3. WebOTX V6.3の新機能

ここでは、WebOTX V6.3からV6.31までのリリースで新しく追加された機能を説明します。

 
3.1. 全体

WebOTX V6.3での製品全体における機能強化項目について説明します。

 
V6.31
 
V6.3
 
3.2. Webサービス

新開発の高速XMLパーサー搭載により、SOAP通信の性能がV6.2に比べて10〜20%程度向上しました。これにより、HTTP-SOAPメッセージング分野で業界最高速(2006年3月現在、当社調べ)の性能を達成しました。

 
3.3. Webコンテナ

Webコンテナは、Webアプリケーション Servlet/JSP を動作させるための実行基盤です。V6.3で次の機能の強化を行っています。

 
3.4. RMI-IIOP通信基盤

RMI-IIOPは、Java RMIのCORBA IIOPプロトコル拡張で、EJBをリモートで呼び出す際に用いられる下層の分散オブジェクト通信基盤です。 WebOTX V6.3では、この通信基盤について いくつかの新しい技術を加えました。

 
V6.31
 
V6.3

従来は、分散オブジェクト通信技術の一般的な手法によって、スタブとスケルトンをクライアント、サーバに配置していました。 WebOTX V6.3からは、新しくダイナミック・プロキシと呼ぶ技術を基に、スタブとスケルトンを使わないでリモート・オブジェクトにアクセスできるようになりました。

この機能の提供によって、次のような価値を生み出しています。

 
3.5. Transactionサービス

Transactionサービスは2フェーズコミットメント機能を提供しており、分散されたデータベースなどの複数のリソースに対する安全な更新を保証します。V6.3で次の機能の追加、および強化を行っています。

 
3.6. 運用管理
 
V6.31
 
V6.3

WebOTX V6.3での運用管理における機能強化項目について説明します。

 
3.7. JMS

WebOTX V6.3でのJMSにおける機能強化項目について説明します。

 
3.8. EJBコンテナ

EJBコンテナはStandard/Enterprise Editionにおいてクラスタ関連の機能の強化を行なっています。

 
3.9. 性能分析ツール

WebOTX V6.3より新たに提供する性能分析ツールについて説明します。

 
3.10. Web版統合運用管理コンソール

従来、Webブラウザを用いた管理コンソールは、HTMLコンテンツ・ベースでした。 WebOTX V6.3からは、Macromedia Flashベースに刷新し、操作性、応答性を向上させました。

 
3.A. 旧バージョンでの変更点

旧バージョンに関するものは、以下を参照してください。