V2.0.0における変更点

ICE Backend

ICE V2.0よりICE Backendを廃止し、CONNEXIVE Application Platformに統合しました。

ICE V1.2 のICE Backend にICE V2.0のICE Coreを接続することも可能です。

ICE Core

サポートプラットフォーム拡大

対応プラットフォームに下記を追加しました。

  • NVIDIA Jetson Nano
  • Debian 10.3 (x64)
  • Raspbian Buster (armhf)
  • Ubuntu 18.04.3 LTS (arm64)

OSSバージョンアップ

ICE Coreで利用するOSSのバージョンアップを行いました。 更新した主要なOSSとバージョンは下記の通りです。

利用OSS Version
Node.js 12.16.2
Node-RED 1.0.4

その他 強化内容

次の機能強化を行いました。

  • バックエンドへの接続先設定をcloud_config.jsonに統一し設定を容易にしました
  • ファイルダウンロード時にレスポンスヘッダにContent-Dispositionが含まれる場合に、指定されたヘッダの値により保存するファイル名を解決します
  • ファイルアップロード時にmultipart/form-dataを使用するか、単にコンテンツをボディに指定するかを選択できます
  • Add-onにより提供していいた、MQTT送信バッファの強化とバックプレッシャー通知機能が利用可能です
  • configeditを使うことで設定ファイル中のパスワードを暗号化できます
  • Event Exchange Platform接続用ノードは、Backend接続用ノードに統合されました。

ICE v1.2 で作成したNode-REDフローへの影響

ICE V1.2で作成したNode-REDフローの中でice backend out, ice backend in を利用している場合、新しいice backend out / ice backend in の設定にマッピングされ読み込まれます。

ただし、次の点に注意し、必要に応じてNode-REDフローを変更してください

  • ice backend inで指定したRouting Ruleに"otherwise"は指定できません
  • ice backend in / ice backend out のdestinationでUse ICE Configのチェックを外して、Node-REDエディタ上で接続先を指定した場合、Use ICE Configをチェックしてcloud_config.jsonで接続先を設定してください

ICE V1.2で提供していた、Event Exchange Platform接続用ノード(eep out / eep get / eep in)は、Backend接続用ノードに統合されました。継続利用することもできますが、Backend接続用ノードを利用するよう変更してください。