ソフトウェアリリース管理の概要

SWリリース管理では、エッジ機器に対する配布機能を提供します。

配布機能では、エッジ機器に対するソフトウェア配布、データ配布、ファームウェア配布と、コマンド実行指示を行うことができます。

配布パッケージの管理

配布パッケージとは、エッジ機器に配布するファイル、および配布ファイルの格納先、配布時の実行コマンドの情報を格納した定義情報です。

配布パッケージの種類

SWリリース管理が配布できるパッケージの種類は以下の通りです。

  • ソフトウェア

    ソフトウェアをエッジ機器に配布し、エッジ機器上でインストール用のコマンド実行することにより、ソフトウェアをインストールすることができます。 配布できるソフトウェアはサイレントインストールが可能なものになります。

  • データ

    エッジ機器にデータファイルを配布します。エッジ機器にデータファイルを配布する際に、エッジ機器上でコマンドを実行することはできません。

  • ファームウェア

    エッジ機器にファームウェアを配布し、ファームウェアを適用します。

  • コマンド

    エッジ機器上でコマンドを実行し、その結果をマネージャに返却します。ファイルを配布することはできません

配布タスクの管理

配布タスクは、定義した配布パッケージをエッジ機器に配布するための定義情報です。

配布タスクは、配布タスクの種別、宛先、配布実行多重度といった、配布パッケージをエッジ機器に配布するための定義情報を保持します。 また、各エッジ機器に対する配布結果の情報を保持します。

配布タスクの種類

配布タスクには以下の種類があります。それぞれの用途は次のとおりです。

  1. GET型配布タスク

    エッジ機器から配布タスクを指定して配布パッケージをダウンロードする配布タスクです。GET型配布タスクは、任意のエッジ機器からの要求により定義された配布パッケージをエッジ機器にダウンロードし、配布結果を管理します。

  2. PUT型配布タスク

    配布タスク定義時に宛先のエッジ機器を指定して配布します。宛先に指定したエッジ機器以外への配布は行えません。エッジ機器への配布結果を管理します。

配布運用の流れ

エッジ機器に配布を行う場合、以下の手順で行います。配布の操作は配布コマンド、およびWebGUIにて行うことができます。

  • マネージャ側のオペレーションを契機に配布を行う場合

    1. 配布マネージャ上に配布するソフトウェア(または、ファイル)を配置する
    2. 配布パッケージ登録機能で、配布パッケージを登録する。

      パッケージ登録についてはパッケージ登録を参照してください。

    3. 配布タスク登録機能で、2.で作成したパッケージと、配布先の宛先を指定して、タスクを登録する。

      タスク登録についてはタスク登録を参照してください。

    4. 配布タスク開始機能で、タスクを開始する

      タスク開始についてはタスク開始を参照してください。

    5. 配布結果宛先一覧参照機能、配布状況を確認する

      配布結果についてはタスク結果を参照してください。

  • エッジ機器側のオペレーションを契機に配布を行う場合

    1. 配布マネージャ上に配布するソフトウェア(または、ファイル)を配置する
    2. 配布パッケージ登録機能で、配布パッケージを登録する
    3. 配布タスク登録機能で、2.で作成したパッケージを指定して、タスクを登録する
    4. 配布タスク開始機能で、タスクを開始する
    5. エッジ機器にて、配布タスク実行コマンドを実行し、配布処理を行う
    6. 配布結果宛先一覧機能で、配布状況を確認する