します。
-
オプション
-
-c,--cancel
¶
クラスタ起動同期待ち処理をキャンセルします。
-
--np
[on|off]
¶ - クラスタ起動時にネットワークパーティション解決処理を行うか行わないかを指定します。onを指定するとネットワークパーティション解決処理を行います。offを指定すると行いません。既定ではonが指定されています。[on|off]は省略可能です。省略した場合、現在の設定を表示します。
-
-h,--help
¶
Usageを表示
-
-
戻り値
0
正常終了
0以外
異常終了
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
-
実行例
クラスタ起動同期待ち処理をキャンセルする場合
#clpbwctrl -c Command succeeded.
クラスタ起動時にネットワークパーティション解決処理を行わない場合
#clpbwctrl --np off Command succeeded. #clpbwctrl --np Resolve network partition on startup : off
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処
Log in as Administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Invalid option.
コマンドラインオプションが不正です。正しいオプションを指定してください。Cluster service has already been started.
すでにクラスタは起動しています。起動同期待ち状態ではありませんThe cluster is not waiting for synchronization.
起動同期待ち処理中ではありませんでした。クラスタサービスが停止している等の原因が考えられます。Command Timeout.
コマンドの実行がタイムアウトしました。
Internal error.
内部エラーが発生しました
9.20. 再起動回数を制御する (clpregctrlコマンド)¶
再起動回数制限の制御を行います。
-
コマンドライン
- clpregctrl --getclpregctrl -gclpregctrl --clear -t type -r registryclpregctrl -c -t type -r registry
注釈
本コマンドは、単一サーバ上で再起動回数制限の制御を行うため、制御を行う全 サーバ上で実行する必要があります。
-
説明
単一サーバ上で再起動回数の表示/初期化を行います。
-
オプション
-
-g
,
--get
¶
再起動回数情報を表示します。
-
-c
,
--clear
¶
再起動回数を初期化します。
-
-t
type
¶ 再起動回数を初期化するタイプを指定します。指定可能たタイプは [rc] または [rm] です。
-
-r
registry
¶ レジストリ名を指定します。指定可能なレジストリ名は[haltcount] です。
-
-
戻り値
0
正常終了
1
実行権限不正
2
二重起動
3
オプション不正
4
クラスタ構成情報不正
10~17
内部エラー
20~22
再起動回数情報取得失敗
90
メモリアロケート失敗
-
実行例
再起動回数情報表示
# clpregctrl -g ************************** ------------------------- type : rc registry : haltcount comment : halt count kind : int value : 0 default : 0 ------------------------- type : rm registry : haltcount comment : halt count kind : int value : 3 default : 0 ************************** success.(code:0) #
例1、2は、再起動回数を初期化します。
再起動回数はサーバごとに記録されるため、実際に再起動回数を制御するサーバで本コマンドを実行してください。
例1:グループリソース異常による再起動回数を初期化する場合
# clpregctrl -c -t rc -r haltcount success.(code:0) #
例2:モニタリソース異常による再起動回数を初期化する場合
# clpregctrl -c -t rm -r haltcount success.(code:0) #
-
備考
再起動回数制限に関しては本ガイドの「3. グループリソースの詳細」 - 「グループとは?」 - 「再起動回数制限について」を参照してください。
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処
Command succeeded.
コマンドは成功しました。
Log in as Administrator.
コマンドの実行権がありません。Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
The command is already executed.
コマンドは、既に実行されています。
Invalid option.
オプションが不正です。
Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
9.21. プロセスの健全性を確認する (clphealthchk コマンド)¶
プロセスの健全性を確認します。
-
コマンドライン
clphealthchk [ -t pm | -t rc | -t rm | -t nm | -h]
注釈
本コマンドは、単一サーバ上でプロセスの健全性を確認します。健全性を確認したいサーバ上で実行する必要があります。
-
説明
単一サーバ上でのプロセスの健全性を確認します。
-
オプション
-
なし
¶
pm/rc/rm/nm の健全性を確認します。
-
-t
<process>
¶ process
- pm
pm の健全性を確認します。
- rc
rc の健全性を確認します。
- rm
rm の健全性を確認します。
- nm
nm の健全性を確認します。
-
-h
¶
Usageを出力します。
-
-
戻り値
0
正常終了
1
実行権限不正
2
二重起動
3
初期化エラー
4
オプション不正
10
プロセスストール監視機能未設定
11
クラスタ未起動状態(クラスタ起動待ち合わせ中、クラスタ停止処理中を含む)
12
クラスタサスペンド状態
100
健全性情報が一定時間更新されていないプロセスが存在する-t オプション指定時は、指定プロセスの健全性情報が一定時間更新されていない255
その他内部エラー
-
実行例
例1: 健全な場合
# clphealthchk pm OK rc OK rm OK nm OK
例2: clprc がストールしている場合
# clphealthchk pm OK rc NG rm OK nm OK # clphealthchk -t rc rc NG
例3: クラスタが停止している場合
# clphealthchk The cluster has been stopped
-
備考
クラスタが停止している場合や、サスペンドしている場合にはプロセスは停止しています。
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処
Log in as Administrator.
コマンドの実行権がありません。Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Initialization error. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
Invalid option.
正しいオプションを指定してください。
The function of process stall monitor is disabled.
プロセスストール監視機能が有効ではありません。
The cluster has been stopped.
クラスタは停止状態です。
The cluster has been suspended.
クラスタはサスペンド状態です。
This command is already run.
本コマンドはすでに起動されています。
Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。
9.22. クラスタ外からの操作による OS シャットダウン時の動作を設定する (clpstdncnf コマンド)¶
クラスタ外からの操作による OS シャットダウン時の動作を設定します。
-
コマンドライン
- clpstdncnf -e [time]clpstdncnf -dclpstdncnf -v
注釈
本コマンドは、単一サーバ上での、クラスタ外からの操作による OS シャットダウン時の動作を設定します。設定を行いたい全てのサーバで実行する必要があります。
-
説明
単一サーバ上での、クラスタ外からの操作による OS シャットダウン時の動作を設定します。
-
オプション
-
-e
[time]
¶ - OS シャットダウンが実行された際に、time で指定した時間だけ、クラスタサービスの停止を待ち合わせるようになります。time には、分単位で1-1440 の値が指定できます。初回実行時は必ず time を指定してください。2 回目以降は time の指定を省略可能です。省略した場合は、現在の設定値を使用します。
-
-d
¶
OS シャットダウンが実行された際に、クラスタサービスの停止を待ち合わせないようになります。
-
-v
¶
設定内容を確認します。
-
-
戻り値
0
正常終了
0以外
異常終了
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
クラウド環境などの仮想化環境において、仮想化基盤側からゲスト OS のシャットダウンを実行した場合、ゲスト OS のシャットダウンに時間を要すると、仮想化基盤側から強制的に仮想マシンの電源を停止することがあります。
-
実行例
例1: クラスタサービスの停止を最大で 30 分待ち合わせる場合
# clpstdncnf -e 30 Command succeeded. # clpstdncnf -v Mode : wait Timeout : 30 min
例2: クラスタサービスの停止を待ち合わせない場合
# clpstdncnf -d Command succeeded. # clpstdncnf -v Mode : no wait Timeout : 30 min
9.23. DB2の静止点を制御する (clpdb2still コマンド)¶
DB2の静止点の制御を行います。
-
コマンドライン
- clpdb2still -d databasename -u username -sclpdb2still -d databasename -u username -r
-
説明
DB2の静止点の確保/解放を制御します。
-
オプション
-
-d
databasename
¶ 静止点制御の対象となるデータベース名を指定します。
-
-u
username
¶ 静止点制御を実行するユーザ名を指定します。
-
-s
¶
静止点の確保を行います。
-
-r
¶
静止点の解放を行います。
-
-
戻り値
0
成功
2
コマンドオプション不正
4
-u オプションに指定したユーザの認証エラー
5
静止点確保失敗
6
静止点解放失敗
99
内部エラー
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
-u オプションに指定するユーザの名前とパスワードは事前にCLUSTERPROの設定モードで、クラスタの [プロパティ] → [アカウント]タブから設定しておく必要があります。
-u オプションに指定するユーザには、DB2のSET WRITEコマンドを実行できる権限が必要です。
-
実行例
# clpdb2still -d sample -u db2admin -s データベース接続情報 データベース・サーバー = DB2/NT64 11.1.0 SQL 許可 ID = DB2ADMIN ローカル・データベース別名 = SAMPLE DB20000I SET WRITE コマンドが正常に完了しました。 DB20000I SQL コマンドが正常に完了しました。 DB20000I SQL DISCONNECT コマンドが正常に完了しました。 Command succeed.
