システム構成

本章では、インストール対象および構築するシステムの構成について記載します。

インストール対象

CAP V2では、インストールの対象範囲をCAP(EE)のみと、CAP(EE)+CAP(BC)、CAP(EDM)から選択できます。

  • CAP(EE):
    データの蓄積、参照を行う場合に選択します。
  • CAP(EE)+CAP(BC):
    上記に加え、データ加工を行う場合に選択します。また、CAP V1からの継続利用する場合に選択します。
  • CAP(EDM):
    CONNEXIVE Edge Device Managementの通信基盤としてCAPを利用する場合に選択します。

システム構成

最小構成

インストールの最小構成は1台のマシンにインストールするAll In Oneの構成です。 開発環境や小規模システム向けにシステムを構築する場合の構成です。

標準構成

標準構成は、中大規模向けシステム向けの構成でIFサーバ、APサーバ、DBサーバと3つの役割のサーバで動作します。 各役割が最低1台の3台以上で構成されます。

下図はCAP(EE)の標準構成を示しています。

CAP(EE)の標準構成

また、下図はCAP(BC)+CAP(EE)の標準構成を示しています。

CAP(BC)+CAP(EE)の標準構成

拡張構成

標準構成に対して冗長性の向上、処理負荷の分散を行う場合はIFサーバ、APサーバ、DBサーバの各役割のサーバを追加した拡張構成を構築することができます。 各役割のサーバ内に含まれるコンポーネントの起動・停止は、柔軟性があり、冗長化・負荷分散を行いたい、コンポーネントのみを起動したサーバを追加することもできます。

例えば、APサーバを2台追加し、追加したサーバ上にIoT Event Hubのみ起動することで、IoT Event Hubの冗長化を図るといった構成を取ることができます。