EDM 全体の動作確認

下記手順に従い、EDM 全体で正しくセットアップできていることを確認します。

事前準備

  1. ブラウザから以下のURLにアクセスします。

    • 暗号化通信を設定していない場合:http://<管理サーバーのIPアドレス>/<テナントIDの値>/
    • 暗号化通信を設定済みの場合:https://<管理サーバーのIPアドレス>/<テナントIDの値>/

    管理画面にログインします。認証情報は、/root/EDM2/edm_manager/tools/Tenant-Add/group_vars/all.yml ファイルを参照してください。

    • メールアドレス:NEBULA_EDMSYSTEM_USER_EMAIL の値
    • パスワード:NEBULA_EDMSYSTEM_USER_PASSWORD の値

    ログイン後、ダッシュボード画面が表示されることを確認します。

  2. 画面左側にあるサイドナビゲーションより、「エッジ一覧」を選択します。

表のエッジID列に<対象のエッジID>が表示されていることに加えて、ステータス列が「接続」と表示されていることを確認します。

  1. 管理サーバーにて、以下を実行します。

    # vi /tmp/delivery-test01.txt
    

    以下のとおりファイルに記入します。

    abc
    123
    

パッケージ配信

  1. 画面左側にあるサイドナビゲーションより、配布 > パッケージ を選択します。

  2. 画面上部にある「+」ボタンを押下します。

  3. 以下の通り、パッケージ情報を入力します。

    • パッケージ名:delivery-test01
    • OS種別
      • Linux の場合:「Linux」を選択
      • Windows の場合:「Windows」を選択
    • パッケージ種別:「ソフトウェア」を選択
    • 説明:<入力しない>
    • ダウンロード先ディレクトリ:<入力しない>
    • 配布完了後にダウンロードしたファイル/ディレクトリを削除する:<チェックしない>
    • 配布ファイル/ディレクトリパス:/tmp/delivery-test01.txt
    • ダウンロード前実行コマンド: <入力しない>
    • ダウンロード後実行コマンド

      Linux の場合

      • コマンド:ls
      • コマンドオプション~コマンドを待ち合わせ:<指定しない>
        (※「on/off」で最初から選択されているものは変更しない)

      Windows の場合

      • コマンド:cmd.exe
      • コマンドオプション:/c dir
      • 作業ディレクトリ~コマンドを待ち合わせ:<指定しない>
        (※「on/off」で最初から選択されているものは変更しない)
  4. 「追加」ボタンを押下します。

  5. 画面左側にあるサイドナビゲーションより、配布 > パッケージを選択します。 表に delivery-test01 のパッケージが表示されていることを確認します。

  6. 画面左側にあるサイドナビゲーションより、配布 > タスクを選択します。

  7. 画面上部にある「+」ボタンを押下します。

  8. 以下の通り、タスク情報を入力します。

    • タスク名:delivery-test01
    • タスク種別:「put」を選択
    • 説明:<入力しない>
    • 実行タイミング:「手動実行」を選択
    • 同時実行数:<入力しない>
    • 配布タイムアウト時間:<入力しない>
    • タスク実行タイムアウト時間:「既定値を使用」を選択
    • 進捗状況:「通知する」を選択
    • タスク同時実行時の制御:「エラーにする」を選択
    • 配布パッケージ:下記手順でdelivery-test01を選択
      1. 「選択」を押下
      2. 「delivery-test01」のチェックボックスにチェックを入れる
      3. 「OK」を押下
    • 配布:下記手順で <対象のエッジID> を選択
      1. 「選択」を押下
      2. <対象のエッジID>」のチェックボックスにチェックを入れる
      3. 「OK」を押下
  9. 「追加」ボタンを押下します。

  10. 画面左側にあるサイドナビゲーションより、配布 > タスクを選択します。

  11. 「delivery-test01」のチェックボックスにチェックを入れます。

  12. 画面上部にある「▶」ボタンを押下します。

  13. 「OK」ボタンを押下します。

  14. 「delivery-test01」のステータス列が「実行中」と表示されていることを確認します。

  15. 2分ほど経過した後、ページを更新します。

  16. 「delivery-test01」のステータス列が「完了」と表示されていることに加えて、エラー数列が0と表示されていることを確認します。

  17. エッジ機器にて、以下を実行します。

    Linux の場合

    # ls /tmp/Distribution/P<10ケタの数字列>/
    (delivery-test01.txt が表示されていることを確認)
    

    Windows の場合

    > dir C:\tmp\Distribution\P<10ケタの数字列>
    (delivery-test01.txt が表示されていることを確認)
    

構成情報収集

  1. 画面左側にあるサイドナビゲーションより、「グループ一覧」を選択します。

  2. 「default」を押下します。

  3. 構成情報収集スケジュールで「システム起動」のチェックボックスにチェックを入れます。

  4. 「更新」ボタンを押下します。

  5. 1時間ほど待機した後、エッジ機器にて以下を実行して再起動します。
    (※1時間ほど待機するのは、4.で行った設定変更の反映に最大で1時間程度要するためです)

    Linux の場合

    # reboot
    

    Windows の場合

    • スタートメニューを開き、「電源」から「再起動」を選択します。
  6. 画面左側にあるサイドナビゲーションより、「エッジ一覧」を選択します。

  7. <対象のエッジID> のリンクテキストを押下します。

  8. エッジ情報(エッジ名, 製造元など)が反映されていることを確認します。

ログ収集

  1. 画面左側にあるサイドナビゲーションより、「エッジ一覧」を選択します。

  2. <対象のエッジID> のリンクテキストを押下します。

  3. 画面左下にある 履歴情報 > ログ収集履歴 を押下します。

  4. ファイルパスに以下を入力します。

    /tmp/ファイル名
    

    「収集」ボタンを押下します。

  5. 画面右側にある「⟳」ボタンを押下します。
    その後、ログ収集履歴の表に反映されることを確認します。

  6. ログ収集履歴の表にある更新日時列について、日時のリンクテキストを押下します。
    その後、ダウンロードされたファイルについて、中身が表示されていることを確認します。

「EDM 全体の動作確認」の実施は、以上で完了になります。


備考

監視不要なエラー一覧

運用中、以下に記載のログが出力されます。これらのログ出力は動作上の問題がないため監視不要です。

Tomcat のログに出力される、logback のエラー

NEC モバイルバックエンド基盤の起動後、管理サーバーのログファイル(以下)にエラー出力される場合があります。

  • /opt/tomcat/8060/logs/catalina.out
  • /opt/tomcat/8080/logs/catalina.out

下記のエラー出力は、監視不要です。

(省略) |-ERROR in ch.qos.logback.core.joran.action.PropertyAction - Could not find properties file [c:/NEC/BaaS/etc/ssepush/logback.properties].
(省略) |-ERROR in ch.qos.logback.core.joran.action.PropertyAction - Could not find properties file [/root/.ssepush/logback.properties].