# clpdb2still -d sample -u db2admin -r データベース接続情報 データベース・サーバー = DB2/NT64 11.1.0 SQL 許可 ID = DB2ADMIN ローカル・データベース別名 = SAMPLE DB20000I SET WRITE コマンドが正常に完了しました。 DB20000I SQL コマンドが正常に完了しました。 DB20000I SQL DISCONNECT コマンドが正常に完了しました。 Command succeed.
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Invalid command option.
コマンドオプションが不正です。コマンドオプションを確認してください。Username or password is not correct.
ユーザ認証で失敗しました。ユーザー名及びパスワード確認してください。Suspend database failed.
静止点確保で失敗しました。db2 コマンドのエラーメッセージが出力されている場合は、エラー内容に応じた対処をしてください。Resume database failed.
静止点解放で失敗しました。db2 コマンドのエラーメッセージが出力されている場合は、エラー内容に応じた対処をしてください。Internal error.
内部エラーが発生しました。
9.24. Oracleの静止点を制御する (clporclstill コマンド)¶
Oracleの静止点の制御を行います。
-
コマンドライン
- clporclstill -d connectionstring [-u username] -sclporclstill -d connectionstring -r
-
説明
Oracleの静止点の確保/解放を制御します。
-
オプション
-
-d
connectionstring
¶ 静止点制御の対象となるデータベースへの接続文字列を指定します。
-
-u
username
¶ 静止点制御を実行するデータベースユーザ名を指定します。-s オプションを指定した場合のみ指定可能です。省略した場合はOS認証が使用されます。
-
-s
¶
静止点の確保を行います。
-
-r
¶
静止点の解放を行います。
-
-
戻り値
0
成功
2
コマンドオプション不正
3
DB接続エラー
4
ユーザ認証エラー
5
静止点確保失敗
6
静止点解放失敗
99
内部エラー
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
-u オプションを指定せずOS認証を使用する場合、本コマンドを実行するユーザはOracleの管理者権限を得るためにORA_DBAグループに所属している必要があります。
-u オプションに指定するユーザの名前とパスワードは事前にCLUSTERPROの設定モードにおいて、クラスタの [プロパティ] → [アカウント]タブで登録しておく必要があります。
-u オプションに指定するユーザにはOracleの管理者権限が必要です。
-s オプションで静止点確保コマンドを実行して静止点確保に成功した場合、その静止点確保コマンドは常駐したまま制御を戻しません。別プロセスにて -r オプションで静止点開放コマンドを実行することにより、常駐していた静止点確保コマンドが終了して制御が戻ります。
本コマンドを実行する場合、事前にOracleをARCHIVELOGモードに設定しておく必要があります。
本コマンドを使用して静止点確保を行った状態で取得したOracleのデータファイルはバックアップモードになっています。データファイルをリストアして利用する場合はOracle上でバックアップモードを解除する必要があります。
-
実行例
# clporclstill -d orcl -u oracle -s Command succeed.
# clporclstill -d orcl -r Command succeed.
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Invalid command option.
コマンドオプションが不正です。コマンドオプションを確認してください。Cannot connect to database.
データーベースに接続できません。データーベース名及びデータベースの状態を確認してください。Username or password is not correct.
ユーザ認証で失敗しました。ユーザー名及びパスワード確認してください。Suspend database failed.
静止点確保で失敗しました。ユーザ権限及びデータベースの設定を確認してください。Resume database failed.
静止点解放で失敗しました。ユーザ権限及びデータベースの設定を確認してください。Internal error.
内部エラーが発生しました。
9.25. PostgreSQLの静止点を制御する (clppsqlstill コマンド)¶
PostgreSQLの静止点の制御を行います。
-
コマンドライン
- clppsqlstill -d databasename -u username -sclppsqlstill -d databasename -r
-
説明
PostgreSQLの静止点の確保/解放を制御します。
-
オプション
-
-d
databasename
¶ 静止点制御の対象となるデータベース名を指定します。
-
-u
username
¶ 静止点制御を実行するデータベースユーザ名を指定します。
-
-s
¶
静止点の確保を行います。
-
-r
¶
静止点の解放を行います。
-
-
戻り値
0
成功
2
コマンドオプション不正
3
DB接続エラー
4
-u オプションに指定したユーザの認証エラー
5
静止点確保失敗
6
静止点解放失敗
99
内部エラー
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。PostgreSQLに接続するポート番号がデフォルトの5432と異なる場合は環境変数PQPORTにポート番号を設定してください。
-u オプションに指定するユーザにはPostgreSQLのスーパーユーザー権限が必要です。
本コマンドを実行する場合、事前にPostgreSQLのWALアーカイブを有効にしておく必要があります。
-s オプションで静止点確保コマンドを実行して静止点確保に成功した場合、その静止点確保コマンドは常駐したまま制御を戻しません。別プロセスにて -r オプションで静止点開放コマンドを実行することにより、常駐していた静止点確保コマンドが終了して制御が戻ります。
-
実行例
# clppsqlstill -d postgres -u postgres-s Command succeeded.
# clppsqlstill -d postgres -r Command succeeded.
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Invalid command option.
コマンドオプションが不正です。コマンドオプションを確認してください。Cannot connect to database.
データーベースに接続できません。データーベース名及びデータベースの状態を確認してください。Username or password is not correct.
ユーザ認証で失敗しました。ユーザー名及びパスワード確認してください。Suspend database failed.
静止点確保で失敗しました。ユーザ権限及びデータベースの設定を確認してください。Resume database failed.
静止点解放で失敗しました。ユーザ権限及びデータベースの設定を確認してください。Internal error.
内部エラーが発生しました。
9.26. SQL Serverの静止点を制御する (clpmssqlstill コマンド)¶
SQL Serverの静止点の制御を行います。
-
コマンドライン
- clpmssqlstill -d databasename [-u username] -sclpmssqlstill -d databasename -r
-
説明
SQL Serverの静止点の確保/解放を制御します。
-
オプション
-
-d
databasename
¶ 静止点制御の対象となるデータベース名を指定します。
-
-u
username
¶ 静止点制御を実行するデータベースユーザ名を指定します。-s オプションを指定した場合のみ指定可能です。省略した場合はOS認証が使用されます。
-
-s
¶
静止点の確保を行います。
-
-r
¶
静止点の解放を行います。
-
-
戻り値
0
成功
2
コマンドオプション不正
3
DB接続エラー
4
ユーザ認証エラー
5
静止点確保失敗
6
静止点解放失敗
99
内部エラー
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
-u オプションを指定せずOS認証を使用する場合、本コマンドを実行するユーザはSQL Serverの管理者権限を持っている必要があります。
-u オプションに指定するユーザの名前とパスワードは事前にCLUSTERPROの設定モードにおいて、クラスタの [プロパティ] → [アカウント]タブで登録しておく必要があります。
-u オプションに指定するユーザにはSQL ServerのBACKUP DATABASEステートメントを実行できる権限が必要です。
-s オプションで静止点確保コマンドを実行して静止点確保に成功した場合、その静止点確保コマンドは常駐したまま制御を戻しません。別プロセスにて -r オプションで静止点開放コマンドを実行することにより、常駐していた静止点確保コマンドが終了して制御が戻ります。
-
実行例
# clpmssqlstill -d userdb -u sa -s Command succeeded.
# clpmssqlstill -d userdb -r Command succeeded.
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Invalid command option.
コマンドオプションが不正です。コマンドオプションを確認してください。Cannot connect to database.
データーベースに接続できません。データーベース名及びデータベースの状態を確認してください。Username or password is not correct.
ユーザ認証で失敗しました。ユーザー名及びパスワード確認してください。Suspend database failed.
静止点確保で失敗しました。ユーザ権限及びデータベースの設定を確認してください。Resume database failed.
