ファイル配信

注意事項

  1. DistributionCmdは複数同時に起動することはできません。複数起動した場合は、後続のコマンドがエラー(DistributionCmd is already started.)となります。
  2. DistributionAgtCmdは複数同時に起動することはできません。複数起動した場合は、後続のコマンドがエラー(DistributionAgtCmd is already started.)となります。
  3. 配布パッケージ登録時にダウンロード前処理/後処理コマンド(--pre-command, --command)に終了しないコマンド(top等)を指定して配布することはできません。

    配布した場合、タスクは実行中(running)となり、エッジ機器を再起動するまで、他のタスクを実行できなくなります。

    また、OS再起動を伴うコマンドを指定して配布することもできません。配布した場合、タスクは実行中(running)のままとなります。

  4. 配布パッケージ登録時にコマンドのオプション(--option)に空白を含むファイルパスを指定して配布を行うことはできません。

  5. 配布パッケージ登録時にダウンロード前処理/後処理コマンド(--pre-command, --command)にWindows OSの場合4Kbyte、Linux OSの場合64Kbyteを超える文字列を標準出力/エラー出力に表示するコマンドを指定して配布することはできません。

    配布した場合、タスクは実行中(running)となり、エッジ機器を再起動するまで、他のタスクを実行できなくなります。 標準出力/エラー出力が制限容量を超える場合は、出力先としてファイルまたは/dev/nullを指定してください。

    本注意事項は EDM Agent 2.0.3-patch で Windows向け、EMLinux向けで解消されています。

  6. 配布タスク宛先一覧表示では、開始日付(--startdate)をUTCで指定するため、指定した日付の日本時間 AM 9:00 以降に更新された配布結果が表示されます。日本時間 AM 9:00 より前に更新された配布結果を表示する場合は、開始日付(--startdate)に前日の日付を指定してください。

  7. 配布パッケージ登録時に登録ファイルサイズの倍以上の空き容量が /var ディレクトリに必要となります。

本章では、注意事項について説明します。

【SWリリース管理機能】

  1. 配布可能なソフトウェアについて

    配布可能なソフトウェアは以下の条件を満たす必要があります。

    • サイレントインストール可能である 上記を満たさないソフトウェアを配布した場合、配布結果が正常に取得できない場合があります。
  2. 配布時実行コマンド結果出力について

    配布実行時のコマンド出力結果で取得可能なデータサイズは1024バイト以下になります。1024バイトを超えた場合は、1024バイトまで表示します。

制限事項

  1. Armadillo、RaspberryPiに配布するパッケージをフォルダ指定で登録する場合、フォルダ配下のファイルサイズの合計が4GB未満になるように指定してください。

    フォルダ配下のファイルサイズの合計が4GBを超える場合は、フォルダを分割し、分割したフォルダ毎に配布パッケージを登録してください。

  2. ダウンロード前処理コマンド/ダウンロード後処理コマンドの標準出力について

    SWリリース管理では、コマンドの実行結果の標準出力の結果はUTF-8として扱います。日本語OSのWindows標準コマンドについてはSJISで日本語出力される場合があり、文字化けが発生する場合があります。Windowsに対するソフトウェア配布、コマンド実行において、ダウンロード前処理コマンド、ダウンロード後処理コマンドで指定したコマンドが標準出力にSJISの日本語を出力する場合は、コマンド実行用のバッチファイルを作成し、先頭でchcp 65001を実行することで、WindowsコマンドをUTF-8モードで起動し、英語出力するようにしてください。以下にバッチファイルの記載例を示します。

    echo off
    SET PATH=%PATH%;C:\WINDOWS;C:\WINDOWS\system32;C:\WINDOWS\System32\Wbem;
    chcp 65001
    dir
    
  3. SWリリース管理では、配布対象のファイル名に日本語が含まれる場合、ファイルのダウンロードに失敗します。配布するファイル名は日本語を含まないファイル名にしてください。

  4. Windows向けのAgentを利用し、配布パッケージ登録時にダウンロード前実行コマンド、もしくはダウンロード後実行コマンドの標準出力を「on」に指定している際、コマンド実行時の標準出力が4097バイト以上であった場合、Agentが以降の配布タスク実行を受付しません。本事象が発生した場合、IoT Connectivity Engine のプロセスを再起動することで復旧することが可能です。

【SWリリース管理機能】

  1. ファームウェア配布について

    パッケージ種別「Firmware」を指定して適用可能なファームウェアはNEC製エッジゲートウェイのファームウェアのみになります。

    その他の機器のファームウェアを配布する場合は、ファームウェアイメージの作成と、ファームウェア適用のためのスクリプトを作成し、パッケージ種別「software」で登録していただく必要があります。

  2. ダウンロード前処理コマンド/ダウンロード後処理コマンドの標準出力について

    SWリリース管理では、コマンドの実行結果の標準出力の結果はUTF-8として扱います。日本語OSのWindows標準コマンドについてはSJISで日本語出力される場合があり、文字化けが発生する場合があります。Windowsに対するソフトウェア配布、コマンド実行において、ダウンロード前処理コマンド、ダウンロード後処理コマンドで指定したコマンドが標準出力にSJISの日本語を出力する場合は、コマンド実行用のバッチファイルを作成し、先頭でchcp 65001を実行することで、WindowsコマンドをUTF-8モードで起動し、英語出力するようにしてください。以下にバッチファイルの記載例を示します。

    echo off
    SET PATH=%PATH%;C:\WINDOWS;C:\WINDOWS\system32;C:\WINDOWS\System32\Wbem;
    chcp 65001
    dir
    
  3. 配布ファイルについて

    SWリリース管理では、配布対象のファイル名に日本語が含まれる場合、ファイルのダウンロードに失敗します。配布するファイル名は日本語を含まないファイル名にしてください。