2. よくある障害

頻繁に発生する障害について説明します。

2.1. アプリケーション実行処理の低下

アプリケーションの配備先プロセスグループの場合、アプリケーション実行処理の低下時に下記の対応を実施することが可能です。プロセスグループは、Standard以上のエディションの場合に使用することができます。

2.2. アプリケーションの応答がなくなる

2.2.1. アプリケーションのストール

WebOTX の稼働中あるいは起動/停止処理中に何らかの影響を受けて処理が進まなくなり、ストール状態に陥ることがあります。そのような場合には、対象の Java プロセスに対 してスレッドダンプの取得を試みます。スレッドダンプの採取は[ 診断サービス ]または、[ Java VMのスレッドダンプ取得 ]の手順に基づいて取得することができます。診断サービスは 障害解析に必要な情報を収集する機能となります。

取得したスレッドダンプの出力内容に関して、次の事象の有無を確認します。

プロセスグループの場合

アプリケーションの配備先がプロセスグループの場合、上記の手順に加えてストール時の対応をとることができます。プロセスグループは、Standard以上のエディションの場合に使用することができます。

2.2.2. 異常終了

WebOTX を起動したにも関わらずアプリケーションが実行できなかったり、あるいは直前まで正常に動作していたアプリケーションが突如実行できなくなったりする場合、次のような事例に該当していることが考えられます。

プロセスグループの場合

アプリケーションの配備先プロセスグループの場合、上記の手順に加えて異常終了時の対応をとることができます。プロセスグループは、Standard以上のエディションの場合に使用することができます。

2.3. アプリケーションの起動不可

プロセスグループの場合

アプリケーションの配備先プロセスグループの場合、下記の手順を実施することが可能です。プロセスグループは、Standard以上エディションの場合に使用することができます。

2.4. インストール直後に発生する問題

インストール直後に設定の不足によりWebOTXの起動に失敗するケースや、起動はしたもののWebOTXにログインができないケースが存在します。そのようなケースが発生した場合、次のような事例に該当していることが考えられます。

2.5. 運用中に発生する問題

2.5.1. ドメインが起動しない

直前まで正常に動作していた WebOTXで設定変更後にエラーが発生したり、OS 再起動後に正常動作しなくなったりする場合は、次のような事例に該当していることが考えられます。

2.5.2. 実行環境のリソース不足に伴うエラー

作中のマシンにおけるリソースが不足すると、WebOTX の動作が不安定になることがあります。特に、メモリやディスク領域が不足するとそれが顕著になり、その状況で WebOTX の運用を継続しても、止むを得ず停止してしまうことがあります。

ログファイルにOutOfMemoryErrorなどが頻繁に出力される場合、次に記載している内容を参考に、メモリリソースのチューニングを検討してください。


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