静止点解放で失敗しました。ユーザ権限及びデータベースの設定を確認してください。Internal error.
内部エラーが発生しました。
9.27. クラスタ統計情報を表示する(clpperfc コマンド)¶
クラスタ統計情報を表示します。
-
コマンドライン
- clpperfc --starttime -g group_nameclpperfc --stoptime -g group_nameclpperfc -g [group_name]clpperfc -m monitor_name
-
説明
グループの起動、停止時間の中央値(ミリ秒)を表示します。
モニタリソースの監視処理時間(ミリ秒)を表示します。
-
オプション
-
--starttime
-g group_name
¶ グループの起動時間の中央値を表示します。
-
--stoptime
-g group_name
¶ グループの停止時間の中央値を表示します。
-
-g
[group_name]
¶ グループの起動、停止時間の中央値を表示します。
groupnameを省略した場合は、全グループの起動、停止時間の中央値を表示します。
-
-m
monitor_name
¶ 直近のモニタリソースの監視処理時間を表示します。
-
-
戻り値
0
正常終了
1
コマンドオプション不正
2
ユーザ認証エラー
3
構成情報ロードエラー
4
構成情報ロードエラー
5
初期化エラー
6
内部エラー
7
内部通信初期化エラー
8
内部通信接続エラー
9
内部通信処理エラー
10
対象グループチェックエラー
12
タイムアウトエラー
-
実行例
グループの起動時間の中央値を表示する場合
# clpperfc --starttime -g failover1 200
特定グループの起動、停止時間の中央値を表示する場合
# clpperfc -g failover1 start time stop time failover1 200 150
モニタリソースの監視処理時間を表示する場合
# clpperfc -m monitor1 100
-
備考
本コマンドで出力する時間の単位はミリ秒です。
有効なグループの起動時間、停止時間が取得できなかった場合は - が表示されます。
有効なモニタリソースの監視時間が取得できなかった場合は 0 が表示されます。
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処
Log in as Administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Invalid option.
コマンドオプションが不正です。コマンドオプションを確認してください。
Command timeout.
コマンドの実行がタイムアウトしました。
Internal error.
メモリ不足またはOSのリソース不足が考えられます。確認してください。
9.28. クラスタ構成情報をチェックする (clpcfchk コマンド)¶
クラスタ構成情報をチェックします。
-
コマンドライン
- clpcfchk -o path [-i conf_path]
-
説明
クラスタ構成情報を基に設定値の妥当性を確認します。
-
オプション
-
-o
path
¶ チェック結果を保存するディレクトリを指定します。
-
-i
conf_path
¶ チェックする構成情報を保存したディレクトリを指定します。
省略した場合は、反映済みの構成情報をチェックします。
-
-
戻り値
0
正常終了
0以外
エラー終了
-
実行例
反映済みの構成情報をチェックする場合
# clpcfchk -o /tmp server1 : PASS server2 : PASS
保存した構成情報をチェックする場合
# clpcfchk -o /tmp -i /tmp/config server1 : PASS server2 : FAIL
-
実行結果
本コマンドの結果で表示されるチェック結果 (総合結果)は以下になります。
チェック結果(総合結果)
説明
PASS
問題がありません。
FAIL
問題があります。チェック結果を確認してください。
-
備考
各サーバの総合結果のみを表示します。
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Cluster WebUI でエクスポートした構成情報をチェックする場合、事前に解凍してください。
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処
Log in as Administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Invalid option.
正しいオプションを指定してください。
Could not opened the configuration file. Check if the configuration file exists on the specified path.
指定されたパスが存在しません。正しいパスを指定してください。
Server is busy. Check if this command is already run.
本コマンドはすでに起動されています。
Failed to obtain properties.
プロパティの取得に失敗しました。
Failed to check validation.
クラスタ構成チェックに失敗しました。
Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.
メモリ不足またはOSのリソース不足が考えられます。確認してください。
9.29. クラスタ構成情報ファイルを変換する (clpcfconv コマンド)¶
クラスタ構成情報ファイルの変換を行います。
-
コマンドライン
- clpcfconv -i <input-path> [-o <output-path>]
-
説明
クラスタ構成情報ファイルを旧バージョンから現バージョンへ変換します。
-
オプション
-
-i
<input-path>
¶ 旧バージョンの構成情報ファイルが存在するディレクトリを指定します。
-
-o
<output-path>
¶ - 変換後の構成情報ファイルを出力するディレクトリを指定します。本オプションを省略した場合、カレントディレクトリに変換後の構成情報ファイルが出力されます。
-
-
戻り値
0
正常終了
0以外
異常終了
-
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
本コマンドは、クラスタ構成情報ファイルのうち、clp.conf のみを変換します。
本コマンドは、<インストール先ディレクトリ>\etc 直下では実行できません。
本コマンドは、CLUSTERPRO X 3.3 for Windows(内部バージョン 11.35)より古いバージョンで作成したクラスタ構成情報ファイルには対応していません。
CLUSTERPRO X 5.0 for Windows より古いバージョンでクラスタパスワード方式のパスワードを設定していた場合、本コマンドでクラスタ構成情報ファイルを変換するとパスワードがクリアされます。変換後のクラスタ構成情報を反映後、Cluster WebUI を使用してパスワードを再設定してください。
-
実行例
変換が成功した場合
# clpcfconv -i C:\temp\config_x430 -o C:\temp\config_new Command succeeded.
変換が成功し、パスワードがクリアされた場合
# clpcfconv -i C:\temp\config_x430 -o C:\temp\config_new Command succeeded. Password for Operation has been initialized. Password for Reference has been initialized. Please set the password again by using Cluster WebUI.
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処
Command succeeded.
コマンドは成功しました。
Password for Operation has been initialized.
クラスタパスワード方式の操作用パスワードをクリアしました。
Password for Reference has been initialized.
クラスタパスワード方式の参照用パスワードをクリアしました。
Please set the password again by using Cluster WebUI.
Cluster WebUI を使用してクリアされたパスワードを再設定してください。
Log in as administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Failed to get etc directory path.
正しくインストールされていないか、実行権限がない可能性があります。
Not available in this directory.
<インストール先ディレクトリ>\etc 直下では実行できません。カレントディレクトリを <インストール先ディレクトリ>\etc 以外に変更してください。Could not opened the configuration file. Check if the configuration file exists on the specified path.
-i オプションで指定したパスにクラスタ構成情報ファイル(clp.conf)が存在しません。クラスタ構成情報ファイルが指定されたパスに存在するか確認してください。The specified output-path does not exist.
-o オプションで指定したパスが存在しません。正しいパスを指定してください。Invalid configuration file.
クラスタ構成情報ファイルが不正です。クラスタ構成情報ファイルを確認してください。The version of this configuration data file is not supported. Convert it with Builder for offline use (internal version 11.35), then retry.
本コマンドがサポートしていないバージョンのクラスタ構成情報ファイルです。内部バージョン 11.35 のオフライン版 Builder で変換後、もう一度実行してください。%1 : Command failed. code:%2
コマンド %1 が失敗しました。コマンドの戻り値(%2)、または、このエラーメッセージの直前に表示されたエラーメッセージを確認してください。Command failed.
