EDM コンポーネントのセットアップ¶

管理サーバーで、下記手順にしたがってセットアップを行います。

インストール¶

1. 以下のコマンドを実行します。

   # cd edm_manager/Ansible/linux
   # tar xfv ./EDM_Install_backend.tar
   # cd backend
   

2. 以下のコマンドを実行します。

   # vi hosts_inventory
   

   全行削除した上で、以下のとおり入力します。（IP アドレスで指定します。「localhost」やホスト名での指定はできません）

   [PostgreSQL]
   127.0.0.1 ansible_connection=local
   
   [EDM]
   127.0.0.1 ansible_connection=local
   
   [tomcat]
   

3. OpenSSL のインストールを行います。

   「初期設定 (管理サーバー)」にてEPELリポジトリが導入済みの場合、以下のコマンドを順に実行します。

   # yum install openssl11-libs
   

   RHEL8 の場合

   # dnf install compat-openssl10 libaio
   

4. 製品デフォルトの設定値から変更が必要な場合は以下のコマンドを実行します。

   # vi conf.yml
   

   以下の設定値を変更可能です。

   設定項目	説明
   edm.postgresql.admin_user	PostgreSQL管理者ユーザ名
   edm.postgresql.admin_pass	PostgreSQL管理者パスワード
   edm.postgresql.inst_dir	PostgreSQLインストールディレクトリ （デフォルト値：/usr）
   edm.postgresql.port	PostgreSQL起動ポート番号 （デフォルト値：5432）
   edm.postgresql.database.user	EDM用データベースのユーザ名
   edm.postgresql.database.pass	EDM用データベースのパスワード
   edm.http.msg_store_listen_port	メッセージストアコンポーネントの起動ポート番号 （デフォルト値：22524）
   edm.http.inventory_listen_port	構成情報管理コンポーネントの起動ポート番号 （デフォルト値：22527）
   edm.http.dist_listen_port	配布管理コンポーネントの起動ポート番号 （デフォルト値：22528）

5. 以下のコマンドを実行します。

   # ansible-playbook -i hosts_inventory site.yml
   

   実行結果が「failed=0」となっていることを確認します。

6. 以下のコマンドを実行します。

   # vi /opt/nec/pf/edm/manager/conf/edm_inventory.properties
   

   export.dirの行と、export.urlの行を、それぞれ以下のように変更します。

   構成情報をエクスポート先のフォルダを指定します。

   export.dir=/etc/nginx/html
   

   エクスポートしたファイルをWebサーバで取得する際のURLを指定します。

   export.url=http://ホスト名
   

7. 以下のコマンドを実行します。

   # vi /opt/nec/pf/edm/manager/conf/edm_dist.properties
   

   log.file_server.urlの行を、以下のように変更します。

   log.file_server.url=http://ログファイルサーバ/api/v1/backend/file/collection
   

8. 以下のコマンドを実行します。

   # systemctl stop edm_dist
   # systemctl stop edm_inventory
   
   # systemctl start edm_inventory
   # systemctl start edm_dist
   

9. 以下のコマンドを実行し、各サービスがenabledになっていることに加えて、起動している(Active: active (running)になっている)ことを確認します。

   # systemctl status postgresql-14
   # systemctl status edm_messagestore
   # systemctl status edm_inventory
   # systemctl status edm_dist