本サービスの利用シーン

本サービスでは、主に以下の利用シーンを想定しています。

  • 本サービスに蓄積したデータおよび外部サービス連携機能により転送したデータの利活用

  • デバイスとWebアプリケーションの双方向通信機能によるデバイスの状態管理

データの利活用

CAPでは、下図の流れのようにデバイスから受信したデータを蓄積し、分析・可視化に活用することができます。 蓄積されたデータはWebアプリケーション向けAPI(REST API)を介してアクセス可能になります。 REST APIに対応した分析アプリケーション・可視化アプリケーションを別途調達していただく必要があります。

データ利活用の流れ

また、CAPは、データの蓄積前・外部サービスへの転送前にデータフォーマットの変換を行う簡易的なデータ加工機能を有しており、連携先サービスや可視化アプリケーションへ柔軟に対応可能です。変換機能の詳細は「利用ガイド(開発編)」を参照ください。

デバイスの状態管理とアクチュエーション

CAPが提供する、デバイスの最新データの保持、デバイスへのアクチュエーション指示、デバイスの検索の機能を利用することで、下図に示すようなデバイスの状態管理とアクチュエーションを実現できます。

デバイスの状態管理とアクチュエーション

CAPは、店舗や工場などに存在するデバイスから受信した最新のデータ(reportedデータ)をデバイスの状態として保持します。 店舗や工場のシステム管理者は、CAPが提供するREST APIを利用するWebアプリケーションを介し、デバイスの状態を確認できます。

デバイスIDを指定した特定のデバイスの状態の確認や、条件を指定したクエリを用いて条件に合致するデバイスの検索を行い、デバイスの最新状態を把握することができます。

また、CAPでは、単にデバイスの最新状態が確認できるだけでなく、システム管理者が期待したデバイスの状態の設定値(desiredデータ)とreportedデータの差分発生を検知するとデバイスにアクチュエーション指示を配信することができます。 システム管理者が設定するdesiredデータはデバイスの接続状態によらず、設定できます。 アクチュエーション対象のデバイスが未接続状態の場合、デバイス接続時にアクチュエーションが配信されます。

このようにデバイスの状態管理やアクチュエーション機能を利用することで、店舗や工場のシステム管理者は離れた場所からデバイスの接続状態を意識することなく、現場の最適な状態を維持できます。