このコマンドが失敗しました。このエラーメッセージの直前に表示されたエラーメッセージを確認してください。
9.30. クラスタ構成情報ファイルを生成する (clpcfset, clpcfadm.py コマンド)¶
9.30.1. clpcfset コマンド¶
クラスタ構成情報ファイルの生成を行います。
-
コマンドライン
- clpcfset {create|--create} clustername charset [encode] [serveros]clpcfset {add|--add} clsparam tagname parameterclpcfset {add|--add} srv servername priorityclpcfset {add|--add} hba servername id portnumber deviceid instanceidclpcfset {add|--add} device servername type id info [extend]clpcfset {add|--add} forcestop envclpcfset {add|--add} hb lankhb deviceid priorityclpcfset {add|--add} hb witnesshb deviceid priority hostclpcfset {add|--add} np disknp deviceid priorityclpcfset {add|--add} np pingnp deviceid priority groupid listid ipadressclpcfset {add|--add} np httpnp deviceid priority [host]clpcfset {add|--add} np majonp deviceid priorityclpcfset {add|--add} grp grouptype groupnameclpcfset {add|--add} grpparam groupname tagname parameterclpcfset {add|--add} rsc groupname resourcetype resourcenameclpcfset {add|--add} rscparam resourcetype resourcename tagname parameterclpcfset {add|--add} rscdep resourcetype resourcename dependresourcenameclpcfset {add|--add} mon monitortype resourcenameclpcfset {add|--add} monparam monitortype resourcename tagname parameterclpcfset {del|--del} clsparam tagnameclpcfset {del|--del} srv servernameclpcfset {del|--del} device servername idclpcfset {del|--del} forcestopclpcfset {del|--del} hb lankhb deviceidclpcfset {del|--del} hb lanhb deviceidclpcfset {del|--del} hb diskhb deviceidclpcfset {del|--del} hb witnesshb deviceidclpcfset {del|--del} np pingnp deviceidclpcfset {del|--del} np httpnp deviceidclpcfset {del|--del} grp groupnameclpcfset {del|--del} grpparam groupname tagnameclpcfset {del|--del} rsc groupname resourcetype resourcenameclpcfset {del|--del} rscparam resourcetype resourcename tagnameclpcfset {del|--del} rscdep resourcetype resourcename [dependresourcename]clpcfset {del|--del} mon monitortype resourcenameclpcfset {del|--del} monparam monitortype resourcename tagname
-
説明
本製品のクラスタ構成情報を生成しファイルに出力します。
-
オプション
-
{create|--create}
clustername charset [encode] [serveros]
¶ クラスタ名、エンコードを指定して新規クラスタを作成します。
clusternameにはクラスタ名、charsetはCLUSTERPROの言語に応じて、日本語ならSJIS、英語ならASCII、中国語ならGB2312を指定します。
encodeはWebUIで構成情報を作成した場合に、WebUIが動作するサーバのOSとCLUSTERPROの言語により決定されるパラメータです。
省略した場合は、charsetと同様の設定となります。
OSがWindowsの場合: SJIS
OSがLinuxかつ日本語の場合: EUC-JP
OSがLinuxかつ英語の場合: ASCII
OSがLinuxかつ中国語の場合: GB2312
serverosはLinux環境のクラスタ構成情報を作成する場合に"linux"を指定します。省略した場合は"windows"が設定されます。Linux環境のクラスタ構成情報を作成する場合は「 CLUSTERPRO X for Linux リファレンスガイド 」を参照してください。
-
{add|--add}
<param>
¶ param
- clsparam tagname parameter
- クラスタのプロパティをタグ名とパラメータを指定して設定します。tagname、parameterは「パラメータ一覧 (clpcfset, clpcfadm.py コマンド共通)」を参照してください。
- srv servername priority
- サーバ名、優先順位を指定してサーバを追加します。servernameにはサーバ名を指定します。priorityはマスタサーバが0になります。以降は1ずつインクリメントします。
- hba servername id portnumber deviceid instanceid
- サーバ名、IDを指定してHBAを追加します。idは0から指定します。以降は1ずつインクリメントします。portnumber、deviceid、instanceidの値は別コマンドclpdiskctrlで取得することができます。
- device servername type id info [extend]
- サーバ名、種別を指定してデバイスを追加します。typeはlan, mdc, witness, disknp, ping, http, majoの中から指定します。idはtype毎に0から指定します。以降は 1 ずつインクリメントします。lan, mdcはinfoにIPアドレスを指定します。witnessはinfoに使用しない:0/使用する:1、extendに接続先のWitnessサーバのホストアドレスとポート(アドレス:ポート)を指定します。disknpはinfoにボリュームID、extendにデバイスパスを指定します。ボリュームIDとデバイスパスについては別コマンドclpdiskctrlで取得することができます。ping, http, majoはinfoに使用しない:0/使用する:1を指定します。
- forcestop env
- 環境種別を指定して強制停止リソースを追加します。envはbmc, vcenter, aws, ociまたはcustomのいずれかを指定します。
- hb lankhb deviceid priority
- デバイスID、優先順位を指定してカーネルモードLANハートビートを追加します。deviceidはadd deviceで指定したIDを指定します。ハートビートのpriorityは0から指定します。以降は 1 ずつインクリメントします。
- hb witnesshb deviceid priority host
- デバイスID、優先順位、ターゲットホストを指定してWitnessハートビートを追加します。deviceidはadd deviceで指定したIDを指定します。ハートビートのpriorityは0から指定します。以降は1ずつインクリメントします。hostは接続先のWitnessサーバのホストアドレスとポート(アドレス:ポート)を指定します。
- np disknp deviceid priority
- 優先順位、デバイスIDを指定してDISK方式によるネットワークパーティション解決リソースを追加します。deviceidはadd deviceで指定したIDを指定します。NP解決リソースのpriorityは0から指定します。以降は1ずつインクリメントします。
- np pingnp deviceid priority groupid listid ipadress
- 優先順位、デバイスID、グループID、リストID、IPアドレスを指定してPING方式によるネットワークパーティション解決リソースを追加します。deviceidはadd deviceで指定したIDを指定します。priority、groupid、listidは0から指定します。以降は1ずつインクリメントします。ipadressはNP解決リソースで用いるIPアドレスを指定します。
- np httpnp priority deviceid [host]
- デバイスID、優先順位、ターゲットホストを指定してHTTP方式によるネットワークパーティション解決リソースを追加します。deviceidはadd deviceで指定したIDを指定します。NP解決リソースのpriorityは0から指定します。以降は1ずつインクリメントします。[host]は接続先のWitnessサーバのホストアドレスとポート(アドレス:ポート)を指定します。[host]を省略した場合は、Witness HBリソースの設定を使用します。
- np majonp deviceid priority
- 優先順位、デバイスIDを指定して多数決方式によるネットワークパーティション解決リソースを追加します。deviceidはadd deviceで指定したIDを指定します。NP解決リソースのpriorityは0から指定します。以降は1ずつインクリメントします。
- grp grouptype groupname
- グループタイプ、グループ名を指定してグループを追加します。grouptypeはfailoverまたはManagementGroupを指定します。
- grpparam groupname tagname parameter
- グループのプロパティをグループ名、タグ名とパラメータを指定して設定します。tagname、parameterは「パラメータ一覧 (clpcfset, clpcfadm.py コマンド共通)」を参照してください。
- rsc groupname resourcetype resourcename
- グループ名、グループリソースタイプ、グループリソース名を指定してグループリソースを追加します。
- rscparam resourcetype resourcename tagname paramter
- グループリソースのプロパティをグループリソースタイプ、グループリソース名、タグ名とパラメータを指定して設定します。tagname、parameterは「パラメータ一覧 (clpcfset, clpcfadm.py コマンド共通)」を参照してください。
- rscdep resourcetype resourcename dependresourcename
- グループリソース名を指定してグループリソースの依存関係を追加します。resourcetype、resourcenameにグループリソースタイプとグループリソース名を設定し、dependresourcenameに依存するグループリソース名を指定します。グループリソースに依存関係を設定した場合、活性時はdependresourcenameの活性化が完了してから、resourcenameに指定したグループリソースの活性化が開始されます。非活性時はresourcenameに指定したグループリソースの非活性化が完了してから、dependresourcenameの非活性化が開始されます。例として該当グループに所属するグループリソースの依存する深度を一覧で表示します。
- mon monitortype monitorresource
- モニタリソースタイプ、モニタリソース名を指定してモニタリソースを追加します。
- monparam monitortype monitorresource tagname paramter
