名称
wojmscmd - コマンドユーティリティ
形式
wojmscmd <subcommand> <argument> [<options>]
wojmscmd -h
wojmscmd -H
wojmscmd -v
説明
JMS サーバの起動後に、物理的な送信先の管理や、 JMS サーバと JMS サーバのコネクションサービスの管理、 および JMS サーバのリソースの管理を行います。

管理対象は、大きく分けると、以下の 7 つになります。() 内は、各サブコマンドの引数 (argument) になります。
各サブコマンドについては、該当する説明のページを参照してください。
サブコマンドと引数

オプション
-b <hostName:port>
JMS サーバのホスト名とポート番号を指定します。デフォルトは、localhost:9700 です。
ポートだけを指定する場合 : -b :7878
ホスト名だけを指定する場合 : -b somehost

-c <clientID>
クライアント ID を指定します。

-d <destinationName>
トピック名を指定します。永続サブスクリプションをリストする場合にのみ使用します。

-f
ユーザの確認なしにアクションを実行します。

-from <index>
メッセージリストで、送信先における表示開始点(この値を含みます)を指定します。

-h, -help
使用法のヘルプを表示します。コマンド行ではそれ以外のことは実行されません。

-H, -Help
使用法のヘルプ、属性リスト、および例を表示します。コマンド行ではそれ以外のことは実行されません。

-int <interval>
メトリックを表示する間隔を秒単位で指定します。デフォルトは、5秒です。

-javahome <javahome>
使用する代替 Java 2 互換ランタイムを指定します。 デフォルトではバンドルされているランタイムを使用します。

-m <metricType>
表示するメトリック情報のタイプを指定します。
JMS サーバ/サービスに有効な値 = {cxn, rts, ttl}
送信先に有効な値 = {con, dsk, rts, ttl}
    con = 送信先のコンシューマ情報
    cxn = コネクション/VM ヒープ/スレッド
    dsk = 送信先のディスク使用状況
    rts = 率
    ttl = 合計 (デフォルト)

-mbody
メッセージリストにメッセージボディを表示します。

-mid <messageID>
メッセージ ID を指定します。1 件のメッセージをパージする場合にのみ使用します。

-msp <numSamples>
表示するメトリックサンプルの数を指定します。デフォルト値は -1 (無制限) です。

-n <argumentName>
引数の名前を指定します。
これはサブコマンドに応じて、物理的な送信先、永続サブスクリプション、コネクション ID、 またはトランザクション ID の名前になります。

-o <attribute>=<value>
引数のプロパティを指定します。
これはサブコマンドの引数に応じて、 JMS サーバの属性、サービスの属性、または送信先の属性になります。

-otxdomain <domainName>
WebOTX のドメイン名を指定します。

-p <password>
管理者パスワードを指定します。この値を省略すると、管理者名の入力を要求されます。

-pst <pauseType>
送信先の一時停止タイプを指定します。
有効な値 = {PRODUCERS, CONSUMERS, ALL}
    PRODUCERS = プロデューサからのメッセージを一時停止
    CONSUMERS = コンシューマへのメッセージを一時停止
    ALL = 両方を一時停止 (デフォルト)

-rtm <timeout>
wojmscmd のサブコマンドの初期 (再試行) タイムアウト期間を秒単位で指定します。
タイムアウトとは、wojmscmd のサブコマンドが JMS サーバへの要求を作成した後、 待機している時間の長さのことです。
それ以降、サブコマンドが再試行されるたびに、タイムアウト値として初期タイムアウト値の 倍数が使用されます。
デフォルト値は10秒です。

-rtr
wojmscmd のサブコマンドが最初にタイムアウトになった後の再試行回数を指定します。
デフォルト値は5回です。

-s
サイレントモード。出力は表示されません。

-secure
JMS サーバ上の SSL/TLS ベースの管理サービス (ssladmin) を使用します (先に ssladmin サービスを有効にしておく必要があります)。

-selector <messageSelector>
メッセージリストのセレクタを指定します。

-svn <serviceName>
サービス名を指定します。コネクションのリスト時にのみ有効です。

-t <destType>
送信先のタイプを指定します。 有効な値 = {q, t}
    q = キュー
    t = トピック

-tmp
一時的な送信先も表示します。

-to <index>
メッセージリストで、送信先における表示終了点(この値を含みます)を指定します。

-u <userName>
管理者のユーザ名を指定します。この値を省略すると、管理者名の入力を要求されます。

-v, -version
バージョン情報を表示します。コマンド行ではそれ以外のことは実行されません。
使用例
例1: localhost のポート 9700 で実行している JMS サーバのプロパティを一覧表示する場合
> wojmscmd query bkr -u admin -p adminadmin


例2: myserver のポート 1564 で、ユーザー名が alladin、ユーザーパスワードが abracadabra で実行しているJMS サーバのプロパティを一覧表示する場合
> wojmscmd query bkr -b myserver:1564 -u alladin -p abracadabra


例3: WebOTX のドメイン domain1 に対して、コマンドの初期タイムアウトが 20 秒、再試行回数を 7 に設定して JMS サーバのプロパティを一覧表示する場合
> wojmscmd query bkr -otxdomain domain1 -u admin -p adminadmin -rtm 20 -rtr 7
関連事項
wojmsusermgr : ユーザーマネージャユーティリティ
注意事項

wojmscmd コマンドを使用して JMS サーバを管理する場合、次のタスクを実行する必要があります。

以下の操作は、WebOTX 運用管理コマンド (otxadmin) か、統合運用管理ツールから実行します。