- モニタリソースのプロパティをモニタリソースタイプ、モニタリソース名、タグ名とパラメータを指定して設定します。tagname、parameterは「パラメータ一覧 (clpcfset, clpcfadm.py コマンド共通)」を参照してください。
-
{del|--del}
<param>
¶param
- clsparam tagname
クラスタのプロパティをタグ名を指定して削除します。tagnameは「パラメータ一覧 (clpcfset, clpcfadm.py コマンド共通)」を参照してください。- srv servername
サーバ名を指定してサーバを削除します。- hba servername id
サーバ名、IDを指定してHBAを削除します。- device servername id
サーバ名、デバイスIDを指定してデバイスを削除します。6- forcestop
強制停止リソースを削除します。- hb lankhb deviceid
デバイスIDを指定してカーネルモードLANハートビートを削除します。6- hb witnesshb deviceid
デバイスIDを指定してWitnessハートビートを削除します。6- np disknp deviceid
デバイスIDを指定してDISK方式によるネットワークパーティション解決リソースを削除します。6- np pingnp deviceid
デバイスIDを指定してPING方式によるネットワークパーティション解決リソースを削除します。6- np httpnp deviceid
デバイスIDを指定してHTTP方式によるネットワークパーティション解決リソースを削除します。6- np majonp deviceid
デバイスIDを指定して多数決方式によるネットワークパーティション解決リソースを削除します。6- grp groupname
グループ名を指定してグループを削除します。- grpparam groupname tagname
グループのプロパティをグループ名、タグ名を指定して削除します。tagnameは「パラメータ一覧 (clpcfset, clpcfadm.py コマンド共通)」を参照してください。- rsc groupname resourcetype resourcename
グループ名、グループリソースタイプ、グループリソース名を指定してグループリソースを削除します。- rscparam resourcetype resourcename tagname
グループリソースのプロパティをグループリソースタイプ、グループリソース名、タグ名を指定して削除します。tagnameは「パラメータ一覧 (clpcfset, clpcfadm.py コマンド共通)」を参照してください。- rscdep resourcetype resourcename [dependresourcename]
グループリソースタイプ、グループリソース名、依存するグループリソース名を指定してグループリソースの依存関係を削除します。resourcetype、resourcenameにグループリソースタイプとグループリソース名を設定し、dependresourcenameに依存するグループリソース名を指定します。dependresourcenameを省略した場合は、全ての依存関係を削除し既定の依存関係に変更します。- mon monitortype monitorresource
モニタリソースタイプ、モニタリソース名を指定してモニタリソースを削除します。- monparam monitortype monitorresource tagname
モニタリソースのプロパティをモニタリソースタイプ、モニタリソース名、タグ名を指定して削除します。tagnameは「パラメータ一覧 (clpcfset, clpcfadm.py コマンド共通)」を参照してください。
- 6(1,2,3,4,5,6,7)
- 削除時のデバイスIDはクラスタ構成情報に設定された値を指定します。本コマンドのadd deviceオプションで指定したデバイスIDは、デバイス種別に応じた以下の値をプラスして設定しています。
lan
-
mdc
400
witness
700
disknp
10100
ping
10200
http
10700
majo
10300
-
戻り値
0
成功
0 以外
異常
-
注意事項
本コマンドは Administrator 権限をもつユーザで実行してください。
各パラメータに入力可能な文字列や禁則文字列については、『本ガイドの各章』を参照してください。
本コマンドはクラスタ構成情報ファイルのうち、clp.confのみを作成します。スクリプトリソース、カスタム監視リソースなどで使用するスクリプトファイルについては手動で作成する必要があります。
カレントディレクトリにクラスタ構成情報ファイル(clp.conf)を配置した状態で本コマンドを実行してください。
- 例
フェイルオーバグループ failover1 に所属するスクリプトリソース script1、および カスタム監視リソース genw1 のスクリプトを配置する場合。
scripts ├─failover1 │ └─script1 │ start.bat │ stop.bat │ └─monitor.s └─genw1 genw.bat
-
実行例
クラスタ追加
# clpcfset create cluster SJIS
# clpcfset create cluster EUC-JP linux
クラスタプロパティの追加・変更
# clpcfset add clsparam pm/exec0/recover 7 # clpcfset add clsparam pm/exec1/recover 7
クラスタプロパティの削除
# clpcfset del clsparam pm/exec0/recover # clpcfset del clsparam pm/exec1/recover
サーバ追加
# clpcfset add srv server1 0
サーバの削除
# clpcfset del srv server1
HBAの追加
# clpcfset add hba server1 0 1 VMBUS\{ba6163d9-04a1-4d29-b605-72e2ffb1dc7f} {9637c0f4-2a65-41ed-b884-a59d0e12f731}
HBAの削除
# clpcfset del hba server1 0
カーネルモードLANハートビート追加
# clpcfset add device server1 lan 0 192.168.137.71 # clpcfset add hb lankhb 0 0
カーネルモードLANハートビートの削除
# clpcfset del device server1 0 # clpcfset del hb lankhb 0
Witnessハートビートの追加
# clpcfset add device server1 witness 0 1 192.168.2.1:49152 # clpcfset add hb witnesshb 0 3 192.168.2.1:49152
Witnessハートビートの削除
# clpcfset del device server1 700 # clpcfset del hb witnesshb 700
DISK方式によるネットワークパーティション解決リソースの追加
# clpcfset add device server1 disknp 0 07081c5e-b794-4826-9a7b-48a9664c42c9 R # clpcfset add np disknp 0 0
DISK方式によるネットワークパーティション解決リソースの削除
# clpcfset del device server1 10100 # clpcfset del np disknp 10100
PNG方式によるネットワークパーティション解決リソースの追加
# clpcfset add device server1 ping 0 1 # clpcfset add np pingnp 0 1 0 0 192.168.1.1
PNG方式によるネットワークパーティション解決リソースの削除
# clpcfset del device server1 10200 # clpcfset del np pingnp 10200
HTTP方式によるネットワークパーティション解決リソースの追加
Witness HBリソースの設定を使用する場合
# clpcfset add device server1 http 0 1 # clpcfset add np httpnp 0 2
HTTP方式によるネットワークパーティション解決リソースの追加
Witness HBリソースの設定を使用しない場合
# clpcfset add device server1 http 0 1 # clpcfset add np httpnp 0 2 192.168.2.2:49152
HTTP方式によるネットワークパーティション解決リソースの削除
# clpcfset del device server1 10700 # clpcfset del np httpnp 10700
多数決方式によるネットワークパーティション解決リソースの追加
# clpcfset add device server1 majo 0 1 # clpcfset add np majonp 0 3
多数決方式によるネットワークパーティション解決リソースの削除
# clpcfset del device server1 10300 # clpcfset del np majonp 10300
強制停止リソースの追加(bmcの場合)
# clpcfset add forcestop bmc
強制停止リソースの削除
# clpcfset del forcestop
グループの追加
# clpcfset add grp failover failover1
グループプロパティの追加・変更
# clpcfset add grpparam failover1 policy@server1/order 0 # clpcfset add grpparam failover1 policy@server2/order 1
グループプロパティの削除
# clpcfset del grpparam failover1 policy@server1/order # clpcfset del grpparam failover1 policy@server2/order
グループの削除
# clpcfset del grp failover1
グループリソースの追加
# clpcfset add rsc failover1 fip fip1
グループリソースプロパティの追加・変更
# clpcfset add rscparam fip fip1 parameters/ip 192.168.137.171
グループリソースプロパティの削除
# clpcfset del rscparam fip fip1 parameters/ip
グループリソースの削除
# clpcfset del rsc failover1 fip fip1
グループリソースの依存関係の追加
# clpcfset add rscdep fip fip1 ddns1
グループリソースの依存関係の削除
個別の依存関係を削除する場合
# clpcfset del rscdep fip fip1 ddns1
グループリソースの依存関係の削除
全ての依存関係を削除し既定の依存関係に戻す場合
# clpcfset del rscdep fip fip1
モニタリソースの追加
# clpcfset add mon fipw fipw1
モニタリソースプロパティの追加・変更
# clpcfset add monparam fipw fipw1 target fip1
モニタリソースプロパティの削除
# clpcfset del monparam fipw fipw1 target
モニタリソースの削除
# clpcfset del mon fipw fipw1
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Log in as Administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Invalid option.
正しいオプションを指定してください。
Invalid configuration file. Use the create option.
本コマンドのcreateオプションを実行してください。
Invalid parameter.
コマンドの引数に指定した値に不正な値が設定されている可能性があります。
Parameter length error.
コマンドの引数に指定した文字列が長すぎます。
Specify a number in a valid range.
正しい範囲で数字を指定してください。
The specified path does not exist.
正しいパスを指定してください。
Failed to save the configuration file.
メモリ不足またはOSのリソース不足が考えられます。確認してください。
Internal error.
メモリ不足またはOSのリソース不足が考えられます。確認してください。
9.30.2. clpcfadm.py コマンド¶
-
コマンドライン
- clpcfadm.py {create} clustername charset [-e encode] [-s serveros]clpcfadm.py {add} srv servername priorityclpcfadm.py {add} device servername type id info [extend]clpcfadm.py {add} forcestop envclpcfadm.py {add} hb lankhb deviceid priorityclpcfadm.py {add} hb lanhb deviceid priorityclpcfadm.py {add} hb diskhb deviceid priorityclpcfadm.py {add} hb witnesshb deviceid priority hostclpcfadm.py {add} np pingnp deviceid priority groupid listid ipadressclpcfadm.py {add} np httpnp deviceid priority [--host host]clpcfadm.py {add} grp grouptype groupnameclpcfadm.py {add} rsc groupname resourcetype resourcenameclpcfadm.py {add} rscdep resourcetype resourcename dependresourcenameclpcfadm.py {add} mon monitortype resourcenameclpcfadm.py {del} srv servernameclpcfadm.py {del} device servername idclpcfadm.py {del} forcestopclpcfadm.py {del} hb lankhb deviceidclpcfadm.py {del} hb lanhb deviceidclpcfadm.py {del} hb diskhb deviceidclpcfadm.py {del} hb witnesshb deviceidclpcfadm.py {del} np pingnp deviceidclpcfadm.py {del} np httpnp deviceidclpcfadm.py {del} grp groupnameclpcfadm.py {del} rsc groupname resourcetype resourcenameclpcfadm.py {del} rscdep resourcetype resourcenameclpcfadm.py {del} mon monitortype resourcenameclpcfadm.py {mod} -t [tagname] [--set parameter] [--delete] [--nocheck]
-
説明
本製品のクラスタ構成情報を生成しファイルに出力します。
コマンドラインに指定可能なタグ名一覧を表示します。
-
オプション
-
{create|--create}
clustername charset [-e encode] [-s serveros]
¶ クラスタ名、エンコードを指定して新規クラスタを作成します。
clusternameにはクラスタ名、charsetはCLUSTERPROの言語に応じて、日本語ならSJIS、英語ならASCII、中国語ならGB2312を指定します。
encodeはWebUIで構成情報を作成した場合に、WebUIが動作するサーバのOSとCLUSTERPROの言語により決定されるパラメータです。
省略した場合は、charsetと同様の設定となります。
OSがWindowsの場合: SJIS
OSがLinuxかつ日本語の場合: EUC-JP
OSがLinuxかつ英語の場合: ASCII
OSがLinuxかつ中国語の場合: GB2312
serverosはLinux環境のクラスタ構成情報を作成する場合に"linux"を指定します。省略した場合は"windows"が設定されます。Linux環境のクラスタ構成情報を作成する場合は「 CLUSTERPRO X for Linux リファレンスガイド 」を参照してください。
-
{add|--add}
<param>
¶ param
- srv servername priority
- サーバ名、優先順位を指定してサーバを追加します。servernameにはサーバ名を指定します。priorityはマスタサーバが0になります。以降は1ずつインクリメントします。
- hba servername id portnumber deviceid instanceid
- サーバ名、IDを指定してHBAを追加します。idは0から指定します。以降は1ずつインクリメントします。portnumber、deviceid、instanceidの値は別コマンドclpdiskctrlで取得することができます。
- device servername type id info [extend]
- サーバ名、種別を指定してデバイスを追加します。typeはlan, mdc, witness, disknp, ping, http, majoの中から指定します。idはtype毎に0から指定します。以降は 1 ずつインクリメントします。lan, mdcはinfoにIPアドレスを指定します。witnessはinfoに使用しない:0/使用する:1、extendに接続先のWitnessサーバのホストアドレスとポート(アドレス:ポート)を指定します。disknpはinfoにボリュームID、extendにデバイスパスを指定します。ボリュームIDとデバイスパスについては別コマンドclpdiskctrlで取得することができます。ping, http, majoはinfoに使用しない:0/使用する:1を指定します。
- forcestop env
- 環境種別を指定して強制停止リソースを追加します。envはbmc, vcenter, aws, ociまたはcustomのいずれかを指定します。
- hb lankhb deviceid priority
- デバイスID、優先順位を指定してカーネルモードLANハートビートを追加します。deviceidはadd deviceで指定したIDを指定します。ハートビートのpriorityは0から指定します。以降は 1 ずつインクリメントします。
- hb witnesshb deviceid priority host
- デバイスID、優先順位、ターゲットホストを指定してWitnessハートビートを追加します。deviceidはadd deviceで指定したIDを指定します。ハートビートのpriorityは0から指定します。以降は1ずつインクリメントします。hostは接続先のWitnessサーバのホストアドレスとポート(アドレス:ポート)を指定します。
- np disknp deviceid priority
- 優先順位、デバイスIDを指定してDISK方式によるネットワークパーティション解決リソースを追加します。deviceidはadd deviceで指定したIDを指定します。NP解決リソースのpriorityは0から指定します。以降は1ずつインクリメントします。
- np pingnp deviceid priority groupid listid ipadress
- 優先順位、デバイスID、グループID、リストID、IPアドレスを指定してPING方式によるネットワークパーティション解決リソースを追加します。deviceidはadd deviceで指定したIDを指定します。priority、groupid、listidは0から指定します。以降は1ずつインクリメントします。ipadressはNP解決リソースで用いるIPアドレスを指定します。
- np httpnp priority deviceid [--host host]
- デバイスID、優先順位、ターゲットホストを指定してHTTP方式によるネットワークパーティション解決リソースを追加します。deviceidはadd deviceで指定したIDを指定します。NP解決リソースのpriorityは0から指定します。以降は1ずつインクリメントします。[host]は接続先のWitnessサーバのホストアドレスとポート(アドレス:ポート)を指定します。[host]を省略した場合は、Witness HBリソースの設定を使用します。
- np majonp deviceid priority
- 優先順位、デバイスIDを指定して多数決方式によるネットワークパーティション解決リソースを追加します。deviceidはadd deviceで指定したIDを指定します。NP解決リソースのpriorityは0から指定します。以降は1ずつインクリメントします。
- grp grouptype groupname
- グループタイプ、グループ名を指定してグループを追加します。grouptypeはfailoverまたはManagementGroupを指定します。
- rsc groupname resourcetype resourcename
- グループ名、グループリソースタイプ、グループリソース名を指定してグループリソースを追加します。
- rscdep resourcetype resourcename dependresourcename
- グループリソース名を指定してグループリソースの依存関係を追加します。resourcetype、resourcenameにグループリソースタイプとグループリソース名を設定し、dependresourcenameに依存するグループリソース名を指定します。グループリソースに依存関係を設定した場合、活性時はdependresourcenameの活性化が完了してから、resourcenameに指定したグループリソースの活性化が開始されます。非活性時はresourcenameに指定したグループリソースの非活性化が完了してから、dependresourcenameの非活性化が開始されます。例として該当グループに所属するグループリソースの依存する深度を一覧で表示します。
- mon monitortype monitorresource
- モニタリソースタイプ、モニタリソース名を指定してモニタリソースを追加します。
-
{del|--del}
<param>
¶ param
- srv servername
- サーバ名を指定してサーバを削除します。
- hba servername id
- サーバ名、IDを指定してHBAを削除します。
- device servername id
- サーバ名、デバイスIDを指定してデバイスを削除します。7
- forcestop
- 強制停止リソースを削除します。
- hb lankhb deviceid
- デバイスIDを指定してカーネルモードLANハートビートを削除します。7
- hb witnesshb deviceid
- デバイスIDを指定してWitnessハートビートを削除します。7
- np disknp deviceid
- デバイスIDを指定してDISK方式によるネットワークパーティション解決リソースを削除します。7
- np pingnp deviceid
- デバイスIDを指定してPING方式によるネットワークパーティション解決リソースを削除します。7
- np httpnp deviceid
- デバイスIDを指定してHTTP方式によるネットワークパーティション解決リソースを削除します。7
- np majonp deviceid
- デバイスIDを指定して多数決方式によるネットワークパーティション解決リソースを削除します。7
- grp groupname
- グループ名を指定してグループを削除します。
- rsc groupname resourcetype resourcename
- グループ名、グループリソースタイプ、グループリソース名を指定してグループリソースを削除します。
- rscdep resourcetype resourcename
- グループリソースタイプ、グループリソース名を指定してグループリソースの全ての依存関係を削除し既定の依存関係に変更します。resourcetype、resourcenameにグループリソースタイプとグループリソース名を指定します。
- mon monitortype monitorresource
- モニタリソースタイプ、モニタリソース名を指定してモニタリソースを削除します。
-
{mod}
-t [tagname] [--set param] [--delete] [--nocheck]
¶ - -t [tagname]
- 必須オプションです。tagnameにはタグ名を指定してください。省略した場合はroot要素が指定されます。--setまたは、--deleteオプションが指定されなかった場合はtagnameの子要素を一覧表示します。--setを指定かつ子要素に存在しないtagnameを指定する場合は--nocheckオプションを指定してください。tagnameは「パラメータ一覧 (clpcfset, clpcfadm.py コマンド共通)」を参照してください。
- [--set param]
パラメータの変更を行います。paramにはtagnameの設定値を指定してください。
- [--delete]
クラスタ構成情報からtagnameを削除します。
- [--nocheck]
--setと同時に使用するオプションです。tagnameが存在しない場合にエラーとしません。
-
- 7(1,2,3,4,5,6,7)
- 削除時のデバイスIDはクラスタ構成情報に設定された値を指定します。本コマンドのadd deviceオプションで指定したデバイスIDは、デバイス種別に応じた以下の値をプラスして設定しています。
lan
-
mdc
400
witness
700
disknp
10100
ping
10200
http
10700
majo
10300
-
戻り値
0
成功
0 以外
異常
-
動作環境
『スタートアップガイド』の「CLUSTERPRO Server の動作環境」 - 「clpcfadm.py コマンドの動作環境」を参照してください。
-
注意事項
本コマンドは Administrator 権限をもつユーザで実行してください。
各パラメータに入力可能な文字列や禁則文字列については、『本ガイドの各章』を参照してください。
本コマンドはクラスタ構成情報ファイルのうち、clp.confのみを作成します。スクリプトリソース、カスタム監視リソースなどで使用するスクリプトファイルについては手動で作成する必要があります。
カレントディレクトリにクラスタ構成情報ファイル(clp.conf)を配置した状態で本コマンドを実行してください。
- 例
フェイルオーバグループ failover1 に所属するスクリプトリソース script1、および カスタム監視リソース genw1 のスクリプトを配置する場合。
scripts ├─failover1 │ └─script1 │ start.bat │ stop.bat │ └─monitor.s └─genw1 genw.bat
-
実行例
タグ名の一覧表示(/rootの子要素一覧を表示)
# clpcfadm.py mod -t 表示例 # all # cluster # messages # pm # rm # webalert # webmgr
タグ名の一覧表示(/root/pm/exec0の子要素一覧を表示)
# clpcfadm.py mod -t pm/exec0 表示例 ([] 内は現在の設定値) # recover [5] # retry [5] # type [rc] # wait [1800]
クラスタ追加
# clpcfadm.py create cluster SJIS
# clpcfadm.py create cluster EUC-JP -e SJIS -s linux
クラスタプロパティの追加・変更
# clpcfadm.py mod -t pm/exec0/recover --set 7 # clpcfadm.py mod -t pm/exec1/recover --set 7
クラスタプロパティの削除
# clpcfadm.py mod -t pm/exec0/recover --delete # clpcfadm.py mod -t pm/exec1/recover --delete
サーバ追加
# clpcfadm.py add srv server1 0
サーバの削除
# clpcfadm.py del srv server1
HBAの追加
# clpcfadm.py add hba server1 0 1 VMBUS\{ba6163d9-04a1-4d29-b605-72e2ffb1dc7f} {9637c0f4-2a65-41ed-b884-a59d0e12f731}
HBAの削除
# clpcfadm.py del hba server1 0
カーネルモードLANハートビート追加
# clpcfadm.py add device server1 lan 0 192.168.137.71 # clpcfadm.py add hb lankhb 0 0
カーネルモードLANハートビートの削除
# clpcfadm.py del device server1 0 # clpcfadm.py del hb lankhb 0
Witnessハートビートの追加
# clpcfadm.py add device server1 witness 0 1 192.168.2.1:49152 # clpcfadm.py add hb witnesshb 0 3 192.168.2.1:49152
Witnessハートビートの削除
# clpcfadm.py del device server1 700 # clpcfadm.py del hb witnesshb 700
DISK方式によるネットワークパーティション解決リソースの追加
# clpcfadm.py add device server1 disknp 0 07081c5e-b794-4826-9a7b-48a9664c42c9 R # clpcfadm.py add np disknp 0 0
DISK方式によるネットワークパーティション解決リソースの削除
# clpcfadm.py del device server1 10100 # clpcfadm.py del np disknp 10100
PNG方式によるネットワークパーティション解決リソースの追加
# clpcfadm.py add device server1 ping 0 1 # clpcfadm.py add np pingnp 0 1 0 0 192.168.1.1
PNG方式によるネットワークパーティション解決リソースの削除
# clpcfadm.py del device server1 10200 # clpcfadm.py del np pingnp 10200
HTTP方式によるネットワークパーティション解決リソースの追加
Witness HBリソースの設定を使用する場合
# clpcfadm.py add device server1 http 0 1 # clpcfadm.py add np httpnp 0 2
HTTP方式によるネットワークパーティション解決リソースの追加
Witness HBリソースの設定を使用しない場合
# clpcfadm.py add device server1 http 0 1 # clpcfadm.py add np httpnp 0 2 --host 192.168.2.2:49152
HTTP方式によるネットワークパーティション解決リソースの削除
# clpcfadm.py del device server1 10700 # clpcfadm.py del np httpnp 10700
多数決方式によるネットワークパーティション解決リソースの追加
# clpcfadm.py add device server1 majo 0 1 # clpcfadm.py add np majonp 0 3
多数決方式によるネットワークパーティション解決リソースの削除
# clpcfadm.py del device server1 10300 # clpcfadm.py del np majonp 10300
強制停止リソースの追加(bmcの場合)
# clpcfadm.py add forcestop bmc
強制停止リソースの削除
# clpcfadm.py del forcestop
グループの追加
# clpcfadm.py add grp failover failover1
グループプロパティの追加・変更
# clpcfadm.py mod -t group@failover1/start --set 0
グループプロパティの削除
# clpcfadm.py mod -t group@failover1/start --delete
グループの削除
# clpcfadm.py del grp failover1
グループリソースの追加
# clpcfadm.py add rsc failover1 fip fip1
グループリソースプロパティの追加・変更
# clpcfadm.py mod -t resource/fip@fip1/parameters/ip --set 192.168.137.171
グループリソースプロパティの削除
# clpcfadm.py mod -t resource/fip@fip1/parameters/ip --delete
グループリソースの削除
# clpcfadm.py del rsc failover1 fip fip1
グループリソースの依存関係の追加
# clpcfadm.py add rscdep fip fip1 ddns1
グループリソースの依存関係の削除
個別の依存関係を削除する場合
# clpcfadm.py mod -t resource/fip@fip1/depend@ddns1 --delete
グループリソースの依存関係の削除
全ての依存関係を削除し既定の依存関係に戻す場合
# clpcfadm.py del rscdep fip fip1
モニタリソースの追加
# clpcfadm.py add mon fipw fipw1
モニタリソースプロパティの追加・変更
# clpcfadm.py mod -t monitor/fipw@fipw1/target --set fip1
モニタリソースプロパティの削除
# clpcfadm.py mod -t monitor/fipw@fipw1/target --delete
モニタリソースの削除
# clpcfadm.py del mon fipw fipw1
--nocheckオプションを使用したパラメータ追加
# clpcfadm.py mod -t webmgr/security/clientlist/ip --set 127.0.0.1 --nocheck
# clpcfadm.py mod -t group@failover1/policy@server1/order --set 0 --nocheck
# clpcfadm.py mod -t resource/fip@fip1/server@server1/parameters/ip --set 127.0.0.1 --nocheck
# clpcfadm.py mod -t monitor/fipw@fipw1/relation/name --set LocalServer --nocheck
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Log in as administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
'%1' is not found.
ファイル %1 が見つかりません。
The specified object does not exist. '%1'
指定したオブジェクト %1 は存在しません。
The specified element '%1' does not exist in '%2'.
指定した要素 %1 は %2 に存在しません。
The specified path does not exist in a config file.
指定したパスはクラスタ構成情報に存在しません。
Invalid config file. Use the 'create' option.
本コマンドのcreateオプションを実行してください。
The config file already exists.
クラスタ構成情報は既に存在しています。
Non-configurable elements specified.
設定可能なタグ名ではありません。
Invalid value specified. Specify as follows: <resource type>@<resource name>
<グループリソースタイプ>@<グループリソース名>の形式で指定してください。
Invalid path specified.
無効なパスが指定されています。
Cannot register a '%1' any more.
%1 は登録上限に達しています。
The following arguments are required :%1
%1 を指定してください。
Argument %1: allowed only with argument '%2'
%1 は %2 の時のみ有効なオプションです。
Argument %1: invalid choice: '%2' (choose from %3)
%1 に指定した %2 は無効な値です。%3 の選択肢から指定してください。
Argument %1: invalid value: '%2' (The value must be in the range [%3, %4])
%1 に指定した %2 は無効な値です。 %3 から %4 の範囲の数値を指定してください。
Argument %1: invalid value: '%2' (The length must be less than %3)
%1 に指定した %2 は文字列が長すぎます。 %3 以下の長さにしてください。
Argument %1: '%2' already exists.
%1 に %2 は既に存在しています。
Argument %1: '%2' does not exist.
%1 に %2 が存在しません。
Argument %1: cannot specify a dependency to the same object.
%1 は同じオブジェクトへの依存関係を指定しています。異なるオブジェクトを指定してください。
Argument %1: does not appear to be an IPv4.
%1 は無効な値です。IPv4形式で指定してください。
Invalid value: '%1' (The value must be greater than 0)
%1 は無効な値です。0以上の数値を指定してください。
9.30.3. パラメータ一覧 (clpcfset, clpcfadm.py コマンド共通)¶
9.31. 暗号化する (clpencryptコマンド)¶
文字列を暗号化します。
-
コマンドライン
clpencrypt password
-
説明
クラスタ構成情報でパスワード等の必要な値を暗号化する。
ただし、以下のパスワードは対応していません。
Cluster WebUI 認証 (操作用)
Cluster WebUI 認証 (参照用)
-
パラメータ
-
password
¶
暗号化する文字列を指定します。
-
-
戻り値
0
成功
0 以外
異常
-
実行例
# clpencrypt password
-
表示例
20220001111abaabdbb35c04
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Invalid parameter.
コマンドの引数に指定した値に不正な値が設定されている可能性があります。
9.32. ドライブのGUIDとHBA情報を操作する (clpdiskctrlコマンド)¶
ドライブのGUIDとHBA を設定、取得します。
-
コマンドライン
- clpdiskctrl {set|--set} filter driveclpdiskctrl {get|--get} guid driveclpdiskctrl {get|--get} hba drive
-
説明
クラスタ構成情報に必要なドライブのGUIDとHBA情報を取得します。
-
オプション
-
{set|--set}
filter drive
¶ - ドライブ指定してHBAのフィルターの設定を行います。driveにはドライブ文字を指定します。
-
{get|--get}
<param>
¶ param
- guid drive
- ドライブ指定してGUIDを取得します。driveにはドライブ文字を指定します。
- hba drive
- ドライブ指定してHBA情報を取得します。driveにはドライブ文字を指定します。
-
-
戻り値
0
成功
0 以外
異常
-
注意事項
本コマンドは Administrator 権限をもつユーザで実行してください。
-
実行例
HBAのフィルターの設定
# clpdiskctrl.exe set filter R
-
実行例
GUIDの取得
# clpdiskctrl.exe get guid R
-
表示例
019056a3-a7ad-4de3-9ed8-d5e752e501ea
-
実行例
HBA情報の取得
# clpdiskctrl.exe get hba R
-
表示例
4 ROOT\ISCSIPRT 0000
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Log in as Administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Invalid parameter.
コマンドの引数に指定した値に不正な値が設定されている可能性があります。
Drive not found.
指定されたドライブが見つかりません。ドライブ指定に誤りが無いか確認してください。
Device no info.
デバイス情報の取得に失敗しました。ディスク装置が正常に動作しているか確認してください。
Specify the data drive.
Windowsのシステムドライブ(通常はC: )以外を指定してください。
Failed to set filter.
フィルターの設定に失敗しました。
Internal error.
メモリ不足またはOSのリソース不足が考えられます。確認してください。
9.33. ファイアウォールの規則を追加する (clpfwctrlコマンド)¶
CLUSTERPRO で使用するサーバのファイアウォールの「受信の規則」を追加、削除します。
-
コマンドライン
- clpfwctrl --add [--profile public | private | domain]clpfwctrl --removeclpfwctrl --help
-
説明
注釈
本コマンドは サーバのファイアウォールを有効にしている場合に実行してください。
注釈
本コマンドは、単一サーバ上での、ファイアウォールの「受信の規則」を追加、削除します。追加、削除を行いたい全てのサーバで実行する必要があります。
注釈
本コマンドは CLUSTERPRO インストール直後と構成情報反映直後に実行してください。
CLUSTERPROで使用するポート番号にアクセスできるようにするため、ファイアウォールの「受信の規則」を追加します。また、追加した「受信の規則」を削除します。「受信の規則」にCLUSTERPROで使用する規則を以下のグループ名と名前で追加します。既に同じグループ名が追加されている場合は、一度削除を行った後、追加を行います。グループ名の変更はしないでください。グループ名
CLUSTERPRO
名前
CLUSTERPRO (TCP-In)
CLUSTERPRO (UDP-In)
CLUSTERPRO (ICMPv4-In)
CLUSTERPRO (ICMPv6-In)
-
オプション
-
--add
[--profile public | private | domain]
¶ ファイアウォールの「受信の規則」を追加します。プロファイル名を指定すると、指定したプロファイルを追加します。 プロファイル名の指定がない場合は、「すべて」を指定します。
-
--remove
¶
追加したファイアウォールの「受信の規則」の削除をします。
-
--help
¶
Usageを表示します。
-
-
戻り値
0
成功
0 以外
異常
-
注意事項
- 本コマンドは Administrator 権限をもつユーザで実行してください。本コマンドは「送信の規則」については追加を行いません。必要であれば別途追加をしてください。JVM監視リソースを1度でも登録すると、本コマンドはJVM監視リソースの管理ポート番号を必ず許可します。
-
実行例
プロファイルに「すべて」を指定して「受信の規則」を追加する場合
# clpfwctrl.bat --add Command succeeded.
-
実行例
プロファイルに「ドメイン」と「プライベート」を指定して「受信の規則」を追加する場合
# clpfwctrl.bat --profile domain private Command succeeded.
-
実行例
追加した「受信の規則」を削除をする場合
# clpfwctrl.bat --remove Command succeeded.
-
エラーメッセージ
メッセージ
原因/対処法
Log in as Administrator.
Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
Invalid option.
正しいオプションを指定してください。
Log directory is not found.
正しくインストールされていないか、実行権限がない可能性があります。
Failed to register rule(CLUSTERPRO). Invalid port.
構成情報に不正なポート番号が設定されています。構成情報を確認してください。
Unsupported environment.
サポート対象外のOSです。
Could not read xmlpath. Check if xmlpath exists on the specified path. (%1)
xml パスが構成情報に存在するか確認してください。%1 :xml パスCould not opened the configuration file. Check if the configuration file exists on the specified path. (%1)
構成情報が存在するか確認してください。%1 :xml パスCould not read type. Check if type exists on the policy file. (%1)
ポリシーファイルが存在しているか確認してください。%1 :xml パスnot exist xmlpath. (%1)
xml パスが構成情報に存在するか確認してください。%1 :xml パスFailed to obtain properties. (%1)
xml パスが構成情報に存在するか確認してください。%1 :xml パスNot exist java install path. (%1)
Java インストールパスが存在するか確認してください。%1 :Java インストールパスInternal error. Check if memory or OS resources are sufficient. (%1)
メモリ不足またはOSのリソース不足が考えられます。確認してください。%1 :xml パス